夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

じわじわ回復^^

2018-07-05 20:58:57 | 子供のこと身辺雑記
一昨日 付き添っていた長男と私が病院を出る頃には 点滴の効果で動かなかった手足も多少は動かせるようになっていた姑

昨日の朝 病室へ行くと夜中に点滴ひきちぎったらしくて・・・枕元あたりからシーツに血が飛び散っておりました

ああ やっちゃたんだなと看護師さんに申し訳なく思いつつ

要介護認定などの手続きもしておいた方が良いと病院から教えられて 病院の近所(車で5分)に書類のあるセンターもあると教えられ
そこまで行って記入して 医師に書いていただく書類ももらって行って病院の受付に届けて
姑の病室に戻ったら あれ姑のいた病室にいるのは他の人

看護師さんに聞いたら部屋替えで隣の病室へ移動


そこで持参したコンビニおにぎり食べながら読書して 殆ど寝ている姑の様子を見てました
昼夜逆転で夜は眠らなかったのかななどとも思いつつ

3時過ぎにちょっと起きて入院してから初めて「お茶を飲みたい」とストローで口で飲み物をとりました
お昼ご飯は「食べたくない」って寝てたのに

次は6時の夕食より少し前に 「お茶飲む」

夕食はつついた程度にしか食べられませんでしたが


少しずつ回復してきてくれています


主治医の先生が毎日 検査結果を詳しく説明してくれて
それによると
姑は腎臓も肝臓も良い状態

93歳という年齢からしたら驚異的に血液の状態もいいのだとか


もしかしたら 私よりはるかに内臓は「お元気」かもしれません

私は もっといろいろ悪い数値があるんです

姑 もしや 私より長く長く生きるかも


今朝はその主治医の先生から「命には別条ありません 何の心配もいりません」

念の為に今週いっぱいは入院して様子をみましょうーと


そう せめて自分で起きて動いて 自分の手でご飯が食べられるようにはなってほしいです



しかし姑は言うのでした
「家でやったら 好きなところで寝られる」


えっと~~~病院だと ずっと寝ていられるよね

口だけは特に元気になってきた姑なのでした

夕方 会社帰りに病室に寄った主人が「もう帰るからな」と言っても引き留めない姑ですが
必ず私に言うのでした
「明日も 早うに来てな」


行っても殆ど姑のベッド横でずうっと本を読んでいるだけの私ですが

「コードブルー ドクターヘリ 緊急救命 THE THIRD SEASON」下 (扶桑社文庫)

2018-07-05 20:44:39 | 本と雑誌
コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命 THE THIRD SEASON 下巻 (扶桑社文庫)
脚本 安達 奈緒子,ノベライズ 蒔田 陽平
扶桑社



新人時代 数々の失敗をし無茶も熱意ゆえのミスもした彼等
藍沢 耕作(山下和久)
白石 恵 (新垣結衣)
緋山 美帆子(戸田恵梨香)
藤川 一男(浅利陽介)

冴島 はるか(比嘉愛未)

そんな彼等が「何でもできてすごい」と新人から思われる そのように見える存在になってきている

実は彼等はいまだって壁にぶち当り悩むことも苦しむことも多いのに

そんな彼等のようになりたいと思う経験も全然たりない若いひよっこ新人たちが 場数を踏み先輩医師の姿を見て少しずつ成長していく


名取 颯馬 (有岡大貴)
灰谷 春平 (成田凌)
横峯 あかり (新木優子)
雪村 双葉 (馬場ふみか)



こうして主要出演者を眺めれば 美男美女ばっかーと
ドラマだから 観た目も大事か(笑)



こちらでは先日まで再放送されておりました

「人ではない女」

2018-07-05 08:22:15 | 自作の小説
少し前をひどくスタイルの良い女が歩いている
後ろ姿なので若いのかどうか年齢は分からない
黒いレースの上下 ワンピースなのかスーツなのか
それすらも
黒い傘をさしている

黒で揃えたお洒落なのか
センスが良いのか それすらわからず
ただ その姿の良さに見惚れて・・・眺めながら歩いている

自然 ついて歩く格好になった


ーと!
女が道にしゃがむ
何かを拾うような姿になる


何を拾ったのか追いついて見ようとすると
女は左目を覆っていた


不思議そうにこちらが見ているのに気づいたらしく
女は薄く笑った

とびきりの美貌
涼し気な切れ長の目 不自然でない長い睫毛
形よい鼻に少し薄めの唇が柔らかな弧を描く

「よく落ちてしまうんですのよ」
中指と薬指で軽くとんとんと左目の上を叩き 顔から指を離した

目がよく落ちる?
眼球が?


それは ひどく 不思議だ



「だってわたし人間じゃあありませんから
そうゾンビ・・・になるのでしょうか」



ゾンビってこんな美しい生き物だっただろうか

もっと血塗れで腐りかけていて 汚くて見るからに恐ろしいモノではなかったか


「だって あれはツクリモノ 映画じゃありませんか」
そう女は笑うのだ

「いつからゾンビを」名前はあるのですかーと尋ねたら


「もう長い事この状態で」
名前なんぞ忘れてしまった
どうしても思い出せないのだーと女は明るく笑う

焼野原に倒れていたらしく だから何かで死んだことだけは間違いないだろう
死ぬ前は普通の人間ではなかっただろうかと思うだけだ


そうなれば名前を思い出すのも新しい名前を考えることも 全ては面倒くさいのだと

ただ裸で外に出ると大騒ぎになるので 着るものを手に入れるのが苦労だと
服は結構破れたり色々使えなくなることも多い


だから外を歩くにしてもできるだけ夜にしているが たまには朝や昼の外も歩いてみたくなると

ただ昼間は乾燥しやすく時々目が落ちてしまう

目が落ちたら見えなくなるのではーただはめるだけで大丈夫なのだろうか


すると女はくすくす笑う 陽気な人だ
「面白い方ね ゾンビが怖くないですか」

食べられるのはいやだーそう答えると


「だからゾンビが人を食べるのは映画 ツクリモノの世界のことですよ」と女は笑う

そして人とは体の仕組みが違ってしまったのか 目を落としても全く差支えはないのだと
ただ目が無くてぽっかり穴が開いていたら ひどく不気味に見えてナリが良くないから そこはこまめに拾ってきちんとはめるようにしているのだと


「では またお会いしましょう」
出先で知り合いに会ったかのように 異形の美女は会釈し傘をちょっと傾けて離れていく


茫然と見送るうちにその姿はどんどん遠くなっていった


「では また」

残念ながら それは実現していない
まだ また会えてはいない