夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「フレディVSジェイソン」

2006-11-13 11:52:16 | 映画

「13日の金曜日」のジェイソンを 人々の恐怖を食って強くなる為に 「エルム街の悪夢」のフレディが呼び出した―という設定

フレディが殺そうとした獲物をジェイソンが殺す

「俺の獲物を」 フレディは「お前はもう必要ない」とジェイソンを殺そうとする

フレディは夢の中の恐怖だし ジェイソンは死んだ男

不毛な戦いではある

ジェイソンの殺しっぷりが いつもより迫力不足に思えたのだけど

ドラキュラより凄い再生能力をほこるジェイソン

二大怪人対決でフレディ お茶目な凶悪おじさんに思える

娘によれば 何処かぎこちないジェイソンの動きが「かわいい」そうだ

そふいふ見方も・・・あるらしい


「ブレアウィッチ・プロジェクト」

2006-11-13 11:40:59 | 映画

魔女が出るという森へ入った学生達

森から出られなくなりパニックに

やたら一定しない画面も
不快なイライラ感が募る

廃屋にて悲鳴と共に画面は真っ暗になり 映画は そこで終わる

はたして魔女は本当にいたのか?

どこかの映画祭で 真実か やらせか で話題を呼んだ作品だったように記憶しているが

おすすめは しない

見たいと言い張った娘も パソしながら見ていた


「レディ・ジョーカー」

2006-11-13 11:26:39 | 映画

原作は高村薫女史

ビール会社を納得できない理由で首になった兄は そのヒノデビールへ手紙を出していた 雪の里 幾日も激しく雪は降り

それから50年 老人ホームで兄は死んだ

弟(渡 哲也)は競馬場で友人となった在日朝鮮人(吹越満) トラック運転手(大杉連) 刑事(吉川晃司) 旋盤工の青年(加藤清彦)などと誘拐事件を起こす

さらったのはヒノデビール社長(長塚京介) 20億寄越さないと 商品のビールがどうなるか―

翻弄される警察

事件を追う若い刑事は 一人の同じ捜査に加わる刑事へ 犯人の匂いを感じるが

ババをひいた

障害持つ娘を競馬場へ置き去りにする男

犯人達にも何が残る事件なのだろうか

部下に犯人がいた―そう気付いた捜査の責任者は 拳銃自殺をする 刺された若い刑事が 辞職せず 昇進試験を受けようと 前向きなのが 救いといえば 救いだろうか


宮尾登美子著「成城のとんかつやさん」新潮文庫

2006-11-13 10:25:55 | 本と雑誌

宮尾登美子著「成城のとんかつやさん」新潮文庫
土佐を故郷を愛しなつかしむ作家 苦労を共にした人々への人間としての思い

先輩作家方々への敬慕の念

物を書く作家としての心構え

旅先で出会った人々のこと

人生全てが書くことへ 書かれるものへつながっている方なのだと思える随筆集です


「トランスポーター2」

2006-11-11 22:06:01 | 映画

可愛い男の子の送り迎えを柄にもなく その割に楽しんでしている主人公 彼の本職は どんなヤバイ荷物も時間通りに届ける運び屋

彼には自分で決めたルールがある 主人公が守る少年は とんでもない毒を打たれた 空気感染し解毒剤が無ければ死ぬのみ

少年を守り助ける為 主人公は 悪人集団と戦う

フランスから遊びにきたグルメの警部さんが楽しい

悪のボスの愛人でもある やたら撃ちまくるサディストの女 最後がちょっと呆気ないけど

劇画を超えたアクションです

手ぎりぎりで止まるタイヤ

車が正面衝突するのを飛び上がって避ける

たぶん次も作られてシリーズ化かしらん

次は何するんでしょ

楽しみです


