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ウォンが一気に権力を手中にしたのかと思ったけど、状況はそれまでとさほど変わりはありませんでした。
ただ、サンが自由になったってことだけでしょうか?
サンは父ヨンべクとともにイ・スンヒュの元に行きました。
これからどうすれば良いのか、どんな道を歩めば良いのか、ウォンがスンヒュに教えを請いに来ました。
「民の喜びを我が喜びとする、そんな王になってください。」
と、スンヒュは言いました。
ウォンはサンに、自分の傍に来るよう言いました。
でも、サンは断りました。父の持病を治すために、外国に行くとい言うのです。
これまで長い間父と離れて暮らしていたので、これからは一緒にいたい・・・と。
どうしても引き留めたいウォンは、サンの母の事件の真相を調べ復讐するのを手伝うと言いました。
ウンべクが言いました。
自分たちは既に復讐を諦めている、だからサンの言うとおりにさせてほしい・・・と。
そう言われても、ウォンは納得できません。
元皇帝からウォンに重要な官職に就かせる旨の連絡が来ました。
忠烈王は、苦い顔です。
それならば・・・と突然言い出したのが、プヨンを正式に側室に任命すると言う事。
ウォンソン公主の神経を逆なでするようなやり方です。大人げないと言うか・・・。
リンは、ウォンがサン母の事件を再調査すると聞き、もう隠してはおけないと思いました。兄のジョンが絡んでいるということです。
それを父ワン・ヨンに再度報告に行きました。
このままでは、ジョンの罪は早々に明らかとなるだろう・・・と。覚悟を決めてほしいと言う事だったのでしょうか。それとも、ウォンに突き止められる前に自ら罪を自白して、情状酌量を求めようということだったのでしょうか。
今回も、ワン・ヨンは、家門の事を心配するばかりで、罪を暴こうと言う意志は無さそうです。ジョンの言葉を信じていると言うより、ジョンの罪を隠し通して家門を守りたいという一心なんでしょう。
その話を聞いてしまったダン。
兄が罪人でも、世子妃になれるのでしょうか?・・・と涙をためて聞きました。
その顔を見たら、リンも何も言えなくなりました。
サンは、父の言うように復讐を諦めたわけではありませんでした。
外国に行く前に、敵を始末しようと考えているのです。それも、一人で。
公にしたら、リンとダンも苦しむ事になります。それは避けたいのです。
ヨンべクは、そんなサンの気持ちはお見通しです。不安でたまりません。
今回の奇襲作戦は、兵糧や武器の公平な分配を条件として兵を動かしました。それまで、忠烈王の息のかかった軍は潤沢な兵糧や武器が与えられていましたが、その他の部隊は、本当に貧しい状況でした。
生きるために兵が盗賊になって兵糧等を盗む事も多々あったようで、部隊長もそれを見て見ぬふりしてる状況だったのです。
で、成功したわけだし、公平な分配を・・・となった時、宮中の倉庫からそれらが一斉に消えうせたのです。
何者かが、全て運び出してしまったのです。
こんな事考えるの、ソン・インしかいないでしょう。
運び出した物は、全て王の管轄の倉庫に隠されました。忠烈王の許可なしに開ける事は出来ません。
サンが王宮にやって来ました。
ウォンもリンも嬉しそうです。
サンは、スンヒュにウォンを助けるよう指示されたのです。昼間は仕事をし、夜は復讐と言う感じ。
スンヒュは、今、ウォンたちが悩んでいる兵糧の事も、ちゃんと予想していて、多額のお金を持たせてくれていました。
サンは言いました。
「復讐手伝わないでください。父の望みです。」
意外な頼みでしたが、ウォンは何も聞かずに了承しました。
でも、リンは納得できません。
その夜、ジョンの後を尾行しているサンを呼びとめました。
リンは、ジョンがサン母の事件に関係していることを証明する者に、サンを会わせました。
自分の兄が関わっていると教えようとしたのです。
でもね、サンは既に知っています。
自分がウォンに手伝うのを止めてほしいと言ったのは、リンが巻き込まれるかもしれないからだ・・・と言いました。
それでも、一人で真相を突き止めようと思うのは、真相を知ってこそ、再出発出来ると思ったからだ・・・と。
「負い目を感じずに美味しいモノを食べ、好きな人を想って生きていけそうです。」
サンは、母が死んだのは自分の所為だとずっと思って来ました。
だから、スンヒュの元に来た頃は、食事もろくにとりませんでした。
自分の所為で母を死なせておいて、喜びを感じてはいけないと思ったのです。
ウォンの周辺を探っているムソクから、サンとリンの話を聞いたソン・インは、リンの想いに気付きました。
ウォンだけじゃなく、リンもサンを愛しているに違いない・・・とね。
ウォンの弱点はリンとサンだと思いました。
ウォンソン公主は、サンを世子妃にしようと考えているのかな?
だから、候補者のあらさがしを始めました。
それに引っかかったのが、ダン。
ジョンの悪事が・・・と言うより、ワン家の紋章を付けた男にヨンべクの商団を襲えと命令されたと証言する男が現れたのです。
盗賊の頭領でした。
ソン・インの手下に皆殺しにされた筈だったんだけど、どーにか生き残った者がいたのです。
その紋章が我が家のモノだと、リンは認めました。しらばっくれるなんてこと、出来ません。
その場でリンは捕えられました。
サンは、その様子を見ていました。
このままではリンが死ぬ・・・と思ったのでしょう。
すぐさま、ジョンを殺そうと屋敷に忍び込んだのです。
でも、寸でのところでウォンに取り押さえられました。
ウォンは、サンやリンの行動を見張らせていたのです。行動は早いです。
今、ジョンを殺せば、全て終わると必死のサンを、ウォンは力いっぱい抱きしめました。
「お前のためにならない。止めるんだ。」
ウォンって、ちょいとちゃらいし軽いから、考え方も軽いかと思ったらそうじゃないんですね。
幼い頃から複雑な環境で育っただけに、物事を深く考えるし、それでいて直情的だし。自信に満ちた態度でぐいぐい押して行くし。
魅力的な世子です。
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