まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『眩しくて(原題)』5話まで

2019-07-18 22:47:45 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ホンポ館と言うのは、まぁ、デイサービスのような感じですかね。介護経験者から言わせると。

でも、決定的に違うのは、その目的。

胡散臭い健康食品を売るのが目的なんですよ。

そのために、ちょっとした余興を見せたり、体操をさせたり、食事を提供したり。

すっかり気分を良くしたお年寄りを、言葉巧みに商品購入に導くわけです。

 

ジュナは、なにせ見かけがかっこ良いし、喋りも上手い。頭の回転も早いから、お年寄りに受けるわけです。

所長のキム・ヒウォンとは20年来の知り合いだと言ってますが、いったいどういう経緯でここで働くことになったのか・・・。

キム・ヒウォンも、ジュナは本来こんな所にいる人間じゃないと分かっているのにね。

 

ヘジャは、他のお年寄りとは違って、精神的には25歳のままです。

だから、胡散臭いとすぐに感じとりました。

自分は騙されないぞと思うのですが、つい、その場の雰囲気に流されちゃって。結局、1箱買ってしまいましたよ。

値段は言いませんでしたが、やはり高価なんでしょう。

自分では払えないから、母親にすがろうと考えていました。

 

でもね、実家は火の車。

美容室のシャンプー台は壊れているのに、修理も出来ない始末。父親の仕事も不安定ですので、決まったお給料が貰えないようです。

シャンプーやパーマ液で荒れた母の手を見ると、そんなこと切り出せませんでした。

返品することにしたのです。

 

で、翌日、商品を持ってホンポ館に行くと、ヘジャ以外にも、数名返品するつもりの人がいましてね。別室で手続きを・・・と、言われたのです。

脅されるのかと思いきや。

全く、嫌な顔を見せずにキム・ヒウォンが現れました。

でもね、そこからまた新たな芝居が始まりましてね。

結局、返品するどころか、別の商品まで買う羽目になってしまったのです。

ヘジャも、丸め込まれてましたよ

 

ホンポ館には、いろんな老人が来ています。

ヘジャにひとめぼれしちゃった老人とか、シャネルのバッグを持った何だかとても上品ぶったおばあさんとか。

シャネル好きのおばあさんは、ジュナに、その商品をアメリカにいる息子に送ってほしいと頼んでいました。

とにかく、25歳のヘジャには思ってもみなかった老人の世界でした。

 

ヘジャは、ふと入り込んだ部屋に、それらの商品が置かれているのを見てしまいました。シャネル好きのおばあさんがアメリカにいる息子に送ってほしいと言った商品です。

一つではなく、他にもたくさんありました。

つまり、一度も送っていないということです。

ジュナはおばあさんに嘘をついていたのです。

 

ヘジャは、ジュナがここにいるのは、潜入取材だと思っていました。

記者として、悪徳業者を密かに取材しているのだと。

でも、ジュナは好きだからここにいるんだと言いました。ヘジャは納得できません。

何故、ジュナは変わってしまったのか・・・と。

 

ヘジャは、何か仕事をしようと、就職活動を始めました。

ところが、最初に行ったのは、おれおれ詐欺の会社。目の前で社長が逮捕されてしまいましたよ。

そしたら、卵売りのアジョッシから声をかけられました。卵売りのトラックで流す音声を録音させてほしいと。

ヘジャは、アジョッシと交渉し、僅かではありますが、報酬を貰うことになりました。

 

ところで、この作品は、たくさんの著名な俳優さんたちがカメオ出演しています。

この5話では、おれおれ詐欺の会社の社長としてイム・チャンジョンssi、卵売りのアジョッシはチェ・ムソンssiが。

今後も出てくるのかどうかは、まだ不明です。

 

ヘジャは、ジュナに嘘をついていることを突きつけました。

シャネル好きなおばあさんにばらしてやるとヘジャ。

でもね、実は、シャネル好きおばあさんの息子は、アメリカで生きているのか死んでいるのかわからない状況だったのです。全く連絡が無いんだとか。

おばあさんは幸せな気分になり、こちらはお金を稼げるんだから、良いじゃないかとジュナは言いました。

こういうことはもう止めて・・・と、ヘジャは言いました。

でも、ジュナは薄ら笑いをを浮かべながら言いました。

会社員でも公務員でも、皆同じで表向きは立派でも利益のために働いているんだ・・・と。

そして、もうここに来ないでと。

「もう来ないわ。汚い真似をする姿なんて見たくないもの。」

部屋の外に出ると、たくさんの老人たちが今の話を聞いていました。でもね、彼らはヘジャを信じようとはしなかったみたいです。

 

夜、ヘジャが食堂に行くと、ジュナが既にお酒を飲んでいました。

“会いたい”ってヘジャが言ってた・・・と、ヘジャ。

「あなたのおかげで楽しかったそうよ。あなたといれば、うどんと焼酎だけでも楽しかったと。連絡もできずに行ってしまったけど、ヘジャも行きたくなかったの。ストーカーみたいに調べ回ったわけじゃなく近況を聞いていて分かっただけよ。私の孫ヘジャは今ドイツにいるわ。ドイツから戻って来たらヘジャがショックを受けるわ。」

ジュナはヘジャとの思い出が浮かびました。

でも、それを打ち消すように言ったのです。

「ヘジャに伝えてください。ご近所だから時々会いました。一緒にうどんを食べただけの仲だし韓国に戻ろうと僕には関係ありません。それに、最後に言っておきますが。ハルモ二も僕の事をほっといてください。二度と会いたくないです。」

そう冷たく言って、ジュナは店を出て行きました。

 
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『眩しくて(原題)』4話まで

2019-07-18 17:23:07 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

 

 ヘジャは、自分がこんなことになったせいで、いっそう家の家計が苦しくなったことを知りました。

少しでも、両親の助けになりたいと思ったヘジャは、父にお弁当を作り始めました。

料理など、それまで殆どしたことが無かったヘジャですが、一生懸命に作りました。

ところが、じゃこ炒めのオカズに、父は手をつけないのです。飽きたらしいと母は言いました。

でも、カルシウム豊富なじゃこを、ヘジャとすると食べてほしいわけです。足の怪我が良くなるためにも。

最初は何も言わずにいた父ですが、ヘジャの一生懸命さを知り、徐々に現実を受け入れられるようになってきました。

そうするしかないと、思ったのでしょう

 

ジュナは、相変わらず、荒んだ生活をしています。

ちゃんと仕事には行っていますが、とても疲れ切ってて、意欲も輝きも見えません。

ある日、そんなジュナの家に一匹の犬が迷い込んで来ました。

祖母のいなくなった寂しい家に、唯一話し相手ができたのです。

 

その犬は、ヘジャが飼っていた犬にそっくりでした。

実は、このところの騒動のさ中、いつの間にかいなくなってしまってたのです。

ジュナの家にいる犬が、絶対にその犬だと思い込みました。

一度思い込んだら、一直線のヘジャ。

なんとしても、取り戻したいとジュナの家に日参。

でも、犬はまったくヘジャに親しげな素振りを見せず、反対に警戒心マックスで、噛みついたり、吠えたり。

それでも、ヘジャは、自分の姿が変わってしまったからだと思うんです。

でも、匂いは変わらないんじゃ?・・・と思いまして。

25歳のヘジャがよく着ていた服を着て、犬に会いにいきました。

 

ヘジャは、ジュナが自分に気づいてくれない事も不満に思ってました。

気づく方が変だと思うけどね、あたしゃ。

でもね、その服を着て、ジュナの家に入って行った時、ジュナは初めて25歳のヘジャを感じたのです。

一瞬でしたが。

久しぶりに柔らかい笑顔が見れるかと思ったのですが、やっぱり目の前にいるのは、ちょっと変わってる老女。笑顔は消えてしまいました。

 

飼い犬だったという証拠を見せてくれないと、返せないとジュナは言い続けていましたので、ヘジャも必死でした。

でも、何度チャレンジしても犬はヘジャを元の飼い主だと認識してはくれません。

最後の機会だと名前を呼んだのですが、結局、また噛まれてしまいました。

 

 

ヘジャは泣き出しました。

あなただけには気づいてほしかった。いくら私が老いて変わっても、あなたは私だと気づくべきよ。あなたが私を見つけてくれないと。

それは、もしかしたら、ジュナに言いたかった言葉かもしれません。

ジュナは、聞きながら、25歳のヘジャを思い出していました。

 

目の前の老女は、飼い犬のことを本当に愛していたんだと思ったのです、ジュナは。

そして、家族に愛されて育った25歳のヘジャの事が思い出されたのですね。

会いたいと思ったのでしょう。

「おかしな町だ。春風のように吹いてきて跡形もなく消える。何もかも夢のようだ。」

そう呟きました。

 

ヘジャがあまりにも悲しむので、父はジュナの家に行きました。

いえ、行こうとしたら、ジュナが犬を連れて来たのと会ったのです。

でもね、実はその犬、別人・・・別犬だったのです。噛みつく筈よね。

 

