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ロビイスト BOX-II [DVD] ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る |
シャロンに借りたDVDで、全編完観
私的には、面白かったです
韓国内では、さほどの評価は得られなかったようですが、まぎぃは、楽しめました
ハッピーエンドになってくれましたし
やっぱり、この手の作品で、ハッピーエンドにならないと何か空しい感じがしますもんね。波乱万丈が落ち着いて、幸せな顔を見たいですから
ハリー=ソン・イルグク氏は、徹底して”長男”の役割でしたね。
妹を守り、愛するマリア=チャン・ジニョンさんを守り抜きました。
いつも彼の行動の根底には、”愛する人を守る”という事があったようです。
それが、まぁ、カッコよいこと
スーパーマンじゃないけど、決してスマートな守り方じゃないけど、自分の身を挺して守ろうとする、その姿が、なんとも素敵
ハリーが助けた大企業の元会長さん。彼は、密かに原子力潜水艦の開発をしていました。
その秘密を、CIA等から狙われていたわけです。
ハリーが、それを手伝う事を約束した時、会長は何者かに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまいます。
ハリーは、現在やってる1800t級の潜水艦のロビー活動が、不利な状況になっているという事、会長の考えに共感したという事もあって、原子力潜水艦の製造を政府に働きかけようとし始めます。
でも、それは、アメリカとの軍事関係で、かなり難しい事業なんです。
マリアは、大統領の息子に近づき、彼からの助力でハンソンが潜水艦製造に於いて有利になるようロビー活動をし始めます。
でも、ある時、それが、贈収賄や、違法ロビー活動としてスキャンダルになるのです。
表には出ないはずの様々な証言やら証拠が警察に渡ったのです。
それは、マリアの師匠であるジェームス=ホ・ジュノ氏が意図的にばらしたものでした。彼は、大統領の息子の権力を失墜させ、マリアもロビイストとしてやっていけないように仕組んだのです。
その上、ジェームスはハリーの雇主であるマダムと彼女と繋がりのある議員をも、つぶそうとします。
思惑通り、議員は失職、逮捕。マダムは、行きがかり上、殺されてしまうのです。
そして、マダムの殺人容疑者として、ハリーを通報するのです。
ジェームスのこの行動の理由は、最後になってわかりましたね。
彼は、漁夫の利・・・とでも言うべき、第三者の企業のロビイストだったんですよ
優勢だったハンソンは、議員への贈賄等で倒産、セジョンは、何時の間にやら舞台から撤収してるし・・・。だから、まんまと潜水艦の事業を第三者の企業が手に入れたのです。
ハリーの父親が死んだ時の模様も判明し、それにもジェームスが係わっていました。
マリアの姉の爆死事件も、指示したのはテヒョク=ハン・ジェソク氏の父でしたが、実行したのはジェームスだったんですねぇ
全ての事件の裏に、ジェームスが居たわけです。
マリアは、それを知って、ジェームスに復讐するために、潜水艦事業受注のパーティに忍び込みます。
そして、ジェームスの頭に拳銃を突きつけるのです
でも、その瞬間、ハリーがマリアを追って来ます。
彼は、マリアにそんな事をさせたくなかったのです。
で、一瞬の後、ハリーとジェームスが発泡
ジェームスはその場に倒れ、ハリーも又被弾していました。
これで、ハリーが死んじゃったら、わたし、怒りましたわ
でもね、最初に書いたように、ハリーは無事でした
ハリーとマリアが、行き着いたのは、ギニスタン。
二人がゲリラに追われて逃れた時、助けてくれたおばあさんの居た村です。
そして、マリアが、ハリーの正体を知った所です。
大勢の子供達に囲まれて、幸せそうなマリアの姿が、とっても幼く見えて、嬉しかったです。
この作品の中で、ハリーはどんどん成長して行きました。
大切な人を守る・・・というただ一つの事を目標として、少年から青年。そして立派な”大人”へ・・・。
まぁ時々
”殺人犯として指名手配されてるはずなのに、あんなに堂々と姿を現して平気”
とか、突っ込みたいところはありましたが、全般を通して、硬派な、そしてリアルな作品で、結構、いや、かなり楽しめました。