まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『七日の王妃』19話まで

2018-02-12 22:13:14 | イ・ドンゴン関連

                                  

レビュー一覧は、こちらから。

 

チェギョンの小刀を自分の胸に当てた中宗。

その切っ先は、中宗の胸を少し切りました。でも、チェギョンは、そこまででした。

旦那さまの命令ですか?・・・とチェギョンは聞きました。敢えて‘旦那さま’と言ったところに、彼女の皮肉が込められていると思います。

中宗は、正直に言いました。

自分の為に動いた誰かがしたことだから、自分の責任だ・・・と。家族を守ると言う約束を守れなかった・・・と。

崩れるように座り込み、中宗は泣きました。チェギョンは、背を向けました。

 

中宗は、自分に今出来る事を精一杯しようと思いました。

チェギョンの為に両親の霊を祭った部屋を作りました。いつでも両親と話ができるように・・・と。

その心を、チェギョンはちゃんと理解していました。

こうなった理由も推察出来ました。

だから、決心しました。中宗に寄り添って、一緒に歩いて行こうと。チェギョンを中宗から離そうと企む輩がいる事が分かった今、今まで以上に愛し合い、信頼し合って、生きていこうと。それが、二人を中違いさせようと企む者たちへの復讐となる筈だからと。

「強い君主におなりください。そして私たちをお守りください。」

チェギョンの強さが素晴らしいです。

そして、やはり中宗の優柔不断さが気になります。

 

一見すると、無謀で感情に任せて突き進むように見える中宗ですが、反面、仲間や愛する人たちに厳しく成りきれないところがあります。

シン・スグン夫妻を殺してしまったのも、パク・ウォンジョンの暴走と言えるでしょう。それも、自分の権力を増大させようという目的ですからね。

なのに、罰し切れないのです。

論功行賞をした時、パク・ウォンジョンに大きな功があると言いながら、シン・スグンの件を責め、本来ならば、死にも値する暴挙だと指摘しました。

しかし、一等功臣ということで、公の場で罪を責めることをせず、二人だけの場で事を収めてしまいました。つまり、一等功臣が本来得られる赦免権をここで使ったことにし、今後は一切慈悲は無い・・・としたのです。

ダメだよ~それじゃ、野放しも同然ですよね。

 

やっぱり

この事で、中宗の自分への怒りがはっきりし、チェギョンと別れる気は全く無いと分かったわけですよ。

だとしたら、パク・ウォンジョンのターゲットはチェギョンになりますわな。

ミョンへを王妃とするためにも、自分の家門を建て直すためにも、チェギョンは消えて貰わなければ都合が悪いのです。

 

ミョンへは、一件落着したことで、目的を失った感がありました。

ソノの墓に毎日のように赴き、話しかけています。中宗の妃となる思いは、消えたかに見えました。チェギョンへの中宗の想いを嫌と言うほど見聞きしましたからね。諦めたくなるのも当然でしょう。

だけど、パク・ウォンジョンは、ミョンへをも脅しました。

このままチェギョンが王妃となって権力を握ったら、両親を殺した自分たちを生かしておく筈が無い・・・なんてね。

中宗に、何かに付けて、先王と同じ轍を踏むのですかなどと脅す物言いをするのに、自分だって、自分の家門以外の人間の命など、全く大切じゃないんですもんね。中宗以上に燕山君的な考え方ですよ。

 

中宗もバカじゃありません。

大臣たちがチェギョンを王妃にするのに反対している事を知っています。中には、賛成する者もいますが、反対派の勢いに押されて声を出せない始末です。

だから、自分が王座に就くとすぐに、チェギョンを中宮に冊封したのです。

自らがチェギョンのところに教旨を持ってやって来ました。

 