こうなると、仲良しだったのを引き離してしまったのが、気になり始めたヘジャ。

お礼に・・・と、お総菜を作って届けることに。

ジュナはまだ帰宅していませんでした。

勝手に上がり込んだヘジャは、その時初めてジュナ祖母が亡くなっていたことを知ったのです。

驚いている間に、ジュナ父が家に入って来たので、思わずカーテンの陰に隠れたヘジャ。

そしたら、今度はジュナが帰宅。

そこで、親子喧嘩が始まってしまいました。

ジュナ父は、祖母の保険金が目的でした。

 

ヘジャは、意図せずにジュナの苦しみを知ってしまったのです。

 

ヘジャを見つけたジュナ。

あれこれ事情を説明しようとするヘジャを、追い出しました。

 

その日は、祖母の49日だったのです。

ジュナは一人で済ませました。

ヘジャが持ってきてくれたお総菜が、祭壇を飾るのに一役かってくれました。

 

いつもの食堂に行くと、ヘジャがいました。

祖母の49日だったんです・・・と、ジュナ。

ヘジャは、なにも言わずに焼酎を取って来て、ジュナの前にコップを二つ、自分の前に一つ置き、焼酎を注ぎました。

一つはジュナ祖母の分でした。

焼酎の開け方が、25歳のヘジャと同じことに気づきました。

 

今まで何度も、いろんなところで会ってる・・・と、ヘジャは言いました。

思い出してほしいのです。

だけど、ジュナには、頭を叩かれた事や警察署で会った事くらいしか思い出せません。

当たり前です。

固定観念にとらわれて私を見てるでしょ・・・とか、“see”と言うのは、目で見るだけじゃなく、いろんな意味を内包してるの・・・とか言っても、無理。

こうなったら・・・と25歳のヘジャの事を話題にしてみました。

でも、結局、自分はヘジャの大伯母だとしか言えませんでした。

 

就職おめでとう、ヘジャから聞いたわ・・・と、言った瞬間、ジュナの表情が強張りました。

部署はどこ?と聞いても、なにも答えず、慌てたように席を立ちました。

 

その理由が分かりました。

なんと、ジュナ、記者になってはいなかったのです。

 

ジュナの世話を焼いてるキム・ヒウォン、あの人は老人ホーム「ホンポ館」の代表でした。

近所のハルモニたちが、こぞって通っていると聞き、ヘジャも躊躇しながらも行ってみたのですが。

そこで、派手なスーツを着て、老人たちを盛り上げていたのが、なんとジュナだったのです!

どーしたの?ジュナ!

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『明堂』日本公開決定!

2019-07-17 20:31:53 | チョ・スンウ関連

邦題は「風水師 王の運命を決めた男」

公開日は、10月25日(金)

記事は、こちらから。

 

オフィシャルサイトは、こちら

 

 

いよいよです


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『眩しくて(原題)』3話まで

2019-07-17 12:01:45 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓流ラブストーリー完全ガイド 純な心号 (COSMIC MOOK)
コスミック出版
コスミック出版

レビュー一覧は、こちらから。

決して明るいストーリーじゃないのですが、結構くすっと笑わせてくれるシーンが多いです。

70歳のヘジャを演じてるキム・ヘジャさんが、やっぱり巧い!シリアスな演技からコミカル演技まで、本当に巧い!

まぁ、演技達者な方たちばかりなので、悲壮なストーリーを温かく見せてくれます。

 

ヘジャは、死ぬしか無いと思い込んでいました。

だから、両親に置き手紙をして、屋上から飛び降りようとしたのです。

ところが、屋上のフェンスを乗り越えようとしたら、靴が脱げちゃった。

落ちた靴は、下にいたジュナの頭に当たりました。

そこから落ちても死ねませんよ!・・・と、ジュナ。

せいぜい骨折して寝たきりになるくらいで、家族に介護で一生苦労させますよ。寿命を全うした方が家族は楽に暮らせます・・・と。

だから、死なないで生きてくださいとね。

ヘジャはそこで死ぬことを断念しました。

 

家族だって、そう簡単に受け入れられるもんじゃありません。

兄は戸惑いながらも、徐々に受け入れられるようになっています。姿を見ると、やはり年長者への敬意を表してしまいそうになるのですが、喋ると妹ヘジャです。以前と同じように接することが出来るようになりました。

やはり、混乱しているのは両親です。

娘だと頭では理解しようとするのですが、目の前には初老の女性。親として不憫でたまらないし、娘だと受け入れたくない気持ちと、信じなければと思う気持ち。

この先どうやって生きていけば良いのだろうかという不安。現実的に、社会生活がこれまでと同じように出来るのだろうかという心配もあるでしょう。

ノー天気な兄とは違って、やはり親なりの不安と哀れみ、悲しみが渦巻いているに違いありません。

爆発しそうな感情を、両親は必死に押さえつけていました。

 

ジュナも、鬱々とした日々を送っていました。

心配した近所のハルモニたちがオカズを持ってきてくれたりしていましたが、こちらも一切反応無しです。

生きるためにアルバイトには行くけど、人との関わりを一切絶ってしまった感じです。

 

ある夜、ヘジャはこっそりと部屋を出て、町を歩きました。

そして、行きつけの食堂で、いつものようにうどんを頼みました。

そこに、ジュナが入って来たのです。

焼酎を飲みまくるジュナの姿を見て、ヘジャは怒りが湧いて来ました。

何に悩んでいるのか知らないけど、私の方が、ずっと苦しいんだから!と、ヘジャは思いました。私に死ぬなと言っておいて、その死にそうな顔は何?・・・と。

思わず立ち上がってジュナの傍に行き、ばしっと後頭部を叩きました。

「偉そうに!何が辛いのよ!ふざけないで!」

そう言って、そのまま店を出ていきました。あっけにとられるジュナでした。

 

ある朝、用意してあった食事に相変わらず手をつけていなかったヘジャに、とうとう母の堪忍袋の緒が切れました。

鍵をこじ開けてヘジャの部屋に入った母は、泣きながらヘジャを叱りました。心の問題じゃなく、今は体の方が心配だとね。

そして、無理矢理部屋から連れ出し、髪を染めてあげました。

母より先に老けた娘と、髪を染める母という状況を思うと、地獄みたいだとヘジャは思いました。母も泣いていました。

 

このまま老いた姿を家族に見せ続けるのは酷だとヘジャは思いました。

家を出ました。

ところが、途中で怪しい女性2人に騙されそうになったりした挙げ句、荷物を全て盗まれてしまったのです。

警察に届け出たら、今度は自分の身元がばれそうになっちゃうし。ばれたら家に連絡され、連れ戻されるのは確実。

家は無い、ホームレスだと言い張りました。そして、隙を見て、警察署から逃げ出したのです。見かけはこうでも、実は25歳ですから、考えは瞬発力あります。

でもね、逃げ出したものの、親切なタクシー運転手によって、また警察署に送り届けられてしまったのです。

 

相変わらず身元を言わないヘジャに、警官たちも手を焼きました。

ところが、そこに、偶然ジュナが。どうも、あのろくでなしの父親が告訴したようです。自作自演の暴行罪の事ですよね。

それを相談に来たみたいですね。

 

ヘジャが揉めてる声を聞いたジュナは、すぐに先日自分を叩いた老女だと気づきました。

同じ町の人です・・・と、ジュナ。で、結局、二人一緒に町まで送り届けられてしまいました。

丁度その時、兄がヘジャを探しに出てきたのとばったり。

あっさりと兄に引き渡されてしまったヘジャでした。

 

ところで、兄のヨンスですが。相変わらず無職で、youtuberっぽい事をしてます。

まだ全然稼ぎには結び付いてないようですが。

 

ヘジャは、一歩歩き出そうと決心しました。

部屋から出て、両親にきちんと挨拶をし、思いを伝えました。

「親孝行を一度もしないまま老いてしまって、とんだ親不孝だわ。洗濯や料理、掃除は私が手伝う。まだ体は動くから。母さん、病院に連れて行って。今の体が何歳か知りたいの。」

両親の表情は複雑でした。

生きようとしてるのは嬉しいけど、やはり年老いた姿を見るのは辛いでしょうから。

特に、父は母より表情が暗いです。

 

病院での検査は、母の伯母の名前を使って受けました。

伯母は78歳。体年齢はずっと若いと言われ、期待したら、65歳だと。

おめでとうございますと言う若い医師に、思わず掴みかかろうとしてしまったヘジャでした。

特に、肝機能は青年レベルだと医師。それが55歳

また掴みかかろうとしちゃうヘジャでした。

55歳が青年なら、あなたは赤ん坊なの?!・・・と言って

 

ジュナは就職が決まったようです。

お祝いに・・・と、キム・ヒウォンがスーツと時計をプレゼントしてくれました。

彼は、いったいジュナとどういう関係なんでしょう。

時計を選んでいるとき、ジュナはふと思い出しました。ヘジャが時を巻き戻せる時計だと酔っ払って言ってたのを。

最後に会った姿も思い出しました。誰かをどうしても助けたいと悩んでいたのを。

 

ジュナは、キム・ヒウォンに言いました。

自分を分かってくれる人が近くにすんでいるというだけで心が慰められる・・・と。

そういう町、ここが初めてだと。

 

