夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「集団奉行所破り」(1964年 日本映画)

2013-09-27 20:30:47 | 映画

監督 長谷川 安人

白黒映画

快調な関西弁の語りで始まる映画です

最初は これは喜劇かと思います

当時の大坂について簡単な説明が軽快にユーモラスにされます

と走ってくる汚いヒゲ面の男 掏摸なんです

追われてすれ違いざま他の男の懐に財布を投げ込んで

捕まるや開き直っています

何処に財布があるんじゃいー ふんどしまで脱いだろかいーってな勢いです

財布を預けられた男は小銭をいくらか抜いて 掏摸に返そうとしますが

抜き取られたことを財布の重さから掏摸も見抜きます

彼等は以前は同じ海賊でした

役人に追われて海に投げだされた七人を大商人の河内屋の主人の善右衛門が船へと拾い上げてくれたのです

そのことが元となったのか 河内屋こそ海賊の首領とでっち上げられた罪で 河内屋は捕えられ死罪となりました

財産も没収されて

河内屋は大坂の町に水路をつくるなど土木工事もし 発展に尽くしたので人々から人気がありました

人徳

河内屋の人気を妬む商人や その財産狙いの野心家の東町奉行の松平将監(原田甲子郎)により善右衛門は殺されたのです

その恩人の善右衛門の七回忌の法要を営むために奉行所から金を奪う計画を 元海賊で公事宿の主人の勘助(金子信雄)は立てていました

仲間は

為七(市川小金吾)

捨吉(神戸飄介)

うすのろの吉蔵(田中春男)

業平の丹次郎(里見浩太朗)

医者の道伯(内田良平)

源太(大友柳太郎)

そして紅一点 仲間だった佐吉の妹のお駒(桜町弘子)

