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様々な役に扮して作戦を遂行するドギ。
常の無口で不愛想な様子とはかけ離れた別人のような姿を見せます。
しかし、本来のドギは親思いで優しく、そして明るく少々お茶目な性格のようです。
そんなドギが性格を一変するほどの傷を負っているということですね。
病院で意識が戻ったドギ。
カン検事が病院に運んでくれたようで、チャン・ソンチョルにもちゃんと連絡が行ってました。
慌てて駆け付けたゴウンは、チャン・ソンチョルにパワハラじゃないかと猛抗議しました。
弁明する余地もありませんでした。
ゴウンはドギのことが好きなのかもしれませんね。
カン検事たちは、改造車が悪徳警官の乗ったパトカーを襲う映像を確認。
確かに、模範タクシーに違いありません。
もしかしたら、悪を裁く自警団みたいな奴らでは?と、ワン捜査官が言いました。
カン検事は青い鳥財団のカウンセリングの集会を見学しました。
会員の全てが犯罪被害者、或いはその家族であり、犯人が納得できる処罰を受けていない場合がほとんどだと分かりました。
会員の資料をチャン・ソンチョルから受け取り、それによってドギの母親の事件も知りました。
心が痛みました。
そして、自分の悩みが彼らの苦しみに比べたらちっぽけなものだと思えました。
自分だったら、耐えられるだろうか・・・と。
新しい事件がカン検事に持ち込まれました。
被害者はソ・ヨンミンと言う男性。加害者はUデータと言う会社のパク・ヤンジン社長。
暴行と不当解雇が告訴理由でした。
ソ・ヨンミンから事情を聞き、捜査に着手しようとしたとき、突然、チョ次長検事から示談が成立したと言われました。
チョ次長検事の先輩である元検事長が引退して弁護士になっていて、Uデータのこの仕事が初仕事となったとか。そこから、話が来たのでしょうね。
丸く収まった案件を、これ以上蒸し返すなと、チョ次長検事は言いました。
それで納得するカン検事じゃありません。
「検察に見捨てられた被害者は誰を頼れば」
と、カン検事は猛抗議しました。
しかし、チョ次長検事は抗議を聞き入れることはありませんでした。
腹立ちまぎれに出て行こうとしたカン検事を、ワン捜査官が止めました。
辞めないでください、耐えてください・・・と。
「まっすぐな竹は強風で折れるけど、草は風が止んだら立ち上がります。行動は竹の様に、心は草のようでいてください。」
素晴らしい言葉です、ワン捜査官
カン検事、冷静になろうと努力しました。
この言い争いを、偶然、チャン・ソンチョルが聞きました。
調べることにしたようです。
判断は、ドギに任せると言いました。
ところで、ペク・ソンミが管理している地下牢。
チャン・ソンチョルが依頼した人物を、そこで監禁しています。
それによってかなりの報酬を得ているのでしょうが、それとは別に、臓器売買をしているようでもあります。
顧客は財閥等で、監禁している人間はそのための商品なのでしょう、ペク・ソンミにとっては。
チャン・ソンチョルは、それを知っているのでしょうか。
監禁しながら矯正を目指しているようなことを言っていましたが・・・。
少なくとも、その牢に入れられるくらいの人間が、そう簡単に矯正するとは思えません。
現に、チョ・ドチョルは矯正したと見せかけて刑期を終えて出所しましたが、内実は全く反省などしてはいません。監禁された今も、それは変わりません。
チャン・ソンチョルは、チョ・ドチョルの唯一のアキレスである娘に父親について話すぞと脅しましたが・・・。
カン検事は、ソ・ヨンミンの元を訪ねました。
しかし、ソ・ヨンミンは重症を負って意識不明で入院中だったのです。自殺を図ったと見られていました。
妻は、絶対にありえない事だと言いました。
パク・ヤンジンたちから酷い暴行を受けた後、橋から突き落とされたと言うのが事実のようです。
カン検事は、罪悪感に襲われました。使命感も燃えて来たようです。
ドギはカン検事たちの少し先を進んでいました。
様々な事実を突き合わせ、ほぼ真実にたどり着いているようです。
そして、作戦は開始されました。
まず、ドギが履歴を偽ってUデータに入社しました。
監視カメラが社内に無いため、腕利きのハッカーであるゴウンでも、状況を掴むことが出来ず、社員となって入り込まないと証拠はつかめないと分かったからです。
まんまと入り込めたと思ったの束の間。
なんと、初出社の日、ロビーで社員証を付けた状態のドギは、カン検事とばったり出会ってしまったのです。
言い逃れ出来ない状況です。