父がヘジャに眼鏡を買ってくれました。

元々優しい父です。

でも、ヘジャは気づいていました。一度も笑ってくれないことを。

自分でもまだ慣れない姿です。父がまだ慣れないのも仕方が無いと思いました。

「受け入れようと思うの、この事を。だて、大切なものを取り戻すためには仕方がなかったから。それだけの価値があると思う。」

それは何だ?と、父が聞きました。

「秘密。」

と、ヘジャ。

いつか、それが自分の事だったと、父は知るのでしょうか。

父は、事故以来、タクシー運転手の仕事を辞め、警備員として働いているようです。足が不自由になっています。それがヘジャには心配でした。

ヘジャの姿で父にあれこれと心配する言葉をかけると、どうしても年老いた母親が息子を心配する形にしか見えません。

父親にとっては、混乱しても仕方がないかと思います。

 

ヒョンジュとサンウンは、ヘジャが突然ドイツに行ったというのは、怪しいと感じていました。

絶対になにかあると。

で、美容室の周辺を探るのですが、情報はつかめません。

それを知ったヘジャは、自分の口で説明するしかないと考えました。

 

ヒョンジュとサンウンは泣きました。

なかなか姿には慣れないけど、中身はヘジャだと感じました。

3人は以前と変わらない関係になれそうです。

 

ジュナは・・・まだまだ立ち直れていません。

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『眩しくて(原題)』2話まで

2019-07-15 16:52:42 | 韓国ドラマのエトセトラ

 

レビュー一覧は、こちらから。

 

ジュナは、ヘジャの“時間を巻き戻せる時計”と言う言葉を、自分への同情からでた嘘だと思いました。

それが普通の反応ですよね。

それでも、とても嬉しかったようです。

その後、酔っぱらって正体をなくし醜態を見せたヘジャを、おんぶして家まで連れ帰ってくれましたしね。

朝になって、家族からその様子を聞かされ、ますます自己嫌悪に陥ってしまったヘジャでした。

 

両親からこっぴどく叱られ、兄からも散々言われ放題。

それでも、ヘジャはこの時が幸せだったと思えるでしょうね、後になって考えると。

 

その夜、ヘジャはリヤカーを引っ張ってるジュナの祖母を見つけました。

坂道で困っていたのを、後ろから押して助けてあげました。

そのお礼にと、ジュナ祖母がご飯を食べていけば?・・・と言ってくれ、断れなくて、ご馳走になることに。

そこにジュナも帰宅したもんだから、3人で和やかな食卓を囲むことが出来ました。オカズは決して豪華じゃありませんでしたが。

 

ジュナ祖母は、手作りのネギキムチまでお土産に持たせてくれました。

ジュナが送ってくれました。

 

ジュナは、お礼を言いました。時間を戻すと言ってくれたことが嬉しかったのです。

愛されて育ったことが分かりました・・・と。

そして、自分は未熟だと分かっているから、完璧にやろうとしてしまうと言いました。未熟な部分があったら、弱味になると思ってしまうからと。

愛情不足ですねとヘジャが言いました。

ヘジャは、自分の未熟さを好きじゃないけど、嫌いじゃないと思えるのです。

「自分自身を愛してください。そうすれば、寛大になれます。」

ヘジャのその言葉を、ジュナはいい言葉だと思いました。

二人は、また一歩近づき、親しい友人という関係になれました。

 

ジュナは、近くのビルの屋上にヘジャを連れて行きました。

そこが町で一番見張らしの良いところだと。

気になっていたことを聞きました。昼間、偶然、ソヒョンと一緒にいるところを見かけていたのです。

ジュナは正直に答えました。

突然呼び出されて、付き合おうと言われたけど、断ったと。

ヘジャ、ふ~ん・・・と、気の無いフリをしましたが、見えないところで、密かにほくそ笑みました。

 

アナウンサーになるのを諦めたことが家族にばれてしまいました。

うっかり、兄に話してしまったのが、敗因でした。

当然、大騒動。

だって、アナウンサーになるために頑張っていると思っていたからこそ、いろんなことを大目に見ていたんですから。

こっぴどく母から叱られました。

でもね、父が庇ってくれたのです。

こうやって大騒動を繰り返しながらも、両親からの大きな愛情に包まれているヘジャは幸せでした。

ところが、翌朝、それが一変してしまったのです。

 

父が、暴走トラックに追突されて、死んでしまったのです。

 

パニックになった家族。

号泣するヘジャの頭をあの時計のことが過りました。

時間を巻き戻せば良い。事故が起こる前に!事故を防げるように!

 

慌てて自宅に戻って探したのに、時計はありません。

思い出しました。酔っぱらった勢いで、ジュナにあげてしまったんです。

 

ジュナのところに駆けて行き、時計を返してもらいました。

その様子が変なのを、ジュナも感じましたが、事情を聞きたくても、その時間もありませんでした。ヘジャはとっとと駆けて行ったからです。

 

何度も何度も時計を巻き戻しました。

でも、戻るのは、事故の起こる日の朝、ヘジャが目覚める時。

どんなに必死に駆けて父を呼んでも状況は変わらず、事故が起こってしまうのです。

ゴミ置き場にあった自転車で追いかけても、間に合いません。

そのうち、ヘジャ自身も事故に遭ってしまったりして。

数えきれないほど、時計を巻き戻したのに、状況は変わりません。

 

ヘジャは、絶望してしまいました。

そして、いつものように食堂で焼酎を飲んでいると、そこにジュナが。

様子が明らかにおかしいヘジャを、ジュナは心配しました。

あなたならどうする?・・・と、ヘジャが聞きました。

「絶対に救いたい人なの。どんなことをしても救いたい。でも救えない。同じ状況が繰り返されるけど救えないの。どんなに頑張っても無理なの。」

「それでも救うんだ。救いたい人なんだろ?どんなことをしてでも救いたい人なら何度も挑戦するんだ。」

ありがとう、その言葉が聞きたかったの・・・と、ヘジャは言い立ち上がり、店を出て行きました。

出ていく寸前に一度ジュナを振り返りました。少し微笑んで。

まさか、これが最後だったの?

 

ヘジャは、また、時計を巻き戻し巻き戻し挑戦しました。

そしてもう何度目か分からないくらいの後、やっと成功したのです。

 

そして、次にヘジャの目が覚めた時、姿は変わってしまっていたのです。

父の無事な姿を見て、泣きながら喜ぶヘジャを、両親と兄はあっけにとられた表情で見つめていました。

不審な状況に驚いたヘジャ。

でもね、すぐに分かりました。

鏡に写るのは、25歳のヘジャではありません。

顔も、手も、老人のそれでした。

ショックを受けたのは、ヘジャだけじゃありません。

 

最初は、気のふれた老女が突然現れたとしか思えなかった両親と兄。

いくら自分の名前はキム・ヘジャで、25歳だと言っても信じることはできません。

でも、あまりにも自分達家族のことを知りすぎています。

大混乱です。

と言っても、大騒ぎするのではなく、それぞれが何も言えず黙りこみ、呆然とするだけ。

 

ヘジャは時計を巻き戻せば良いと思い、必死にネジを巻こうとしました。

ところが、動きません。

時計屋に修理を依頼しても、どこの店でも断られました。古すぎると言って。

 

どうすれば良いんだろう・・・ヘジャは絶望し、部屋に閉じ籠りました。

家族も同じです。

目の前の老女がヘジャだと理解しようとしました。受け入れようとしました。でも、理解できませんし、心が受け入れません。

でも、家族はヘジャをありのままに受け入れようと決心したのかな?

ヒョンジュとサンウンには、ヘジャの言う通り、ドイツにいる叔母のところに遊びに行ったと言いました。

 

 何日も部屋に閉じ籠ったままのヘジャ。

 

ジュナは、あの食堂にも顔を見せていないヘジャのことがきになっていました。

食堂の主人は、ドイツに旅行に行ったらしいと言いました。

何も言わないで行くなんて・・・と、ジュナは寂しくなりました。

 

そのジュナにも事件が起こりました。

ジュナの母は既に亡くなっているのですが、父親は随分前から別居していました。

この父親が諸悪の根元のようです。

前科も複数あるようで、年老いた母親からお金をせびる時だけ顔を見せるようです。

ジュナは、父親を嫌っていました。

その父親が、また帰って来たのです。ジュナのいない間にまたお金をむしり取ろうという魂胆。

ところが、ふいにジュナが帰って来たことから、親子喧嘩になっちゃった。

で、堪忍袋の緒が切れたジュナは、自作自演の暴行罪で父親を警察に通報しちゃった。

前科者の父親ゆえ、血まみれのジュナの証言を信じた警察は、父を逮捕したのです。

ジュナ祖母は、何とも言えない表情で見ていました。

 

そんなろくでなしの人間でも、祖母にとっては息子です。

見捨てることが出来なかったのです。

翌日、警察に行って、一部始終を打ち明けてしまったようです。

ジュナ、ごめんね・・・と、祖母。

それが最期の言葉になりました。

ジュナが仕事から帰宅すると、祖母は亡くなっていたのです。

自殺じゃないよね?

