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それにしても、この作品の登場人物たちって、どうしてこうも人の気持ちに疎いのかしら。
どうしてドンソク母が、ドンオクの事はドンオクに任せて・・・と言ったのか、分からないのが不思議。
ドンオクのことを見捨てるような言い方をしたドンソク母に、まずテソプが噛みつきました。
このことで、離婚問題が、一気に公に。
叔父さんたち、ドンタクにまで広がるのも、あっという間でした。
で、いつものように、大声で自分の意見を相手にぶつけまくる大騒動に。
今回は、ドンソク母の意志だと知り、的になったのは、ドンソク母でした。
意外だったのが、ドンヒに伝わるのが遅かったってこと。
丁度、マリと挨拶に来る時の手土産を選んでいたからね。
幸せ一杯の気分のまま帰宅し、久しぶりに母に甘えたドンヒ。
声を聞いてるへウォンは、複雑な心境でした。ドンヒにも話さなきゃいけないんだけど、やっぱり自分の口からは言えませんでした。
あんなに幸せそうなドンヒ、その笑顔を曇らせたくはありませんもんね。いつかは知る事だし・・・。
ドンソクは、母の気持ちを聞いたのかな?
聞いたけどまだ理解出来ていなかったのかな?
それでも、母の望むようにしてあげたいという気持ちはあるのです。ただ、家を出るというのは・・・ねぇ。
翌日、ドンタクが知らせを聞いた帰って来ました。で、又も大声で騒ぐもんだから、ドンヒの耳にも入ってしまったのです。
皆、母の気持ちが理解出来ません。やっとこれから・・・と思っていましたからね。
「もう充分でしょ?お前たちを育て上げ、私の役目は果たしたわ。何故自分の好きなように生きるのが裏切りなの?お前たちは好きなように生きているのに、どうして私には何もさせてくれないのよ。」
何もさせなかったわけじゃないだろ?・・・と言われた母。
「何もできなかった。おじいさんの看病もして稼ぎながら子育てをするために好きなことなんて何もできずに生きて来たの。」
じゃぁ、これからすればいいじゃないか・・・とドンヒ。
「何故分かってくれないの。これ以上お前たちの母親でいたくないの。死ぬまでお前たちの世話をするなんてうんざりだわ。」
この言葉、子供とするとショックですよね。
子供にとって母は母ですから。いつもどこでも母ですから。そこにいる筈の母ですから。
「誰にも気兼ねせずにお前たちの心配もせず自由に生きていきたい。」
皆、ショックを受けました。母の言うとおりです。でも、納得は出来ないのです。
でもね、へウォンは気づきました。
これまでどんな大変な事があっても、苦労があっても、全て引受けて黙々と生きて来た母。今の人なら、絶対に早々に離婚しても不思議は無いほどの苦労を一人で背負って来たわけです。
だから、人は彼女の事を“仏様”みたいだと言うのです。
だけど、その言葉は母に重荷を背負わせるだけでした。彼女も人間ですから。皆、母を仏様だと思い込んで人間だと言う事を忘れていたのです。
母が辛くて悲鳴を挙げていたのに自分の事ばかり考えてきた・・・。
居なくなったら困る・・・なんて。
「あの小さな体で一言の不平も言わず全て我慢し、家族の世話をして・・・。どんなに辛かっただろう。全て投げ出して休みたかったでしょうに・・・。当然の事を言っただけなのに、何故私たちは騒いだりしたのか・・・。」
気づいたら、へウォンは離婚したいと言う言葉に反対出来ませんでした。
それは多分、ドンソクも同じでしょう。
叔父さんたちが、うつ病なのでは?と治療を勧めて来た時、きっぱりと断りました。
そんなんじゃない・・・と。
ドンオクは、母から言われた言葉を頭の中で繰り返していました。
自分は、何でもできる。自分の事は自分で解決しないと。口も頭もあるんだから。自分で弁明もできない馬鹿じゃない・・・。
だから、ウジンの母に、ちゃんと話しが出来ました。ウジンの後ろに隠れているだけじゃ無くて・・・。
ウジンが、母からドンオクを守ろうとした時、自らウジン母の前に出たのです。
「私は、ウジン先生がとても好きです。それで、これからも付き合いたいと思ってます。私は賢くは無いけど、ウジン先生と仲良く過ごす自信はあります。頭は良くないけど、ウジン先生みたいにいつも笑顔で真面目に暮らせます。」
ウジンは、愛しげにドンオクを見つめていました。
この報告を聞いた母の表情が泣けました。
ドンオクが、ちゃんと自分の思いを分かってくれた・・・と思ったんでしょう。一人立ちしようと頑張ってる・・・と。
ドンソクが、父テソプに離婚届を差し出しました。判を押してくれと言って。
母さんの意志に従ってくれ・・・と。
そんな時、ドンタク一家が来ました。一緒に住むと言います。
そして、ドンヒも、マリを連れて来ませんでした。
二人揃って、ドンソク母が安心して家を出ていけないように、親不孝する・・・と言うのです。
ドンソク母、頭を抱えました。
誰も彼女の気持ちを理解してくれないから・・・。
これじゃぁ、今までと同じですよね。同じように母を家に縛り付けて何もさせず、自分たちの世話だけをして生きろと言ってるのと同じですよね。
泣きたくなるような表情の母でした。
そこで、ドンソクが言いました。離婚訴訟の準備をする・・・と。
皆、驚いてます。母も忘れていたって表情です。
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