まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

BS歴史館「美しく悲しい女の戦い~王妃たちの朝鮮王朝~」

2012-09-07 15:52:12 | 韓国以外の映画、ドラマ、番組のエトセトラ

昨晩、BSで放送がありました。夕方偶然見つけ、録画予約

渡辺真理さんを司会に、吉田光男氏、磯田道史氏、黒田福美さんをゲストとして、519年に渡って続いた朝鮮王朝の中で、女性の地位や行動がどうだったのかをざざ~っと説明、紹介する番組でしたね。

まぁ、この本の方が、詳細でしたが・・・

知れば知るほど面白い 朝鮮王宮 王妃たちの運命 (じっぴコンパクト新書)
クリエーター情報なし
実業之日本社

 

取り上げた女性は、3人。

まずは、3代悪女と言われる“チャン・ヒビン”。

「トンイ」では、イ・ソヨンさんが演じてらっしゃいましたよね。第19代王粛宗の王妃です。結局は、廃位となり、最期は王から毒を下され亡くなりました。

当時、彼女は南人派の勢力拡大のために宮中に入り王の寵愛を受け、狙い通り南人派はどんどんのし上がって勢力を伸ばしていったわけですね。

全て派閥の狙い通り…と思われますが、これは王の狙いでもあったようです。一つの派閥だけが力を持つのではなく、互いの勢力のバランスをうまくとる様に、王が仕組んだことでもあるとか。

日本の場合は、将軍と臣下は長い間一緒に戦って来た運命共同体のようなもの。だから、朝鮮王朝の王と派閥との関係とは性格が違うようです。派閥の両班は、科挙に合格してのし上がって来た者たち。お互いの距離感が違う・・・と、仰ってましたね。

 

そして、次に取り上げたのは、“廃妃ユン氏”。第9代王成宗の妃です。

彼女も、王から賜薬による処刑をされています。

彼女の罪名は、なんと、嫉妬。

国の基盤が安定して来た時期で、儒教は女性に多くの規制を設けるようになってきていたんですね。儒教的女性観の最初の犠牲となった王妃だと言えるようです。

成宗の母が取りきめた“七去之悪”の内の一つ、嫉妬をしてはいけない…という項目に反したということです。

側室達に嫉妬したユン王妃は、成宗の顔を引っ掻いたらしく、それによって廃位。

 

最後は、第21代王英祖の王妃“貞純王后金氏”。

「イ・サン」でしつこくサンの命を狙う老論派の黒幕ですね。キム・ヨジンさんが演じてらっしゃいました。

14歳で51歳も歳の離れた英祖に嫁いでいます。朝鮮王朝では、王妃が亡くなったりして席が開くと、そのままにはしておかず、必ず10代の女性を後添えとしてもらったようなんですね。

だから、こんな歳の差になるわけですよ。

実家の名門慶州金氏の繁栄の為に、政治に口を挟むようになったとか。そして、既に決まっていた世継ぎのサンの父を陰謀で殺してしまうんです。

でも、実際に表舞台に出て来たのは、サン亡きあとのようですね。

現在も、彼女の一族は脈々と続いてるようです。立派な屋敷が紹介されましたが・・・。あれって、「家門の栄光」で、ハラボジが幼いころに父親と一緒に見つめていたお屋敷のように思えるんですが。もしかしたら、ロケ地だったかしら。

サンが亡くなった時、サンの息子である純祖はまだ11歳でした。彼の後ろに控えたのが、貞純王后金氏だったのです。

それまでは、派閥の権力闘争が主だったのですが、彼女が実家や一族による政治“勢道政治”を行う様になってしまったのです。

それによってバランスを欠いた朝鮮王朝は近代化の波に乗り遅れる事になったと言われています。

そして、王朝の末期となるのです。

 

これらの事を話の中心に、いろんなエピソードを挟みつつ、興味深い話が聞けました。

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今日の収穫(@_@;)

2012-09-07 11:08:01 | その他

ご存知我が家のゴーヤちゃんとオクラちゃん

オクラちゃんは、初収穫以来、順調に実を成らせ続けておりまして。

ここ数日天候不順等の理由で収穫しなかったら、上の様な仕儀に相成りました次第で

左端の2本が、通常売られてるサイズです。

他がどのくらいデカイかが、お分かりかと

また、茹でてもスジが固くて、食べられないんでしょうね

そして、ゴーヤちゃんは、私が受粉したのは、小さいうちからすぐに黄色くなり始め、20センチほどで熟してしまいまして、食べる事が出来ませんでした。

で、茎はどんどん伸び続け、二階のベランダの手すりに巻きついてる様な状況です。

そして、私の背丈では、高枝切りばさみでさえ届かない位置に、実が数個ぶら下がってるんですよ。

ベランダから手を伸ばして取れる位置にあったのが、写真のゴーヤちゃんです。立派でしょ

本日の晩御飯は、ゴーヤチャンプルーで決まりです。

再度お断りしておきますが、どちらも苗は1本です

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『普通の恋愛』完観

2012-09-07 10:41:20 | 韓国ドラマのエトセトラ

前回の記事は、こちらから。

泣けました すっきりとしたハッピーエンドは望めないし、辛いまんまじゃやりきれないし・・・という題材。

それでも、この作品ならではの結論に導き、それがリアルでもありました。

 