 

ジュナは一人でお葬式をしました。

誰も来てくれません。

唯一、来てくれた男性は、花輪も無いのを見て、注文していました。

この人が誰なのか、まだ分かりません。

 

その時、ジュナ父が泣きながら駆け込んで来ました。

刑事も一緒でした。

ジュナは祖母が息子の味方をしたと、その時知ったのです。

優しくしてきた孫の自分より、ろくでなしでいつも苦しめられてきた息子の。

 

ヘジャは、化粧をし、着替えて家を出ました。

ジュナが連れて行ってくれた、あのビルの屋上に行きました。

あの時はなんでもなかった階段が、今のヘジャには大変な労力を要しました。

町の明かりを見ながら、ヘジャは泣きました。

その時、ビルの下では、ジュナがビールを飲んでいました。

 

二人とも、一番お互いが必要な時だったかもしれません。

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『眩しくて(原題)』視聴開始です

2019-07-14 23:30:47 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

キム・ヘジャ=ハン・ジミンさんは、25歳。

アナウンサー志望ですが、特に努力はしてなさそうで、まぁ、無職と言って良いかも。

兄ヨンスも無職です。両親との4人で暮らしています。

父はタクシー運転手。母は美容師。生活においての大黒柱は、母です。

 

ヘジャには秘密があります。

5才の頃、海岸の砂浜で時計を拾ったのですが、その時計というのが不思議な力を持っているのです。

なんと、時を巻き戻せるのです。

5歳のヘジャは、偶然その力を知り、それからは、密かにその力を何度も利用してきました。

あと5分寝るため、テストの点数をあげるため。

でも、それには、人より速く時間が流れるという代償がついていました。

両親は、そんなヘジャを心配しました。だって、同級生より体が随分大きくなってしまったんですもんね、それも急に。

ヘジャは、結局、時計を使うことを封印したのです。

 

ヘジャには、これと言った特技がありませんでした。勉強もスポーツもぱっとしません。

将来の夢が持てないヘジャでした。

ある日、兄ヨンスの友人が、ヘジャの声が綺麗だと言いました。有名なアナウンサーに似てる・・・と。

それ以来、目標が出来たのです。アナウンサーになるという。

両親は喜びました。

アナウンサー目指して勉強中と言うことで、就職活動しなくても特に注意もしません。

ヨンスには、厳しく言ってるけど。

でも、ヘジャは少々後ろめたい思いを抱いているようです。だから、母の手伝いをしようとするのですが、母は、手伝ってくれなくて良いと言うんです。

 

ある日、大学の放送部の同窓会が開かれました。

無職だと言うことで、かなり形見が狭い思いをしたヘジャ。そこに、後輩のソヒョンがやって来ました。

ソヒョンは、有名な放送局の新人アナウンサーです。

ヘジャは余計に劣等感を感じました。ソヒョンはわざとらしくヘジャに願書を出したか聞きました。

ヘジャは、吹っ切ったように軽く言いました。出してないわ、諦めたの・・・と。

ソヒョンは、ヘジャの気持ちを逆撫でするような事ばかり言いました。

昔、ヘジャに発音を何度も訂正されたとか。ヘジャが好きだったジャンホ先輩に会ったとか。告白もしたとか?・・・なんて。

ムカつくヘジャ。

私もムカつきましたわ

でも、その場で怒りを露にすることは、流石に大人げない。

しこたま酔っぱらって無視するしかありませんでした。

 

ヘジャには親友が二人います。

中華料理屋の娘ヒョンジュとアイドル志望のサンウン。

この二人がいるから、ヘジャは思い通りにならない毎日でも元気にしていられるのです。

 

ヘジャは、翌週にあるという放送部の合宿には参加するつもりはありませんでした。

劣等感を味わうだけだと思ったし、ジョンホに合わす顔が無いと思ったのです。

実は、ソヒョンの言う通り、ヘジャはジョンホが好きでした。だから、意を決して告白しようとしたのです。

ところが、勇気が出ないからと言う理由で、お酒を混合で飲んで行っちゃったんです。

そしたら、告白する前に、ジョンホに向かって吐いちゃった!

顔を合わせたく無いのも当たり前。

なのに、ジョンホは翌日からも何事も無かったかのように、ヘジャに接してくれたのです。本当に優しい人です。

ジョンホがアナウンサーを辞めて従軍記者になると聞いた時、自分を避けるための嘘だとヘジャは思いました。

でも、ジョンホは本心でそう思い、海外の紛争地域に赴いたのです。今は、もう結婚もしています。

ヘジャは、ジョンホに会いたい気持ちもありました。

でもそういう事情で、躊躇していたのです。

サンウンが言いました。

「私なら会いに行く。外国に住んでいるのなら、めったに会えないもん。」

もう、仕事にも男にも惑わされずに生きて行くわ、だから絶対に行かない!・・・と、言い切ったヘジャなんですが。

やっぱりね、可愛い服装で出掛けて行きましたよ

 

ジョンホは、少し遅れて参加しました。

彼が連れて来たのがイ・ジュナ=ナム・ジュヒョクssi。

余談ですが。私の場合、“ジュナ”と聞くと、やはり「ラブストーリー」のスンウssiを思い出してしまいます。きっと私だけじゃなく、スンウファンの方は皆さん、そーでしょうね。

業界では、有名らしいです、ジュナ。

どのTV局もアナウンサーに欲しがってると、ヘジャの先輩が言いました。

でも、ジュナ自身は、ジョンホに憧れていて、記者志望なんだとか。

すかさずソヒョンがジュナに近づこうとしましたが、ジュナはあっさりと線を引きました。それが、ヘジャには心地よかったようです。誰もがソヒョンをちやほやしてましたからね。

 

でもね、ジュナは辛辣でした。

ヘジャが、アナウンサー志望だと言うのに、世界情勢等に疎いのを察したのです。

目指してる理由は?・・・と、ジュナはヘジャに聞きました。

真実を伝えて・・・と答えかけると、それは記者でもできると、ばっさり。

記者じゃカッコつかないから?カッコいいからアナウンサーに?・・・と。

模範回答のような原稿を貰うんじゃなく、自分が読む記事を作ったことはある?現場を肌で感じたことは?

矢継ぎ早に質問を繰り出すジュナに、ヘジャは聞きました、何故聞くんですか?と。

「どんな努力をしているのか知りたくて。」

あなたに答える義務は無いかと・・・と、ヘジャ。痛いところを突かれた感じです。

「勿論、答える義務は無いけど、自分に答えられる努力はすべきじゃ?合格の最低ラインだから、ジョンホ先輩の大切な後輩に話しておきたかったんです。」

 

ヘジャは、一人で泣きました。

ジュナの言葉は痛いところ、このところ目を瞑って見ないよう、気づかないようにしてきた事を目の前に突きつけました。

 

落ち込んでいるヘジャに、母が言いました。

「優秀な人は世の中に大勢いるわ。その度に落ち込んでいたら解決するの?いい生き方って何か分かる?優秀な人の間に割り込んで平凡な人も頑張れるよう自分が手本になることよ。優秀じゃなくてもいい生き方は出来るの。」

 

ヘジャは、忙しい母の代わりに地域のデモに参加しました。

若い人がいないから、喜ばれました。

デモは、老人ホーム建設に反対するもの。

そこで、ヘジャはジュナにばったり。

今、一番会いたくない人でしたが。

将来有望な記者にとっての現場は、こういうのとは違いますか?と、ヘジャ。

あなたの言う歴史的な現場じゃないかもしれないけど、ここはこの人たちの歴史を変えるほど大事な現場です・・・と。

「あなたに言われた事が事実だから、悲しかった。思っていたことを言い当てられて自分がいやになりました。」

 

でもね、ジュナは取材に来たんじゃなかったのです。

祖母が参加しているので、自分も参加しようと思ったのです。

 

帰り際、ジュナがヘジャに言いました。

ご近所でしたか、では、また・・・と。

 

ジュナと祖母は最近引っ越して来たばかりでした。

だから、ヘジャは知らなかったのです。

 

直後、また、ジュナに会ったヘジャ。

サンウンのアルバイト先であるコンビニに行って、今日のことを話そうと思ったら、なんと、いたのはジュナ。

急な用事で休んだサンウンの代わりに、手伝っていたのです。

「忠告したことを謝ります。」

とジュナは言いました。

さっき、ヘジャがジュナにデモについて言った事は、とても良い記事だったと言いました。

あの時は、あのアナウンサーに腹が立って・・・と、ジュナ。ソヒョンの事です。

ちょっと、嬉しくなったヘジャでした。

それに、お詫びだと言ってコーヒーも奢ってくれました。

 

こうなると、俄然、勘違いしてしまうヘジャ。

サンウンも、絶対にヘジャの事が好きなんだと言うし。

もしかしたら、ジュナは自分の事が好きなのかも・・・ってね。

 

そんなある日、先輩から仕事を頼まれたヘジャ。

ところが、それはエロ映画の声優。

流石に断ろうとしましたが、自分の甘さを認識し、割りきることに。そして、何とかアルバイト代を貰うことができたのです。

ヘジャの家は、決して裕福じゃありません。

美容師の母の稼ぎで何とか暮らしている状況。タクシー運転手の父の稼ぎはあてにならないようですね。

美容室のシャンプー台が壊れているのに、修理も躊躇するような状況です。だから、ヘジャは少しでも稼ぎたかったのです。

それを、封筒に入ったまま全額母に手渡しました。

母は初めてのことに感激し、封筒を抱き締めました。

 

その夜、ヘジャは眠れませんでした。

だから、夜中にうどんを食べに行きました。一緒に焼酎を飲めば眠れると思ったのです。

その店に、ジュナが偶然やって来ました。既に、ヘジャは酔っぱらっていました。

二人は自分のことを話しました。二人とも、それぞれに見た目じゃ分からない悩みや苦しみを抱いていることを知りました。

ヘジャは、ジュナに比べて自分がいかにダメな人間かと思いました。いい加減な生き方をしてきたかを知りました。

 

後悔していることもそれぞれにありました。

時間を戻せるなら、どうしたい?・・・と、ヘジャが聞きました。

「祖母とは暮らさない。児童施設で暮らすよ。祖母に頼らない。僕がいるせいで苦労をかけたから。」

突然、ヘジャが泣き出しました。

あなたって、本当に可哀想・・・と。

 

あなたに特別にチャンスをあげる!と言って、ヘジャは例の時計を差し出しました。

「時間を戻せるの!」

ジュナは爆笑しました。

本当よ!と、ヘジャが言うので、じゃぁ、やって!・・・と、ジュナ。

ヘジャは、思いっきり時計のネジを巻き始めました。

どーなるの?

