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いきなりのチェ・シラさんは、大写しになるとやっぱ、ちょいとお年が気になりますな。
でも、遠目には、まだまだOK

生まれたばかりの我が子と離されてしまったファンボ・ス=チェ・シラさん。
何ヶ月かに1回は会わせるという約束も、結局は守ってもらえず、何年に1回・・・というふうに、殆ど会えずに、10数年が過ぎてます。
その間、王子は、スの実の兄である成宗の側室であるナントカって方が育ててます。この方は、形ばかりの王妃に代わって成宗の愛情を占めています。父親が、元商人で、新羅系の大臣とつるんで、何かと権力を握ろうと画策していますが、彼女はいたって善良な方です。
成宗と同様、争いを好まず、夫である成宗に仕え、我が子同様に王子を慈しんで育てています。
ただ、彼女の周りの者たちが王子とスを切り離そうと、スをあれこれ悪く王子に吹き込んで育てたようで、何も知らない王子は、実母のスとは距離を置いています。
スは、宮中から出て、女だてらに故郷の黄州あたりで女真族と攻防を続けています。
これは、成宗にとって、どーも気に入らない事なんですねぇ。
お告げで、彼女は強い運勢を持っていると聞かされている成宗は、どうしても、実の妹であるスを警戒してしまうのです。
幼い時から、仲がよかった兄妹であったため、そういった確執は彼を苦しめ続けています。
この当時・・・と言うか、今でもそうかもしれませんが、古代に於いては特に占いやらお告げと言う物は、重要視されてましたね。
「チュモン」や「テジョヨン」、現在放送中の「風の国」でも、こういったお告げによって政治が左右される事が多く描かれています。
だから、今、現代の私たちからみると、いくらでも恣意的に曲解することが出来る占いで、人の運命を決めてしまうと言うのは、あまりにも理不尽に思えます。
ま、そんなわけで、成宗は、結局は王子とスが会う事を禁じてしまってるわけです。
でも、成宗が地方へ巡幸に行ってる間に、新羅系の大臣と、成宗の側室である妃の父親が、スと王子を会わせようとするのです。
それは、スの思いを汲み取って・・・という温情のように見せかけて、その実、スと王子を一挙に暗殺してしまおうと言う計画なんです。
なぜなら、王子を、次期王位継承者として、成宗が決めた所為で、自分達の将来が危うくなるから。
それならば、自分達に邪魔な存在であるスもろ共、亡き者にしてしまおうと画策したわけです。
それを、何も知らない側室の妃から、提案させ、二人を会わせます。
そこに、女真族の格好をした者たちが襲ってくるのです。
幸い、二人とも生き延びるのですが、その計画が失敗に終わったと言う事で、更に事は複雑になります。
暗殺者たちは、自分の身の安全のため、いち早く、その事件をスたちが起こした自作自演のモノだったと成宗に嘘の証言をしようと、成宗の後を追うのです。
スの周辺でも、新しく登場した一派があります。
キム・ソクフン氏扮する新羅王族の子孫であり、今は、ある団体の行首という仮の姿をしてる人物です。
彼は、女真族の養子と名乗ってスの近くに入り込みます。
新羅の復興と両親の復讐を企んでいるようで、今のところは怪しまれないよう、何かと黄州の力になっています。
でもね、そのうち、スに想いを寄せてしまうんですよね、流れとしては
想い・・・といえば、渤海人で、スの側近となっているカン師匠(・・・だっけ?)=チェ・ジェソン氏。ほれ、「犬とオオカミの時間」で、ナム・サンミさんの実父で、マフィアのボスだった、あのアジョッシー。
あの方も、義妹に指摘されて、自分のスへの想いに気が付いたようです。
でも、その想いを抑えようと必死に努力してます。
健気です、アジョッシー
でもね、いくらなんでも氷がびっしり張った川に頭を突っ込むのは、やめた方が良いと思いますよ、私は。想像しただけで、頭が、コメカミが、キーンと痛くなるようです
一層目が離せなくなってきましたよ
