書店ガール 4 (PHP文芸文庫) | |
碧野 圭 | |
PHP研究所 |
「戦う!書店ガール」としてテレビドラマ化もされた書店ガール・シリーズ
この「4」では主人公が入れ替わっている
1~3までは理子と亜紀の二人がヒロインであったが 「4」では理子と亜紀に憧れて書店で働いている彩加と愛奈がヒロインとなっている
正社員となり新しい店を任されることとなった彩加と 就職について悩む愛奈
どう生きていくのかーの選択
書店には様々な客が来て その「あしらい」について自信を無くすこともある
悔しいこと 悲しいこと 嬉しいこと
彩加も愛奈も本が好きだ
好きであること
本への愛情
そこに答えが見つかる
希望も
彼女たちは「書店ガール」だから
解説は山下有為さん(関西テレビ 「戦う!書店ガール」プロデユーサー)
本大好き人間は 銀座の書店で「書店ガール」の本に出会ったという
テレビドラマの企画会議にむけて 何かのヒントを求めて行った書店
書店には出会いがある
それは そこにあるのが 形ある紙だから 手に取り確かめ 納得して買うことができる
また 気をひかれた本を幾冊か選ぶこともできる
字を覚えてから絵本に始まり ずっと本を読んできた
漫画 小説 雑誌
「何か」を読まない日は無いーと言っていい
けれど 書店の店員さん達が どういう仕事をしているのか 具体的に考えたことは無かった
書店を舞台にした作品としては 大崎梢の成風堂シリーズもある
海外ミステリでもいくつかシリーズがあるけれど
本屋 書店 古書店
現実の書店も無くならないでいてほしいと思う
挨拶程度は交わすくらいには親しくなった店員さん
書店が閉店すると そのささやかなつながりも消える
新刊はここが早い
こういう雑誌はここに行けば間違いなく置いてある
そんなふうにアテにしていた書店が消えていくのは残念でならない
本屋さんよ 永遠にあれ
と願いをこめて
そして本好き万歳!(笑)