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一気に切なさ倍増です。
ピョンガンの思いも、オン・ダルの思いも、どちらも真っ直ぐで、嘘が無くて。それゆえに迷い、それゆえに必死で。
泣けて来そうです。
戦闘シーンに、派手なBGMがありません。現実はそうですよね。決して勇ましいだけのシーンではなく、人の生死を分ける場ですよね。
ある意味狂わないといられない場なのかもしれません。
そんな場にオン・ダルが・・・。
胸が痛いです。
コ・ゴンは、トゥ・ジュンソを解放しました。
手下を集めて王を討てと言いました。その後の事は、ケル部族に任せろと。
しかし、その前に、へ・モヨンの作った薬を飲めと言いました。
特殊な毒薬です。効いてくるまでに10日間の猶予があるんだとか。解毒薬はモヨンが持っています。
欲しければ、モヨンのところに来いと言う事です。逃げられないと言う事ですね。
飲むか飲まないかは、トゥ・ジュンソの選択。トゥ・ジュンソは飲みました。
解放されたトゥ・ジュンソは、タラ・ジンの前に現れました。
ピョンガンを信用するなと言いました。利用されるだけだと。
地方の黄州城主ヤン・チェクの元に、コ・サンチョルが遣わせられていました。
コ・ウォンピョの指示です。
今回、ピョンガンが出した富める者から税を徴収すると言うお触れに異論を唱えている地方の部族はたくさんいました。
それらに声をかけて一斉に挙兵させようと言う魂胆なんです。
ヤン・チェクは挙兵を約束しました。
討伐軍が編成されるのを見越して、大将となるであろう将軍やその配下の者たちにも既に声をかけていました。
だから、討伐軍として出兵しても、戦わずに合流し、都に押し寄せてくると言う手筈になっています。
成功すれば、王座にお前を就けてやると、コ・ウォンピョはコ・ゴンに言いました。
自分は背後から支えてやる・・・と。
初めて父親らしい言葉をかけましたね。
コ・ゴンは意外な事を聞いたと言う表情です。感動したようです。
しかし、コ・ゴンは父に内緒で企んでいる事がありました。
父の最側近であるコ・サンチョルの暗殺です。
そして、計画通り、黄州城からの帰途、コ・サンチョルは殺されてしまいました。理由は、ピョンガンと内通していたということ。
買収されていたようだとコ・ゴンは父に報告しました。
流石に、コ・ウォンピョは愕然としました。
コ・サンチョルがへ・モヨンの秘密に感づいたようだったので、口封じしたようです。
王宮に戻ってから、ずっと息が詰まって辛いと、ピョンガンはオン・ダルに言いました。
自分ですらそうなんだから、オン・ダルはもっとだろうと。
「いくらでも傷つけてがっかりさせろ。俺はびくともしない。」
と、オン・ダルは言いました。
「俺たちは仲間で夫婦だ。お前が目指す高句麗。俺もそこで生きる。だから俺を振り回せ。お前の剣になるために俺は生まれたんだ。」
もう泣ける~っ
ピョンガンは、ずっとこじれたままだったタラ・ジンとも話をしました。
ずっとそばにいて助けてくれるもんだと自分勝手に思い込んでいたと謝りました。サンが死んだ後も、気遣ってあげなくて悪かったと。
昔から、刺客を止めたら、故郷の突厥に帰ると言ってたんです、タラ・ジンとタラ・サン兄妹は。
だから、自由にしていいと、ピョンガンは言いました。
自分が許す事じゃないから・・・と。
でもね、タラ・ジンはピョンガンの傍を離れようとはしませんでした。
ヤン・チェクが挙兵したとの知らせが届きました。
討伐軍を・・・となった時、オン・ダルが進み出て自分が行くと言いました。
王女の婿であるオン・ダルが最前線に出るなんて、誰も考えていませんでした。平原王も止めましたし、ピョンガンも止めました。
しかし、オン・ダルは跪いて頼みました。ピョンガンのためです。
ピョンガンはオン・ダルを見送るしかありませんでした。
これは、コ・ゴンたちの予想外の展開です。
息のかかった討伐軍が出兵するはずだったのですから。
挙兵を持ち掛けられたクァンノ部族チン・ピルとソノ部族へ・ジウォルも、一応了承はしましたが、実際はまだ迷っています。
オン・ダルたちは黄州城の戦いで勝利。
ヤン・チェクを捕らえました。
プンゲとタラ・ジンはオン・ダルを心配そうに見ています。
疲れだけではなく、悲壮感が漂っていて、何かに憑かれたような表情をしているからです。
そんなオン・ダルを、山に残ったサ氏夫人が夢に見ていました。
相次ぐ戦いで消耗しきったオン・ダルが刃に倒れるところとか、血みどろになって戦う姿です。
毎晩のようにうなされ、ウォルが心配していました。
