小栗坂を更に下り、左手にある福祉施設湘南ゆうき村の前に出ました。
これは門の左手にあった小栗伝説の紹介です。
小栗塚は湘南ゆうき村建設に伴って消滅しました。
現在は石垣の上に「伝承小栗塚之跡」の石碑が建っています。
小栗塚は江戸時代の説教浄瑠璃の世界では、
小栗判官が葬られた冥界の入口とされています。
402号線を渡って向かい側の石垣を上ると、そこには畑地が広がっていました。
すぐ手前の畑の中に、大きなサカキが茂った土塚がありました。
これが伝説の土震塚(すなはらいづか)です。
閻魔大王の計らいで小栗判官が餓鬼の身になって生き返り、
この塚から這い出し身体の土を振り払った名残の塚と伝わっています。