秘密の扉 OST (SBS TVドラマ)(韓国盤) | |
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いやぁ~、これまでの英祖の印象が、根底から覆されましたよ、いきなり。
英祖=ハン・ソッキュssiは、王位に就く前から、その命を狙われ続けてきたようです。
子供のいない先代王景宗の跡継ぎとして、幼いころから地位は保証されていましたが、命を狙われるような事があると、人を信じられなくなりますよね。
おまけに、老論派から半ば脅されるように連判状に署名させられ、その連判状がある限り、英祖は老論派の意志に従わなくてはならなくなったのです。
署名は“竹波”。
そして、英祖は玉座についたわけですが・・・。
連判状が足かせとなって、彼が推進したい政策なんぞは、老論派の反対に遭って、何一つ実現できないでいるのです。
そこで、連判状さえなくしてしまえば良い・・・と思い立ち、側近のパク・ムンスに探し出して処分しろと命じました。
ムンスは、連判状は承政院に隠されていると言う情報を掴んで来ました。
英祖は、承政院ごと焼き払ってしまいましたよ。
本当にあったの?
英祖の息子イ・ソンは世子です。
父英祖から早々と権力の移譲は受けているのですが、正式に退位したわけじゃないので、まだ中途半端な状態です。
ソンは、とにかく好奇心旺盛。
王宮殿の外にも度々出て、庶民の暮らしを経験してます。
今は、貸本に興味がありまして。
当時、本の出版というのは、庶民には禁じられていました。
それでも庶民の間だけでなく、宮中にも貸本は広く読まれてる状況でした。
ある日、貸本屋の取り締まりを見かけたソンは、その厳しさを見て激怒。
貸本屋の取り締まりを止めると宣言したのです。それだけでなく、出版と流通も許可する・・・と。
これには、老論派の重鎮たちが猛反対。
でも、ソンは反対意見を聞き入れず、一方的に宣言してしまったのです。
ソンは、老論派に勝ったと得意になりました。
そんな気持ちに水を指すように師であるムンスが言いました。
「私が見たのは、舌戦で勝って、政治で負けた愚かな世継ぎの姿だ。」
民に本を与えるという単純な事なのに・・・とソン。
「その単純な事が、何故400年もの間許可されなかったのでしょう。王様は何故許可しなかったのでしょう。まずは、王様に相談すべきでした。王様を敵に回すことになりますよ。世子さまは、あくまで代理聴政なのです。君主の権力を行使することはできても、まだ君主ではありません。」
この時、まだソンはムンスの言葉の意味をちゃんと理解していなかったようです。
英祖は、側近からソンの行動を逐一報告を受けてます。
それらがどうしてもあまり良い報告じゃなくてね。
生まれながらの世子であるソンは、地位を脅かされたこともなく、ましてや命を狙われた事もありません。
羨ましい・・・と英祖。
屈折したような英祖の表情が気になります。
ソンには、へギョン宮ホン氏という正室がいます。
彼女は、ソンのすることなす事が気に入らないようで、あれこれと言動を注意したりする事が多いのです。
だから、ソンは煙たがってるようです。
そんなソンが心休まるのは、友人の図画署員であるシン・フンボクといる時です。
服装を変えて、画家のように絵を描いてみたり、街にお忍びで出かけるのも、フンボクと一緒です。
ある日、英祖は、新入りの内官が自分の命令に従わない事から機嫌を損ね、いきなり譲位する・・・と言いだしました。
でも、これ、初めてじゃないんです。
ソンが本当に幼いころから、しょっちゅう譲位すると口走り、そのたびに世子のソンは、白い下着姿になって譲位を引き留めるというパフォーマンスをする羽目になっていました。
5歳のソンは、自分の後ろに居並ぶ重臣たちの
「譲位を思いとどまってください。」
の大声での唱和におびえて泣きだす始末。
それ以後も、何度も何度も同じ事が繰り返されて来たのです。
英祖って・・・なに性格的に異常だったの?
「トンイ」の人並み外れて聡明な息子でも、「イ・サン」の重々しい威厳を備えた王でもない。
この中に、老論派の長であるキム・テクの姿はありませんでした。
彼は病気と偽って出仕もしていませんでした。
連判状を探していたのかしら?
それを、ユンボクが持っていると察し、殺してでも奪うよう命令していました。
部屋を荒らされたフンボクは、連判状の事だとすぐに察しました。
ソンにこの事を報告しなければと思ったんだけど、その時は、ソンは、英祖の譲位を引き留めてる最中。とても手紙を渡す事も出来ないし、話すなんて、到底無理な状況です。
やっとのことで、ソンの内官であるチャンに手紙を渡してほしいと頼んだのです。
でも、その後、何者かに追われてるよ~っ