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オン・ダルの苦しみが伝わって来ます。
ピョンガンも、十分それを理解しています。しかし、時代が平穏な時間を許してくれないのです。
王宮の門前で睨み合いとなったピョンガンたちとコ・ゴンたち。
ピョンガンが何と言おうと、コ・ゴンは引く気はありません。
父を連れて帰ると言い張りました。
平原王は、コ・ウォンピョに状況を伝えました。
降伏しろと言いましたが、こちらも従う気はさらさらありません。
ただ一つ、コ・ウォンピョにとっての計算外だったのは、クァンノ部族が王側についた事。
門前でコ・ゴンもそれを知りました。
クァンノ部族長チン・ピルは、ピョンガンに欺かれたと、この時になって知りました。
ソノ部族は計画通りケル部族に就いていると聞かされたからです。
今からでも・・・と、おろおろしますが、王妃は止めました。一旦欺いた輩をコ・ウォンピョが信じる筈は無いと思ったからです。
王子を助けるには、もうこのまま進むしかないと思いました。
コ・ウォンピョは一旦引くことにしました。
私兵を引き、投降するよう、コ・ゴンに伝えました。
一族を絶やしてはならないと思ったのです。
しかし、コ・ゴンはその指示に従えませんでした。父がそんなことを言う筈無いと思いました。
それに、自分の意思とは違うと。
そして、剣を抜いたのです。
一気に戦いが始まってしまいました。
そこに、コ・ゴンたちの後ろから矢が
オン・ダルたちが帰って来たのです。
この時の、オン・ダルの表情が凄かった。
返り血がまだあちこちに付いている状態での、雄たけび。
狂気に満ちていると思いました。誰も抗えない威厳と狂気・・・。そんな感じです。
コ・ゴンは捕らえられました。
へ・モヨンは養父へ・ジウォルと共に高句麗を逃げ出し、新羅に向かっていました。
そして、へ・ジウォルだけを逃がし、自分はコ・ゴンを救うために高句麗に戻ったのです。
チヌン王はへ・ジウォルを温かく迎え入れました。
戸惑いながらも、へ・ジウォルは新羅で生きる決心をしました。
ピョンガンは、オン・ダルの体中についた傷を見ました。まだ癒えてない傷から血が滲んでいました。
あれほど剣をとる事を躊躇していたオン・ダル。優しく温かく穏やかだったオン・ダル。
それが今、こんな事に・・・。
ピョンガンは済まない気持ちでいっぱいでした。全て自分のせいだと思いました。
オン・ダルが昔を懐かしがっていることも十分分かっています。
決して自ら望んで戦地に赴いているわけじゃないと分かっています。
全て、自分のせいだ・・・とピョンガンは謝りました。
「謝る事はない。お前が行けと言えば行く、止まれと言えば、止まる。」
ピョンガンのためだけに生きているわけです、オン・ダルは。
この時の涙が辛くてね~
コ・ウォンピョとコ・ゴンの処罰は、意見が分かれました。
平原王はやはり元王族を死刑とするのは・・・と躊躇しました。
しかし、臣下たちは、皆、王としての威厳を見せつけるためにも、処刑しなくてはいけないと主張。
結局、翌朝、処刑されることに決まりました。
その頃、サ氏夫人とウォルが都に到着していました。
オン・ダルはサ氏夫人を見ると、涙があふれて来ました。
サ氏夫人は、優しく抱きしめました。オン・ダルも泣きながら抱きしめました。
止めようと思っても、涙は止まりませんでした。
ウォルたちも、泣きながら見つめていました。
へ・モヨンは、トゥ・ジュンソを訪ねていました。
王宮に攻め入り、王を殺し、コ・ウォンピョとコ・ゴンを牢から救い出せと言いました。
王を殺す事しか頼まれていないとはねつけようとしましたが、以前モヨンによって作られた薬のせいで、既に命の危機は迫ってる状態です。
解毒薬を数日のうちに飲まなければ、復讐する前に命が尽きてしまう状況なのです。
従うしかありませんね。
オン・ダルは、サ氏夫人を王宮に連れて行きました。
ピョンガンは大喜びで迎えました。
サ氏夫人はスンノ部族でタルの活躍を聞かされていました。討伐を成し遂げたと。
しかし、それはタルが剣を持って人を殺したと言う事に他なりません。オン・ダルの精神が心配でした。
サ氏夫人があれほど嫌がっていた都に来たのも、オン・ダルのそう言う姿を夢に見続けた事が理由でした。
ピョンガンは、このまま都に住んでほしいとサ氏夫人に言いましたが、サ氏夫人は断りました。
それを聞いて、オン・ダルは気分を害しました。
平原王がサ氏夫人を呼びました。
和やかに話をしました。褒美を何なりと・・・と言われ、サ氏夫人がおずおずと申し出ました。
「お願いがあります。オン・ダルが私と一緒に帰れますよう、お許しください。国には十分尽くしたので、これからは山に戻って自由に暮らせるようにしてください。」
