まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『半分の半分~声で繋がる愛~』22話まで

2022-03-11 16:53:43 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

チャンソプが下宿を出て行きました。

もしかしたら、よりを戻すのかと思ったけど、そうはしませんでしたね。

ウンジュはソウやミンジョン、ジンスのお陰で前を向いて生きて行けそうです。

それは、チャンソプにも言える事かもしれません。

 

スノは、イヌクに会いに行きました。

籠りっきりでいると察していましたからね。

遠慮しようとするイヌクを話があるからと外に誘いました。

今回の公演の評判が良いと伝えました。

そして、ハウォンと会ってケリをつけるように・・・とも。

イヌクはこんな状況にあっても、気になるのはハウォンとジスが会ったかどうかということ。

スノに言われるまでもなく、自分でも呆れていました。

スノは呆れながら言いました。

今考えることは、昨日の公演のことと、叔父さんのことだと。

しかし、イヌクはこれが自分だと開き直ったように言いました。

「ジスを苦しめても俺は変われませんでした。」

スノははっきり言いました。2人は会わなかったと。

ハウォンは母を失くし、何も持っていない状況にもかかわらず、ジスをも失ったわけで。しかし、自棄になる事も無くただ一生懸命に真摯に生きて来たとスノは言いました。

自分はそれを見て来たと。

「それがあなたがついた嘘で母を失った叔父さんの9年です。」

イヌクは、何も言えませんでした。自分の罪を改めて感じ、自分の情けなさをより一層感じました。

 

ジスからの手紙がマンションにも送られてきているのにスノは気づきました。

開封しようかと思ったけど、止めました。

これはハウォンが読まないと・・・と。

 

イヌクは、偶然、スタジオで声を録音していたAHの社員を見かけました。

デバイスに声を録音している事を知ったのです。

人格と声をコピーしたAIを開発していると社員から聞きました。

その瞬間、思い出しました。以前、スノからそう言う仕事をしている会社があるといいうことを。

そして、スタジオでジスの声を聞いたことを。ソウがデバイスらしきものを持っていた事も。

 

すぐさま、スノに確認しようとしました。

でも、スノは何も教えてはくれませんでした。

 

ハウォンは、マンションでジスの手紙を見つけました。

それは、ムン領事の家に告白文を送った後に書かれたものでした。

最後の一通だとジスは書いていました。気持ちの整理が出来たと書いてありました。

『苦しむなと言いたいです。イヌクさんの力になりたいです。結論が出て、心は穏やかです』

ハウォンの心も少し穏やかになりました。

少なくとも、ジスは亡くなる瞬間、この事で苦しんではいなかった事が分かったからです。

 

ハウォンは夢を見ました。

雪の中を、自分とジスのために長靴を抱えて急ぐ母を。

そして、ジスが、待ち合わせたカフェから自分を避けて飛び出していく後ろ姿を。

手を伸ばしても、呼んでも母には届きません。

知らず知らずのうちに手を伸ばしていました。泣きながら母を呼んでいました。

 

ところで、ハウォンが探していた曲ですが。母がよく弾いていた曲なんだけど、曲名が分からないと言ってたんです。

鼻歌で歌った曲の一節を聞き、ソン医師が気づき、ソウが拙いピアノで聞かせてくれました。

「冬ソナ」で聞いた曲でしたね。久しぶりに聞きましたよ、あたくし。「すみれ」です

冬のソナタ 挿入歌 [ スミレ / Ryu ]

懐かしい~っこんなところで聞くとはね。

 

嬉しそうにソウのピアノを聞いた後、ハウォンは言いました。

「愛してる。」

ソウは俯きました。複雑な表情を浮かべています。

私は何か分からない不安を感じたんですけど・・・。

 

スノから電話が入りました。

ずっと気マズイ雰囲気のままだったスノとハウォン。

でも、お互いのことを心配していました。

それに、気まずく思ってたのはスノだけで、ハウォンはスノの事を十分理解していましたから、特に機嫌を損ねているわけじゃなかったのです。

祖母が支援している人には絶対に会わないと決めていたスノが、唯一会った人がハウォンでした。

「俺にとってお前はかけがえのない家族だ。価値はあり過ぎる。」

スノは泣けて来ました。

 

イヌクは、スタジオのソウの録音ファイルを調べました。その中にジスの声があると思ったのです。

でも、見つかりませんでした。

出勤してきたソウに聞きました。ジスのデバイスはどこに?と。

ありません・・・とソウ。

背を向けたソウの腕をイヌクが掴んで引き留めました。その拍子に、ジスからもらったユーカリの植木鉢が落ち、粉々に。

イヌクは、デバイスを渡してくれと言いました。最後に彼女の話を聞いてあげたいからと。

でも、ソウは突っぱねました。

今更?と。

その言葉に、イヌクは苛立ち、売り言葉に買い言葉のように言い放ちました。

「忠告します。ハウォンとジスの絆には誰も勝てない。」

とっくに分かってるわ・・・とソウ。

それは、多分一番ソウが苦しんでいる事なんでしょう。嫌と言うほど分かっているけど、考えたくもないし、触れられたくもない事。そこを突かれたのです。

 

スノから連絡を受けたハウォン。すぐさまスタジオにやって来ました。

呆然と座り込んでいるソウの後姿を見ました。

声をかけずに、イヌクのところに行きました。

そして、つかみかかったのです。

 