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梅雨空には冷やしで

2019-07-14 10:20:05 | 食べ物関連

先週、夕方のニュースで見た数軒のうどん屋さん

迷った挙げ句、『麦笑』さんにGO!

ナビで付近まで近づいたものの、すぐには発見できず。

後ろの車に追い立てられるような気がして、おろおろと見回した時、交差点手前、私たちの車のすぐ横に発見

セルフではなく、注文から配膳までしてくれる一般店。

久しぶりです。

上が、私の“冷やかけ+鶏天”。

下が、アルフィーの“醤油うどん大(2玉)+イカ天”。

丁度麺が切れたところで、茹であがるまで8分くらいかかるのですが・・・と、お店の方。

待つのは何でもないし、茹でたてを食べられるのなら、その方が良いってことを伝え、少し待ちました。

麺が来る少し前に、天ぷらが先にやってきました。ここは、天ぷらは別注文で、ちくわ、イカ、鶏の3種類。よって、こちらも揚げたて熱々。

麺は、いかにも手打ちという感じで、しっかりとした歯応え。弾力は少な目な気がしましたが、太さ、固さ、共に満足。

出汁に特色ありました。

イリコ出汁だけじゃない、濃厚さ。聞いてみると、イリコと昆布だとか。

生臭さは一切無く、魚系出汁の苦手な私にとっては、程よい濃厚さ加減。

美味しかったです

量も多かった~

ご馳走さまでした。


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「眩しくて(原題)」あらすじ

2019-07-12 17:22:08 |   ★「ま」行

キム・ヘジャさん、ハン・ジミンさん、ナム・ジュヒョクssi出演のラブコメ。

心温まる作品との評価を聞き、シャロンにダビングをお願いしました。

 

              1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで

              7話まで  8話まで  9話まで  10話まで  11話まで  12話(最終話)まで

 


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『親愛なる判事様(原題)』4話まで

2019-07-12 15:42:58 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンホは、シン班長を責めて帰宅したものの、気持ちは晴れません。

悩んだ挙げ句、チェ・ジニョンから貰った1億の半分、5000万をシン班長に渡しました。

匿名で電話したんだけど、話し方と声とでシン班長はすぐに分かったようです、判事だと。

 

ソウンは、サンチョルを呼び出しました。

イ・ホソンの酷いやり方をぶちまけました。腹が立って仕方がなかったのです。

気持ちは分かるが、法的には何も出来ない・・・と、サンチョルは言いました。

ソウンがサンチョルを受け入れられない理由、それは、サンチョルの父が姉の裁判で被告の弁護人だったからです。仕事とはいえ、姉を散々傷つける質問を繰り返したからです。そして、被告はサンチョルの友人でした。

それは、忘れられない事実でした。

その罰を僕に受けろと?・・・と、サンチョル。

ソウンの気持ちが分かるサンチョルも、辛いです。

 

次の裁判は、飲酒運転による死亡事故でした。

被告はぺ・ミンジョンという若い女性。死亡したのは、キム・ヨンジュという主婦。念願だった子供ができたと分かった直後でした。

夫のチャン・ジョンスに大喜びで報告の電話をした直後、跳ねられてしまったのです。

弁護士はサンチョルでした。

 

ミンジョンは、裁判の間中、ずっと涙を拭っていました。

見たところでは、物凄く反省しているように見えます。

検察は懲役3年を求刑しました。

サンチョルは、被告は毎日書かさず謝罪の手紙を送っていること、死亡保険金を上回る供託金を出している事等から、奉仕活動等で生活していけるよう善処を望むと弁護しました。

ミンジョンも、深く反省している態度を示しました。

でもね、それには裏があったのです。

 

知っているのは被害者の夫だけでした。

ミンジョンが涙で反省の弁を述べた直後、夫のチャン・ジョンスが手を挙げました。

お伝えしたいことがあります・・・と、傍聴席で立ち上がりました。

ガンホが許可を与えたら、チャン・ジョンスは頷いて口を開きました。

「その女は悪魔です。毎日、その女を殺す想像をしています。法で裁けないなら、僕が殺します。」

法廷は被告に同情する空気に満ちていたので、チャン・ジョンスの発言は予想外でした。

 法廷にふさわしくない言葉です・・・と、ガンホが遮りました。

15分の休憩をとることにしました。

 

ってか、ガンホ、全くの素人なのに、やけに手慣れてるじゃん・・・と、突っ込みを入れたくなりましたよ、あたしゃ。

普通の人なら、裁判の流れすら知らないですよね。ましてや、判事の言動なんぞ。

ま、前科5犯だったら、何度も裁判を受けているから、少々は知識があるという事でしょうか?

 

また、ガンホはソウンに判決文を書かせようとしました。

ソウンは、難しい事件だと言いました。ガンホには、それすら理解出来てない様子。

求刑が3年なんだから、1~2年ってところか?・・・なんて言ってます。

でも、ソウンは何かが引っ掛かってる気がしていました。

 

被告のミンジョンの涙は薬によるモノでした。サンチョルが手配したのです。

サンチョル自身がどーいう感情であろうが、依頼人を守るためなら何でもするというのがサンチョルの方針のようです。

まぁ、違法じゃなければ・・・と言うところでしょうか。

ミンジョンは、全く反省などしていませんでした。飲酒運転の事故なんて、たくさある・・・なんて、口にするくらいですからね。

 

スホは、高級クラブのマダムと会っていました。

彼女は、仕事柄、顔が広いです。情報もたくさん持っています。

サンチョルも、彼女から情報を引き出したりしてますからね。

スホは、“ハン・スホ”について調べてほしいと言いました。つまり、自分自身について、悪い噂良い噂、どんな事でも調べてほしいと。憎んでいるヤツなんかを・・・。

殺そうとした男女の情報を得ようと考えたのです。

危険ならば、しばらく身を隠したら?と、マダムが言いました。

「大丈夫だ。囮がいるから。」

ガンホの事ですね。

 

ガンホが目覚めると、部屋にいたのはチュ・ウン。

実は、ウンは今注目となってるスホを自分の局の番組に出演させようと考えているのです。番組が注目されるということは、自分の注目度もアップするということです。元恋人というのは、ラッキーアイテムです。

 

驚いたガンホは、右腕の入れ墨を必死に隠しました。

スホじゃないとばれてしまいますもんね。

 

ガンホは、チュ・ウンの話に一生懸命合わせました。

と言うよりは、彼女の話に乗せられてしまったと言うべきかも。

気づいたら、放送局に連れて来られてカメラの前に座らされてしまっていたと言う状況。

どーにか、収録は終了。

 

恋人だったと言うだけあって、チュ・ウンはスホの事を一番知っているようです。

彼女の話から、スホが母親とガンホと縁を切りたがっていたと知りました。

ガンホは腹が立ちました。自分と違って、スホは母親の愛情を独り占めにしてきたのに、その有り難みを分かっていないからです。

 

その時、母からの電話が入りました。

出るつもりは無かったのに、勝手にチュ・ウンが出ちゃった。

ところが、出てびっくり。相手はウクテだったのです。

ガンホの借金のカタに家を担保としたけど、スホとの共同名義なので売れないと言いました。実印か1億持って来いと。

そうしなければ、燃やしてしまうぞと言われ、ガンホは駆けつけました。

スホのフリをして、ウクテを脅し、5000万に値引きさせ追い払いました。

が、ウクテが懲りた様子はありません。一旦、引き下がったと言うだけのようです。

 

母は、必死に謝りました。

その言葉で、これまで自分が起こした事件の後始末でスホにどれだけ迷惑をかけていたかを知りました。

スホが縁を切りたいと言った気持ちが理解できたでしょう。

 

その時、母は、目の前にいるのがスホではなくガンホだと気づきました。

流石、母親です。

スホは?・・・と、不安になりました。

ガンホは、スホにしばらく身代わりをしろと言われたと嘘を。

母が信じたかどうかはわかりません。信じたかったのではないでしょうか。

 

ガンホの刑務所仲間のマリョンが出所してきました。

マリョン、ソウンの知り合いです。人探しの名人だとか。

ソウンは、姉の捜索を依頼していたようです。

思わぬ繋がりがありますね。

 

パク・ヘナとチ・チャンスの裁判が始まりました。非公開で進められました。

ガンホは、最初からにやにやし通しです。ヘナの大ファンだったとへらへら。

ソウンは勿論、担当のサンチョルもホン検事も冷ややかな目付きです。

でもね、そのへらへらした会話の中に、さりげなくヘナとイ・ホソンとの関係を探る質問を挟めたのです。

そしたら、つい、ヘナも友達に返事するように答えちゃった。

これまで挙がっていなかった、イ・ホソンとの関係が浮上した瞬間でした。

 

サンチョルは、しまった!・・・と言う表情。

関係無い質問ですと異議を唱えましたが、ガンホはそれを一蹴。

 

次にガンホは検事の方を向きました。

ホン検事を見て、以前、ソウンにセクハラした検事だと思い出しました。

仕返しとばかり、ホン検事の捜査方法に手抜かりがあったと主張。ヘナの携帯も押収し、内容を調べるよう命じました。

 

サンチョルとホン検事、共にスホへの憎しみを抱いたようです。

憎しみと言うよりは、邪魔物という感じかな?

