レビュー一覧は、こちらから。
リンが狙ったのは、ウォンの乗った馬。
矢が当たった馬は倒れ、ウォンも落馬。
怪我を負いながらも、ウォンは父忠烈王の元に駆け付け、周囲を警戒しました。
忠烈王は、ウォンが狙ったと一瞬思いましたが、馬に当たった矢とウォンの手の怪我を見て、自分を狙ったのはウォンではないと確信したようです。
サンを捕えたソン・インは、計画を遂行するためにもサンに邪魔されたくありません。
サンの持っている剣を取り上げ、格闘となったのですが、殺そうと思った時、リンが来たので、そのまま逃走。
リンは、矢を射た男を追って来たのです。
だから、そこにサンが居る事に驚きました。
サンはリンなんぞにかまってる場合じゃありません。母の敵の男を追わなくては・・・です。
で、駆け出した直後、兵がやって来たのです。
弓を持って立っていたリンは、すぐさま捕まりました。犯人と目されたのです。
引っ立てられたリンが説明をするより先に、ソン・パンヨンはリンが怪しいと主張。
ウォンはリンを庇いました。
その時、矢がウォンのモノだと判明。
ジョンは弟なのにリンを庇うどころか、世子のウォンもろともに失脚させようと考えてるようで。如何にもウォンに責任があるかのように発言。
でも、ウォンは上手く収めました。
矢を盗まれたので、リンに調べさせていた・・・と言ったのです。
目的が何か分からなかったのだが、親子の関係、そして臣下の関係をも壊そうとする目的だったのか・・・とね。
結局、忠烈王がそれを信じ、ソン・インの計画は失敗に終わったのです。
忠烈王は、ウォンに事の真相を確かめるよう命じました。
リンはウォンに事の経緯を説明しました。
ところが、黒幕を吐かせようと思って捕まえていたケウォンとヨムボクが逃げちゃって。
後は、現場にいたサンから事情を聞こうとしたんだけど、サンの居所も掴めません。
ウン・ヨンべクの下働きの侍女だと思っているので、使用人に聞いたのですが、全く正体がつかめません。
いっそう怪しいとリンは思いましたが、ウォンは惚れてる弱みの所為か、全く気になりません。
サンは、刺青の男を探そうとしていたのですが、剣を持っているところを兵に見つかっちゃって。
引っ立てられて行くところを、ヨンべクの腹心ク・ヒョンにこの家の使用人だから・・・と上手く助け出してもらいました。
父ヨンべクに、母の敵の男を見つけたと言いましたが、ヨンべクは復讐することを止めました。
王に矢を射たのもその男だと聞いたヨンべクは、その後ろにソン・イン一味がいると察したようです。
妻を殺し、財宝を奪った盗賊と言うだけでなく、国をも奪おうと画策している輩に違いないと。
そんな騒動に関わるのは危険だと思いました。
当然、ジョンとの縁談も、受け入れるつもりは無いと言いましてね、すぐにでも山に帰るよう命じたのです。このままではサンが危ないと、思ったのです。
ウォンはサンの事を考えると自然に笑みがこぼれてしまいました。
「王宮に大きな鳥かごを置いてあの子を入れれば毎日笑って暮らせる。鳥の様な娘だ。」
犯人を捕まえなくてはいけないと言うのに、呑気なもんだとリンは苦笑しました。そして、
「閉じ込めると死ぬ鳥も。」
と、言いました。
大きな庭を作ればいい、青々とした木を植え、野花を植えれば・・・とウォンの想像は膨らみます。
翌朝、ク・ヒョンに送られて・・・と言うより見張られながら、山に送り返されようとしていたサン。
途中で脱走しましたよ。
運良く通りかかったリンの妹ダンに助けてもらい、ウォンとリンのいる場所に連れて行ってもらいました。
サンも、現場にいたリンから事情を聞きたかったのです。
「あの男は、7年前に奥さまを殺した奴だ。」
サンはウォンとリンに言いました。
そして、腕の入れ墨のことも話しました。
3人で犯人を捜す事になりました。
で、矢を作った職人に当たり、運ぶ途中で矢を盗んだと思われる二人組ケウォンとヨムボクのことを聞きだしました。
後は、街の子供たちに頼んで一斉にけウォンたちを探させたのです。
一方、ソン・インもサンの素性を探っていました。
ウォンたちと親しいというのをムソクから聞き、いっそう興味を持ったようです。
サンから奪った剣が、立派な作りだったと言う事も理由の一つでした。
で、また悪だくみを考えついたようです。
忠烈王にジョンから進言させました。
事件の鍵を握る者たちが次々に殺されている、刺客は世子の手下らしい・・・なんてね。
そして、ソン・インも口を添えました。
世子ウォンとリン、そして刺客は行動を共にしているようだ・・・と。
サンのことですよ。サンが刺客にされそうです。
この話を聞きつけたウォンソン公主は、怒りの表情を浮かべています。
まさか、王より先にサンを捕まえようって魂胆
その頃、サンはしこたまお酒を飲んでいました。師匠のイ・スンヒュと張り合うほど酒豪のサンです。
ウォンは呆れながらも、楽しそうにその様子を見ていました。
でもね、サンが、7年前の事件が、自分の所為だと口を開いた時、罪悪感に苛まれました。
「7年前、奥さまは私の所為で亡くなった。7年間、毎晩のように考えた。あの時、私が奥さまの傍を離れず、護衛を二手に分けなければ、誰かが教えてくれれば、誰か一人でも馬車を離れてはいけないと言ってくれれば・・・、誰も死ななかったのに。」
その“誰か”が自分だった筈とウォンは思いました。
そのまま酔いつぶれて丸まって寝てしまったサン。寝ながら涙をこぼしていました。
それを見たウォンは、よりいっそう罪の意識に駆られました。
自分はのびのびと寝ていたのに、7年の間、サンはずっとこのように寝ていたんだ・・・と。