夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

森見登美彦著「森見登美彦の京都ぐるぐる案内」(新潮文庫)

2015-06-03 23:31:20 | 本と雑誌
森見登美彦の京都ぐるぐる案内 (新潮文庫)
森見 登美彦
新潮社


学生時代を京都で過ごした作家・森見登美彦氏の作品にも縁ある場所の写真と作品などからの抜粋文あり 簡単な地図も

森見登美彦氏の思い出も含まれるエッセイ


そして京都ではなく大阪にある太陽の塔も特別に 京都ぐるぐる案内に入っている


そう残念ながら太陽の塔は京都には無いのだ


京都に東京タワーやスカイツリーが無いように


それでも番外編として 太陽の塔も入っている





森見登美彦著「四畳半王国見聞録」(新潮社文庫)

2015-06-03 23:19:05 | 本と雑誌
四畳半王国見聞録 (新潮文庫)
森見 登美彦
新潮社



四畳半の王にして神が居るという

水玉パンツ男

若い男女の寝言

はたして四畳半は王国たるのか

いやいやコンビニも スーパーも必要なのだ

それでもー

ぐだぐだと青春は続いていく

森見登美彦著「夜は短し歩けよ乙女」(角川文庫)

2015-06-03 20:20:37 | 本と雑誌
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
森見 登美彦
角川グループパブリッシング



大学の後輩に片思いした男性は 「好きだ 付き合ってほしい」の一言が言えない

でもって彼女との偶然の出会いの為に努力する
外堀を埋めていくー作戦なのだそうだ


片思いされた後輩の乙女は おそろしく鈍い
先輩が言うところの「偶然の出会い」を信じている 疑おうとも思わない

そういう状況では 先輩男の恋はかなうとは思えないのだがー



個性的な登場人物との絡みにより 先輩男はいつの間にか 後輩乙女に印象づけられていく



物語が終ってから 先輩男と後輩乙女の恋は始まる おそらくー




しかし 願わくば どんなに夜が短くてもうら若き乙女が 夜 あまり歩いてはいけない



そう美容の為にも・笑


夜は短し 眠れよ乙女



若さと美貌は じきに劣化してしまうのだ

BSプレミアムなどで 時々古い映画を観ています

2015-06-03 10:01:37 | 映画
昨日は1960年のアメリカ映画「許されざる者」でした

カイオワ族が昔さらわれた妹を返せーと言ってきます


牧場にはベン(バート・ランカスター)を長男とする3兄弟 その母親と養女のレイチェル(オードリー・ヘップバーン)

以前から一家の亡き父親に恨み持つ男が流していた噂

その男の息子は三兄弟の父親がさらったと言われる子供との交換に応じなかった為に殺されたとか

そのカイオワ族からさらわれた子供がレイチェルだと言うのです

レイチェルはベンに想いを寄せていましたが 妹への想いと 押しとどめ チャーリーを求婚者として認めるというベン
かなしい表情のレイチェル

しかしチャーリーは殺されました

孤立する一家

次男のキャッシュ(オーデイ・マーフイ)は付き合っている娘の家へと 家を出てしまいます


母親とベンと末の弟とレイチェルしかいなくなった家を襲うカイオワ族たち


人を殺したことがないーというレイチェルに銃を持たせるベン
ベンには愛する女性を渡す気持ちはかけらもありませんでした

母親には大切な娘です


さらわれた妹を長い間さがしていたカイオワ族の男

彼も取り戻せるかもしれない妹を諦めるつもりはありません


銃弾は残り少なくなり 母親も撃たれて




15キロほども離れた恋人の家で 恋人といちゃついていたキャッシュでしたが
「銃声が聞こえる」と自分の家と家族とを気にしています

そして「聞こえなくなった 弾薬が尽きたかと」心配げな表情

ところがいちゃついている相手の娘ときたら キャッシュの体にキスを浴びせながら 続きを迫ります
「銃声なんて初めから聞こえてないわ」それよりもーとせがみ

ーなんなんだ この娘は まだ結婚したわけでもないのに 恋人の家族の命もかかっているのに ただの色きちがいかーとイライラしました
酒場女か そういう御商売の女性のようなしつこさです・笑


キャッシュはその娘の家の弾薬を要求して 戻ってきます


家族と共に戦う道を選んだのです



ベンとキャッシュが他の場所にいる時に 傷ついた末っ子を案じるレイチェルの前に 兄だと言い張るカイオワ族の男が家の中まで入ってきました

銃を撃つレイチェル


カイオワ族の男は 妹だと信じるレイチェルに撃たれて命を落とします
その表情は哀しいです


生き残りカイオワ族を撃退した三兄弟

母親は死に その大切なピアノはカイオワ族に壊されてしまいました

けれど生きています





オードリー・ヘップバーンはこの映画の撮影中 落馬して大怪我をして流産もしました

そしてこの映画をとった監督には 制作側と意見が合わず 不本意な作品にもなってしまったようです


バート・ランカスターという俳優の存在
オーデイ・マーフイのイキの良さ

オードリー・ヘップバーンの美しさ

それらがなければー
観るところない映画になってしまっていたかもしれません