超メジャーキー局の帝都テレビから わけありで 働く人間も「こんな場所」って会社で仕事することになった深見百太郎(ふかみ ももたろう)
後ろの百太郎と同じ漢字だが「ひゃくたろう」とは 読まない
個性的過ぎる面子に呆れつつの初仕事はー
「FOAF」
かえでコミュニティセンターではトイレで ナナコさんが怪異現象起こすという噂が広まっていた
元ヤンキーの噂ある霊感ゼロのオカルト構成作家ミサと 霊感があるらしい黒猫ヤマトと深見が取材に行き 取材していくとー
局の持つ番組名が 現実にある番組をもじっていて楽しい
ホラー専門 怪奇チャンネルのようで かなり怪しい
「ジョニーの涙」 ミサの友人が盛神池で奇っ怪な生き物を見たと言う
妄想突っ走るミサ
張り込みを始めると現れたのは夜中にシャベル抱えた男達
動物好きのミサの友人も挙動不審で
勘閃き謎解く深見だがー
「繋がる闇」 何かが出ると噂の家で首つり死体を発見した深見とミサ
人を騙す会社は深見が帝都テレビを辞職した事件とも繋がっていた
「スノウホワイト」 深見が辞職した事件で殺された佐伯の家で赤ん坊の声や不思議な光がーその噂にミサが飛びつき 調べに行くと 佐伯の知り合いだと言う人間と出会う
その人物も佐伯を殺した人間を捜していた
ある事実を調べ 罠をはることに
そうして深見は 繰り返し見る夢に繋がるあるモノを見る
そう深見には 確かにある能力 素質がある
彼は認めたくないようだが
シリーズ化して欲しい
だってまだ深見は実力を発揮していないし
チャンネルファンタズモで働く面々の正体も明かされていないのだ
不思議な飲み物を作る富江さん
富江という名は伊藤潤二さんの恐怖漫画のヒロイン
どんなめにあおうと復活し 若返ったり増殖もできるのだ
映画化もされている
巻末の付・オカルト&ヤンキー用語辞典も楽しいです
水菜=雑煮
お正月に食べるものって思い込みも強く
鯨肉との鍋や お店で食べる鍋物やサラダなどでは 美味しく食べていたにもかかわらず
加熱して食べる野菜のカテゴリーに 自分の中で入れてしまってました
ネットのお友達の書き込まれたサラダに
あら水菜だけでも美味しそう
何より刻んで好きなドレッシングをかけるだけーなんて簡単だわ♪と 作ってみました
胡麻ドレッシングかけただけーで食べやすく意外な満腹感もありました
家族にはレタス・胡瓜・トマトのいつものサラダ(笑)
圧力鍋は爆発するって思い込みは案外まだ持っている方が多いようです
私は大根の下茹でにも利用しておりますが
アサヒの活力鍋はオモリが元に戻れば蓋あけてよい目安なので使い方も簡単です
下茹でした大根は味もしみやすく煮物も短時間で仕上がります
調味した出汁で仕上げ煮し
別に作った小貝柱と生姜のみじん切りを加え濃いめに味付けし水溶き片栗粉でとろみをつけたあんをかけます
お弁当おかずは 同じフライパンで一緒に焼いたウインナーと目玉焼き
ほうれん草のお浸し
グリルで焼いただけの鰤
大根の煮たの
ジョン太の恋も絡む「神山グラフティ」
アレックスが活躍する「ラスカル3」
犯人捜しで犬マンが危険な目にあう「シン・アイス」
インディゴの改装にかかわる女性が行方不明になる「ホワイトクロウ」
つい癖で うさぎりんごが作れる憂夜さん
その私生活はシリーズ最大の謎かもしれません
解説は六年かけてこのシリーズのドラマ化を実現した橋本芙美さん
作品への愛を感じます
テレビでは原作と違う箇所・設定もかなりありますが
寝起きが悪く暴れるアレックスなど ドラマ版の細かい設定も 結構ツボにはまり面白いのです
今週 テレビドラマではオカマのなぎさママの愛犬(買った値段から インディゴのホスト達からは 四十三万円と呼ばれています)が 三人組の強盗に盗まれてしまいます
肉体派が好きならアレックス
文学青年ふう外見が好みなら犬マン
頼りないようで案外骨があるタイプならジョン太
母性本能擽るイケメン好きなら樹(いつき)
王道ホストで危険系なら空也
優雅系なら憂夜
ちょっとバカっぽいけど双子なれど微妙に持ち味違う今後楽しみ系モイチとモサク
他にも色々面白楽しく品揃え
ドラマも小説も楽しいです
「インディゴの夜」↓
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100213
「チョコレート・ビースト」↓
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100213
「ヨコハマB-side」↓
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100214
「モップガール↓
