![]() | 狼の領域 (講談社文庫) |
シー.ジェイ・ボックス | |
講談社 |
ある人の体験話からできあがった物語とか
本の裏表紙から
{不可解な出来事が続くシェラマドレ山脈で、猟区管理官ジョー・ピケットは不審な双子の兄弟に出会う。
二人に襲われて重傷を負ったジョーを救った、キャビンに住む謎の女
彼らの正体はー?
一連の事件の 真実が心を激しく揺さぶる
正義は権力に勝てるのか?!
シリーズ最高潮、一気読み必至のサスペンス!}
後任の管理官が来る前に解体されたエルクについての気懸かりを解決しておこうとしたジョーは釣りをする男に会う
身許を証明できない男には そっくりの双子の兄弟がいた
兄弟はジョーを襲い彼の馬たちも殺し解体した
からくも逃れ入院するジョー
だが山にはジョーの話を裏付けるものがなかった
行方不明の女性の親から「娘を見つけて」と依頼されるジョー
双子の兄弟を殺しに別の男達も山に行くが彼等は皆殺しとなった
ネイトの協力のもと再び山に行くジョー
双子の兄弟には彼等なりの正義がある
彼等は搾取された側ゆえに
確かに彼等は獣も人も殺したがー
悪い人間では決してなかったのだ
その彼等を殺す側となってしまったジョー
ジョーは器用には立ちまわれず いつも苦しむ
ジョーの妻の母親でひどく身勝手な女性のミッシー
かつてミッシーを妻にし ジョー達には良き舅だったバド
ミッシーに捨てられて すっかり落ちぶれてしまった
彼は今も あれほどひどい振舞いをしたミッシーを愛している
愛していることで苦しんでいる
誰からも尊敬される人物だったバドの落剝ぶりが悲しい
シリーズ次作では そのミッシーが殺人容疑で逮捕される展開とか