辛くて辛くて・・・


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『半分の半分~声で繋がる愛~』21話まで

2022-03-11 14:20:39 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ハウォンとソウだけだったら、どうやっていつもの2人に戻れたか分かりません。

丁度、ウンジュとミンジョンが下宿から散歩のために出て来ましてね。

2人を強引に散歩に誘ったので、一旦冷静になれました。

愉快な2人の会話に巻き込まれ、辛さを少し忘れられたし、癒されました。

その時だけでも・・・。

 

イヌクの公演の日になりました。

二回公演が予定されていました。

その内、一回目の公演はチケットが完売されていました。

ところが、時間になっても観客は一人として現れません。

スノとソウ、チェ監督が不安になった時、一人の観客が会場に入ってくるのを、ソウが見つけました。

ハウォンだとすぐに分かりました。

スノは気づきません。

彼女たちがいる調整室の窓からは見えない位置にハウォンが座ったからでしょう。

ソウはスノに言いませんでした。言えば止められると思ったのでしょうね。

 

イヌクが舞台に登場しました。

観客がいないことに衝撃を受けたようですが、すぐにハウォンの姿に気が付いたようです。

一瞬怯んだ表情を浮かべましたが、一礼して演奏を始めました。

 

ハウォンが立ち上がり、舞台に歩み寄りました。

その時、スノがハウォンに気づきました。

会場に行こうとするスノを、ソウが止めました。

「二人きりにして。誰にも聞けなかったことを聞けるんです

 

ハウォンは階段を降り、一番前の席に座りました。

イヌクは演奏を一瞬中断しましたが、また弾き始めました。

「カン・イヌクさん。」

ハウォンが呼びかけました。

イヌクは弾くのを止めません。

「カン・イヌク。」

もう一度ハウォンが呼んだ時、イヌクは演奏を止めました。

ハウォンは立ち上がり、聞きました。

「あの日、何を見て、何を聞いて、何をした?答えろ。」

 

「雪が降って、あなたのお母さんに会った。つい韓国語で返事をしてしまった。そして言った、“ハウォンが来ます”と。」

大雪なので避難を指示されていたようです。なのに、まだハウォンが避難せずに帰宅しようとしてると、ハウォン母は思ったのです。

ハウォンの分とジスの分の長靴を抱えて、森への道を急ぎました。

一旦は、“韓国人”であるハウォン母と関わりたく無いがために咄嗟に嘘をついてその場を離れたイヌク。

でも、直後についた嘘の大きさに気づいたのです。

すぐさま、ハウォンの家に駆けて行き、母親の姿を探しました。しかし帰っていません。

悪い予感がしたイヌクは、すぐに森に向かいました。

ハウォン母の姿を見つけました。

必死に声をかけました。引き留めたくて大声で叫びました。

しかし、ハウォン母の耳には届かなかったのです。あまりにも吹雪いていて。

何度も何度も声をからして叫びました。

そして、ハウォン母は死んでしまったのです。

 

「止めろ。」

ハウォンは話を止めました。

母の死に至った状況が分かりました。

涙がこぼれ落ちました。

 

イヌクは、舞台から下がりました。

しかし、二回目の公演はやり遂げたようです。

大きな拍手を浴びることが出来ました。

 

控室に戻って初めてイヌクは泣きました。

必死に堪えていた涙がこぼれ落ちました。

イヌクは、ハウォン母の帰りをずっと待ち続けたようです。無事に帰ってきてくれるのを必死に期待したのでしょう。

 

ソウは、イヌクへの怒りがこみ上げて来ました。

悲しむな、堂々と怒れと、チェ監督が言ってくれました。

だから、ソウはイヌクの控室に乗り込んで行きましたが、何も言葉は出ませんでした。

そのまま踵を返したのです。

 

一人で母の思い出に浸っていたハウォンの元にムン領事から電話が入りました。

スノから電話をしろと言われた・・・とムン領事。どうしたの?と聞きました。

「母さんの話を聞かせて。」

ハウォンが言いました。忘れてしまいそうだから・・・と。

 

家に帰ると、ソウが待っていました。

何も聞かず、優しく抱きしめてくれました。

いつもと変わらない一日の話をしました。自分が好きな事を挙げました。

「自分が何に喜びを感じるかは、しっかり考えないと分からないわ。」

と、ソウは言い、坂道で振り返った時の風景が好きだとか、季節の移り変わりに気が付くのも好きと例を挙げました。

「君が好きな事を聞くのが好きだ。」

と、ハウォンは言いました。

ハウォンは気づいていました。ソウが本当は別の話があるということに。

 

何か言いたいことがあるんでしょ?言って・・・とハウォン。

「カン・イヌクに復讐するわ。」

そんな事じゃ無いとハウォンは分かっています。そう言うと、ソウは次にスノの事を変だと言いました。

ハウォンは、代わりにソウが本当に言いたかった言葉を口にしました。

「“大丈夫?”・・・いいや、大丈夫じゃない。俺は大丈夫じゃないよ。」

ソウはハウォンの両手を握りしめました。

「元気になるわ。季節と同じように変われる。今日は寒くても明日は暖かい。」

ハウォン、少し心が楽になったようです。

 

この静かな2人のシーンが好きです。


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