あなたが寝てる間に 韓国ドラマOST(SBSドラマ)(2CD) | |
クリエーター情報なし | |
Loen Entertainment |
レビュー一覧は、こちらから。
ホンジュは、元記者でした。それも、敏腕記者だったそうです。
ジェチャンの上司の部長検事でさえ、名前を覚えているくらいの。
なのに、今仕事をしていないのには、理由がありました。
記者の自分が死ぬ夢を見たからです。それも、何度も・・・。
絶対に正夢になると分かってる夢です。怖くて仕事に行けないのは理解できます。
第一、ホンジュ母は、絶対に仕事をさせたくはありませんもんね。
一方、ジェチャンはkissする夢を見てから、ホンジュと会うのを避けていました。
だけど、ホンジュの方はお構いなしにジェチャンに会おうとチャンスを狙って来ます。
時間をずらして朝早めに家をでることにしたジェチャン。なのに、ホンジュはしっかりと予想していて、カフェで待ち伏せていたりするんです。
ジェチャンは諦めて、ホンジュの前に現れました。
毎日暇そうなホンジュを見て、ジェチャンは復職しないのかと問いました。
ホンジュは、どうすれば良い?・・・とジェチャンに聞きました。
自分では決められないのです。復職したいと思っていることは事実で、だけど・・・ですね。
悩む理由を、この時はまだジェチャンは知りませんでした。
記者でいる事が怖いとホンジュは思って、休職していました。
でも、ジェチャンとウタクと会って、考えが少し変わって来たのです。
絶対に変えられないと思っていた未来を、変えることができるかもしれないと、思えて来たのです。
ジェチャンが未来を変えたように、自分も変えられるかもしれない・・・と。
でも、ホンジュ母は大反対でした。
親一人子一人なのです。何ものにも代えがたい唯一の家族なのですから。
その時、漢江地方検察では、一件の死亡事故の事で意見が分かれていました。
飲酒運転で大事故が起きました。運転手は勿論大きな罪があります。問題は、同乗者の事でした。
キーを渡して検問の無い道を教えるからと言って飲酒運転をそそのかした、教唆の罪があると言うソン検事とイ検事。それに対して、部長検事とシン検事は、ほう助でも重いという意見でした。
ま、シン検事の場合は、部長検事の顔色を窺ってのおべんちゃら的な意見ですけどね。
昼食を食べに来たホンジュ母の店でも、その議論になってしまいましてね。どちらにも現状では決めかねると言ったジェチャンを、卑怯だとシン検事が指摘。挙句の果てに、ホンジュにまで意見を求めたのです。
このところ、ホンジュとジェチャンの噂が検察内部で囁かれているので、それを確かめたい気持ちもあったのかも。
そしたら、ホンジュが、外部の人間として率直で、かつ、的を得た意見を述べたものだから、皆ちょっとあっけにとられてしまいました。
ホンジュは、意図しないところで、事件に関わっているようです。
利用してるチキン店が、チキンの量を誤魔化していると、ホンジュは睨んでいました。その証拠も、掴んでいました。
で、店の主人に抗議に行きました。
でも、ホンジュ母によって連れ戻され、結局、不発に終わったわけですが・・・。
ある夜、店の主人が、野ら猫に餌をやってるのを見かけました。商品を少しずつ取り分けておいて、猫の餌にしてるんだ・・・とホンジュは思い、目をつぶる事にしたのです。
だけどね・・・後日、その猫たちが、殺されていたんですよ。まだ事件にはなっていませんが。
ホンジュは悩み続けていました。
で、ある時、自分で未来を変えられるか試してみました。
「自分が死ぬ夢を見たらどうする?」
と聞いたら、ウタクは、変えればいい、変えられる・・・と答えました。
その言葉を信じたのです。ジェチャンの行動を信じたのです。
ある大学のイベントで、花火が風船等に引火して、女性学生の一人が大やけどを負うという夢を見たことがありました。
で、消火器を抱えて大学に行ってみたのです。
そこでは、夢の通りのイベントが行われていました。
一人の男子学生の告白イベントだったようです。
相手は、偶然にも、ジェチャンとホンジュが通うカフェでアルバイトをしている女性でした。
突然消火剤をまき散らされて、イベントは散々。告白も失敗ってことで、男子学生は激怒。・・・ま、当たり前でしょう。
事故を防いであげたなんて言っても、誰も信じませんよね。
逃げ出したホンジュを何人もの学生が追いかけました。
捕まる寸前で、ホンジュの手を取って隠れたのは、ジェチャン。
もち、彼も夢を見たからでした。ホンジュが追われる夢です。
そして、ウタクも・・・。
一旦は逃げおおせたと思ったジェチャンとホンジュを、道の向こう側で見つけた学生たちが、道路を横断しようとしたのを、ウタクが止めたんです。
横断歩道の無い場所でしたからね。道交法違反になります・・・と言って。
今のところ、悪い夢は防げていますが・・・。
この夜、実はジェチャンは当直でした。
でも、当直当番をイ検事に代わってもらって駆け付けていたのです。夢が現実になると、ジェチャンも完全に信じるようになっていますね。
ところが、当直を代わると、何か大きな事件が起るというジンクスがある漢江地方検察。現実になってしまいました。
交通事故かしら?
