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今回は泣けましたねぇ 理不尽な世のありようにムカつくと共に、懸命に自分の道を歩もうとする若者がそれを閉ざされる事が。
分かったのは、アロとスンミョンが源花の長を任じられたということ。そしてそれは花郎を率いる立場でもあるということで、この際、ジソ大后はウィファ公を花郎のトップ風月主から降ろし、源花の長に花郎を任せようとしていました。
花郎を自分の物にしてしまおうと思っているのです。
でも、ウィファ公は、花郎は成長していると言い、ジソ大后の意のままになると考えない方が良いと言いました。
アロが王宮に連れて行かれたと聞き、ソヌはフィギョン公の元に急ぎました。
何か手があるかと思ったのですが、フィギョン公でもどうしようもありませんでした。
昔から、新羅では国が危機に瀕した時、源花を立て、利用し、用が済んだら殺されてきたという経緯があるようです。
まだイマイチ源花の意味が分かりませんが・・・。要するに、花郎を統率するための役職ってことでしょうかね。
フィギョン公は、アロを救い出す方法が無いかと、半ばパニックになってるソヌに言いました。
「真の王になるか?」
王になれば妹を救う事もできる、望む世に変えられ、友が二度と命を落とす事も無くなる・・・とね。
そして、とうとうソヌに身分を明かしました。
ソヌの父親だと。
ソヌは、フィギョン公と源花だったチュンジョンとの息子でした。
チュンジョンはジソ大后に殺されたことになってますが、生きているのかもしれません。まだお腹にソヌが居る時、ジソ大后に殺されそうになったけど、殺し切れて無かったように思えます。
その時、ジソ大后自身も、ジディを身ごもっていたようですし・・・。
と言う事は、ソヌも聖骨で、ジディとは従兄弟同志ってことになりますよね。
ソヌは堂々たる皇位継承候補だということです。
ハンソンとタンセの祖父ソク・ヒョンジェは、傾いてる家門を何としても立てなおそうと、ハンソンに期待しています。
そして、パク・ヨンシルの家門と縁を結ぼうとしているのですが、ヨンシルとすると、利用することしか考えてないようです。
で、ある時、タンセは、ソク・ヒョンジェがパク・ヨンシルの為に馬に乗るための踏み台になる姿を見てしまいました。
そこまでして・・・と言う情けなく悔しい思いと、そうまでしなくては家門を立て直せないという危機感等で、胸が痛みました。
ヨンシルはソク・ヒョンジェに王の首を取って来るよう命じました。話はそれからだ・・・と冷たく言いました。
ソク・ヒョンジェは、もう、命令に従う事しか頭にありませんでした。
で、タンセに命じたのです。王を殺して来い・・・と。
その時、タンセたちはソヌが王だと思い込んでいました。
と言う事は、自分が仕える花郎ソヌを殺すということです。
命令に従わなければ、ハンソンと一緒に死ぬ・・・とソク・ヒョンジェが言ったので、もう拒否はできませんでした。
後日、タンセに毒が届けられました。それを剣に塗ったタンセ。
死ぬ覚悟でソヌに手合わせを望みました。
よけられるならよけてください、剣に触れてはなりません・・・とタンセ。
その様子が尋常じゃないので、ソヌも真剣になりました。が、元々腕はタンセの方が格段に上。
じりじりと押され、とうとう刺されそうになったのです。
ところが、その瞬間、割って入って剣を素手でつかんだのがハンソン
触れただけで死ぬ・・・と言われる猛毒です。
離せ・・・と叫ぶタンセ。
離したら、ソヌを斬るだろ?・・・とハンソン。
どうしてハラボジから届いた毒を塗ったんだ?・・・と呟いて、ハンソンが倒れました。
ソヌが必死に担いで治療させようと走りました。
でもね・・・あっという間にハンソンは息を引き取ってしまったのです。
一緒に歩んでくれるんだよな?とハンソンはソヌに問いました。
兄さんを恨まないで・・・とも。
ハンソンは、祖父に手紙を書いていました。
自分で道を探して歩もうと決心したと。身分に関係無く、兄はただ兄です・・・と。この世で一番信頼できる味方です・・・と。
“ハラボジ、私は大人になる術を学んでいます。誰にも頼らず己の判断に責任を持って生きる術を”
ウィファ公はハンソンの死を嘆く花郎たちに言いました。
「他人が築いた秩序をそのまま受け入れてはならない。お前たちは駒ではなく誰よりも自由な花郎だ。花郎であることを、決して忘れるな。」
