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キレイな男 DVD-BOX1 【初回生産限定版】(5枚組:本編4枚+特典DISC1枚) |
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ボトンは、必死にマテに縋りました。
「俺の人生から出て行ってくれ。」
そう、マテが言いました。どうしようもありません、ボトン。
その時以来、ボトンは食事もとらず自室にこもりっきりになってしまいました。
ダビデは、マテからボトンを頼むと言われていました。詳細は話して無かったようですが。
言われなくても、ダビデは、ボトンの傍を離れるなんてこと、出来ません。
マテも、決して平気じゃありませんでした。彼もダメージを受けていました。
だって、初めて愛というものを分かりかけた時だったんですもん。ボトンのおかげで。
亡き母も、ボトンが傍に居てくれたらマテは幸せになる・・・と信じていたのにね。
ダビデは、思い切ってボトンを外に連れ出しました。
気分転換にはなりましたが、かと言って、ボトンの気持ちがダビデに向かうことはありませんでした。
マテ以外考えられないのですよ、ボトンには。
そんな時、ナ副会長が動きました。
ドクセンに声をかけて、一等地でのクラブ経営を餌に、マテの会社の契約先の情報を手に入れたのです。契約書をごっそりと持ちだされてしまいました。
有名ブランドと契約したと言う偽の情報を流し株価の操作をした・・・という疑いをかけられたんです。
なんと・・・あまりにもお粗末な事件。
まぁねぇ、こういうドラマにレベルの高い社会的な事件の詳細は、必要ないのは分かるけど・・・。
ま、これも、ボトンの存在の大きさをマテが痛感するには良いエピソードだったかも。
ダビデは、ボトンを兄のムンスに会わせました。
そこで、ボトンは事情を説明。おそらく、MGが絡んでる・・・と聞いたムンスは、即、動きました。
MGの責任を認めたのです。
結局、これで、ナ副会長は、窮地に。
マテにボトン母がお弁当を持って来ました。
マテが実の母親の事で苦しんでいると知ってて、話しをしたかったようです。
「母親って誰もが自分の子を一番大切に思ってるわ。元々はきつい人じゃ無かった筈。子供を手放しても生きていかなきゃいけない。きつくなるしかなかったのよ。人間はね、申し訳なさすぎると謝れなくなるものなの。あなたには、母親の事許してあげて欲しい。そうすれば、その人もきっと気持ちの整理がつく。」
この言葉を聞いて、マテはナ副会長に会いに行きました。
「言いたい事があります。これを話したら、二度と会いに来ません。」
そう言って話し始めたマテ。
言葉を切りました。ナ副会長も、息を止めてるようです。
涙がこみ上げてくるのを必死に我慢して、マテは言いました。
「生まれてきて、本当にすみません。」
お元気で、オモニ・・・。
いやぁ~、このセリフが出るとは思わなかった。この一瞬のシーンだけで、泣けました。それまで全然泣けないなぁと思ってたのに。
ナ副会長も、流石に、息子からそんな言葉が出るとは思わなかったみたいで。
表情が歪みました。
「今まで謝罪などしたことがない。この世に詫びることなど無い。子供を捨てる以上の罪は無いから。」
そう言ったナ副会長。
マテを捨てた事を、一生消えない罪として背負って来たってことですね。
結局、マテとナ副会長は、一緒に歩むことはできないようです。
会長は、実は手術を受けてなかったようです。もう、手の施しようが無いんだとか。
それを聞いた時、ナ副会長は、会長の傍で生きる決心をしました。
ハッピーエンドです。
この作品、やっぱり、脚本がちょいと・・・というところじゃないでしょうかね、視聴率が取れなかったのは。
役者さんたちの演技は、それぞれに素晴らしかったと思いますよ。
でも、「美男ですね」から「ラブレイン」にかけての俺様キャラがこう続くと、食傷気味になってしまうのも仕方が無いかと思うんですよ。グンソクくんのイメージが、固定化されてしまいそうです。
それ以前は、もっと多様な役柄をこなしていたように思うんですが。
次回作に期待しましょう。