当事者が、あのチキン店の主人。シートベルトをしていなかった同乗者が死亡するというものでした。
ホンジュが事故を防いで火傷を負わずに済んだ女子学生と何か関係があるようです。
自分も怪我を負いながら、泣き崩れる主人。
死因を確かめるための解剖はしないと言いました。・・・怪しいわ。
チェ捜査官は、何か引っかかるものを感じたようです。
ウタクは、ジェチャンに気になっていることを聞きました。
実は、ジェチャンによって救われた事故の時、無事だったのに、ひかれて死んだような感覚に陥ったんだそうです。妙に生々しい感覚だったとか。
そう言われてジェチャンも思い出しました。
ずっと昔、溺れたことがあったのです。その時、助けられたのに、水底に沈んで死んだような感覚に陥ったのです。
ウタクは、それがホンジュだったのでは?・・・と言いました。
自分はジェチャンに助けられたため、ジェチャンの未来を夢見るようになり、ジェチャンはホンジュに助けられたから、ホンジュの未来を見るようになったのでは?・・・と。
でも、ジェチャンはそれが野球少年だったと言いました。だから、ホンジュではないと。
だけど・・・ホンジュだったのです、その野球少年は。その頃、ホンジュは髪を短く切っていて、野球帽をかぶり、ベースボールジャンパーを着ていましたから。
火傷を負わずに済んだ女子学生も、本来ならば傷になる個所が痛む気がすると呟いていましたしね・・・。何かある?
ホンジュ母は、娘が心から復職したいと思っていると、改めて気付きました。
だから、許したのです。不安を押し殺して・・・。
そして、一方で、ジェチャンにホンジュを守ってほしいと頼みました。これまでも救ってくれたから、これからも頼みたい・・・と。
ジェチャンは、ホンジュが復職をためらう理由を知りました。ホンジュの気持ちが分かりました。
そして、ホンジュ母の気持ちも。
ホンジュが復職する日。
ジェチャンはバス停でホンジュの姿を見ました。一生懸命自分を鼓舞するホンジュを。恐怖や不安を吹き飛ばそうと努力するホンジュを。
それでも、ホンジュは会社の前の横断歩道を渡る事が出来ません。
何回も何回も青信号を見送りました。
その時、ジェチャンがそっと手を取ってくれたのです。手をつないでやっと横断歩道を渡れました。
ジェチャンも決心したのです。
見て見ぬふりや避けるのをやめて、直視しようと。
我儘を言って良い、言う事を聞いてあげる。君が安心できるなら・・・とジェチャン。
ホンジュ、思いもよらないジェチャンの言葉に泣けて来ました。やっと信じられ、安心できる言葉をかけてもらえたから・・・。
メイクが崩れる・・・とジェチャンのネクタイで目元を直したホンジュ。
このシーンが、可愛いし、素敵です。
そっとジェチャンの肩にもたれたホンジュ。ジェチャンもこの時は逃げずにそっとホンジュの背中をぽんぽんしてあげました。
子供を落ち着かせるような感じで・・・。
ところが、会社に入って、ホンジュの机に置かれていたのは、夢で自分が死ぬ時に着ていたジャンパー。
流石に、一瞬、顔がこわばったホンジュですが、ジェチャンの言葉を思い出し、勇気を出そうと思えたようです。