「コンフィデンス」

2006-11-09 14:02:34 | 映画

出演 エドワード・バーンズ ダスティ・ホフマン アンディ・ガルシア

レーチェル・ワイズ

騙して金を巻き上げる話

誰が誰を騙そうとしてるのか

用心して見てないと いけません

レーチェル・ワイズは「ハムナプトラ」に出てた女優さん ケンブリッジ大卒の才媛なのだそうです


「冬の残照」3

2006-11-08 21:55:55 | 自作の小説

「綺麗な生徒さんばかりで 周囲を固めているようですもの」

「・・・・・」

「せっかくきれいなんだから まだ若いうちに男の方てもお付き合いなさいな」

高笑いと共に鶴子は 一郎を従え出て行った

「先生?」 千花が振り向くと 心配そうに田宮かずひが見ている

「ごめんなさい 何か嫌なこと言われなかった? 姉はサボテンみたいな人だから まったく何考えているのだか」

それから気を取り直したように微笑みかける「あと少しね 終わったら 打ち上げ考えてるから 楽しみにしていて」

田宮かずひが次に白藤一郎を見たのは 稽古事の帰り道 バス停でバスを待っていた時だった

―あれは 先生のお姉さんの連れの男性(ひと)―

暗い目をした人だったなと思い出す

鶴子という人は 綺麗だけど圧倒されそうな迫力があった

それは一瞬 目が合ったと思った

向こうも気がついた 確かに・・・

それからいっぺんに 起きた

かずひは気がつかなかったが 一郎からは見えたのだ

看板が上から落ちてくる

―間に合うか?―一郎は思うより先に駆け出していた

ぐわっと凄い力で突き飛ばされて 目の前が真っ白になったかずひが気がつくと 大騒ぎになっていた

「大丈夫か 折れてないか」 心配そうに覗き込む顔がある 随分と優しい目だった

落ちて来た看板の下敷きになる所を助けられたのだと 周囲の人の話から知った

救急車が来て念の為に病院へ運ばれた

村井千花先生には 男が連絡し 先生が家へ電話を入れてくれたのだと 後になってかずひは知った

まだ名前も知らない男は「怪我をしてなくて良かったよ」笑顔を遺して消えた

病院の玄関で一緒になったのだと 千花とかずひの両親は一緒に病室へ入ってきた

「ああ白藤一郎は わたしの高校の時の同級生なのよ」

千花の言葉で {白藤一郎} やっとかずひは その名を知った

落ちる看板 自分を救ってくれた男 去り際の笑顔

それは かずひの随分と大切な想い出になる

鶴子と一郎の関係を薄々気付きながら―

それはまだ出会い その時は 恋ではなかった

学年が進み かずひの担任を外れても 文芸部の顧問ということで 千花との交流が絶えることはなかった

かずひが卒業してからも 手紙や電話のやりとりが続き

その頃には千花にとって かずひは 初めての教え子であると同時に 妹のような存在になっていた

結婚が決まった時 招待状より前に 千花はかずひに電話した「来てくれる?」


「冬の残照」2

2006-11-08 12:39:23 | 自作の小説

ひと枝の雪柳を抱えて戻ってきた青年の落ち着きを装ってはいるが何処か上気した顔つきを 鶴子は憎いと思った

青年でなく彼にこんな表情をさせた相手の少女が

自分が企んだことであるのに面白くない

常識的には青年の相手としては 妹の千花か あの少女あたりの年頃であると 充分承知している

まして学生時代の千花が 同級生の青年 白藤一郎に片思いしていたことも知っている

―それがどうしたのよ!―

一郎と初めて会った時 鶴子には 大学を出ればすぐ結婚する婚約者がいた

家同士の決めた相手 松本智彦

はるかに年下の まだ少年っぽさを残した一郎を 鶴子は『欲しい』と思ったのだ

