レビュー一覧は、こちらから。
「あんたを一度だけ信じる。」
ノ・ウルが電話で言ったのはその言葉でした。
ジュニョンは一瞬固まってしまいました。思いがけない言葉だったからです。
そして、直接聞きたいとウルの元に走ったのです。
ウルを見つけたのに、嬉しくて感動して、一刻も早く傍に行きたいのに、突然の目眩・・・。
物が二重三重に見え、ふらついてしまいました。
どーにか傍まで行って、抱きしめました。まだふらついていました。
気がつかれたくありません。だから、もう少しこのままで・・・と言いました。
ジテは、ノ・ウルとの待ち合わせの馴染みの食堂に行きました。
既にウルの姿はありません。
ウルに会おうと思ったのではありません。食堂のお姉さんに、お金を渡しに来たのです。
今後、ウルの食事代に宛てて・・・と言いました。
「もう来ないから。ウルにも二度と会わないから。」
ウルはいざジュニョンを目の前にすると、ちょいと照れくさくなりました。
「信じると言ったのは、本当に信じるんじゃなく、つまり・・・。食べて行くためよ。信じないと私が損をするから。」
見え見えの言い訳をしてるウルを見て、ジュニョンは笑いが我慢できませんでした。
可愛くて
「また明日な。明後日も、その次の日も、次の次の日も会おう。会いまくろうな。」
本当に嬉しそうです、ジュニョン。
とげとげだった表情が柔らかくなりました。
マスコミは、ジュニョンとキム・ユナのインタビューを要求していました。
仕方なくセッティングしたんですが、ジュニョンは仏頂面です。スタッフはひやひやしてます。
その場にノ・ウルもいました。勿論、ドキュメンタリーでの密着取材中ですから。
ジュニョンは、ユナとの交際については語らず、報道についての意見を述べました。
「芸能人という公の人間ではありますが、それ以前に人として基本的な人権は守られるべきです。僕の恋愛がゴシップのネタとなり、愛する人が何の罪も無いのに憎まれ叩かれる。今後も芸能界に身を置くべきか考えています。」
そして、今後は一切のインタビューに応じないときっぱり言い、席を立ったのです。
マスコミは、次にノ・ウルに矛先を向けました。
今回の騒動に対して何か意見は?本当のダミーはキム・ユナさんでは?・・・等々。
「違います。私には他に好きな人がいます。」
ノ・ウルはそう言いました。そう言うしかありませんわな。
ヒョンジュンには兄がいました。
ヒョンジュンとは正反対の性格のようで、これまでも散々ジテ母からお金をむしり取って来ていました。
ヨンオクをヒョンジュンから離れさせたのも、彼のようですね。勿論そこにはジテ母の意向があったのでしょうけど。
それをジテが知ってしまいました。
ジテは毅然とした態度を取りました。もうお金を渡してはいけないと母に言いました。
母に、ジュニョンの事も含めて全て知っていると打ち明けました。
そして、ヒョンジュン兄にこれまでどれほど脅されて来たかということを、正直にヒョンジュンに話すべきだと言いました。
ジテは父を信頼しています。心から愛しています。
この事実を知っても、決して母を捨てたりはしないと信じています。
でも、ジテ母はそうは思えないのです。捨てられると不安でたまらないのです。前夫は息子もいるというのに、別の女性に走ったんだとか。その経験が影を落としているようですね。
絶対にヨンオクの元に行く、息子までいるんだから・・・とジテ母。
「僕も息子だ。血のつながりは無いけど、僕だって息子だ。」
ジテも辛い立場です。
「3か月だけ待って。」
と、ジテ母は言いました。
何故?・・・と聞くジテに、ジュニョンの病気の事を打ち明けたのです。
余命は3か月くらいだ・・・と。
ジテ、ショックを受けました。ノ・ウルはどうなる?
ノ・ウルがカメラを回しながら質問しました。
「願い事リストは考えましたか?一つ聞かせてください。」
「今質問した女性に、俺がタイプだと言わせる事。」
「今目の前にいる女性に愛してると言わせる事。」
仕事になりません、ノ・ウル。
先に帰ると言ったノ・ウルの元に、グギョンが駆けこんで来ました。
撮影でジュニョンが大けがをしたと言うのです。
驚いたノ・ウルは、言われるがまま病院に向かいました。
でもね、それは嘘。運転していたのはジュニョンでした。
怪我をしたのは本当だけど、命に関わるような重傷じゃなかったんです。ノ・ウルを騙しただけなんです。
急いでいるのに、途中で休憩しようなんて言う運転手に、ノ・ウルは泣きながら激怒。
そこでジュニョンが種明かしです。
怒ったノ・ウルは車を降りて一人で歩いて行きました。
でも転んじゃって・・・。
駆け寄ったジュニョンの顔を見たノ・ウルは怪我が嘘じゃ無かったと気付きました。顔に結構傷があったのです。
打ち身もある・・・とジュニョン。
ノ・ウル、ジュニョンのほっぺにちゅっ
「そうよ。あんたがタイプよ。満足?そうよ。あんたが好き。これでいい?怪我しないでよ・・・。」
ジュニョンがkissしました。
Kフェスティバルと言うイベントが行われました。
そこで、ヨンオクはジュニョンという大スターを育てたということで表彰されることになりました。
そのイベントには、議員も夫婦同伴で出席するし、海外からの招待客も大勢出席することになっていました。
ヒョンジュンも来る・・・と聞いたヨンオク、猛抗議していたけど、何も言えなくなりました。
息子を自慢する良い機会ではありますからね。
ノ・ウルは来るなと言われていました。
それは、ヒョンジュンとの因縁を考えてのジュニョンの指示だったのでしょうかね。
でも、会社の方からは、ヨンオクが表彰されるから、ドキュメンタリーには絶好のシーンが撮れるからと出席しろと言われました。
ヒョンジュンは妻とハルと一緒に出席しました。
ジテ母はジュニョンは出席しないと聞いていました。だから、出席したのです。
ノ・ウルが会場に着いた時、ジクから電話が入りました。
帰宅時間を問うジク。でも、その理由は話しませんでした。いつもジクは迷惑をかけないように、気を使わせないようにと気を配っています。
その日は父の命日だったのです。
法事の準備をしてノ・ウルの帰りを待っていたのです。
すっかり忘れてしまっていたウル。
ナリから聞いて、自己嫌悪に陥りました。いくら仕事で忙しいからと言って、父の命日を忘れるなんて・・・です。
家には帰れないけど、会場の隅に急遽買ったお菓子と焼酎を供えて黙とうしました。
その時、どこからか子猫が来て、焼酎の瓶を倒し、お菓子を食べ始めたのです。
ウルがちょいと子猫を小突いたら、ハルがやって来て文句を言いました。
それ、実はジクが拾ったんだけどたまたま会ったハルに預かってもらっていた子猫なんです。
子猫に荒らされたテーブルを示したウル。
だけど、ハルは謝らずにいきなり小切手を出したもんだから、ウルはカッとしちゃった。
で、ハルの頭をちょいと小突いたんです。
そしたら、大げさにハルが騒いじゃって
そこに来たのは、ヒョンジュン。
ウルは突然の再会に凍りつきました。
ヒョンジュンはウルの事を覚えていない様子です。
「今日は父の命日なんです。」
焼酎の意味が分かったヒョンジュン。
現金を差し出しました。
ウルは泣けてきました。
「謝ってください。金じゃ無く言葉で謝るべきです。」
ジュニョンでした。
人気ブログランキング