スホを判事を辞めさせる目的において手を組みましたよ。

 

ソウンは、最初、呆れた表情で見ていましたが、それが徐々に変化。

ガンホの予想出来ない手法に驚き、見直したようです。

 

ソウンにシン班長が会いに来ました。

安物の靴下をプレゼントとして持って来ていました。ソウンとガンホにと。

こう言うものを受け取ってはいけない規則なんだとソウンは遠慮しました。

ちゃんとそれを分かっていたので、安物にしたと言いました。

そして、控訴審では最後まで戦いますと決意を表しました。ガンホのお陰だと。

 

名乗らなかったけど、確かにガンホだったとシン班長は言いました。

「お金をくれたんです。生活の心配はせず最後まで戦え、自殺はするなと言って。全財産の半分だそうです。一生懸命働いて必ず返済すると伝えてください。」

 

ソウンは、見た目では分からないガンホの優しさを知りました。

つい、嬉しくなって、ガンホをお酒に誘いました。お金が無いとガンホが言うので、自分が奢ると言って。

ほんの一歩ほど近づいた二人。

楽しくお酒を飲んでいたのですが。男がその様子を見ています。

スホを拉致した人物のようです。

危険だわ。

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『親愛なる判事様(原題)』3話まで

2019-07-12 11:24:55 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

スホがチュ・ウンと知り合ったのは、友人のバースディパーティーの席上でした。

そこで友人に紹介されたのが、始まりでした。

この友人と言うのが、ソウンの姉を暴行した人物なのです。裕福な家柄のぼんぼんです。

あ、ソウンの姉ですが、吊り橋の上から身投げして亡くなったと思ったのは、私の早とちりでした。ソウンが寸でのところでしがみついて防いだようです。今は、どーしてるのかは、まだ描かれていません。

 

ソウンは、ガンホに激怒され訂正するよう言われても、引きませんでした。

全く罪を認めず、反省もしていない人間に宣告猶予で良いのかと。

一瞬、ガンホもソウンの話に納得したのかと思ったけど、違いました。ガンホの頭には、ソウンが言ってた報酬の額しか残っていなかったのです。

すぐにサンチョルに確認しました。

そしたら、やはり、サンチョルたちには50億という高額報酬が約束されていると分かりました。自分に提示されたのは1億。あまりにも開きが大きい。

 

ガンホは、イ・ホソンにソウンの案通り、懲役7年を宣告しましたよ。

これは、罪を認めてと言うより、腹いせと言えるんじゃないでしょうかね。財閥の悪どいやり方に腹が立ったということもあるでしょうけどね。

どちらかと言うと、お金の理由が大きいんじゃないかとあたしゃ思いました。

 

注目の裁判ですから、傍聴席には多くのマスコミが詰めかけていました。

記者たちは、判決主文を聞いて、一斉に法廷を飛び出し、社に報告しました。想定外の判決だったからです。

皆、財閥に気を使って軽い刑で終わるだろうと思っていましたからね。

 

想定外の宣告に驚いたのは、被告のイ・ホソンが一番だったでしょう。

無罪とはいかないまでも、それと同等の宣告猶予になると思い込んで、油断仕切っていましたからね。弁護士のサンチョルもそう言いましたし。

ガンホから、宣告を受ける前に、何度も、反省しているのかと問われ、用意してきた台詞を繰り返しながら苛立ち始めていたイ・ホソン。

それでも、注意されていた通り反省しているフリを必死にしていたのに、この有罪判決ですからね。一気に感情が吐き出されましたよ。

元々、部下に対して人間扱いをしていないイ・ホソンです。

こうなったら、もう、怒りを押さえることは出来ませんでした。

法廷にも関わらず、言いたい放題。判事を脅す言葉を連発。

しかし、執行猶予の付かない有罪判決ゆえ、その場から引っ立てられて行きました。

 

サンチョルも驚きましたが、冷静に収拾する策を考えていました。

手続きの時間を・・・と言って、一旦イ・ホソンの拘束を解いてもらいました。

イ・ホソンは、サンチョルには手を出しませんが、他の弁護士を殴りました。

怒り狂うイ・ホソンに、サンチョルは冷静に言いました。唯一の方法は、倒れる事です・・・と。

そして、イ・ホソンを突き飛ばしました。そのまま、救急搬送し、入院させたのです。

サンチョル、父親に頭が上がらず、言いなりになってる頼りない二世かと思いましたが、そうじゃありませんね。冷静で公平な考え方を持っているようです。だから、ソウンも信頼しているのでしょう。

 

ソウンも、思いもよらない宣告内容に、驚きましたが、一方で嬉しくなりました。

自分の意見を受け入れて指示して貰えたからです。

傍聴していたホン検事に、腹いせするように言いました。

「刑罰を軽くするため起訴状が2回も変更されていました。検察の癒着捜査ですよね。ホン検事が捜査を?」

そして、自分も修習過程で判決文を書いたのだが、懲役7年とした・・・と。判事も同じ考えだったようです・・・とね。

図に乗るな!と、ホン検事は怒りの表情を示しましたが、この時ばかりは、ソウンも怯みませんでした。

「判事が最強です。」

裁判の前に会った時、ホン検事に言われていたのです。判事と弁護士、検事のうち、最強なのは検察だと。

 

ガンホは、自分がしでかした事ではあるけど、ここまで影響が大きくなるとは思ってもみませんでした。

事態を収拾するため、部長判事は辞職させようとしました。

望んでいただろ?・・・と、言いました。

なんと、スホは3日前に部長判事に辞表を提出していたのです。勿論、その場で破られてしまいましたが。半年から1年、自由に旅をするつもりだとスホは言っていました。

それを受理してやると部長判事は言いました。

でもね、そう言いながらも、部長も本心ではガンホの下した判決内容に賛同していたのです。勇気ある判決だと。

 

ところで、ここでガンホに近づいて来た人が。

ハニョングループの常務チェ・ジニョンです。

なんと、先日“大を一つ”と言う連絡をしてきたのは、この人物だったのです。

イ・ホソンのオソングループだと思い込んでいたのですが、違ったのです。スホには、二つの財閥が接触していたようです。

ハニョングループは、事業の上でオソングループとライバル関係にあり、入札を有利に進めるためにも、イ・ホソンには重い刑罰を課して貰いたかったのです。そういう意味の電話だったのを、ガンホが誤解しちゃったわけです。

結果的に、ハニョングループの希望通りになったわけで。

そのお礼として、約束通り、1億の現金をガンホに贈りましたよ。

 

チェ・ジニョンは、麻薬事件の被告パク・ヘナとチ・チャンスについても、イ・ホソンが関係していると言いました。

その件でも、イ・ホソンの有罪が確定したら、10億払うと。

ガンホ、判事は辞めるつもりだったんだけど、その10億という金額は魅力的で。もう少し続けるしかないと思ったようです。

 

でもね、偽判事のガンホにはスホの代わりはどだい無理。全く仕事は出来ません。

こう言うときは、やっぱりソウン。

またまた言いくるめて殆どの仕事をソウンに押し付けてしまいましたよ。

こういうところ、韓国ドラマだわ・・・と思います。きっと、日本だったら、いくらフィクションだと言っても、批判や突っ込みが入りそうですから。

 

一方、本物のスホは、崖から転落しましたが、意識を取り戻しました。

そして、やっとのことで自宅に帰りついたのです。

そこで、部屋の中が明らかに荒らされているのを発見。ま、ガンホが使ってるので、几帳面なスホとは違って、あちこち荒れてますわな。

でもね、直後に知ったのです。ガンホが自分に成り代わって勝手な行動をしていると。

なにせ、ガンホは勇気ある判決を下したヒーロー判事ですから。TVに映し出される事があるんです。それを見たってわけ。

でも、ガンホの前に現れるでもなく、そのままにしてますよ。

 

ある夜、残業をしていたソウンを誘って夕食を食べに出掛けたガンホ。

二人の後をつける人物が!