そして・・・手に入れた

一郎の未来は自分のものだ 全て

夫の遺した会社に就職させようと思っていた一郎は しかし大学卒業後「借金をてっとり早く返す為」と ホストになった

そんな逆らいぶりは可愛い

まだ三十歳の鶴子は自分の美貌と肉体に自信を持っていた

―あんな小娘などに―

垢抜けない女学生ではないか

千花が家へ送る為に車庫の方へ生徒達を連れて行く姿が 鶴子の部屋から見えた

一人だけ制服でないので 風呂に入ったのが その娘と判る

色の白い大人びた 着る物のせいか 年より上に見える娘だった

学園祭は一週間後だという

鶴子は一郎を連れていくことにした 「こんな機会でもなければ 女子校の学園祭なんて行けなくてよ」

ホストをしている一郎の着こなしは この日は地味な背広に押さえていたものの 人目をひいた

千花の文芸部は 詩集や学生の書いた小説の小冊子を無料で配っていた

桜舞う 吹雪美し 人見れど 花の死骸の 哀れ無残

月浮かぶ 清らな夜に 我泣ける この瞬間は 二度とはあらじ

展示された短歌の中でも 毛筆が目をひく 平仮名で「かずひ」とあった

その短歌の下で先日の娘が 押し花のついた栞を配っていた

一郎も気がついたようだ 娘を注視している

美しい娘だった 整った顔をしている

千花と同じ 知の勝った顔だと 鶴子は思った

まっすぐなまなざし

一郎に目を止めた娘は 頬を染めた

鶴子は軽く眉をあげる ―こんな娘を引き裂いたら どんなに楽しいだろう―

長い付き合いで 鶴子がこういう表情をした時は用心が必要だと一郎は知っていた

「この二首は美しいけど哀しい歌だね 字が凄く綺麗だ かずひさんというのは?」

鶴子の顔が引きつるのが判る

娘は栞を差出しながら「私です」そう言った

そこに千花が入ってきて 警戒するように声をあげる 「お姉様!」

「あらあ~ら こわい顔しちゃって 可愛い妹がどんな学校で頑張っているのか 見にきてあげたんじゃないの」

年齢が七つ離れているせいか この姉に親しみを感じることは 千花は殆どない

同じ家に住んでいても 鶴子の取巻きにかつての同級生 一郎が加わったこともあり 他人より冷たい関係にあった

村井の家を継いだ真一にも 鶴子は「わたくしのお陰で この家は潰れずに済んだのよ」と言い放つ

千花は姉のようになるまい―と思っているのだ

「嬉しいわ お姉様 どうぞ ゆっくり眺めてらして」

「千花さん あなた エスの気があるのではなくて」

「エス?」


長谷川卓著「死ニ方用意 小説臼淵大尉」ハルキ文庫

2006-11-08 00:03:25 | 本と雑誌

長谷川卓著「死ニ方用意 小説臼淵大尉」ハルキ文庫
戦艦大和の最後の作戦で死んだ青年士官の清冽な生き様を描いた作品

日本が負けて新生する為の礎になるのだ

見事な21歳の早すぎる死を惜しみつつ

生きておられたら 今年83歳

彼はしかし可愛い妹の結婚相手を決めて逝きました


「冬の残照」1

2006-11-07 17:46:33 | 自作の小説

僅か十代である意味人生を諦めた男がいた

そんな生き方を選んだ自分を厭い 安易に走った己をおぞましく思い すっかり夜と女の匂いが体に沁みついた頃 彼は春を見た

ただその春に手が届こうとは かけらも考えなかった

一 陽だまり

この春初めて自分のクラスを持った村井千花(ちはな)は 心弾む日々を送っていた

クラスの学生で 顧問を引き受けているクラブの新入部員でもある生徒達が 学園祭の準備の手伝いに 数名家へ 学校帰りついてきた

千花は嫁いで一年で未亡人となった姉の家に同居していた

「賑やかねぇ 千花さん どうしたの」