著者には 刑事を主人公にするシリーズと 新米消防士の大山雄大を主人公とするシリーズがある
その大山の先輩にあたる生田が運転する救急車が病気を装った人間に乗っ取られた
救急車ジャックした男も家族が人質にとられており 彼はいつ爆発させられるかわからない爆弾を持たされているーと言う
かくして他の場所から指示する犯人の言うまま 生田は救急車を走らせるが
同乗している隊長が刺されたり ガス欠の危機には襲われ 取材攻勢をかけるマスコミには追いかけられ それを救急や消防の仲間から応援され助けられ切り抜けていく
最後には犯人側とも心通わせ
仕事に誇り持つ男達は 事件を見ていた人々の心にも影響を与える
生田は元ゾクであり その頃自分を逮捕しようと追いかけた警察官と結婚している
その妻が押しかけたマスコミ相手に実に凛々しく男前な言動をとる
二度三度 読み返し ああそうなんだと 過去の作品と 登場人物の名前を拾い 各人の動きや経歴も確認したくなります
「埋み火」↓
「女王様、どうよ?」
道行く人にポケットティッシュを配る仕事をしているチハルは埼玉生まれなのがコンプレックスだ
一緒に仕事している山田がとろいくせに横浜育ちなのが許せない
山田は結婚相手を紹介する場所で出会った女を捜す男の手助けをし
チハルは美貌を鼻にかけ男を騙し 罪悪感持たない女の姿に何かを悟る
「OTL」
ワンボックスカーで食べ物を売る隼人は一緒に暮らす友美が怒って姿を消したことから 出す料理のレシピに足りない材料を求め横浜を駆け回ることに
「ブリンカー」
集中したら周囲が見えなくなる美容師のユカリは カットモデルを頼んだ女性との交流で ふと気付くことが
「一名様、二時間六百円」
カラオケ屋で働く航平は いつも来る少女の様子が気にかかりー
「走れ空気椅子」
芽の出ないお笑いコンビは やらせの仕事を受けないかと話を持ちかけられた
「ヨコハマフィスト」
人を制裁するパニッシャーを捜すサイトの面々は 遂に正体を突き止める
それからパニッシャーの最後の仕事が始まった
ヨコハマの街が主役の連作集
それぞれの物語に出て来る人物が他の話では主役だったりします
「返報者」
ホストが続けて襲われ ナンバーワン・ホストの空也から 晶は犯人探しの依頼を受ける
実は空也は自分がヘルプにつけた樹(いつき)に何かひっかかるものを感じていた
晶も襲われ怪我をする
犯人は確かに樹の為にと動いていたのだ
「マイノリティ/マジョリティ」
塩谷や晶の知人が行方不明になる
捜し始めたクラブ インディゴの面々は不正な金の流れに気付く
「チョコレートビースト」
オカマのなぎさママの愛犬が強盗に連れ去られ
いきがかり上ー晶は犬を捜す為 強盗一味の正体を調べることに
彫師に目をつけられたアレックスの今後が心配です
「真夜中のダーリン」
心臓が悪いホストが ホストコンテストに出ることを決意し インディゴの面々は応援する
けれどコンテストには裏があった
今度は元気になり 真っ当なコンテストに出場する為 手術を受けることを決意する
快調インディゴ・シリーズは第三作「ホワイトクロウ」も文庫化されております
シリーズ第一作「インディゴの夜」は↓に
ゴーストライターなど書く仕事をしている晶(あきら)ー三十代 独身ーは 同じ業界に身を置く塩谷と ノリで始めた いっぷう変わったホストクラブ「インディゴ」の経営者だ
伝説の男と呼ばれる静かにして優雅な憂夜がマネージャーとして店を取り仕切っている
「インディゴの夜」 店の客が殺され 死体を発見したのがインディゴのホストであったことから 犯人探しに燃えるインディゴの店の面々
それぞれ意外な人脈を見せる
「原色の娘」
インディゴのホストのジョン太の恩人の娘佑梨亜を預かることになった晶
だが佑梨亜が姿を消し 少女へ性的な欲望の毒牙を向ける企みある一味がいてー
「センター街NPボーイズ」
オカマのなぎさママに頼まれ人探しをする晶達
ナンパする男達の人脈や用語が楽しい
初恋の男性の為 なぎさママが雄々しく頑張る
「夜を駆る者」
インディゴの元ホストが殺された
引き抜かれた先の店に不穏な匂いが
晶は客としてその店に通う
女を食い物にする男達
晶を救う為 インディゴの仲間は戦う
昼のドラマで現在放映中
あのどろどろ設定が得意だった時間帯に イケメンがいっぱい
しかも事件を調べるホスト探偵団
晶とその一味のような仕上がりです
今まで 財布ステーキやたわしコロッケで コアな世界を築いてきた時間帯ですが がらりと方向転換しています
あれば ちょっと行ってみたい
そんなお店です
インディゴ
シリーズ第二作「チョコレートビースト」も文庫化されています
「インディンゴの夜」ドラマサイト↓