困っている人を助ける 正義の味方 謎の怪人「ぽんぽこ仮面」
その怪人が追われる身となる
疲れ果てた初代「ぽんぽこ仮面」
かねてから二代目ぽんぽこ仮面になるように初代からスカウトされていた青年が その初代の姿を見て 勇躍?!ではなくーたまたまのいきがかりから
「ぽんぽこ仮面」の姿となり そこを誤解され ぽんぽこ仮面捕縛の指令を出したモノのところへ連れていかれる
困っているモノを助けるのが ぽんぽこ仮面だろう
部屋を片付けろー
と そのモノは言うのだった
ところが いきがかり上の たまたまな二代目ぽんぽこ仮面の小和田青年は 怠け者であることが身上だ
素直には言うことをきいてやらない
それが どんなにえらいといわれるモノが相手であろうとも
これに絡むは 正体も怪しい世界でもっとも怠け者の浦本探偵
ー「こう見えて俺も、ずいぶん長い間、引き籠もって暮らしていたことがありましてね。その時代には、身の上相談をやっていた。」
などと浦本探偵には 「有頂天家族」の下鴨家の次男の矢二郎狸を彷彿とさせる記述がある
その探偵助手で仕事熱心で方向音痴の特性ある女子大生の玉川さん
アルバイトの週末探偵です
その熱心さは あまり報われていません
恩田先輩とその恋人の桃木さん
筋金入りの怠け者の小和田青年の先輩にして 計画立てて 休日を徹底的に活用しようとしており 小和田青年をよく勧誘する
桃木さんが誘うほうが小和田青年が参加する確率は高い
桃木さんは「なむなむ」と唱える口癖あり
そう そこは「夜は短し 歩けよ乙女」のヒロインをちょっと思い出させる
この二人は窮地に陥った初代のぽんぽこ仮面を幾度も救うことになる
後藤所長 小和田青年が働く研究所の所長さん
スキンヘッドと顔立ちが悪の親玉を連想させもするらしい
だからこそ彼は仮面をかぶる
アルパカそっくりの五代目 外見はともかく 案外いい人かもしれない
親切な謎の煙草屋のおばさんとデブ猫
ほとんど寝ている小和田青年が この物語の主人公である
主人公がほとんど寝ていても 進んでいく物語
主人公の周囲の人間は どんどん疲れるーということになる
この物語には「狸」が出てまいります
ゆえに「狸」を嫌いな方には おすすめできません・笑
京都の街とお祭りの人混みの中 方向音痴の玉川さんは幾度も迷います
こんな玉川さんが無事に大学に通えているのか そのたびに迷っているのかもー謎です
これで本当に物語は終っているのかーとも心配になりつつ^^;
蕎麦好き人間と致しましては きりなく蕎麦が出てくる「無限蕎麦」に挑戦したいなーなどと呑気に考えております