パク・ヨンシルたち重臣が、ジソ大后に直訴しました。
譲位すると言ったのなら、一刻も早くソヌに譲位してほしいと。
ヨンシルは、ソヌがチヌン王では無い事を知っています。
だから、わざとジソ大后に負けたフリをして、ジソ大后を追い詰めようと考えたのです。アンジ公の息子でしかない真骨のソヌを、王位につけさせようと。
ジソ大后、自分の策に追い詰められようとしています。
アンジ公が都に戻って来ました。
そしてフィギョン公からアロが源花に任じられたことを聞かされ、ショックを受けました。
何とかしてアロを救わなければと思いました。
その時、フィギョン公が言ったのです。
ソヌを王位につけよう・・・と。アンジ公も、この時初めて知ったのかな?ソヌが聖骨だということ。
アンジ公は、ジソ大后に会いに行きました。
アロを源花にしたことを責めました。
そして言い放ったのです。
ジディが王位に就く事はない・・・と。その前にソヌを王座に就かせる・・・と。
「あの子は、フィギョン公とチュンジョンの息子で聖骨です。」
ジソ大后、ますます追い込まれました。
アロとスンミョンは全源花の墓に詣でました。
ジディは、その帰り道でアロを奪おうと計画しています。そしてそのままジソ大后の目につかない遠くに隠してしまおうと。パオに命じていました。
でもね、ソヌが後を追ったのです。
で、やっとアロに会ったんだけど、その時、又もソヌを刺客の矢が
ジソ大后が指示していたのです。
一瞬先に気付いたアロが、ソヌを庇ったーっ
その頃、ジソ大后はパク・ヨンシルたちから譲位を迫られていました。
譲位賛成派、反対派入り乱れて喧々諤々の騒動になったその時、扉が開きました。
現れたのはジディ。
皆が誰だ?・・・と思っている時、パク・ヨンシルだけは、マズイ・・・と言う表情を浮かべました。
ジソ大后は突然の事にショックを受けて、言葉も出ません。
「私が神国の王チヌンだ。」
ジディが言いました。
いや~っこう言う瞬間、好きだわぁ、わたくし。
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賊に襲われたソヌに助太刀しようとスホとヨウル、タンセが駆け付けました。
ところが、突然ソヌが倒れてしまって・・・。いつもの失神ですな。
結局、そのまま賊は逃げ去ったのでしょうね。
一方、ジディがパク・ヨンシルの屋敷に忍び込んだのも、夢なんぞじゃなく、現実の事でしたよ。
腕飾りを取り戻し、剣をヨンシルの喉元に突きつけました。
「私がお前の主君、チヌンだ。」
そう言ったかと思うと、剣を突き立てました。ヨンシルの首筋をほんの少し切った状態です。
「次は本当に命を奪いに来る。」
そう言って、ジディは去って行きました。
この一件をヨンシルは周囲の者に明かしたのかしら?打ち明けてない感じです。誰もジディに関心を払いませんから。
そして、ジディは、母ジソ大后にも宣言しました。もう逃げない・・・と。
「今こそ、神国の真の王となります。」
でも、すんなり了承するジソ大后ではありません。
これまで自分が如何に苦労して王座を守って来たかを考えると、ジディは、まだまだ世間知らずで物足りないように思えるのです。ジディには王位を守って行けないと思うわけです。
ジディから見ると、それは単に自分の権力を強くしたかっただけなのではないかと思えるのです。
権力者ではあっても摂政。歴史に名が残るのは王である自分で、この国は王の国なのだから・・・と言いました。
ジソ大后は息子に権力を奪われるのではないかと恐怖に感じています。それはやはり、息子への順調な王位継承と言うより、自分の権力を手放したくないだけのように見えます。
ジソ大后の兄であるフィギョン公は、幼い頃から小児麻痺で身体が不自由ということで、王位継承者とはみなされず、存在を隠されて来たようです。
ジソ大后は、眼中になかった兄の突然の出現に怯えてるようです。また、フィギョン公に子供がいるということすら知らないようですね。
そして、ここに来て、ジソ大后の体調はかなり悪化して来ているようです。精神的に不安定というだけじゃなく、肉体的にも・・・。あの侍女の出すお茶が原因でしょうね。
疫病が流行っている村で治療に当たっているアンジ公とウルク。
でも、薬が全く手に入らなくなっている今、為す術がありません。