なんと、イ・ホソンの事件の被害者の息子シン班長です。

二人に包丁を持って襲いかかって来ました。

ガンホが取り押さえて、怪我はありませんでした。

 

これが正義なのか?・・・と、シン班長。

弱者の人生を壊すことが判事の正義なのか?・・・と。

 

有罪判決の下った日、被害者のシン班長の父は決まっていた角膜移植手術を寸前になって拒否され、シン班長は会社を解雇されてしまったのです。

余計な正義感で、自分達の生活は一変し、人生は壊れてしまった・・・と、シン班長は泣きました。

ガンホは、慰めるどころか、反対に責めました。

なにもできないから、全部判事のせいだと思いたいんだろ?!・・・と。

自分で何とかすべきだ!・・・と。

ソウンは、酷い言い方だとガンホに怒りました。

「本気で死ぬ気なら、誰も止められない!死ぬなら家族の許可をとってからにしろ!」

ガンホは、そう言って背を向けました。

 

ソウンは、悪を断ち切ることが出来たのですから・・・と、シン班長に慰めるように言いました。

だからと言って犠牲が必要なんですか?それが判事さんの言う正義なんですか?・・・と、シン班長は言いました。ソウンは何も答えられませんでした。

 

ソウンの姉も言っていました。

生きるのが怖いと。そう言って、吊り橋から身を投げようとしました。

ソウンはまだまだ人の気持ちを理解していない自分が情けなくなったようです。

落ち込むソウンの目に、TVに映るガンホの笑顔が飛び込んで来ました。

思わずソウンも微笑んでしまいました。

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『親愛なる判事様(原題)』2話まで

2019-07-11 16:15:15 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓国ドラマ “親愛なる判事様” Blu-ray版 全話
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レビュー一覧は、こちらから。

シリアスタッチもあれば、おいおい・・・と突っ込みを入れたくなるほどに非リアルなシーンもあったりして。

この先、どーいう展開になるのか、まだ分かりません。謎がどんどん増えていきます。

 

ソウンが法曹界を目指したのは、やはり姉の事件があったからでした。

暴行被害に遭った姉は、相手を訴えました。でも、姉は元々相手の男性に好意を抱いていたこと、姉の悲鳴等を聞いた者がいない等の理由で、犯人には重罰は課せられませんでした。

証言をした一人は、なんとスホだったのです。

悲鳴を聞かなかったと証言したスホ。実は、イヤホンをしていたため、聞くことができなかったというのが、本当のところでした。でも、そう言わなかったのです。

嘘だ!・・・と、ソウンは叫びましたが、法廷から連れ出されてしまい、スホの顔を見てはいませんでした。見ていたら、絶対に覚えていたでしょう。ガンホを見た時、何らかの反応を示したに違いありません。

結局、絶望した姉はソウンの目の前で自殺してしまったのです。一度は止める事が出来たのですが、吊り橋から身を投げたのでは、助けようがありませんでした。

ソウンは、判決が言い渡される時、犯人を見ていました。

俯いた犯人は、ひそかに笑みを浮かべていたのです。

犯人が笑うような判決、それはあってはならないとこの時ソウンは思いました。

 

ところでガンホ、いざ、判決文を読み上げようと思ったのですが、これが漢字で書かれてる・・・。

ガンホ、漢字は読めないんです。まぁ、今の時代、漢字を読めない人の方が多いとは聞きましたが、そーなんですね。

漢字と言うだけじゃ無く、おそらく専門的な用語もあって、普通の人には難読な単語もあるでしょうしね。・・・と、一応フォローしておきましょう。

 

流石に、いい加減な作り話をするわけにもいかず、にっちもさっちもいかなくなったガンホは、咄嗟に宣告を1週間延期すると言っちゃった。

唖然とする原告、被告の面々、そして傍聴席。

ガンホは、その時の裁判の全てを1週間延期としたのです。

おかしいと思うよね、本当なら。

あまりにもいつものスホとは違いすぎます。

 

傍聴席には、サンチョルもいました。

彼の父親の事務所は、これらの裁判の多くの弁護を受け持っていました。

判事がどういう理由で延期したのか、サンチョルにはさっぱり分かりません。まぁ、分かる人はいなかったと思うけどね。

せんだって、高級クラブでスホを接待していたのは、これらの裁判を有利に進めるためだったのです。スホは、彼らの希望通りの判決を下す筈でした。

なのに・・・です。

サンチョルの父は、彼にスホに会って事情を聞くよう命じました。

 

延期理由は何か、記者発表しなくてはならないと、部下のチョ係長たちは右往左往。

電話も鳴りっぱなし。サンチョルからも、面会の打診の電話が入っているのですが、ガンホは出ません。

出られないわぁ、そりゃぁ・・・ねぇ。

 

ソウンに、自分の代わりにサンチョルと話をしてくるよう頼みました。

スホとサンチョルは、修習生時代、同期でした。年はサンチョルの方が上です。

気難しいけど、仕事はやり易いとサンチョルはソウンに言いました。

ただ、判決文は漢字で書くことにこだわっていたんだとか。国民目線で分かりやすくするためにも、ハングルで書こうという意見があるが、ハングルでは同じ発音でも違う意味の言葉があり、支障が出る可能性があるからというのがスホの主張でした。

全国1位の成績を取ったこともあるらしいと聞き、以前、初めて尋問した人物が言ってた兄の話を思い出したソウン。ガンホのことです。

兄弟は?と聞くと、一人っ子だと言ってたとサンチョル。

スホ・・・前科者のガンホの事を知られたくなかったのね。

 

なんやかんやと理由をつけてその場を逃げ出そうともしました。

ところが、外にはウクテたちが彼を探し回ってる姿があるし。

非通知設定の何者かから、謎の電話がかかってくるし・・・。

謎の相手は、イ・ホソンの件を再度お願いしておこうと思って・・・と言いました。

感謝の印に、“大”を1枚用意したとも。

逃げようとしたけど、やっぱり“大”と言うのが気になったガンホ。居室に戻りました。

 

午後の判決文の準備を・・・と言われたものの、やっぱり全て漢字。

パソコンの検索機能を使って、1字1字チェックするのも無理だし。頭を抱えてしまいました。

こうなったら、いつもの口の上手さと強引さで超真面目なソウンを利用するしかありません。

あんな言葉で騙されるのは、ソウンしかいませんけどね。

結局、国民目線の判決文でなくては・・・とか何とか言って、ソウンにハングルに直させることに成功しました。

ソウンは、サンチョルから聞いた話と正反対の主張に少々引っ掛かりましたが、まぁ、押しの強さに言いくるめられてしまいましたよ。

チョ係長たちは、いつもとあまりにも違う判事の言動を、不安に思っておろおろしていますが、徹夜続きで疲れているせいだろうなんて理由で自分を納得させてます。

出来上がったハングル文の判決文を見て、ガンホは一人で大喜びです。

お陰でなんとか、午後の裁判を乗り切る事ができました。

 

翌日からの裁判も、全て1週間延期の手続きをとらせましたよ。

イ・ホソンの裁判を除いて。

そんな事して良いの~?チョ係長、困ってますよ。

 

ガンホは、イ・ホソンについて検索しました。

事件の概要は把握できました。イ・ホソンが財閥の息子だということも。

そこに、サンチョルからこの件を匂わすような連絡が入ったので、情報を仕入れるために、会うことにしました。

勿論、修習生の同期だという情報は検索済みです。

 

いつものスホと様子が違うことに戸惑いながらも、サンチョルはイ・ホソンの件を問われるままに話しました。

ガンホ、上手いです。聞き出し方が。

要するに、オソングループとすると、有罪になっては困るわけです。そのために、スホと同期のサンチョルを担当とし、スホに根回しをしたということなのです。

判事を辞めても、グループの法務チームに弁護士として高給で入ることができるとサンチョルは言いました。

で、望みの判決は?・・・と、ガンホ。

「宣告をしないこと。宣告猶予だ。」

サンチョルは、言いました。

 

こうなったら、なんとしても、サンチョルの要望に従わないと・・・と、ガンホは思いました。

でも、ガンホは判決文を書くことができません。

で、またまたソウンに書かせることに。

「宣告猶予で。」

と、ガンホが言うと、ソウンは不服そうな表情を浮かべました。彼女には、それが妥当とは思えなかったのです。

 

ソウンは、事件を調べれば調べるほど、疑問が湧いて来ました。

そして何より、イ・ホソンが全く反省の色を見せないばかりか、ひそかに笑っているのをビデオで見てしまったのです。

姉の事件が頭を過りました。

 

その頃、スホ本人は、拷問を受けていました。

拉致した男は、やっぱりスホが死刑判決を言い渡した男の兄弟のようです。

スホには、自分がこんな目に遭う理由が分かりません。確かなのは、自分を殺そうとしているということ。

女性も現れました。死刑判決を受けた男の妻です。

彼女は、すぐにスホを殺そうとしました。

刃物で足を刺されながらも、必死に抵抗しました。争いの中、スホは女性を刺してしまいました。

そのまま逃げ出したのですが、途中で崖から転落しちゃった!