廊下に出てきた姉の鶴子に 千花は ちょっと唇を噛んでから早口で言う

「お姉様 学生がインクを被っちゃって ちょっとお風呂お借りします」

「楽しくていいこと」その時 鶴子の目が光った事に 千花は気がつかなかった

そしてそれが全ての始まりとなる

「大丈夫 田宮さん インク落ちるかしら ここに着替え置いておくから ゆっくり入ってね」

「ご迷惑かけて すみません」

「あとで お家まで送っていくわ」

手から首に散ったインクを洗い落として 失敗だァーと 田宮かずひは溜め息をつく

この春 高校に入ったばかり 担任の先生は若く美しい お姉さんに欲しいような女性だった

文芸部の顧問と聞きアイドルのおっかけやるように入部

五月に早速学園祭があるので 張り切ってお手伝いに来たのだが―

級友の片野弓子が 蓋がきっちり締まってないインク瓶を ふざけて振り回し その中身が座っていた かずひにドバッとかかったのだ

すっかり汚れを落としてから 湯船につかる 何処かの旅館のように 豪華で広々とした風呂だった

「先生のお姉さんってお金持ちなんだ」

手足を伸ばして寛いで・・・上がりにシャワーを浴びる

少女から若い娘に変化しつつある伸びやかな細い手足 膨らんではいるものの まだかたい胸の線

開花後の美しさを予感させる蕾の美しさ誇り高さが肢体にみちていた

土曜の昼下がり 高窓から日が差し込む

もう一方のはきだし窓からは 庭へ出られるようになっている

かずひは知らず その姿から目が離せない人間がいた

―こういう事か あの人はなぶるような真似をする―

青年は舌打ちをする

さっき鶴子から頼まれたのだ「もう雪柳が咲いていたの ひと枝取ってきてちょうだい いいものが見られるかもしれなくてよ」

その時の変な笑いの意味が判った

切った雪柳の枝を折りそうになって 我に返り踵を返す

だが彼には鶴子に逆らえない事情があった

―ふん 男妾さ―苦いものが こみあげる

―あの少女は春そのものだ 許されぬ花だ 夜の生き物は 明るい光りにこがれてはいけない―

男が思えば思うほど 少女の姿は彼の心に住み着き まるで 彼が諦めた人生のように浮かぶのだった


「紅葉狩り外伝―妖怪始末人―5―」

2006-11-07 15:09:31 | 自作の小説

「どういう事だ?」

「夢なのさ」

怪訝そうな顔をする俺に 亜貴欧は微笑む

「中国には夢を見る巨大な蛤がいるそうな その名も蜃気楼の蜃という・・・

この島は それさ 貝は ずっと眠っているが その夢と人の夢が混ざり 夢を取り込み 人を取り込む

だから最後は 誰もいなくなる」

夢が人間を食うのか

人間の夢を現実とし 現実を夢とし 一切合切飲み込むというのか

「そんなのありか?」

「あるんだよ」亜貴欧は肩を竦める

では島ごと退治しなくてはいけないのか

どうやれば治まるのか

「島を消すしかないなぁ」と亜貴欧は呑気だ ここが こいつの恐ろしいところだ

「迷子の大蛤の はた迷惑な赤ちゃんだ 親蛤に呼んでもらうさ こういう伝ては また役にたちそうだし」

「派手な立ち回りはなし?」

「体力自慢の先輩には悪いけど」

「お前 いま小声で体力だけ自慢って言ったろ」

「変なことだけは聞こえるんだ」

「こらっ」

ひとしきり笑ったあと 真顔に戻り亜貴欧が言う

「悪いけれど叔父さんは駄目だ すっかり蜃と同化してしまっている」

では叔父は永遠に夢を見続けるのか 醒めない果てしない夢を

このまま この島が成長し続けたら日本さえ飲み込んでしまうかもしれない

「中国のものは中国へ 4000年の歴史に任せるさ」

こいつは中国はのまれてもいいのか?!