チェギョンは、謹んでそれを受け、礼を返しました。

すると、中宗も、チェギョンに対して礼をしたのです。本来王は最上位の者ですので、このような礼を妻に対しても取ることは無いのでしょう。

周囲の内官や女官は驚きました。

「中宮。余の傍にいてくれて本当に心から感謝する。」

中宗は優しく手を取ってチェギョンに言いました。

やっと、チェギョンもほっとしたようです。

だけど、まだ事は収まっていませんでした。

 

パク・ウォンジョンが罠を仕掛けたのです。

 

その頃、燕山君は、流刑先に行く途中でした。

心静かに運命を受け入れたように見えました。

ところが、そこで仕えていた内官がわざと激高することを伝えたのです。シン・スグンの死です。そしてチェギョンが廃位されそうだということも。

おまけに、何者かが、襲って来たのです。

勿論、ここで殺すつもりじゃなかったようです。怪我を負わせておいて、わざと逃がしたのです。

罪人が逃亡すると言う事は重い罪となります。

殺す理由ができたというわけですね。

そして、シン・スグンと妻が殺され、チェギョンの身が危ないと知ったら、必ずチェギョンのところに駆け付けると踏んだのです。

 

タイミング悪かったわぁ・・・。

チェギョンが実家の片付けに行く日だったんですよ。

燕山君は、そこに逃げ込んじゃった。と言うより、シン・スグンを悼んで行ったのでしょう。

チェギョンが行った時、既に燕山君が来ていました。

逃亡したと聞いたチェギョンは、驚きました。

でも、燕山君の気持ちも察したのです。そして、怪我の手当てをし、事情を聞いた時、パク・ウォンジョンが兵を率いて乗り込んで来たのです。

待ち構えていたんですよ、パク・ウォンジョンは。

 

燕山君も、すぐに罠だと察しましたが、既に遅かった・・・。

 

燕山君は、チェギョンも一緒に行こうと言いましたが、チェギョンはそれを拒否しました。

 

チェギョンは罪人を逃がした罪で捕われました。

牢でパク・ウォンジョンと対したチェギョンは、二重にも三重にも張り巡らされた罠にかかってしまったと悟りました。

いくら大声で無実だと叫んでも、パク・ウォンジョンの罠だと叫んでも、誰も信じてはくれないだろうと思いました。

そして、自分がそうすることで、中宗を傷つけ、国を混乱させることも・・・。

 

中宗は勿論チェギョンの無実を信じていました。

パク・ウォンジョンの企みだということも、薄々気づいていたでしょう。でも、証拠がありません。

パク・ウォンジョンをあの時処罰していたら、こんな事にはならなかったでしょうに・・・。

 

チェギョンは、自分が罪を全てかぶろうと決心しました。

それは、彼女の死を意味することです。でも、もうそれで良いと思ったのかもしれません。

自分が燕山君を逃がしたと言いました。そして、自分と父にとって主君はただ一人、燕山君だと言ったのです。

中宗の絶望的な表情が辛いわ~っ

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『七日の王妃』18話まで

2018-02-12 16:29:04 | イ・ドンゴン関連

                                

レビュー一覧は、こちらから。

いやぁ~・・・怒涛の展開でした。泣けたわぁ~っ

この作品、テーマがテーマだけに、泣くシーンが多いのですが、演じる方々も、きっと苦しかったんじゃないかとお察しします。

 

チェギョンは、目の前の人がチンソン大君だと、信じられませんでした。普通に歩いて来たからです。

きっと不自由な足で、歩く事も出来なくなっているに違いないと心配していたのですから。

ほっとしたのと同時に、チンソン大君が王宮に来たということは、何かを決心したからだと言う事にも気付きました。

「そなたを、我々を・・・家族を、さらには民を救うための決心だと言ったら信じてくれるか?」

と、チンソン大君は言いました。

はいと頷くのかと思ったら、チェギョンは

「恐れ入りますが、今は返事が出来ません。」

と、言ったのです。大君の意思を志を貫き、実践に移し、私と家族を安全に守ってくれたら自然に信じられ、支持できます・・・と。

 

