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ソランは、高熱で殆ど意識の無い状態でした。
だから、ホンもシノンもそのまま何事も無かったかのように振舞いました。
講武が終わって通常の日々が戻って来ました。
体調が整ったソランが出仕してくるまでの間、ホンは退屈でたまりませんでした。
出仕したソランを見ると、kissしたことを覚えていない様子。
ホンは、ほっとしたような、残念なような・・・。
相変わらず眠れないホンに、ソランはお酒を勧めました。飲み比べを・・・なんてね。
そして、共にかなりの酒豪だと分かったので、飲むだけじゃつまらないから、“真実遊戯”をしようと、ソランが持ちかけました。交互に質問し、答えられなかったらお酒を飲むと言うルールです。
“目方は?”と問われ、ソランが飲み。
“世子嬪様の後、女人を抱いたことは?”と問われ、ホンは動揺しながら“無い”と答え
“シノンはお前にとってなんだ”と問われ、“友”とソランは答えました。
他には?と、ホンが尋ねました。
「命を救ってくれました。」
と、ソラン。続けて、他には?とホンが尋ねました。
“私が嫁ぐはずだった相手です。禁婚令が出なかったら、新郎新婦となったかも”と、ソランは心で呟きました。
「それ以上でもそれ以下でもありません。」
しかし、ホンは飲めと言いました。
嘘じゃないとソランは言いましたが、真実でもないとホンが言いました。
「私が世子嬪様に見える時がありますか?」
と、ソランが問いました。
「いや。」
と、ホンは言いました。
真実じゃないですねと、ソラン。飲んでくださいと。
一瞬ためらった後、ホンは盃を空けました。
見間違いによって起こったことだ、深刻に考えるなと、ホンは言いました。恋心など残っていないと。
取り戻して差し上げましょか?と、ソラン。
そうすることで、禁婚令は終わり、国のためになりますからと。
都承旨は、内禁衛の従事官の男が怪しい動きをしている事に気が付きました。
ホンの周辺を常に見張っているだけじゃなく、チョ兵曹判書の側近と密かに会っているのも見かけたからです。
ホンは、しばらく泳がせろと命じました。
しかし、王の親衛隊である内禁衛の従事官までチョ兵曹判書の手の者だと言うのは、流石にショックを受けたホンでした。
ソランは、恋心が無いと言うホンのために、いかがわしい春画なんぞを大量に仕入れて来ました。
しかし、ホンはそれを一蹴。
効果が無かったと項垂れたソランでしたが、置いて行った春画をついチラ見しちゃったホン。
そしたらすっかり気に入ってしまって、なんだか世の中を見る目が優しくなっちゃってましたよ
そんな時、宮中でシノンとソランが武術の練習をしているのを目撃。
ソランが、シノンに武術を教えてもらっていたのです。
ソランは何も思っていないようですが、シノンはやはり違います。
シノンも実は、無理に預けられた春画を見ちゃった後なんでね
まぁ、そうじゃなくても、ソランへの想いは自分でも認識しています。
そして、ソランがこうやって自分を信用してくれるのは“友”と言う意識ゆえだと言う事も分かっています。
ホンは、2人が仲良くしてるのを見て、心穏やかではいられませんでした。
ところで、ソランの継母ウンジョンが、侍女から街でヒョンソンに似た娘を見たと報告を受けました。
ウンジョンはなんと、チョ兵曹判書と不倫中なんですよ
ヒョンソン父が病なのを良いことに
ウンジョンは、その娘が愛達堂に住んでいると探り出し、すぐさま会いに行きました。
が、ラッキーにも、その時ソランは王宮。顔を合わせることはありませんでした。
この時、クェンイがウンジョンの顔相を見て言いました。
「娘さんの事が心配でいらっしゃったのでしょう?ご心配なく。娘さんの一人が国母になります。」
ウンジョンはすっかり良い気分になって帰って行きました。
しかし、娘のヒョニは冷静に言いました。娘は私だけじゃないと。
「実の娘とは言っていない、あの女も義理の娘です。片付けるべきです。7年前にそれを怠った結果、心配の種が残ってるんです。」
あいや~っ ウンジョンも怖いけど、娘のヒョニの方がもっと怖いかも。
それと、クェンイは、ウンジョンがソランにとっては危険な相手だと察していました。
それは、占いで分かったの?それとも、ソランの素性を知ってるんだっけ
チョ兵曹判書は、王と近しくなった女官がいると報告を受けていました。
ソランのことです。
彼らが次に狙うのは、ソランですな。
ホンはソランを呼び、シノンとの本当の仲を問いただしました。
ソランは、友に間違いないと言いました。
ホンが春画を見たと察したソランは、ホンを揶揄いました。
任務の一環だと言う意識だったはずのソランですが、いつの間にか、自分自身の心も動いている事に気づき始めています。
そんな2人の様子を常に傍に仕えて来た内官と尚宮の目から見ると、チャンス到来と思えたようです。
ホンがソランを見る目に恋心を感じたと、内官は嬉しそうに言いました。
床入りさせなくてはってね。
密かに床入りの計画を進めようとする内官と尚宮。
シノンは、2人から、ホンの本心を聞き出してもらいたいと、頼まれました。
勿論、シノンが冷静でいられる筈はありません。が、役目は仕方ありません。
シノンは最近の気分はどうかと、ホンに聞きました。
変わりつつあるようだとホンは答えました。
それが嫌で戸惑っていると。動悸がするが、ときめきなのか不安なのか分からない・・・と。
お前は?と聞き返されたシノン。
「私は最近蝶を飼っています。」
と、答えました。ホンの気持ちを察した上で、ちょっと張り合う様な表情です。
閉じ込めているのではなく、暫しの羽休めかと思う・・・と。
「花が咲いて蝶が来たのか、蝶が来て花が咲いたのか。紐でつなぎ止めたいですが、今は、その羽ばたきで十分です。」
ホンもシノンの気持ちを察したかもしれません。
シノンはホンに自分の気持ちが伝わったと感じたのかもしれません。その上で言いました。
「王様は、変わりつつあります。以前よりずっと温かになられた。ですが、こみ上げる想いは抑えてください。王様の変化や戸惑いを気取られてはなりません。」
ホンはチョっとムッとしたようです。
自分の気持ちに確信が持てたら、ためらいはしないと、シノンを見つめて言いました。
「お前の蝶が飛び立ったら言え。余が蝶を動かす風となろう。」
ホンもシノンも、お互いの気持ちを理解しました。
シノンは、相手が王だけに、自分が引くしか無いと分かっています。
苦しいですよね。
ソランは急に豪華な食事を供され、豪華な衣服を新調され、何が起こったのか、戸惑いまくりです。
王宮のしきたりを知らないソランだから、それが何を意味するのか、分かりません。
そうしているうちに、床入りの日も決まりました。
シノンは苦悩しました。
その夜も、シノンはソランを愛達堂まで送って行こうとしました。
その時、クェンイから手紙が届きました。
愛達堂にソランを連れて来るなと言う内容です。ウンジョンがまだ周辺にいるかもしれないからですね。
「逃げよう。」
シノンはそう言って、馬を走らせました。
2人が襲われました。
何とか賊を振り切ったシノンは、馬の首を王宮に向けました。
今一番安全なのは、王宮しかないと思ったのです。
翌日、ソランは何の説明もされないまま、着飾って化粧までされ、ホンの前に連れていかれました。
ここまでされても、分からないソランって、鈍過ぎよね。
ところが、ホンの部屋に入ろうとした瞬間、シノンがソランの手を取って、連れ出したのです。
内官や尚宮だけでなく、ホンも驚きました。
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