「こうしてる僕達が 誰かの見ている夢じゃないなんて誰にいえる」

最近理解できないことは「魔法」と思い込むことにしているのだが 亜貴欧のワケの判らない魔法で 島は消えた

俺は龍の背中に乗り 本州へ戻った

そして とめどなくデカくなった蜃が 地球を飲み込む夢を見た

(例によって竜頭蛇尾で終わります

ごめんなさい)


おかき食べたい!

2006-11-07 11:26:20 | 子供のこと身辺雑記

おかき食べたい!
おかき食べたい!
水曜日がバス日帰り旅行の娘にと 夜 塾帰りにお菓子を買いに行きました

なのに娘ってば 潰れるとヤだから ガムだけでいい

そう言って家で食べるおやつにとポテトチップスを買った・・;

醤油味が食べたくなった私は おかきに おせんべいを

ついでに同じ建物の二階で ビデオ借りてきました

で 夕食代わりに おせんべい囓っていたら

主人も早速手を伸ばし 1枚食べて「かたい」と

いつもは 知らない間に袋カラにしてるのに残してました

私は平気だもん!

勝ったわ(笑)

そして甘辛ソフト

ふふん 本当に好きなお菓子は主人がいない時に食べるのよ?!(爆)


群ようこ著「アメリカ居すわり一人旅」角川文庫

2006-11-07 11:14:31 | 本と雑誌

群ようこ著「アメリカ居すわり一人旅」角川文庫
学生時代アルバイトで 費用を貯め アメリカ暮らしを敢行した その爆笑記録

筆者を養女に従った情の深い元女優の肝っ玉おばさん

美人のスーザン

嫌味な秘書

筆者は いきいきと その滞在で出会った人々を描写している

毒舌の中にも愛情を持って

おばさんが近くに住んでいたとはいえ 度胸と勇気に乾杯を♪


「紅葉狩り外伝―妖怪始末人―4―」

2006-11-06 18:24:02 | 自作の小説

人は何に恐怖を覚えるのだろう 誰もいないはずの部屋で聞こえる話し声

夜何処からか聞こえる無気味な音 悲鳴

得体の知れぬモノに肩を叩かれる 髪を引かれる

うずくまる影を見る

月光の下 島を見回りながら そんな事を考えていた

この島で何があったのか

何が起きようとしているのか

叔父 鷹夜に何があったのだ

亜貴欧は「先に寝たら?後で起こすから」と言った

この時にはもう この島が何か判っていたようだ

俺は 長い夢に引き摺り込まれていた

夢と自覚しながら

掴まる

ざわざわ生まれてくるモノたち

目の前を白骨が過ぎる 血刀さげた鎧武者

沈む船

荒れる海 波が島に襲いかかる

海底

般若の面

祭りの夜 踊る人々

眠る叔父 鷹夜の姿

ただ眠っている

触ろうとすると―消える さらさら白い蝶の群れとなり 溶け消えていく

「叔父さん」叫んで起き上がると 目の前に亜貴欧がいた

「みんな夢だよ」そう言う 「全部夢なんだよ 叔父さんには会えた?」 うなずいて 体が重く また夢に引き込まれる 夢だ・・・夢なんだ

しかもその夢は妙な力を持っているようだ

あれは姫巫女 何かを出している 箱の中身は・・・

これは現実か?

「体に戻れなくなるぞ起きろ!」

姫巫女が言う

弓に射られて鎧姿の若い娘が海に沈む

ざんざんと 船がいく 夢の中 叔父の眠り続ける姿がある 叔父の体は 島と同化していた

この島の形は貝に似ている

桔梗 桜 椿 紫陽花 ひまわり 一緒に咲いている

有り得ない

巨大な魚が人を食う

魚の顔した人間の群れ 海から異形のモノが生まれる

人は海に引き摺り込まれる

ずんか ずんか

一夜で景色も季節も変わる

変化が理解できず狂う

「もう・・・いいだろう これ以上は危ない」 俺を起こして亜貴欧は言った