前回の記事は、すぐ前、こちらから。
母が倒れたとの連絡が入った直後、担当患者の容体が急変したとの連絡も入りました。
ガンフンは、担当患者に向かいました。治療の甲斐もなく、担当患者は亡くなりました。
その間、母親の容体も予断を許さない状況だという連絡が入ります。
ガンフンは、母の事が気になりながらも、患者の治療は冷静で的確でした。
母の手術はキム教授が執刀することになりました。
妹は一人で母親に付き添いました。なかなか来ない医者の兄を待つ妹の心情も理解できます。先に母親を見てほしいと思うのが当たり前ですよね。ガンフンの行動が正しい事だと分かってはいても。
手術は成功しました。でも、悪性腫瘍がある事が判明。
ガンフンは流石にショックを受けました。疎遠な母親でもね。どうも、妹とは父親が違うようです。その事で、ガンフンは二人に対して余所余所しい他人の様な態度をとり続けてるんでしょうね。
とにかく、詳細な検査結果は後日・・・となりました。
ガンフンがへソン大の採用に落ちたという事は、コ科長達にも知られました。内緒には出来ないですよね。おそらく情報のルートはたくさんあるでしょうから、どこからでも漏れて来ますわな。
で、またもコ科長は、ガンフンに鷹揚なところを示すフリをして病院に残る様言いました。母親の病気のこともあるから・・・とね。でも、その裏には、キム教授の研究による新薬の臨床試験が開始の許可が下りたと言うニュースがあるんです。差をつけられる不安があるんでね。ガンフンをとりこんでおきたい訳ですよ。
ガンフンの実力は買ってますからね。
でも、それもガンフンは拒否しました。
後に引かないのね・・・苦しくなるとわかってても
ユジンは、想像以上にガンフンの事が本気みたいです。
どうしても受け入れてくれないガンフンなんだけど、彼女なりに力になりたいと思ってるんですね。それで、妹のハヨンと親しくなろうと近づいてました。
ガンフン母の病気の事も、ハヨンから聞いて何か出来ないかと探っています。即、お見舞いに来ましたし、ハヨンの仕事についても考えてくれているようです。
ガンフン母は、こんな状態になっても、ガンフンに心配かけたくない、勤務先の病院だから迷惑をかけてもいけない・・・と、知らせないようにハヨンに言いました。
ガンフンは、それを聞いて、何とも言え無い表情をしていました。
それでも、ガンフンは、病院を去りました。ジヘが気が付いて後を追いましたが、既に部屋は片付けられ、姿はありませんでした。
そして、小さな救急病院に就職しました。今までとは比べ物にならない環境のようですが、仕事は忙しいようです。
ガンフンの実力なら、どこでもやっていけますよね。
ジヘは、ガンフンの事を思い出す事が多いようです。ガンフン母は、ジヘの優しさがお気に入りのようで、ガンフンの嫁にはジヘの様な人が良いと言っています。
ジヘは、ユジンがガンフンの母のところに何度も足を運んだり、妹のハヨンと親しそうにしてるのを見ると、ガンフンとの関係が気になる様です。
ジヘは、キム教授の研究の手伝いをしているのですが、ある時、ジヘの脳のMRIをと撮りました。中学生が見学に来る時の参考資料にしたいと言うのです。
それを見て、教授は言いました。
「ユン先生、恋してるのか?」
MRIのが画像で、脳の一部分が反応して、化学物質が出てるのが分かるらしいんですよ。明るく、赤く反応していました。
ある時、母親のところに来たガンフンを見かけた看護師長が、気を利かせてジヘにその事を知らせてくれました。嬉しくて、一生懸命走って行くジヘが、微笑ましかったです。ドキドキの気持ちがこちらまで伝わってくるようでした。
でも、言葉を交わす事も無く、ちょっとだけ目が合っただけでした。追い掛けるのかと思ったら、ジヘは、上の階からロビーを歩くガンフンの後ろ姿を黙って見つめるだけでしたね。切ないです。珍しく消極的恋愛モードです。でも、私的には、とても好きな展開です。
ガンフンは、アン科長から、20年前の父親の手術を担当したとされてるキム・シヌ博士が、へソン大病院に入院している事を聞いていました。事情をすぐにでも確かめたかったのですが、現在、パーキンソン病と認知症を患い意識もまだらの状態のようです。
でも、時々症状が治まり、意識もはっきりする時があると聞き、ガンフンは自分の連絡先を介護者に預けてあったのです。
ある日、介護者から連絡が来ました。キム博士の状態が落ち着いたんです。
博士は、正気に戻った時、伝えたかったことがある・・・と言いました。
「お父さんの手術は、うちの病院の医師のミスでした。」
「執刀医は?」
と聞いたガンフン。迷いに迷った挙句、博士が口にしたのは、キム教授の名前だったようですよ。
ガンフンは、20年前、執刀医の姿を見てるんです。ただ、太陽の光が当たってはっきりとしなかったのと、マスクで顔の半分がおおわれていたため、しかとは見極められない状態なんですね。
ガンフンは、すぐキム教授のところに行きました。鬼の様な表情です。殺気立ってて、怒りのあまり、神経がどうにかなってしまいそうな感じです。
教授、なんて言うんでしょう。
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