私の家族には会いましたか?・・・とチェギョンは聞きました。やはり父と母の事が気になっていました。

チンソン大君がまだ回復する前、シン・スグンが会いに来ていました。

その時、チンソン大君は、燕山君を正しい道を歩むよう叱責し、ダメなら捨てるべきだとスグンに訴えました。

でも、シン・スグンの考えは違いました。

「主君を捨てる臣下がいましょうか。守るだけ守って、ダメなら、主君の為に戦い死ぬのが臣下の運命です。」

チェギョンを守るのは、チンソン大君で、既に自分たちとチェギョンの縁は切れたと言ったのです。辛い葛藤の末、彼にはこの道しかなかったのです。

 

それでも、チンソン大君はシン・スグンと妻を助けようと考えていました。

だから、チェギョンに家を準備し、そこに両親と共に隠れ住むよう指示したのです。

 

チェギョンは、すぐに王宮を出ようとしました。

ところが、そこに燕山君が。

チンソン大君の計画では、燕山君と王宮内で決着をつけることになっていました。

だから、燕山君が、夜の狩りに誘った時、チェギョンは焦りました。それでは大君たちの計画が失敗に終わってしまいます。

チェギョンは、月が見たいと言いました。王宮内で丁度良い場所があるんだとか。

燕山君は、久しぶりにチェギョンが心を割って話をしてくれた事が嬉しそうでした。

 

チェギョンは、燕山君と過ごしたこれまでの月日を思い浮かべていました。

以前は、本当の兄と妹のように、気安く明るく話せたのに・・・。そのままの関係が永遠に続くと思っていたのに・・・。

でも、今日で燕山君の世は終わるんだ・・・と思うと、チェギョンは自然に涙がこぼれて来ました。

燕山君も、チェギョンの前でだけは素直になる事が出来ました。それは今でも同じです。

 

反乱軍が城門を壊して侵入して来たと、臣下が知らせに来ました。

燕山君も、チェギョンが時間稼ぎをしていると気付いていました。

ただ、それが、こんなに直近の事のためだとは思ってもいませんでした。

 

怒りのあまり、チェギョンに剣を突きつけました。

殺してでもチェギョンをチンソン大君には渡したくなかったのです。

チェギョンは、言いました。自分と燕山君が死ねば、たくさんの人が生きられる・・・と。だから、死にましょうと。

反乱軍が入ってきたら、燕山君を守ろうとする者はいない。それは燕山君が民心、人心、臣下の支持を失った所為だとチェギョンは言いました。

その言葉に激した燕山君は剣を振り上げましたが、やはりチェギョンを殺すことは出来ませんでした。

手を引っ張って、チャスン大妃のところに連れて行きました。

まぁ、人質のようなモノですね。

 

燕山君は、兵曹判書にあらゆる手を使って逆賊を討伐せよと命じました。

ところがですよ。

この兵曹判書があっさり裏切ったのです。部下の兵に紛れこんでいたチンソン大君の説得に、あっさり・・・ホントにあっさりと跪きましたよ。

こうなったらもう、止めようがありません。

チンソン大君は、兵曹判書の部下として大殿に共に行き、燕山君の前に立ったのです。

 

燕山君とチンソン大君の最後の戦いとなりました。

一進一退の勝負で、どちらが勝つか分からない状況でした。

そこにチェギョンが駆け付けました。チェギョンは誰にも死んでほしく無かったのでしょう。

結局、チンソン大君が勝ったのですが、やはり彼も燕山君を殺すことは出来なかったのです。

 

反乱軍によって捕えられた燕山君。

「ついに、ヨクが王座についたな。おかげで余が復讐を果たした。」

と、言いました。

チンソン大君が王座を捨ててチェギョンと去ろうとした時、どうやって苦しめてやろうとかと、それだけを考えるようになったと燕山君は言いました。

復讐するには、チンソン大君を王にすることだと思い当たったと言うのです。

王にして、燕山君が受けて来た苦しみを全て味わわせてやることが復讐になるということです。

王になると言う事は、孤独になるということで、喜びよりも苦しみの方が何倍も多いことを、痛感することだと台詞によく出て来ます。それですね。

この時、チンソン大君とチェギョンは、燕山君の言葉の意味を、まだ理解していませんでした。

 

