まったり まぎぃ

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『赤い袖先』8話まで

2022-10-25 15:33:08 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

この作品を見て、最初に思ったのは、ドギムのひれ伏し方がリアルだということ。

本当に背中が床に平行で低く、これこそがひれ伏す姿勢なんだろうなと感じました。 

 

チョ尚宮は、ドギムをサンの傍に仕えさせるのが良いと考えています。

指導しているソ尚宮は、意見を聞かれ、戸惑いました。

おそらく、チョ尚宮がドギムが将来側室になれるかもしれないという魂胆を持っていると、思ったのでしょうね。

そんな難しい立場にドギムを置くことは、ソ尚宮はしたくなかったのです。まだ未熟だからと言いました。

チョ尚宮は一旦は引き下がりましたが、諦めた様子はありません。

 

見習い宮女たちが家族と会う日になりました。

皆、迎えに来た家族とともに、嬉しそうに王宮を出て行きました。

が、ドギムには迎えに来てくれる家族はいません。

ここでドギムの宮女になるまでの人生が少し明らかになりました。

 

ドギムの父親は、サンの父思悼世子に仕えていたようです。思悼世子の一件で殉死したのか、或いは連座させられたのか。

母も死に、兄と二人だけになったとき、兄は妹のドギムをサンの実母に託したのです。自分は良いので、妹だけでも助けてくれと。

そして、サン母の家の使用人夫婦の養女となり、王宮入りしたというわけですね。

 

ドギムは、サン母の元を訪ねました。

命の恩人であるサン母にお礼を言いました。受けた恩は必ず返すと。

すると、サン母は今から返しなさいと言いました。

サンの一挙手一投足を報告する人材が必要だと言ったのです。

しかしそれは王宮の掟に反することです。

ドギムがそういうと、王宮では間者でないものを探す方が難しいとサン母は言いました。

昔、サン母は掟にとらわれていたことで夫の行動や考えを知ろうとしませんでした。そのせいで、夫を守ることができなかったと考えたのです。

知っていれば、もっと何か出来たのではないかと。

「息子を守るために、世孫の身に起こる全てのことを報告せよ。」

サン母は言いました。

そして、通行証を渡しました。いつでも報告に来られるようにと言うことです。

 

ドギムに目を付けた人物がいました。

サンの叔母、ファワン翁主です。

英祖にサンを許してくれと請願した宮女ということで、生意気だと思ったのでしょう。

突然言いがかりをつけて、杖打ち100回などという死刑にも値する罰を与えようとしたのです。

サンに敵対するファワン翁主は、東宮の宮女ならば、サンを苦しめることにもなると思ったのでしょうね。

しかし、通りかかったサンがそれを阻止し、にらみ合いとなり、どちらも一歩も引かない状況となってしまいました。

で、結局、仲裁を王妃に求めることになってしまい、事は大事に。

 

王妃は両方の意見を聞き、思案した挙句、ファワン翁主の意見を取ろうとしました。

でも、それで終わりではありませんでした。

時間稼ぎをしたのです。英祖が訪れるまで。

つまり、一旦は結論を出したようにして、うるさいファワン翁主を黙らせておいて、結局、英祖に決裁をさせるように持って行ったのです。

上手いです、王妃。

 

ドギムの件の前に、王妃手作りの餅を英祖が食べるべきかどうかでも、王妃とファワン翁主は対立しました。

英祖は困ってしまって、サンに判断させました。

サンはファワン翁主への反感から、王妃の意見を支持しようとしました。でもその時、ドギムが首を横に振ってダメ出ししたのに気が付いたのです。

サンはどちらの心情にも配慮し、結局、ファワン翁主の意見に従うよう英祖に進言しました。

英祖もそれに素直に従いましたし、王妃も大人な対応をし、その一件は丸く収まりました。

サンはドギムに感謝の眼を向けました。

 

その時になって、英祖はドギムに気が付きました。

事情を聞き、英祖はこれもサンに判断させました。

「お前は朝鮮の地にいるすべての者の生殺与奪の権を握ることになる。それゆえ、常に正当な裁きを下し、万人を納得させねばならぬ。お前の裁きに私が満足できるか見せてくれ。」

 

サンは公正な裁きをしました。

それに英祖は満足しました。

ファワン翁主は悔しさをにじませながらも、英祖の前では満足したと言うしかありませんでした。

 

謝るドギムに、お前のせいではないとサンは言いました。

単にファワン翁主の自分に対する憎しみのとばっちりを受けただけだとサンもわかっています。

そして、先にドギムが自分を助けてくれたと正直に言いました。

「そなたはまことに気が利く女人だ。」

初めてそんな言葉をかけられたドギム。その言葉の意味をどう解釈すればよいのか、戸惑いました。

 

その夜、ドギムはサン母に呼び出されました。

サンが妓楼に通っているという噂の真偽を確かめろという指示が出ました。

 

ドギムは、サンが王宮を出ていく後をつけました。

確かに妓楼に入って行きました。

すぐ後をついて言ったドギムは、突然剣を突き付けられてしまいました。

姿を見せたのはドンノ。

ドギムだと分かったにもかかわらず、即断しました。

「始末しろ。」

その時、奥からサンの声が。

「やめよ。」

 

やっぱりね、ドンノって上辺は本当に優しそうだし穏やかだけど、胸の内は常に冷静で私情を挟んだりすることは無いのね。


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