鵠沼・昔砂丘の一本松

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上飯田・飯田神社(鯖明神社)

2010-03-29 | サバ神社

サバ神社探訪第8号は横浜・上飯田町の飯田神社です。
長後街道を境川の高鎌橋で藤沢から横浜に渡り、団地入口の交差点を左折、
しばらく北に進むと、バス停飯田神社前に着きました。


飯田神社は道路の右側にありました。バス停前で、最初に目に入ったのは地蔵堂でした。
地蔵の大きさは様々で、地蔵は6つありましたが、台座は7つありました。
この地蔵堂とは別に外側にも1体だけの地蔵堂がありました。
地域の地蔵がここに集約されたように見えました。


地蔵堂の隣には、石仏・石碑が並んでいました。これもここに集められたものでしょう。


サバ神社にしてはめずらしく、案内板がありました。


たまたま境内の修理中で工事の車などが入り込んでいたので、
社殿の写真に工事の車が並んでしまいました。
修復が終わった頃、もう一度参詣しようと思います。


ここにも神楽殿があり、よく見ると神楽囃子保存会のメンバー募集の掲示が出ていました。
案内板によると、明治20年頃、ここで飯田学校が開かれていたようです。


工事作業中の場所にあった由来を伝える石碑です。
勧進年代は不明ですが、延応元年(1239)に地頭の飯田三郎能信が参拝して奉幣した、
とあるので、それ以前の創建です。
新編相模風土記稿には「飯田明神社、鯖明神とも言う」とあるようです。


飯田神社には鐘楼があり、立派な鐘がありました。
鐘の表面の記述によると、古い鐘は太平洋戦争に供出され、
20年以上の間鐘の音を聞くことが出来なかった、とあります。


周辺の開発が進み、氏子達の共有地を処分して、鐘を新調し、鐘楼を整備したとあります。
昭和46年のことです。