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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

外ご飯

2018-07-17 21:45:48 | 子供のこと身辺雑記
姑は外食をしたがりません
必要な外出すら避けようとします


結果 姑の家で寝泊まりする主人も殆ど 外での食事ができません


で 姑の入院を逆に外食チャンスとして 長男が学校帰りに姑の病室へ来た日の病院帰りには時々 主人と長男と私でお店に寄って一緒に食事をしています

前回は行きつけの喫茶店に寄って食事したのですが
その時に主人が「肉 長い事食べてないからー」とエビフライ・ハンバーグ・ステーキ・クリームコロッケなどの定食を


舅が亡くなり 主人が姑の家に寝泊まりするようになって数年ー
そういえば主人と一緒の焼肉屋さん行きも長いこと無いな
などとも思って

今日の夕方 長男が学校帰りに姑の病室に姿を見せ

それから主人と三人揃って病室を出て駐車場で 主人が「今日は外食してもいい」などと言い出し
(前回の食事が楽しかったのかな)

私の車のあとから何処でもいいからついてくるーというので
以前よく行っていた焼肉屋さんに向かいました


名目はこの土曜日が主人の誕生日なので 早目の誕生祝いなんてことにして








余程お腹が空いていたのか主人
最初は「まだ それ焼けてない!」と怒ってもほぼナマのうちから取って食べていましたーー;
最初に来たお皿のカルビの無くなるのが早かったこと

久々の焼肉屋さんでの焼肉 美味しかったようです


主人が「お腹いっぱい」になるまで ほぼ焼き手をしておりました


そろそろ姑の退院も近くなってきたので 主人との外ご飯の機会はもう余り無いかもしれません

辻堂魁著「乱雲の城 風の市兵衛⑫」 (祥伝社文庫)

2018-07-17 21:20:00 | 本と雑誌
乱雲の城 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
辻堂 魁
祥伝社



唐木市兵衛には異母兄がいる
旗本千五百石の当主にして公儀十人目付筆頭格・片岡信正
彼は漸く妻を娶った
料理屋・薄墨の女将の佐波

長い付き合いの二人はとうとう婚礼を

佐波のお腹には赤ちゃんも

めでたいこと尽くしであったのだが 好事魔が多し


信正の事を勝手に恨む男達が罠を仕掛ける

冤罪
そのでっち上げの罪を作り上げる為に 信正が信頼を置く配下の返弥陀ノ助(かえり みだのすけ)を拉致するように捕え 死んでもおかしくない拷問をくわえる

信正はそれを知らずに謹慎中


そうしたことが 唐木のよく知る同心の渋井により耳に入る


佐波の父親である薄墨の主人の静観から頼まれた人探しをしていた唐木だがー
兄の危機 大切な友である弥陀ノ助を救う為に戦う


兄を陥れようとする男達

一味の一人は信正の留守に屋敷を襲い佐波すら斬ろうと襲撃をかける
だがーそこには唐木がいた


唐木の働きで敵の正体を知った信正の反撃

人を陥れようとした者は自分が利用した者に その恨みを向けられる


ー疑いありー

何の根拠もない「疑いがある」
その言葉だけで罪ありと責められる理不尽

自分はーだと思う
手軽で愚かで非常識な告発


そんなことで陥れられては大騒ぎになるなんて 随分馬鹿な社会 仕組みだと思う
疑いあらば まずはその疑いが これこれの根拠によりーと示すべきなのだ
だから疑うーと


それができずに騒ぐだけなら それは「ただのでっち上げ」

どうしても勝てない相手に 「言いがかり」で引きずりおろそうと仕掛ける一味は現在もおりますが

この作品のように現実社会でも そうした面々がきっちり報いを受ければいいと思います


辻堂魁著「春雷抄 風の市兵衛⑪」 (祥伝社文庫)

2018-07-17 00:56:43 | 本と雑誌
春雷抄 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
辻堂 魁
祥伝社



旗本の家に生れながら 父の死後 家を出て13歳で祖父の手により元服
江戸を離れた唐木市兵衛

人は彼が風の剣を使うと話す

江戸へ戻ってきた唐木は算盤の腕を活かして渡り用人を仕事としている
ゆえにそろばん侍などとも呼ばれたりするのだ



彼の人間性を見込み つきあいある医師の宗秀から頼まれた仕事とは

行方不明の人間を捜すこと


妻子思いで真面目な清吉は何故姿を消したのか

流された噂は本当のことなのか



奇しくも訴えの真偽を確かめる同心の渋井の仕事と唐木の仕事は重なり合うこととなった


金儲けの為に手を結び 邪魔者は殺していけばいい
どんどん荒っぽく 人の命など何とも思わなくなっていく一味


唐木はたたかう

己の剣の腕に驕り生き方を誤った者達は 唐木の前にただ敗れていく


辻堂魁著「五分の魂 風の市兵衛⑧」 (祥伝社文庫)

2018-07-17 00:38:22 | 本と雑誌
五分の魂 風の市兵衛 (祥伝社文庫)
辻堂 魁
祥伝社




夜陰に紛れて家を捨てたらしい御家人一家
だが船の上で5歳の男の子は大男に海に投げ捨てられた・・・・・


16歳の若い武士は借金の取り立てをされてーそのあくどい催促と企みに気付き・・・怒りから斬り捨ててしまった

日頃は真面目なその若い武士の家族は 何が起きたのか事実を知ろうとする
事を調べる為に雇われたのが唐木市兵衛



兄の配下で友人でもあり幾度も共に危地を潜り抜けた返 弥陀ノ助(かえり みだのすけ)に頼まれたのだ
少年時代の返がその外見からいじめられているところに助けに入ってくれた少年
それが嬉しくて
返はいつか恩返しをしたいと思っていた
その安川の16歳の息子が人を斬った
何ゆえの借金であったのか

それを調べるうちに唐木は怪しい人間達に突き当たる



同心の渋井も別な事件を追って 怪しい人間たちの存在に気付く

この重なり


江戸の武家の女を金儲けの道具にする

武士なれども生活は苦しい
借金で身動きとれなくなる者もいる


大人物を装うが人の懐を他人の金を騙しとろうとする者は泥棒だ
どんなきれいごとの理屈をつけようとも

そして己の欲の為に人を殺すことも苦しめることも構わないとなれば ただの悪

投げ捨てられた5歳の男の子は救われ
悲惨な目にあった母親も生き抜いた


そして悪事は明らかになる

救われた命