島流しにあって佐吉は死んだ

その後 十七のお駒は一人で生きてきた

佐吉宛ての手紙を持ってお駒が来た時 みんななかなか信用しなかったが お駒は死んだ兄から聞いていたーとして 仲間の特徴から名前を当ててみせた

ただ「うすのろ」と呼ばれていた吉蔵のあだ名については「知らない」と答えなかった

このことで吉蔵は お駒に恩に着る

大嫌いなうすのろというあだ名を知らないはずがないのにー言わないでいてくれた

かくして作戦は動き出す

しかし奉行所の役人の竹内金次郎(佐藤慶)の娘のお光を 顔の良い丹次郎が惚れさせようとするがうまくいかない

逆に丹次郎のほうが お光に心をもっていかれそうになる

はっきりした物言いのいっぷう変わった娘なのだ

少しでも役人の数を減らそうと「悪源太」とも呼ばれる源太は同心たちを殺して回る

それも男性の局部を斬るーという残酷で趣味の悪いやり方だ

それには理由があった

源太の父親も役人であったが その上役が源太の観ている前で 源太の母親を犯した

犯された母親は 汚されたその身を恥じて自害した

妻を犯された源太の父親は 奉行所の前で切腹して果てた

上役への抗議ー

だから源太は役人が大っ嫌いなのだ

ふた親に死なれた源太の家はおそらく 断絶したのだろう

どれだけ源太が苦労して育ったかー

奉行所の見取り図をつくろうと勘助は役人の竹内をさらうことにする

殴られても教えなかった竹内だが

娘のお光をやくざ者に傷物にさせて 売り飛ばすぞと言われると

「それだけはやめてくれ お光は河内屋のお嬢さんなんだ お嬢さんの命だけは救いたくて 手代だった自分が裏切り者のふりをして それでお光さんを養女として育ててきた

だから手を出さないでくれ」

最初は軍師と呼ばれる勘助も他の仲間も信じない

しかしお光を連れた丹次郎が入ってきて事実とわかる

お光も竹内を誤解していたことを知る

人から悪く謗られようと お嬢様を守ってきた忠実な男の竹内

お駒は美貌と色っぽさを武器に芸者となり 奉行に賄賂を贈る商人から情報を集める

その魅力に奉行は自分の妾にと

自分の体を男のおもちゃにするお駒が 吉蔵はかわいそうでたまらない

吉蔵にはお駒が観音様に見えるのだった

もうやめてくれーとお駒に言う

さんざ泥水飲んできた体だもの 逆だよーと 

お駒は言うーこんな自分でも役に立つのが嬉しいと

吉蔵は苦しくてならないのだが

役人を殺していた源太は追われるが ぼろ拾いにかくまわれる

ぼろ拾いの男は言う「河内屋を慕う者は多い このたびの役人斬りにも大きな声では言えないが 胸がすっとしたーと応援するものは多いのだと」

一度 元海賊の一味は奉行所に押し入ろうとするが警戒が厳しく いったんは撤退する

老中になりたいと野望持つ奉行の将監は 自分の身辺をさぐる幕府の手の者がいると用心していたのだ

第二の策として 元海賊たちは竹内に捕えられたことにして牢へ入る

竹内が牢の鍵を投げ 将監が賄賂を貯めた金を奪おうとするが

金の置き場所は変えてあり お駒がそれを知らせにくる

役人たちが気付き騒ぎ出し

元海賊一味は奉行の悪事の証拠の書類を持ち逃げることにする

どれがどれかわからないから 全部持って逃げることに

役人の数は多く

仲間を逃がすために 源太と竹内は斬り死にをする

みんなが逃げやすいようにと お駒は牢の囚人を全部逃がす

大混乱の中 どうにかお駒 吉蔵 勘助 道伯 為七 丹次郎 捨吉らは船に乗るが 嵐で川へと投げ出される

吉蔵は必死でお駒を助け「絶対手を放したらあかん」と

元海賊だった彼等は碇屋に戻った

さて せっかく盗んだ書類は川に流されてしまう これからどうする

軍師の勘助もお手上げです

ところが道伯が案を持ってました

自分の出番とばかりに

奉行は元海賊の彼等が書類を失ったことを知らないのだ 一芝居打つ余地はおおいにある

ーというわけなのでした

そして奉行相手に大芝居を打つのです

自分が戻らなければ 奪った書類が江戸に届くことになっている

河内屋の七回忌の法要を開くこと 無罪でとらえられた人間を解き放つこと

その条件を奉行は呑み

河内屋の七回忌が盛大に行われます

お光はいっぱいの参列者に礼を言い「ここに命がけで動いてくれた方々のお顔が見えないのが残念だー」と挨拶します

元海賊の彼らは その土地を離れるのでした

吉蔵とお駒は一緒に行くようです

源太の大友柳太郎さん

道伯の内田良平さん それぞれの持ち味を見せる「いい場面」があります

里見浩太朗さんはいなせですし

ユニークな始まりながら きちんとした時代劇です

この映画の情報あるサイトさん↓

http://movie.walkerplus.com/mv21248/

http://e-tsurezure.blog.so-net.ne.jp/2013-04-14

http://d.hatena.ne.jp/hoghug/20130704/p2

http://d.hatena.ne.jp/enokidakeiko/20130708/1373245734

http://mukasieiga.exblog.jp/18160157


いよいよ明日が最終回なんです!

2013-09-27 15:10:21 | テレビ番組

「あまちゃん」のあとから始まる「あさイチ」では 今日の「あまちゃん」を受けて感想を井ノ原快彦さんと有働由美子さんが番組冒頭に語り合うのが{お約束}のようになっているのですが

今朝もひとしきり「あまちゃん」感想を話したあとにー

井ノ原さん「忘れていました (笑) ゲストがいたんです」

紹介されたのはオードリーの若林さんと春日さん

若林さんも「あまちゃん」フアンなのだそうです

また「あまちゃん」ネタで盛り上がり

「ピンクのベストは春日ではなくて アキちゃんのお父さんですからね いまの時代はー」とオードリーの春日さん いじられておりました

で7年後ー2020年の東京五輪での夢は

若林さん「あわよくば東京五輪のキャスターをめざします」

春日さん「その(若林さんがキャスターしている)番組を お茶の間で観ていたい」

だそうです

オードリーお二人の人柄が偲ばれて 楽しい番組でした

今日もしつこく!「あまちゃん」振り返ります

最近では録画をかけておきながらBSで「あまちゃん」放送ある時には がっちりテレビの前を動かずにいたい!状態で生活しております

つまりは「あまちゃん」を観るために生きている(爆々)ような?!

三組の結婚式の後は披露宴~~~~~

まずいっそんの歌が南部ダイバー

次に種市さんの南部ダイバー

足立市長の手品は ネタの鳩の鳴き声が ずっと聞こえていたーそうです

弥生さん かつ枝さん みすずさんでPerfume

この出し物の時にはヒビキさんが負傷されたとか

いっそん 種市 アキちゃんで 南部ダイバー

ここで両親への花束贈呈なのですが 大吉さんお母様は酔い潰れ 安部ちゃんには身寄りがおりません

というわけで夏ばっぱーアキのおばあちゃんに集中しました

司会者は夏さんにスピーチするようにフリます

夏「え~~~っと 天野家の初代マーメイドでがす

鈴鹿さん わざわざ こんな辺鄙な所に来てくれて有難うございます」

鈴鹿「いいえ」

 

夏「あんたが動いてくれたおかげで 20数年ぶりにおがめなかった娘の花嫁姿を はからずも見ることができました

できれば忠兵衛さんにも見せたかったがー」

立っている三組の新郎新婦に向かって 夏「あ いや どうぞ お座りください お互い若くねイから」

夏「大吉! 今度安部ちゃん泣かしたらーおら もう北鉄乗らないぞ わかったか!」

安部ちゃん「ありがとう」

夏「それから新巻ジャケ」

立って太巻「鮭ではない」

夏「あんたみたいな金持が田舎サ 目ぇつけるのはいいことだ

どんどん金出せ

そしたら おら達も どんどん元気だすべ」

立っている人間たちに夏「座れ 座れ」

夏「去年は地震があったりして 明日はどうなるか分からない毎日を送ってましたが

娘や孫に助けられて 何とか生きています

明日は海開きでがす

今年はウニも帰ってきたし 去年のリベンジでがす

いっぺぇ潜って いっぺぇとって

それが一段落したら 毎年言っていることですが 今年こそ海女ぁ引退するつもりです

(春子やアキの方を見てー)

