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やっぱり、これらのすべては、チンソン大君をおびき出し、殺すための口実を作り上げる罠でした。
勿論、燕山君の傷も大したものではありませんでした。
チンソン大君が、罠だと察した時は、もう、遅かったのです。
待っていたチェギョンも、逆賊の妻ということで、その場で捕えられ、幽閉されてしまいました。
シン・スグンも罷免され、蟄居となりました。
ほくそ笑んだのは、イム・サホンとチャン・ノクスってところですね
燕山君は、牢にいるチンソン大君にわざわざ会いに行きました。
これで勝利を確信したのでしょう。翌朝には、八つ裂きの刑に処してやると冷たく言いました。
チンソン大君、もう燕山君に対して兄という感情は完全になくなってしまったようです。激しい憎しみだけが体中を満たしていました。
次にチェギョンに会いに行った燕山君。
やはりチェギョンに対しては、冷酷になりきれないところがあるようです。
チンソン大君を翌朝には処刑すると告げられ、チェギョンは大きなショックを受けました。
どうか、反逆罪だけはやめてください・・・と燕山君に言いました。
反逆罪は、当時三代下まで滅ぼすほどの重罪だったようです。このままでは、チンソン大君と結婚したがために自分の家族までもがになるか死ぬか・・・です。
でも、その結婚は燕山君が命じたモノなんだから、燕山君にも責任の一端はある・・・とチェギョンは言いました。
苦肉の策って感じですね。
私が生涯、王様の傍にいますから・・・とチェギョンは跪いて頼みました。人質として傍にいる限り、大君も何も出来ない筈・・・とね。
一瞬、心が動いたような燕山君でした。
だけど、やっぱり流刑なんぞで済ます気にはなれませんでした。
「断筋刑が良い。」
と、燕山君は言いました。踵の筋を切って、歩けなくする刑罰だとか。
殺されるよりは、マシと考えるしかありませんでした。
翌朝、チェギョンが泣きながら見守る前で、チンソン大君は刑に処されたのです。
チェギョンは、チンソン大君の忠心が証明されるまで別宮に幽閉されることになりました。
チンソン大君は、庶人と言う身分になり、一生・・・子々孫々庶人という身分になることに。一生王室に戻ることはできなくなりました。
ただ、仲間が密かに手を回したお陰で、踵は軽い切り傷で済みました。
チェギョンの元には、燕山君から、様々な贈り物が届けられました。
でも、チェギョンは一切それらに目もくれず、部屋の隅に積み上げられているだけでした。
そして、燕山君自身も、毎日会いに来ました。
来たからと言って、何か用事があるわけでもなく、チェギョンの顔を見て、何も話さずすぐに帰って行くのです。
チェギョンも、もう燕山君を以前のように見ることはできなくなっていましたから、笑顔も一切見せず、ただ、礼を尽くして迎えるだけでした。
燕山君の暴挙はますます酷くなって行きました。
実母の廃位にかかわった者は、女官だろうと皆、罰せられました。
正常な精神状態でいる事が少なくなって来ています。
チンソン大君は、チェギョンが心配で恋しくて生きる気力を無くしたかに見えました。
でも、周囲の者やチェギョンの乳母の助けもあって、徐々に肉体的にも精神的にも回復していました。
ある時、燕山君の命令で様子を見に来た内官には、不自由な身体のフリをして見せましたが、本当は、杖をつけば歩けるまでに回復していたのです。
そして、仲間たちと着々と反乱準備を進めていたのです。
これらの計画を、チンソン大君たちはパク・ウォンジョンにすら内緒に進めていました。
大きな計画ですから、恐れをなした者から燕山君側に計画が漏れるおそれがあると考えたのです。
慎重に慎重に事は進められていました。
で、地方での反乱軍が、都を目指して進行を始めたということが大臣に伝わって来た頃、やっとパク・ウォンジョンにも事情を打ち明けたのです。
その頃、シン・スグンは毎日のように燕山君に手紙を送っていました。
特にさし障りの無い思い出話が主なのですが、シン・スグンの燕山君への忠誠心を如実に表していました。
でも、燕山君はそれらを一切見ませんでした。
ある時、燕山君は、それをチェギョンに読み聞かせることを思い付きました。チェギョンの元を訪ねる口実にもなります。
チェギョンは、命じられるがままに手紙を読みました。
いたたまれなくなったのでしょう、燕山君。あれほど信頼していたシン・スグンとの関係が、どうしてこうなってしまったのかと苛立つ思いでもあったのかもしれません。何が、とこで間違ってしまったのか・・・と。
ただ、燕山君は、自分が間違ったとは分からないのでしょうね。
手紙をチェギョンのところに置いたまま、出て行きました。
チェギョンは、久しぶりに見る父の筆跡に、涙があふれて来ました。
シン・スグンの元を、パク・ウォンジョンが訪ねて来ました。
反乱を起こすと告げました。
そして、選択を迫りました。娘を選ぶか、妹を選ぶか・・・です。
つまり、娘を選んでチンソン大君の側につくか、王妃である妹を選んで燕山君につくか・・・です。
事は翌日に迫っていました。
チンソン大君は、宮中に運び込まれる賄賂の品(・・・イム・サホンへの賄賂ですね)を運ぶ兵に扮して、宮中に入りこみました。
まず、チャスン大妃に事を知らせました。
そして、チェギョンの元にも。
一気に事が運ぶわけ