ユネが、父親の居場所を知らないと言ったのは嘘だったのかと一瞬ジェグァンは思ったみたいですね。ユネが嘘を言ってたとは信じたくないけど・・・という気持ちも強かったのですが。

それに、ユネに惹かれる気持ちゆえ、ユネが父親を信じるその気持ちを信じたかった・・・ということでもあるようです。

 

父親は、失踪して数年後から、ウネ祖母にだけは連絡をしてきていたようです。それを、祖母はウネには言えなかったんですね。

母親の法事のとき、そっとウネの顔を見に来ていたみたいです。

 

ジェグァンは、ギョンジャに直接聞きに行きました。兄を知っているのか・・・と。

そしたら、あっさりと答えたギョンジャ。

「愛し合っていたんです。一緒に逃げるはずだった。お母さんに反対されていたから。」

 

ところが、写真に写っていたキーホルダーは、兄のモノじゃなく、謎の男性のモノだという事を知ったジェグァンは、こっそりと彼の工房に忍び込むんです。ユネも一緒に・・・。

そこで、男性カン・モクスとカフェの主人ギョンジャとの結婚写真を発見。

でもね、その写真にはもう一人写っていたんです。死んだ兄ジェミンです。

ジェグァンは、結婚しているギョンジャと兄が恋愛関係になり、モクスが復讐したのでは?・・・という疑いを持ちました。それで、警察にその証拠を持ち込むんです。

その事実は、警察も掴んでいました。

 

モクスは警察に拘束されました。ユネ父の無実が証明されるかもと嬉しくなったジェグァンですが、シン女史は、すぐに釈放されるだろうと言うんですよ。

その理由がわかりました。

なんと、ジェミンが逃げようとしていた相手とは、モクスだったんです。

二人はそういう関係だったんですね。びっくりぃ

 

ユネ父が無実かも・・・と思ったジェグァンは、ユネに言いました。

「もし、お父さんが犯人じゃなかったら何がしたい?僕は君と恋愛がしたい。普通の人たちがするような平凡な恋愛が。だから、明日も会える?」

ところが、翌日にはシン女史が言う様にモクスが釈放されたんです。

その時になって、ジェグァンは、隠された真実を知りました。

そして、母親がその事実を知っていて隠してきた事も。

一緒に逃げようとしていたジェミンとモクスなんですが、待ち合わせ場所に行こうとしていたジェミンが、ユネ父の車にはねられた・・・というのが事実なんです。その後、ジェミンを車で病院に送ろうとしていたのも、ユネ父だったわけで。

つまり、ユネ父が犯人ということは動かしようの無い事実だと分かったわけです。

 

その頃、ユネは、いつも来ている白いブラウスじゃなく、可愛い洋服を選んでいました。

ずっとオシャレもしてこなかったけど、ピアスも付けようとしています。

でも、なかなかジェグァンが来ません。それでも、ちゃんと待ってるユネなんです。

「普通は女性が待たせるのに・・・。」

と、ちょっとすねた表情のユネ。

そして二人は普通のカップルがする様に、デートするんですね。食事をしたり、映画を見たり・・・。

ジェグァンは、ちょっとぎこちないんですね。ユネは気づきませんが・・・。

 

初めてプリクラを撮ろうと言うジェグァン。嫌がるユネだけど、

「今日、とても綺麗だから。」

と、一人ででも撮ってほしいというジェグァン。

尻込みしていたユネですが、結局、一人で撮る事に。

「平凡な人になったみたい。それで思いついたの。もしも父が犯人じゃなかったら、何がしたいか・・・。私も恋愛したい、あなたと。」

初めて嬉しそうにほほ笑むユネです。

撮ったプリクラを、ジェグァンが取り上げて見てる時、ユネの携帯に父から連絡が。

 

ユネが、お父さんじゃないよね?…と聞いても、父は

「すまない。」

としか答えません。

父を信じていたユネですが、その言葉に気持ちが揺らぎました。そして、ジェグァンを見た時、彼が全てを知ってるって事に気がつくんです。

 

父は捕まりました。

 

連絡が入り警察に駆け付けたユネ。祖母と居ると、そこにやってきたのは、ジェグァンとシン女史。

その姿を見て祖母はジェグァンが被害者の弟だと気付いたんです。

 

ユネ父に掴みかかろうとするシン女史。

ユネは、跪いてシン女史に謝りました。それでも、シン女史はユネに言うんです。

「あなたが死になさい。それで子供が死ぬ苦しみをあの男に味わわせてやりなさい。」

祖母も絶望的な表情です。

母を止めようとしていたジェグァンは、いたたまれなくなってユネの手をとり、出て行こうとしました。

でも、ユネはその手を離し、一人で警察署を出て行ったのです。

 