平原王もピョンガンも驚き戸惑いました。
オン・ダルは怒りました。
お前の気を楽にさせたい、母親だから・・・とサ氏夫人は言いました。
しかし、オン・ダルは自分は大丈夫だと言い張るのです。山奥に帰る気は無い
と。
ピョンガンは、サ氏夫人が血を吐いたのを目撃。
サ氏夫人は自分の病は自分が一番知っていると言いました。だから、最後にオン・ダルに会おうと思って都に来たと言いました。
タルはどうしたんだ?とピョンガンに聞きました。私が知ってるタルじゃない・・・と。
ピョンガンは、謝るしか出来ませんでした。
「昔、オン・ヒョプ将軍に約束したんだ。何があってもタルを守ると。だから、私が守れなくなったら、王女様が守ってやってください。」
サ氏夫人はピョンガンの手を取って言いました。
涙をこぼしながら、ピョンガンは約束しました。
タラ・ジンがスンノ部族から離れて故郷に帰ると言い、出て行きました。
ところが、途中で天誅房に捕まってしまいました。
ピョンガンもタラ・サンも、そしてマ・テモもいない今、後継ぎとなれるのはタラ・ジンしかいないとトゥ・ジュンソは考えたわけです。
しかし、タラ・ジンは拒否。そのまま監禁されてしまいました。
トゥ・ジュンソは、そのまま王宮に向かいました。
その隙に、アジトにオン・ダルが。
タラ・ジンの後をつけて来ていたのです。
タラ・ジンから王とピョンガンが危ないと聞き、すぐさま王宮に取って返しました。
ピョンガンとオン・ダルはサ氏夫人をピョンガンの部屋の奥にある隠し部屋に匿いました。
一人で残すことにためらいはありましたが、仕方がありません。
天誅房が王宮に侵入しました。
おいおい・・・兵が弱すぎよ
一方で、へ・モヨンたちは、あっという間に、牢を破り、コ・ウォンピョとコ・ゴンたちを救い出しました。
激しい戦闘となりました。
コ・ウォンピョは天誅房の輩に王妃を殺されるなんてことは我慢できませんでした。
だから、王の元に行こうとする天誅房の刺客たちを殺し、自らの手で殺すために王妃の元に。
でも、結局、殺すことは出来なかったようです。もしかしたら、王妃への想いは、本物だったのでしょうか。
平原王の前にトゥ・ジュンソが現れました。
平原王は太子ウォンを逃げさせ、トゥ・ジュンソと戦いました。
が、腕を斬られてしまって。
絶対絶命と言う時、ウォンの放った矢が
オン・ダルに教わった通りにした・・・とウォン。
トドメを刺したのは、ピョンガン。
平原王とウォンを守って逃げようとした時、立ちはだかったのはコ・ゴン。
オン・ダルが相手をすることに。
ピョンガンは、平原王とウォンと共に、その場を離れました。
オン・ダルとコ・ゴンの一騎打ちとなりました。
そして、コ・ウォンピョの相手はピョンガンが。
平原王と王妃、そして王子を守るよう、ピョンガンはウォンに指示しました。
どちらの対戦も、なかなかの立ち回り。
このドラマの見応えのあるところの一つが、この戦闘シーン。
朝鮮時代を舞台とした作品によくある舞うような美しい武術ではなく、鬼気迫る戦闘なんです。形にこだわらず、力と力、勝ちたいと言う思いがひしひしと伝わって来ます。
重そうなオン・ダルの剣。女性とは思えないピョンガンの立ち回り。
凄いです
以前も書きましたが、キム・ソヒョンさんのアクション、なかなかのもんです

ピョンガンの剣がコ・ウォンピョを斬りました。
知らせを受けたコ・ゴンは、オン・ダルの相手を部下に任せ、父の元に向かいました。
呆然と倒れた父を抱き起したコ・ゴン。
俺が死んでもお前は引き続き戦え・・・とコ・ウォンピョ。
最後にコ・ウォンピョが言ったのは、息子の怪我を心配する言葉でした。大丈夫だと聞き、安心した様に目を閉じたのです。
泣けた~っ
コ・ウォンピョがどこまで息子を信頼しているのかイマイチ分からなかったのですが、ラスト近くなって、これもまた彼なりの息子の愛し方だったんだと思えるようになりました。
スンノ部族とチョルロ部族が駆け付け、反乱は鎮められました。
コ・ゴンはピョンガンの部屋に逃げていました。
そこで、隠し部屋に気づいてしまったんです。
サ氏夫人が潜んでいるのを見つけましたが、盲目の老婆とて、そのまま行こうとしました。
しかし、オン・ダルとピョンガンが危ないと察したサ氏夫人は、必死にコ・ゴンの足にしがみつき、行かせない様にしました。
が、今のコ・ゴンは抑えが効かなくなっています。
剣を握りしめたたーっ
もうねぇ、今回は辛かった~っ
だけど、この後はもっと辛い展開になりそうで・・・。

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