{ー気が付けば 真っ暗だ 何も見えないーここは何処なんだ
動けない
なんてことだ
俺は 俺は閉所恐怖症だってのに
何でこんなことになったんだ
誰か出してくれ 助けてくれ! 誰かッ!-
男は必死に叫んだ
しかし・・・・・・
暫くして聞こえてきたのは
「どっから この音するんだろ」
「変ね」
など音が何処からしているのか捜している女性二人の声
一人がテレビ?と尋ねるような声をあげる
いま一人が「あ これかも」
そう言ってある物を出した
それはテレビカード
「今迄 これで音がしたことないけれど」
看護師がテレビカードを入れ直す
音は止んだ
前世で何かひどいことをした男はTVカードとして生まれ変わってしまい・・・・・
そうと知ったショックで言葉を失ったのだろうか
そしてもうそのTVカードが音を立てることは無くなった}
姑のいる病室に看護師さんが入ってきたら急に音がしだして その音が何処から聞こえるのか分からなくてー
看護師さんと二人 捜したらどうもテレビ付近が怪しくて 看護師さんがダメ元でTVカードを抜きだしたら
音が止んだーなんて事がありました
そこから思いついた話です
姑がいる病室は4人部屋
二人が退院し今は姑ともうお一方の二人です
そのもうお一方 仮にFさんとお呼びしますが 時々そこに居ない甥御さんらしい名前を呼び何かを頼んでいます
リハビリの方との会話では ボケというと言葉が悪いですがー分かっていないようなところも見受けられます
今日も独りの筈なのに誰かに何かを話しかける声がして
それに自分で違う人間の声色使いで答えていました
自分の声で「食べ物が来ない」
違う人間の声で「時間になっていないからやろ」
一人でいるのが寂しいから芸として時間つぶしをして遊んでいるのかー
最初は その一人やりとりを聞いた時に ちょっとギョッとしました
別人の声で喋るーというと 古くは「エクソシスト」なんて思い出されますが
愛らしい少女が突如 悪魔の声で話し出す
で急に謎発言もするので 看護師さんがそのやりとりで怒らないか気を悪くするのではーと思いましたが
看護師さんは豪快に笑いとばし「Fさん 面白いこと言うわあ」
えらいなあ看護師さん
すごいなあーと感心しました
そうかと思えば廊下では「ここどこか 部屋が分からんようになった」という声
少しして通りかった看護師さん「Nさんのお部屋はあっちよ 一緒に戻ろうか」
また別の部屋からは5分置きに繰り返される声「おーい おーい おねえさん(看護師さんに呼び掛けているつもりらしい)
お茶もらえませんか」
不謹慎にも私はあれこれを身近なちょいホラ―物語のネタにして妄想し遊んでおります
動けない
なんてことだ
俺は 俺は閉所恐怖症だってのに
何でこんなことになったんだ
誰か出してくれ 助けてくれ! 誰かッ!-
男は必死に叫んだ
しかし・・・・・・
暫くして聞こえてきたのは
「どっから この音するんだろ」
「変ね」
など音が何処からしているのか捜している女性二人の声
一人がテレビ?と尋ねるような声をあげる
いま一人が「あ これかも」
そう言ってある物を出した
それはテレビカード
「今迄 これで音がしたことないけれど」
看護師がテレビカードを入れ直す
音は止んだ
前世で何かひどいことをした男はTVカードとして生まれ変わってしまい・・・・・
そうと知ったショックで言葉を失ったのだろうか
そしてもうそのTVカードが音を立てることは無くなった}
姑のいる病室に看護師さんが入ってきたら急に音がしだして その音が何処から聞こえるのか分からなくてー
看護師さんと二人 捜したらどうもテレビ付近が怪しくて 看護師さんがダメ元でTVカードを抜きだしたら
音が止んだーなんて事がありました
そこから思いついた話です
姑がいる病室は4人部屋
二人が退院し今は姑ともうお一方の二人です
そのもうお一方 仮にFさんとお呼びしますが 時々そこに居ない甥御さんらしい名前を呼び何かを頼んでいます
リハビリの方との会話では ボケというと言葉が悪いですがー分かっていないようなところも見受けられます
今日も独りの筈なのに誰かに何かを話しかける声がして
それに自分で違う人間の声色使いで答えていました
自分の声で「食べ物が来ない」
違う人間の声で「時間になっていないからやろ」
一人でいるのが寂しいから芸として時間つぶしをして遊んでいるのかー
最初は その一人やりとりを聞いた時に ちょっとギョッとしました
別人の声で喋るーというと 古くは「エクソシスト」なんて思い出されますが
愛らしい少女が突如 悪魔の声で話し出す
で急に謎発言もするので 看護師さんがそのやりとりで怒らないか気を悪くするのではーと思いましたが
看護師さんは豪快に笑いとばし「Fさん 面白いこと言うわあ」
えらいなあ看護師さん
すごいなあーと感心しました
そうかと思えば廊下では「ここどこか 部屋が分からんようになった」という声
少しして通りかった看護師さん「Nさんのお部屋はあっちよ 一緒に戻ろうか」
また別の部屋からは5分置きに繰り返される声「おーい おーい おねえさん(看護師さんに呼び掛けているつもりらしい)
お茶もらえませんか」
不謹慎にも私はあれこれを身近なちょいホラ―物語のネタにして妄想し遊んでおります