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スンテたちは、女子生徒に命令しただけじゃなく、証拠になるように、ドギのカバンに女子生徒の写真を忍ばせていました。
学年主任が血相変えてドギに詰め寄って事態を収拾しようとしていた時、校長から呼び出しの放送が。
ドギにすぐさま担任のクラスに来るようにと言う事です。
で、学年主任はドギと共にクラスに向かいました。
スンテたちはほくそ笑みました。
が、彼らにドギはウィンクして見せたのです。
意味の分からないスンテたち。
クラスに行ってみて、その理由が分かりました。
なんと、女子生徒の写真が入っていたのは、ドギではなく、スンテのカバンだったのです。
校長に、女子生徒を名乗る人物から、通報が入ったってわけです。これ、電話をかけたのはゴウンです。
女子生徒も、こうなると、計画を続けるのが無理だと察し、単に虫が入って・・・などと、意味不明なことで取り繕うしか出来ませんでした。
スンテたちの計画は、大失敗です。失敗した理由も分かりません。
ここから、スンテたちの仲も一気に悪化。
まぁ、元々、スンテがリーダーで、他の2人はスンテの言いなりみたいなもんでしたからね。
スンテは、ドギをこれまで以上に虐めにかかりました。
が、虐められても無視されても、ドギは顔色一つ変えず、しゃら~っとへら~っとしています。
却って自分たちの悪事を公開されたりして、自らの首を絞める格好になって行きました。
ところで、カン検事は、消えたパク社長たちが気になって仕方がありません。
逃走した形跡が全く見つからないからです。
「まるで狩られたみたいです。」
と、カン検事は、チャン・ソンチョルに愚痴りました。
狩られたなら、社会にとっては良い事では?と、チャン・ソンチョルが言うと、カン検事はすぐに反論しました。
「法で裁かない限り、狩りも同じ犯罪です。」
なるほど・・・と、チャン・ソンチョルは思いました。そして、逃げた痕跡が重要だと気付かされたのです。
スンテは、いい加減ドギのことが我慢できなくなりました。
だから、知り合いの暴力団に頼んで、痛め付けてやろうと考えました。
復讐計画が実行されてる間、依頼者のジョンミンは学校をずっと欠席していました。
母には学校に行くと言っていたようですが、どうしても学校に足が向かなかったのです。
その方がドギにとっては都合が良いのですが。
ドギはもうすぐ復讐が成功するというある日、ジョンミンに会いに行きました。
チキンを渡し、翌週から必ず学校に行くようにと言いました。
スンテに呼び出された場所でドギを待っていたのは暴力団。
ニヤニヤして見ていたスンテたちは、驚きました。ドギのあまりの強さに。
たくさんの暴力団たちは、ドギにかすり傷一つ負わせることが出来ず、倒されてしまったのです。
迫りくるドギにおじけづいたスンテは、飛び降りるぞと、叫びました。
全く動じないドギ。
出来るのか?と、更に詰め寄りました。
「手伝ってやる。」
そう言ったかと思うと、スンテを蹴り飛ばしたのです。スンテは屋上から転落しました。
下では、ギョングとジノンがマットを広げて待機してまして、無事スンテを確保しました。
その様子を見ていた仲間2人は、恐怖で半狂乱。
結局、言われたとおり、自首したのです。
気が付くとスンテはパン屋にいました。右手は手錠で縛り付けられています。
目の前には大量のパン。
食べろとドギ。
食べた分はジョンミンが払う。残りは慰謝料等も含めてスンテに請求すると言いました。
スンテは必死に謝りました。
が、謝って許してくれるドギではありません。
これまで、口先だけで謝れば全て許されて来たと言う悪しき習慣が身についてしまってるスンテですからね。
ジョンミンは命の恩人だとドギは言いました。
つまり、自分はスンテを殺そうとしたのに・・・と匂わせたのです。
金が無いとスンテが言うと、ドギはアルバイト先のメモを差し出しました。
ここで頑張れば、入隊までには完済できるだろうとね。
「逃げてもいい。だが、捕まったら、さぼった分は10倍で返せ。そしたら人生の終わりだ。」
こんなの理不尽だと、スンテが泣きながら言いました。
「お前も友達に理不尽なことをしただろ。自分の置かれた状況が悔しくて涙が出る時は、自分が虐めた友達を思い出せ。皆、それに耐えたんだ。」
生まれ変わったお祝いだ・・・と、ドギはろうそくを1本立てたケーキをスンテの前に置きました。
ドギは、ジョンミンに請求書を渡しました。
無料だと思い込んでいたジョンミンは、驚きました。
「覚えておけ。この世に無料のタクシーは無い。分割でいい。それを惜しいと思えるように強くなれ。」
ジョンミン、納得しました。
助けてくれてありがとうございました・・・とジョンミンが言いました。
ジョンミンの母のところに、チャン・ソンチョルが現れました。
青い鳥財団で始めた奨学事業の奨学生に、ジョンミンが選ばれたと言う知らせを持って来ていました。
大学の学費は、財団が支援すると言う知らせに、母は泣きながら大喜びしました。
チャン・ソンチョルは、ドギをチョ次長検事に引き合わせました。
カン検事も一緒でした。
ドギと会ったのは、青い鳥財団が切っ掛けだと聞き、チョ次長検事もカン検事もドギも犯罪被害者家族だと察し、複雑な表情を浮かべました。
カン検事を送って行くよう言われたドギが歩き出した時、道路工事の誘導員の笛が聞こえて来ました。
その笛の音が、ドギにとってはトラウマになっているようです。
ドギはその場で倒れてしまいました。
笛の音・・・それは、母親が殺された現場で鳴り響いていたヤカンの音と被るのです。
パク社長の手下だっと悪徳警官が襲われた一件の目撃者が現れました。
警官が乗ったパトカーを、ドギの運転する模範タクシーの改造車が襲った場面をドローンで偶然撮影していたようです。