一方、宮殿の内外を制圧した反乱軍は、イム・サホン等の王側の者たちの粛清を行っていました。

ここで、不安材料が。

以前から、パク・ウォンジョンはチンソン大君の意思に反した行動をする事が多かったのですが。

チンソン大君が王座を放棄したと知った時、敢えて‘タニシ姫’を囮として意識を変えようと画策したことがありました。イム・サホンに情報を流したりしてね。結局、それはソノの犠牲を産んだわけですが。

それを、イム・サホンに脅されたんです。

仲間に知られたら、自分は裏切り者となってしまいます。いくら作戦だったと言っても、ソノの犠牲を考えると、許される可能性は低いでしょう。

そこを指摘され、イム・サホンを逃がしちゃったよ。一番の悪党なのに・・・と思ったら。

ミョンへが手を打ってました。

イム・サホンの側近を買収して、殺させました。ミョンへも怖いわ~っ 

パク・ウォンジョン、今後、権力を手に入れて、チンソン大君とますます意見が合わなくなって行きそうです。そして、わが身が一番大事というこずるい手段を取りそうです。国のため、チンソン大君のためという大義を隠れ蓑として・・・。

 

シン・スグンは、まだこのような末期状態になっているとは知りませんでした。

だから、これからでも燕山君のところに行って、説得しようと思ったのでしょう。臣下として最期の忠義を果たそうと考えたのでしょうね。

でもそれは命を賭けての行動となると、シン・スグンも妻も充分分かっていました。きっともう会えないだろうと・・・。

ところが、シン・スグンは家を出る事も出来なかったのです。

パク・ウォンジョンの部下が、既に屋敷を包囲していて、彼が家を出ようとしたその時、殺してしまったのです。妻も・・・。

 

チャン・ノクスは、燕山君の手で殺されました。

本人がそれを望んだのです。

 

そして、燕山君は、家族全員・・・シン・スグンの妹である妃と、その息子たち残らず流刑となってしまいました。

刑を言い渡す場に、チェギョンもチンソン大君とチャスン大妃と共に立っていました。

幼い王子たち、そして叔母、燕山君の姿を、チェギョンは泣きながら見つめていました。チンソン大君も、決して心が晴れてはいませんでした。

 

そこに、追い打ちが掛けられるように、両親の死が伝えられたのです。

チェギョンは変わり果てた両親の身体に縋りつき、半狂乱になりました。

チンソン大君が駆け付けた時、チェギョンは放心状態でした。

 

チンソン大君は、ショックでした。義父の意思は分かっていました。

でも、こんな悲劇になろうとは予想していなかったのです。

 

乳母は幸い生きていました。

チェギョンを抱きしめられ、一緒になって泣いてくれるのは、もう乳母しかいません。

しばしの放心の時を過ぎ、チェギョンは、チンソン大君に・・・いえ、もう11代王中宗ですね、中宗に会いに行きました。

王妃としてきちんと化粧をし、衣装を着て・・・。

 

中宗は、大殿でいました。

現れたチェギョンを、中宗は力いっぱい抱きしめました。

その時、チェギョンが小刀で中宗を刺そうとしたんです。

でもね、その手を掴んだ中宗は、自分の胸を指差しました。

「ここが心臓だ。ここを刺せば死ぬ。」

 

中宗も、苦しんでいました。

望んだ王座ではありません。チェギョンを・・・家族を苦しめてまで王になろうとは思っていませんでした。

チェギョンが死ぬほどの苦しみを受けているのなら、自分も一緒に死にたいと思ったのでしょう。

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