これからは おめぇ達の時代だ

老兵は潔くー  去る者は 追わないでください

最後に本日は皆さん

おらの夢を叶えてくれて どうも有難う」

夏さん 深々と頭を下げてスピーチを終わります

春子も頭を下げています

みんなは拍手

で思わずアキちゃんが「夏ばっぱ」と言うと 夏が返事をします

アキ「ごめん 返事すると思わなかった」

みんな笑って

新郎新婦 出席したみんなで記念写真の撮影を 写すのはヒビキさん

でねアキが気付くの 水口さんがいないことを

アキ「あれ 水口さんは」

観まわしながらユイ「あれ いないね 」

アキ「いても気付かないけど いねえと気付くもんだな」

その頃 水口さんは琥珀の採掘場で一人作業中 何故この日に作業しているのかは謎ですが

何か骨みたいなのを見つけて「あれ なんだ これ?」

履歴書に冷静沈着ーと書いているそうですが 冷静沈着とは水口さん ちょっと違うような

どっかズレていませんか?言動がー

リアスではカウンターの中に吉田さん

席に座るは新郎三人とジオラマ好きの菅原さん

太巻さんは鈴鹿さんの東北ツアーが始まるから 潮騒のメモリーズの出るお座敷列車に乗ることも 海開きの行事にも参加できないようです

アキちゃんのお父さんの正宗さんが 鈴鹿さんの歌も聞けなかったし 春子さんも鈴鹿さんについていくから自分も残れない「ぼくだけー」とぼやいています

吉田「再婚しても蚊帳の外ー」

天野の家では 春子が缶ビールとコップ持って自分の部屋に入ったら 鈴鹿さんがベッドにいました

春子「ごめんなさい  ごめんなさい(-と謝ってからー)

なんで いるの?」

鈴鹿「社長は?」

春子「ここ 私の部屋だから」

鈴鹿「ずっとお借りしてたんです」

指輪見せて笑い合う二人

鈴鹿「懐かしいわね ここ」

春子「そうでしょう」

渋谷鉄平や太川陽介のレコードなどにウケて 太川陽介の歌の「ルイルイ~」を歌う二人

いっぽうユイとアキも二人だけで語り合っていた

かっこよかったね 鈴鹿さん

さすがは天下の大女優だべーとアキ

ユイ「アキちゃんはさぁ どっちが辛かったんだと思う?」

アキ「ああ 影武者問題か」

ユイ「私は鈴鹿さんの方が辛かったと思う

なんとなくステージ観てて そう思ったの」

その頃 鈴鹿さんと春子さんは 曲がはいっているカセット色々取り出して眺めたり聴いたりしている

春子「なんか変な感じ 自分の部屋に鈴鹿ひろ美がいるー

楽しかったですか 」

鈴鹿「はい」

春子「ふっきれた?」

鈴鹿「はい」

春子「私も」

鈴鹿「それは よかった」

どちらもしみじみとした いい笑顔です

さて再びユイちゃんとアキちゃん

ユイ「知ってた 明日 全国放送のテレビも来るんだって」

アキ「うん ママに聞いた」

ユイ「アキちゃんは平気だよね」

アキ「ユイちゃんがいるから こわくねぇ

東京じゃ 一人だったからな

訛ってる方だけじゃ{潮風のメモリーズ}と言えねえべ

もちろん可愛い方だけでもダメだ」

二人そろってこその{潮風のメモリーズ} 二人揃うのは3年ぶりー

アキ「長かったような あっという間だったようなー」

ユイ「私には長かった」と笑顔で言って水を飲みます

アキは壁に貼られた「潮風のメモリーズ」の写真を見ます

その頃ストーブことヒロシさんは

明日の準備中です なんといっても海女カフエ担当ですから

と種市さんが一所懸命にアキちゃんの絵に色塗っているのに注意をします

ヒロシ「種市くん アキちゃんの方ばっか描かないでよ」

ーこれは嫉妬も入っているかも♪ー

種市「そんなことないです じぶん平等に描いています 絵具だって ほら5色ずつ使っています」

栗原ちゃん「ほら 早くしねえと遅くなるから」

一夜明けて

有線放送から響き渡る声は鈴鹿さんのものでした 海女クラブの放送をしています

春子「どう?びっくりした?」

アキ「サプライズだ 超サプライズだ」

笑顔で楽しそうに放送する鈴鹿さんの横で 「僕たちの乗る新幹線も7時」と時間を気にする太巻さん

これからも苦労しそうです

荷物を持って天野の家の玄関で「じゃあ行くね」と春子

アキ「もう 行くの

せめて(北鉄の)開通式 観ていけばいいのに」

春子「やめとく 色々思い出しそうだから」

アキ「そうか」

 春子「じゃあ頑張ってね」

アキ「うん」

それから支度してアキも家を出ます 海を眺めるアキに 春子の声のナレーターが流れます

ー2012年7月1日 わたしの故郷 北三陸が大きな一歩を踏み出しますー

本日も いろいろー何も言えねぇー回でした