静かに一人で川を眺めながら泣くユネです。これで、本当に自分は殺人者の娘だ・・・と。

「これからどうしたらよいのか分からないけど、一つだけ分かる事がある。あなたとはもう会えない。」

付いてきたジェグァンに言いました。

「帰れない。君を一人ここに置いて帰れない。あの日、あのまま帰って7年間ずっと心配でずっと恥ずかしかった。だから、二度と一人では帰らない。」

そう言って、ジェグァンは、事実を話しました。それでも立ち去ろうとしたユネを、追い掛けて後ろから抱きしめたジェグァン。

ジェグァンが大きいんですよ。だから、ユネはすっぽりと彼の胸の中におさまるんです。これが一層切ないですねぇ

「一緒に行こう。逃げよう。どこにでも。」

それでも、父の娘である事に変わりは無い・・・と手をほどくユネでした。

 

でもねぇ、本当は行きたかったんです。

何処かに逃げたいんではなく、ジェグァンと行きたかったんです。

一人、教会で泣くユネなんです

 

ジェグァンは、母親と呼ばなくなったのも、家を出たのも、兄のお葬式の日からでした。

その日、シン女史が言った一言“なんでよりによってジェミンを・・・”。

自分なら良かったのに・・・と母が言ったと思い込んでいたジェグァンなんです。

でも、それは彼の勘違いでした。子どものどちらかを選ぶなんてことは母親に出来る筈がありません。

シン女史が言いたかったのは、どうして母親である自分じゃなかったのか…と言う事だったんですね。

初めて母の本当の思いを知ったジェグァンです。

 

事故の後、まだジェミンは生きていたんです。病院に運ぼうとしたユネ父は、飲酒運転の取り締まりを見て、飲酒がばれるのをおそれて検問を避けて山に行ってしまったんです。

そして、ジェミンを遺棄しようとしたんですが、そこで、いきなり動いて足首を掴まれ、動転し、傍にあった石で強打してしまったというわけです。

それでも、自分の所為では無いと他人の所為にしようとする父の姿を見て、理由がどうであれ、父は殺人者で、自分は殺人者の娘だ・・・と思い知ったユネ、逃げ出したくなったようです。

でもどこへも行くところがありませんでした。一人バスターミナルで座り込んでしまいました。

 

ジェグァンがユネに連絡しました。

「今どこ?」

以前も書いたかもしれませんが、私、韓国ドラマの、この台詞、好きです。

 

そんな時、ユネ祖母が倒れて危篤となってしまいました。

バスターミナルに、ユネを迎えに行ったジェグァンも、一緒に病院に向かいました。

そこに、シン女史が来たのです。そして、母親の気持ちを聞かされたわけです。

 

シン女史とジェグァンは、現場検証に行きました。反対するジェグァンを押し切って行ったのです。

ジェグァンは、流石に言えませんでしたが、

「すぐ戻るから、待ってて。」

と、ユネに言い置いて。

ジェグァンは、この時まで、事件はもう過去の事だ・・・と、忘れるべきだと思っていました。

でもね、実際に検証される事件の概要を知ると、もう、たまらなくなってユネ父に掴みかかってしまいました。

 

ジェグァンは、約束通りユネのところに戻る事が出来ませんでした。

この間に、祖母が亡くなってしまったのです。何かあったら連絡して・・・とジェグァンが言ってくれていたので、ユネは何度も連絡を入れたんですが、結局、来てはくれませんでした。

 

そのまま、会わなくなった二人。

でもね、お互い会いたくてしょうがなかったのです。ジェグァンは、仕事もせず、お酒を飲む日々が続いてましたし、ユネも身辺整理をしつつも、悶々とした時間を過ごしてました。

 

ジェグァンは、自分が人の後ろ姿ばかりを撮っていたのを、ユネに指摘された事を思い出し、居てもたっても居られず、ユネに会いに行きました。

「元気だった?」

「ううん・・・。」

「僕も。」

そして

「会いたかった。」

 

「お父さんがどうして重罪かわかる?お父さんを許せるのは兄だけなのに、もう居ないから許せない。だから重罪なんだ。でも、君を許せるひとはいる?思い浮かばないだろう。だから、君には罪は無い。君は誰かの娘である前に、君自身なんだ。僕が会いたくてたまらなかった女性なんだ。だから、僕を見て。」

 

翌朝、川のほとりを散歩しながら、二人は別れました。正確に言うと、ユネが振りました。

「時間が過ぎて、遠い日のように感じられたら、恋愛する?」

と聞いたジェグァンに、ユネは言いました。

「いいえ。」

「恋愛だと思ったのに。」

と言ったジェグァン。涙がたまってましたね。そしたら、ユネが言ったんです。

「私たち、恋愛してたわ。今、私が振ったけど。」

 

そして、二人は別々の道を歩き始めました。

今のところ、交差する事は無さそうだけど、いつかまた二人が出会う事もあるかも・・・と思いたくなるラストでした。

このラストシーンの、ジェグァンの表情が良かったですねぇ。

 

短編なのに、とてもとても心に残る作品でした。

お勧めです

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