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密会 OST(JTBC TVドラマ)(韓国盤) |
クリエーター情報なし | |
Vitamin Entertainment, Korea |
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ソンジェが自分の言う事を聞かずに、服もいらないし、家に戻ると言ったもんだから、カン教授は気分を害しました。
でも、あんまりしつこく言わなかったのは、やっぱりソンジェの気を悪くして弟子にならないと言いだしたりするのを恐れてのことでしょうね。
なんか、普通の親の様に、恋人と会う事を許そうか・・・なんて、悩んだりするんですね。
留置所から出してやったのに、あまり感謝の気持ちも無さそうですし、心が読めないと愚痴りました。
だから、へウォンは、また子供をあやすように、言ってあげましたよ、夫に。
「あなたが先に心を開いた方が良いんじゃない?」
帰宅途中、へウォンは突然、車を降りると言いました。友達に会う約束があるから・・・と。
でもね、これ、ソンジェに会うためだったんですよ。
一応、ばれないように、友達にアリバイを頼む辺りは大人なやり方だよね。
ソンジェは驚きました。家の前にへウォンが居たから。
話しがある・・・とへウォンは言いました。
「目標を大きく持って。私やオーディションなんて目先の事に過ぎない。国際コンクールのスケジュールを確認しなさい。」
チ・ミヌは11月にジュネーブ国際音楽コンクールに出る、あなたは来年挑戦すればいい、3月にはフランスのエピナル、6月にゲザ・アンダとチャイコフスキー・・・と、スケジュールを挙げるました。
それを遮ったソンジェ。
「俺の才能は別格だと先生は言いましたよね。俺はもう先生に従うだけの子供じゃないし、カン教授のような詰まらない大人でもありません。」
そして、
「大人らしく振る舞おうと気張ってるんですか?」
・・・と来た。このセリフ、今までに無いセリフですよね。
物凄く年齢が離れてる女性とすると、やはり大人な自分をつい見せてしまうのってあるのかも。そうやって心にブレーキをかけているのもあるだろうし、母性というのもあるだろうし・・・。
「うまくやれます。」
そう言うソンジェ。
「先生に100%本気だから、嘘なんて要らないんです。勿論秘密にします。守りたいから。」
自分の家に帰って来たら、テリトリーに入ったように自信が湧いてきて何も怖くなくなったと言いました。
「だから、先生も心配しないで。大人ぶらないで。俺を愛して。」
何て真っ直ぐな・・・。へウォンの気持ちも確信してるという自信が可愛いと言うか・・・。へウォンもそう思ったのかな?思わず笑ってしまいました。
ソンジェに死んだ母親の事を聞いたへウォン。
写真も見せてもらいました。
美人なのね・・・とへウォン。
「お母様を思うなら、やめなさい。母親だったら耐えられない筈。20歳も年上なんて。」
でも、そんな言葉に耳もくれないソンジェ。
自分の演奏を聞きますか?・・・と録音したのを流し始めました。
聞き終えた時、へウォンは感動して涙が流れたようです。
「これを自由曲にしなさい。」
「いいですか?」
と、嬉しそうなソンジェ。
両手を広げてへウォンは言いました。
「おいで。抱きしめてあげる。」
思わずソンジェは笑顔が固まりました。
「僕が抱きしめてあげたい。」
近づいてくるソンジェから逃げるように、帰る・・・とへウォン。でも、前にソンジェが立ちました。
そして、そっと抱きしめたのです。
気持ちを確かめあったって感じ。
ところがですよ。これを、カン教授が聞いてた
カン教授はカン教授で、ソンジェを気遣って、果物やおそらくオカズなんぞを持ってきてたんですね。
そしたら、部屋の中からピアノが聞こえ、そして妻のへウォンの声も・・・。
友達と会うと言っていたのに・・・ですよね。
カン教授、そのままそっと帰りました。
そして、妻が帰って来た時、さりげなく聞きましたよ、楽しかったか?・・・と。
そして、自由曲はどうする?・・・と。リストは?・・・と。ソンジェの部屋で聞いていたあの曲なのかな?私は全然知識が無いので分かりませんが。
ぞくっとしますね、カン教授のあの表情は。
へウォンは、すっかり恋する乙女になっちゃってて。
だからタミのことも気になるんですが、表向きは一切知らないフリで、却って親しく声をかけたりしてます。これは、ソンジェとの関係を聞き出すためでもあるのかな?
でもね、美容室で髪を切ろうかと言った時、年を感じさせられるようになってしまうから止めた方が良いと言われましてね。改めて自分の年を考えてしまうのです。
冷静に考えてみると、身体はどんどん年老いて来てて、でも心は20歳のころを取り戻したいと思ってでもいるように動揺したり土器めいたりしてる・・・。
もがいても20歳には叶わない・・・とへウォン。
やはりソンジェのようには、心全部をソンジェに向けられないわけです。
ところで、へウォンに新規事業の件を断られたヨンウは、父親に泣きつきました。
ソ会長も、娘には弱いんですよ。
最初は許さないと言っていたけど、結局は、へウォンに手伝って貰う事で、許すと言ったのです。
ソンスクもへウォンも、それは予想していました。
ただ、その上でソンスクはへウォンに、その提案を断るよう言ってあったのです。
ソ会長から頼まれたら嫌とは言えません。へウォンはその話を引受けると返事をしました。
「その代わり一つだけご配慮願いたいのです。アートセンターの全権を私に。」
そう言った時、ヨンウが怒り、マージャン牌を投げつけたのです。
痛いよね~あれは
流石にソ会長も娘の醜態に激怒し、連れ出させました。
これで、へウォンの交換条件はおそらく聞き入れられるでしょう。
でも、へウォンの心は晴れませんでした。
ソンジェを呼び出しました。
「何も言わずに2時間ドライブを。」
なんかねぇ、どろどろしてますな。大人なリアルさですね。