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ミンジョンがウンジュの下宿に来ました。
あくまでも奥の部屋が良いと我儘を通したようで、ジンスが部屋を譲ることで何とか収まりました。
全く協調心の無さそうなミンジョンに、ウンジュは頭を抱えています。
ところがです。
ここで意外な事実が判明しました。
なんと、ミンジョンのAIの反応点は『ウンジュ』だったのです。或いは『ウンジュの下宿』。
ミンジョンが20歳のころ住んでいた下宿先の娘がウンジュだとAIが突然会話し始めたのです
ソン医師、驚きました。
AIは、まさしく彼女の患者キム・ミンジョンそのものでした。
AIにミンジョンの人格が現れたと連絡を受けたハウォンたち。
反応点は『ウンジュの下宿』だったと大喜びで報告するソン医師。
ハウォンは、その名前に憶えがあります。ソウの下宿ですからね。
ウンジュの下宿までソウを送ってきたハウォン。
何となく別れがたい雰囲気の2人。
その時、ハウォンの家にマットレスが届いたとのメールが入りました。
少し前から、ハウォンの家には、家具が届き始めていました。あれは、ジスとソウがチョイスしたモノたちですよね。
その中から、ハウォンが選んだってことかな?
一人じゃ運べないと言う理由で、ソウもハウォンの家へ。
全く家具が無く、空き家のようだったハウォンの家は、やっと人が住んでる家になりました。
ほっとしたソウは、ベッドに寝転んだのは良いけど、そのまま眠り込んじゃった。
一仕事終えたら眠たくなると以前ソウが話していた通りだと、ハウォンは苦笑しました。
ハウォンは、ソウをそのままにしておきました。
そして、ハウォン自身はソファーで眠りました。久しぶりにぐっすりと眠れたようです。
翌朝目覚めたソウは驚き焦りました。
そしてそっと出て行きました。
ミンジョンは、一人で朝ごはんを食べているウンジュを見て、急に自分も食べると言い出しました。
朝は食べないと言っていたようなのに。
でもね、それはウンジュを気遣っての事の様です。
一人で寂しく食べていると思ったのでしょう。お相伴をしてあげなくちゃ・・・って。
でもね、ソウから連絡が入り、故郷に帰ったことを聞いて一緒に喜んで上げているのを見て、そのまま出勤していきました。大丈夫そうね・・・と呟いて。
ソウの表情が明るいことにチェ監督も気づきました。
彼もソウの両親の不幸を知っているのです。それがトラウマになっているということも。
「トラウマを克服したな。」
と、チェ監督は喜んでくれました。
ハウォンが変わってきていることにキム・フンも気づいていました。
自転車に乗るとか、車の長距離運転をするなんてこと、これまでは考えられない事でした。
常に不眠症に悩まされて、疲れていましたから。
イヌクにハウスコンサートの仕事が入りました。
しかし、エンジニアとしてソウが入っている事を考えると、イヌクは会場に入って行く勇気が出ません。
ソウはどこまで知っているのか・・・と思うだけで体が震えて来るのです。
会場に到着したものの、車から降りられないでいるイヌクを見つけたのはスノ。
不安で・・・と呟くイヌクを見たスノは驚きましたが、何とかしてあげなくてはと思いました。
深呼吸して、落ち着いて・・・と声をかけました。
会いたくない人がいる・・・とイヌク。
スノはイヌクの手を取りました。力強く両手で握りしめました。
「今日の演奏を終えたらピアノを止めましょう。これが最後です。心配いりません。」
縋るような目でスノを見つめるイヌク。
ピアノの前に座りました。
しかし、やはりソウが気になります。
ソウは、優しく声をかけてくれました。それを、意外・・・と言うように見ました。
そして弾き始めました。
チェ監督は、イヌクが以前のイヌクに戻ったと感じました。スランプを脱したと。
実際、イヌクはかなり精神的に落ち着いたようです。自分でも不思議でした。
スノもソウもほっとしました。特にスノは心から嬉しく思いました。
イヌクは、今後も録音をソウに頼みたいと言いました。
ソウは機材を片付けにスタジオに戻りました。
録音した演奏を聴いている時に、そっとハウォンが入って来ました。
約束せずにここに来てみた・・・とハウォン。
「君がいるかと期待しながら来たんだ。初めての心地よい経験だった。」
心に響く言葉だわ・・・とソウ。確かに
せっかく良い雰囲気になりかけていたのに、その時イヌクから電話が入りました。
今日の録音をスタジオで聞きたいと言いました。
ソウは、仕方なくOKしました。久々の満足できる演奏だったからだろうな・・・とソウは思ったのです。
ハウォンは、待ってると言いました。
イヌクは、ソウをちらちらと見ながら、やはり緊張していました。
でも、ソウは全く秘密を知ってるようには見えません。
ジスのことを聞きたいのに、聞けない・・・イヌクは自分でもじれったく感じていたでしょう。
10分だけ・・・と言っていたのに、結局、演奏もしたいと言い始めました。切っ掛けを掴もうと思ってる
待たせてるハウォンが心配で、何度もスタジオを出てハウォンに事情を説明するソウ。
この時の2人の表情がとても良いです。
結局、イヌクは何も話せずに帰ったようです。
頻繁にメールを送るわ・・・とソウ。傍にいるみたいでしょ?と。
「私が役に立っているんですよね?私が救われているみたいだけど・・・。」
与えることがもらうことでもある・・・とハウォン。
俺も救われている・・・と。
「空気のように自然と自分に寄り添ってくれる存在。そんな人がいるだけで心強いわ。いくらでも傍にいるわ。お互いの気持ちを分かり合える関係のハウォンとソウだからできる事よ。」
俺も・・・とハウォン。
「俺もソウさんの傍にいる。」
恋人の様で恋人じゃない。友達と言うよりは深い関係。家族とも違う。
決して気マズイ関係じゃなく、お互いの存在と気持ちを尊重する関係。
そんな2人です。