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ユ・スギョンの父ユ・マノは、娘を失った悲しみのぶつけどころが無かったのかもしれません。
いくら無罪だと言われても、彼にはト・ハギョンが娘を殺したとしか思えなくて。それを、検事のジェチャンが友人のウタクから頼まれて無罪放免にしてしまった。犯人も悪いけど、その検事も悪いと。
怒りに支配されたユ・マノは、車から、歩道のジェチャン向けて銃を撃ったのです。
そして、急発進の後、今度は、ウタクとト・ハギョンに向けて車を突っ込もうとしました。
寸でのところで避けたウタクとハギョンに、ハンドルを切り返して方向を転換し、再度突っ込んで来ました。
でも、直前にパトカーが割って入ったので、ウタクたちは難を逃れることが出来ました。九死に一生を得たのです。
ジェチャンは薄れゆく意識の中で、ホンジュの事を案じていました。
視界の隅で、ホンジュが泣きながら祈ってる姿が見えました。
最初、地下鉄でホンジュと会った時、ジェチャンはホンジュの言葉を信じないと言いました。そんな事、言わなければ良かったと思いました。
信じたら、助けられなかった時、自分を責める。それに耐えられるのかと、ホンジュに言ったのです。
それまで、散々耐えて来たであろうホンジュを、更に傷つけるような事を言ってしまった自分を後悔していました。
そして、もし自分がこのまま死んでしまったら、ホンジュは、もっともっと自分を責めるに違いない、だから、死ねない・・・と。
一瞬、停まった鼓動が、再び動き始めました。最悪の状態は逃れられたようです。
でも、手術はなかなか終わりませんでした。
おろおろするスンウォンを、椅子に座らせ、ジェチャンの事で友達と喧嘩して怪我をしてるのを見て、薬を買いに行って来るとその場を離れました。
気丈な様子を見せていたホンジュですが、駆け付けた母の顔を見たら、もう我慢できなくなりました。
母に縋って泣きました。
自分は未来を変えることはできなかった・・・。母の言うとおりだった・・・。父さんみたいにジェチャンが死んでしまったら、どうすれば良い?
ジェチャンの手術、無事終了しました。
それを聞いた途端、ホンジュは意識を失って倒れてしまいました。緊張の糸が切れたように。
意識が戻った時、ホンジュは母からジェチャンが持っていたという指輪のケースを受け取りました。
クリ坊というあだ名を、ジェチャンが知っていたという話も聞きました。何故?・・・とホンジュは不思議でした。
でも、すぐに理由が分かりました。
指輪のケースの中に、昔自分が書いたメモが入っていたのです。
父が死んだ日出会ったあの少年に宛てたメモです。ジェチャンに似てると思った、あの少年が、まさにジェチャン本人だったのです。
集中治療室のジェチャンが目覚めた時、傍にはホンジュがいました。
お前なのか?クリ坊。気づかなかった。
そう言って、そっとホンジュの頬に触れました。
思えてる?・・・うん、覚えてる。
ずっと昔から会いたかった。・・・心配してた、目覚めないかと思って。
自分を責めただろ?ごめん。・・・謝らないで。
ジェチャンに対する、ユ・マノの傷害事件の捜査が始まりました。
偶然、ジェチャンと同じ病院に救急搬送されてきていて、刑事の監視下に置かれていますが、病状が悪化し、取り調べに応じることも困難でした。
そして、参考人としてユボムとウタクが事情聴取を受けました。
担当のシン検事は、ユ・マノにジェチャンとウタク、そしてト・ハギョンにはつながりがあって、その縁で不起訴にしたと誤解を与えた疑惑が持ち上がっていたのです。
ユボムは、それは誤解ではなく、事実で、疑いだと主張。
チェ捜査官が、ロボット掃除機という確固たる証拠が出て来たのに・・・と言うと、でっちあげかもしれない・・・なんて言い放ちました。
「検事と科学捜査部がこっそり手を組めば、簡単にできる。」
その場の皆、唖然としました。まさかの言葉です。
「可能なんですか?」
と、ウタクがユボムに聞きました。
「検事の命令なら。」
と、ユボム。
ウタクは、シン検事に向かって問いました。検事は証拠をねつ造できるのですか?・・・と。
「いいえ。私は考えたこともありません。先輩は経験があるんですね。」
と、シン検事。
ユボム、墓穴を掘りましたね。