薬、実はパク・ヨンシルが買い集めているのです。勿論、もっと酷い状況になったら、高値で売ろうと画策しているわけです。
アンジ公たちが手を尽くしているので、流行り方が少々鈍くなったら、残念に思うほどです。
それを、アロが気付きました。
都でも手に入らなくなった薬が、ヨンシルの屋敷に大量に運び込まれているのを目撃したのです。
何とかしないとと思ったアロは、それをウィファ公に打ち明けました。
しかし、良い手が浮かびません。
その時、アロは初めてソヌが倒れた事を聞かされたのです。
まだ意識が戻っていませんでした。
慌てて駆け付けた彼女が見たのは、スンミョンがソヌにkissしてるシーン。
ソヌは意識が戻りかけていて、それがアロだと思ったのです。
気が付いて、慌てて起き上がり、そのままスルーしようとしました。
でもね、スンミョンが告白。
ソヌの所為で心が揺れる、その感情が何なのか、確かめたい・・・と言いました。
「王女として命じる。それが何なのか分かるまで、逃げてはならぬ。」
やっぱねぇ、上から目線だよね。ジディという許婚がいるけど、気持ちはソヌなんだとはっきりしてますやん。
ま、ソヌは全く相手にしてませんけどね。
アロは不安でおろおろしますが、心配ないですね。
不安なのは、スンミョンも同じです。スンミョンから見ると、アロはジディとソヌを両天秤にかけているように見えるんですね。
ますますアロへの風当たりが強くなりそうです。
スホは、昨晩ソヌを襲った刺客がパンリュの父パク・ヨンシルが送りこんだと見ていました。
その場にパンリュが居なかった事が怪しいと思ったのです。
パンリュは、せっかく皆に心を開き始めていたのに、急にまた以前のような頑なな態度に戻っていました。
彼も苦しんでいるのです。
そんなパンリュに、スヨンが会いに来ました。
心変わりしたとしてもかまわない・・・とスヨンは言いました。感謝してるから・・・と。
スホのような遊び人の兄の所為で、男性不信だったスヨンですが、パンリュのお陰で良い人もいるんだと思えたと言いました。
でも、パンリュは自分を悪い人間だと言いました。
だから、自分から出来るだけ遠くに逃げてくれと言いました。スヨンを傷つける前に・・・。
「パンリュは、良い人よ。分かるから。」
と、スヨンは微笑みました。
ソヌは、周囲から‘王’と見られる事が負担でした。
だから、ジディに突っかかりました。いつまで逃げるんだ・・・と。そして、俺に言う事はないか?・・・と。
名乗れということですね。
だけど、ジディがからかうように言ったのです、王のフリをする気分は?・・・と。
思わずジディを殴ったソヌ。
そしたら、ジディも殴り返しました。
「俺はフリなどせぬ。」
と、ジディ。
「真の王ではないが、それでももがいている。私も闘っているのだ」
逃げて隠れているだけなんじゃ?・・・とソヌ
「この神国が良くなることを願う闘い。秩序の所為で民が死なぬ事を願う闘い。二度と平凡な民が盗賊にならぬよう守る闘い」
ジディの苦しみを、初めてソヌは知ったのかもしれません。自分のような立場とは全く違う闘いをしていると。
少しだけジディを見る目が違って来たようです。
そんな二人に、ウィファ公が課題を出しました。
アロから聞いた、薬の件です。どうにかしてこの問題を解決しろ・・・とウィファ公は言いました。
パク・ヨンシルの屋敷に膨大な量の薬が備蓄されていると聞き、二人は怒りがこみ上げて来たようです。
こうなると、意見は一致。
盗み出すことですね。
だけど、警備が厳重なパク・ヨンシルの屋敷の倉庫に忍び込むのは、厄介です。
で、スホとヨウルにも声をかけました。
パンリュは?・・・と聞かれたスホは、養父の屋敷に盗みに入ることに関わらせたくないと、言いました。
それを、パンリュが聞いちゃった。
ヨンシルにちくるのかと思ったら。なんと、彼なりのやり方で、ソヌたちの計画に協力したのです。
ヨンシルの注意を逸らすために、酔っ払って大暴れしたんですね。
警備の者の殆どがそちらに注視したし、ヨンシル自身も呆れながら見ていたもんだから、気付きませんでしたよ。
ソヌたちは見張りの者を倒し、どーにか薬を盗み出しました。
そして、それを疫病で苦しむ村に届けたのです。
その頃、アロが王宮に連れて行かれていました。
何事?
源花って組織の意味がイマイチ分からないんですけど・・・。
女性二人が率いていて、その二人ともジソ大后によって殺されたようですが・・・。