サ氏夫人は、病のようです。血を吐いています
ピョンガンは、コ・サンチョルが黄州城に向かった後、死んだと言う報告を受けました。
この挙兵にはコ・ウォンピョが関わっていると知りました。
オン・ダルたちが占拠した黄州城に向かい、ヤン・チェクを尋問。
コ・ウォンピョの指示だという証言を引き出そうとしました。しかし、ヤン・チェクは言いません。
事実を話すまで、ヤン・チェクの家族を一人ずつ殺すとピョンガンが言いました。
オン・ダルは驚き、そのやり方を止めようとしました。
甘いことを言ってる場合じゃないとピョンガン。
こうなったのは全てコ・ウォンピョのせいだとピョンガンは言いました。何としても復讐しなくては王室が危ないと。
オン・ダルは言いました。
「昔、コ・ウォンピョの兵に村の皆が襲われた。昨日は俺がコ・ウォンピョのようだった。返り血は俺が全部浴びるからお前は遠くに離れてろ。王女はそれでいい。」
王女の前は刺客だった・・・とピョンガン。
自分がそうなったのも、ヤン・チェクがこうなったのも、オン・ダルがこうなったのも、全てコ・ウォンピョのせいだ・・・と。
「コ・ウォンピョを倒せるなら、私はコ・ウォンピョになってやる。」
ゆらっとオン・ダルが立ち上がりました。
「俺の妻が、愛する人が、コ・ウォンピョみたいな悪人になるなんて。黙って見てられない。」
そう言うと、剣を抜き、ヤン・チェクを一太刀で斬り殺したのです。返り血を浴びました。
大切な証人を勝手に殺したとピョンガンはオン・ダルを怒りました。
しかし、オン・ダルはただただピョンガンのために敢えて自分が殺し役になったのです。
ピョンガンは国のことを最優先に考えるけど、オン・ダルはピョンガンと自分、2人のことが最優先なんです。
黄州城だけじゃなく、他の多くの城で挙兵が起こりました。
勿論、コ・ウォンピョの指示です。
ピョンガンは、自分が討伐に行くと言いました。
オン・ダルには、都に戻るよう言いました。
オン・ダルの事がやはり心配になったのです。いつものオン・ダルじゃないと感じました。
タラ・ジンも、その方が良いと言いました。
しかし、オン・ダルは自分が討伐に行くと言いました。ピョンガンは都に戻り、コ・ウォンピョの企みを阻めと。
2人の事じゃなく国の事だと、ピョンガンに言いました。
そして戦いに出るオン・ダル。凛々しいけど、凛々しいけど、やっぱり悲しい。痛々しい。
平原王は、コ・ゴンに北方の国境の守りにつけと命じました。
王宮の守りは、親衛隊長としてピョンガンに任せると。
コ・ウォンピョは決行を早めることにしました。
ピョンガンも、それを予測していました。
オン・ダルが討伐を終えて戻るまで、味方のチョルロ部族が到着するまで、なんとか持ちこたえなくてはと思いました。
そのために別の手を打ちました。ケル部族に同調するとみられるクァンノ部族とソノ部族を揺るがそうとしたのです。
この騒動に不安を感じたチン王妃が都にこっそり戻って来ているのを察したピョンガン。
コ・ウォンピョが王子を生かしてくれるとは思えないと言いました。そう言う人間だと。
太子と王子は仲が良いから、太子は王子に王座を譲る事だってあり得ると。そして、へ・ジウォルは既に王室側に就いたと。
これは・・・嘘ですよね。でも、チン王妃には大きな衝撃です。
最初は信じようとはしませんでした。しかし、それらしき動きを父のチン・ピルが嗅ぎ付けたことで、動揺し始めました。
ま、それも実はピョンガンがスンノ部族長と仕組んだものなんですけどね。
激しい戦いを続けるオン・ダルたち。
オン・ダルの精神が徐々に病んで行っています。
不安でしょうがありません。
コ・ウォンピョが罠にはめられ、捕らえられました。
平原王に呼ばれたコ・ウォンピョ。
数日前に強い薬を処方されていた平原王は、てっきり正気ではないと思いました。
だから、それをチャンスと捉え、その日を決行日と決め、王宮に出向いたのです。
コ・ゴンにもそう言い含めていました。
ところが、出向いてみると、平原王が彼の前に、ネズミだと言って息のかかった宦官を突き出したのです。
コ・ウォンピョとの関係を問われた宦官ですが、しらを切りました。
で、ピョンガンが、コ・ウォンピョの目の前で、宦官を斬り殺したのです。
動けません、コ・ウォンピョも。
知らせを聞いたコ・ゴンはただちに出兵。
クァンノ部族とソノ部族にも、武装して王宮の前に集結せよと指示。
しかし、ソノ部族しか来てません。
王宮の門の前には、ピョンガンが。

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