シン検事やチェ捜査官だけじゃなく、傍聴していた部長検事たちも、ユボムの怖い本性を見た気がしました。
直後に、自分の事務所に誘われたチェ捜査官は、きっぱりと断りましたよ。
ウタク、ユボムに対して何かありそうです。
ユ・マノが同じ病院にいると聞いたジェチャンは、すぐに面会に行くと言いました。
死を間近にした人だし、襲った理由も分かってるから・・・とシン検事が止めました。
でも、ジェチャンはやはり言いたかったのです。人を殺す理由が怒りだなんて、弁解にもならないことを。
その話を、偶然ホンジュは聞いてしまいました。
彼女はジェチャンの言葉に胸を突かれました。自分の事を指摘された様に思えたのです。
ホンジュは、昔の出会いを忘れたふりをする事に決めました。
集中治療室では、覚えていると言った筈なのに・・・とジェチャンが言っても、集中治療室には行って無いとそっけない態度です。
ジェチャンはショックでした。あれほど印象的な出来事だったのに、自分は全部覚えているのに・・・。
でもね、すぐにそれがホンジュの嘘だと分かりました。
集中治療室にホンジュのピアスが落ちていたのです。
避けないで話して・・・とジェチャンは言いました。
あの日、一番辛い日に一緒にいてくれた少年。でも、一番忘れたい日を作った人でもある・・・とホンジュは言いました。
ジェチャンが警官を救うために川に入った時、ホンジュはためらったのです、一瞬。
警官の事が本当に憎くて、だから、少年も一緒に死んでしまっても良いと思ったんだとホンジュは言いました。
引き上げて意識の無い少年を見た時が一番怖かったと言いました。今でもその恐怖は覚えていると。
怒りは弁解にならないけど、愛する人を失った空白に耐えられなかった・・・とホンジュ。
「空白を怒りで埋めたら、後悔が傷痕のように残った。」
13年前のあなたは、今も消えない傷痕なの・・・。
このまま二人でいるには、辛すぎる現実なのかもしれません。会えば思い出してしまうから。
ジェチャンは、シン検事と共にユ・マノの病室に行きました。
理路整然と捜査内容を説明し、ト・ハギョンの無実を分からせ、怒りは殺人の理由にはならないと言う事を、きっぱりと主張しようと考えていました。
でも、その時、ホンジュの言葉が頭を過ぎったのです。
愛する人を失った空虚感は、耐えられない。そしてその空白を怒りで埋めても、傷痕にしかならない・・・という言葉です。
ジェチャンは捜査記録のノートを閉じました。
そして、ユ・マノに語りかけました。
愛する娘を失った思いが、ト・ハギョンと釈放したジェチャンに向かったのは理解できる。娘が人に恨まれて殺されたなんて、思いたく無いでしょうから。
捜査してみてわかったのは、ユ・スギョンが如何に周囲の人たちに愛されていたかということだとジェチャンは言いました。容疑者のト・ハギョンでさえ、褒めていたほどだ。
恨みを買うような人ではありません・・・と。だから、他殺を排除しました・・・と。
ユ・マノと妻は、初めて心から娘を悼んで泣きました。
そして、ジェチャンに心からの謝罪をしたのです。
ジェチャンのノートを見せてほしいと言いました。今までは、ユボムの話しか聞いていなかったから、あなたの話しも聞きたい・・・と妻は言いました。
ジェチャンはホンジュを探して、病院を飛び出しました。
雨が降っていました。
まだ傷痕は完治してはいないけど、じっとしてはいられませんでした。
病院の庭でホンジュに連絡しようとした時、ホンジュが傘を持って駆けて来ました。
夢で見たのです。
ジェチャンはホンジュに言いたかったのです。
自分も同じだったと。あの時、一瞬、警官を見捨てようかとためらったと。
ジェチャンもまた、怒りにとらわれていたから・・・。
ジェチャンにとっても、あの日のあの瞬間は傷痕として残っていたのです。
「でも、俺たちは決心したじゃないか。良心を捨てないと。俺は潜り、君は綱を引いた。俺は警官を救い、君は俺を救った。」
「そしてもう避けないでくれと言ってた。」
と、ホンジュは夢の中のジェチャンの言葉を言いました。逃げないで、いつも自分のそばにいてほしい・・・と。
君の答えは?
ホンジュは、ジェチャンにkissしました。
また会えてうれしい、ナム・ホンジュ。
私も、チョン・ジェチャン。
二人の関係は、これで落ち着いたかな?
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