 

ところで、やはりスホは恋人のチュ・ウンと別れようとしていたようです。

スホから言い出したようですね。

 

事件の関係者に会いに行ったソウン。

やはり、オソングループからの手が回っていて、弱者は言われるがままに怒りを押さえるしかなかったと分かりました。

だいいち、事件自体、被害者の過失が原因だとされていましたが、本当はイ・ホソンの暴行だったのです。

これで良いのかと、ソウンは被害者の息子に言いました。

でもね、負け戦と分かってて戦う必要があるのですか?・・・と、涙をためて問われると、何もソウンは言えませんでした。

悔しさが伝わって来ましたからね。

 

懲役6年の求刑に対し、懲役7年の判決文をソウンは書きました。

それを見たガンホは激怒。

この判決文には法的効力はありません、司法修習生が書いたモノですから・・・と、ソウン。

「判決の原則はただ一つです。刑罰の苦痛は犯罪で得る利益に勝るべし。罪人が宣告を受け笑いながら法廷を出る、それは罰ではないと思います。」

その言葉を聞いても、ガンホは別の判決文を書くよう命じました。宣告猶予で・・・と。

「研修のためでも、法と良心は捨てられません。あなたは判事ですよね。それが指導と言えるのか疑問です。」

まっすぐにガンホを見つめながら、ソウンは言いました。

 

「もしかして、君にはあるのか?俺も昔はあったけど、流行を過ぎたからとっくに捨てた“正義感”が。」

と、ガンホ。

ソウンは呆れたように聞きました。

流行を過ぎたんですか?

判事がそう思ってるだけでは?

睨み合う二人でした。

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『親愛なる判事様(原題)』視聴開始

2019-07-10 15:35:10 | 韓国ドラマのエトセトラ
韓国ドラマ “親愛なる判事様” Blu-ray版 全話
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レビュー一覧は、こちらから。

 

判事のハン・スホ=ユン・シユンssiは、沈着冷静で、死刑判決を下す時にも、一切の躊躇も淀みもありません。

一方、双子の弟ハン・ガンホは常に感情的で、喧嘩っ早く、刑務所の出入りを繰り返しています。

 

ガンホがそうなったのには、理由がありました。

幼い頃から、母は優秀なスホを溺愛し、兄として立てるようガンホに言い聞かせて来ました。兄弟喧嘩をしても、怒られるのはガンホだけ。悪い事は全てガンホに原因があると言って来たのです。

ガンホは、母に復讐しようと思いました。それには、自分が母の望む姿にならないこと。勉強せず、喧嘩ばかりするようになりました。

ある時、スホが集団で暴行されているのを見たガンホ。

見て見ぬふりをしようと考えました。でも、やはり素通りは出来なかったのです。相手がナイフを取り出すのを見たら。

結局、掴み合いの末、ナイフが相手に刺さっちゃって。

ナイフにはガンホの指紋だけが残りました。だから、いくらガンホが自分のモノではないと言っても信じては貰えません。

スホの証言さえあれば、状況は変わったでしょう。なのに、スホはガンホの主張を否定したのです。見ていないと証言したのです。

母親も、スホは嘘をつかないと証言。

結局、スホが首席で大学に合格した日、ガンホは前科一般となったのです。

それ以来、ガンホは刑務所に入ったり出たりを繰り返すようになってしまったのです。

 

そんなガンホ、今回は貨幣を溶かして銅を作り、莫大な利益を得たという罪で捕まりましたよ。

取り調べに当たったのが、司法修習生のソン・ソウン=イ・ユヨンさん。

初めての取り調べに緊張しながらも、一生懸命にガンホの話を聞きました。口の上手いガンホに丸め込まれないよう注意しながら。

 

ソウンの指導に当たっていたのがホン検事。

これがねぇ、セクハラするのよ~

ソウンは、必死に耐えています。

が、とうとう耐えきれずに、抗議の声を挙げました。

このままでは、自分の身が危ないと感じたのです。

録音していた・・・と言うと、途端にホン検事は態度を改めました。

録音というのは、咄嗟に出た嘘でした。効果的でしたね、流石です。

 

でもね、それには理由があったようです。

ソウンの姉がどうも被害に遭ったようです。それで自殺しようとしたのを、ソウンが必死に止め、争ってカッターナイフを奪いあった時、彼女の腕に大きな切り傷が出来てしまったのです。

今でも、ソウンの腕にはその時の傷跡がくっきりと残っています。

ソウンは、そういう意味で警戒心は人一倍あるのでしょう。

 

ホン検事の元から逃げ出したソウン。

高級クラブの個室から飛び出して行ったソウンを、サンチョルが目撃しました。

サンチョルは、ソウンの先輩で、父親の法律事務所で弁護士をしています。ソウンを好きだというのを隠そうとしません。

一見すると、何不自由の無い環境で育ったおぼっちゃまですが、彼にも苦労はあるようです。

その時、同じ店で、サンチョルは父親とスホを接待していたのです。父親は、もっと息子にしっかりしてほしいと思ってて、ソウンに事情を聞こうと電話するのを見て、殴りましたよ。

サンチョルも、かなりのストレスを抱えているようです。

 

ソウンは、この一件を部長検事に訴えました。

ところが、部長検事も同じ穴のムジナだったのです。

と言うか、あからさまな女性蔑視をするのです。

ソウンは、絶望的な気分になりました。部長検事は、ホン検事の、誤解だと言う言葉を都合の良い解決法としました。

結局、ホン検事は罰せられる事無く、ソウンだけが悔し涙を流したのです。

 

こういう時、話を聞いてくれるのは、サンチョルしかいません。

でも、詳しい話は出来ませんから、何とももやもやは残りますわな。

サンチョルも、ソウンと話をする事で癒されています。残念なのは、ソウンにとって、彼は善き先輩でしかないことでした。

 

ソウンの次の研修はラッキーにも、サンチョルの事務所でした。

かなり気が楽だったでしょう。

 

ガンホが出所してきました。

出迎えたのは、母一人。

 

家の前で、先に出所していたウクテが待っていました。

貨幣の一件で挙げた利益1億Wの半分を取り分として返せと言うのです。

そのお金がどーなったのかは分かりません。ガンホは持って無さそうですが。

争った挙げ句に、ガンホに怪我をさせられたウクテは、警察に傷害罪で通報しましたよ。

警察が駆けつけ、出所したその日にまた捕まりそうになったガンホは、逃げ出しました。

 

ところで、スホにはチュ・ウンと言うアナウンサーの恋人がいます。

でも、別れたのかしら?ウンは、二人の写真を削除しようとしています。

 

スホが何者かに拉致されました。

ずっと、スホをつけ回していた男です。

マスクで顔が見えませんが、最初のシーンでスホが死刑判決を言い渡した人物の関係者のようです。

 

警察の追っ手から逃れたガンホは、スホのマンションに行きました。

ドアの暗証番号は、意外にも彼らの誕生日。

あっさりと、室内に入って、着替えをし、出てきたところに刑事が。

ガンホの姿を見たという通報があったんだそうで。

手錠をかけられたところに、スホの部下のチョ係長が。裁判があると言うのに、スホが来ないので、呼びに来たのです。

とにかく、捕まるのを防ごうと、咄嗟にガンホはスホの振りをしました。

で、そのまま裁判所に連れて行かれたってわけ。

 

待っていたのは、なんと、ソウン。

今度はソウン、スホの下で修習することになったのです。

ガンホ、ソウンの顔を覚えていました。自分を尋問した女性検事だと。

そして、ソウンも、なんだか見覚えがあると思ったのかな?

 

法廷に連れて行かれたガンホなんですが・・・。

半ばヤケクソって感じで開き直ったようです。


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「親愛なる判事様(原題)」あらすじ

2019-07-10 12:13:39 |   ★「さ」行
韓国ドラマ “親愛なる判事様” Blu-ray版 全話
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ユン・シユンssi、イ・ユヨンさん出演の判事もの。

ユン・シユンssiは、優秀な判事と前科者の弟の一人二役です。

見習い判事として彼の元で働くのが、イ・ユヨンさん。お久しぶりです。好きな女優さんの一人です。

 

        1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで

        9話まで  10話まで  11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話(最終話)まで

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『ライフ(原題)』3話まで

2019-07-10 10:39:27 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

スンウssiの表情が、前作「秘密の森」とは、全く違います。外見的には、似た雰囲気ですが、キャラクターは全くの別物。

今作では、様々な笑顔を見る事が出来ます。失笑、苦笑、自嘲的な笑み、表面的な笑顔等など。心からの笑顔は、まだ見ていません。見たいものです。

 

チュ胸部外科長は、今回のデータ流出はジヌの仕業だと察していました。ジヌには、ばれたのが意外だったようです。

気持ちは分かるが、やり方が良くないと言いました。

社長を駆りたてただけだと。

このデータは、医師たちにとっては武器だが、社長にとってもつけ居る隙を得ることになる・・・とね。

 

チュ胸部外科長は、外科全体でもう一度会議を持とうと関係のある医師たちに呼びかけました。社長は出席しないから・・・と。

職員たちは、それぞれの立場で悩んでいました。

整形外科では、重症患者の処置において、救急科や小児科等の初期対応は手遅れにならない為にも、絶対に必要でした。

がんセンターでは、他の病院からの受け入れが無くなるのは気が楽になります。転院してくるのは、厄介な患者が殆どですので、受け入れて死なれることも多々あるようです。その場合責められるのは、受け入れた病院だからです。

反対に、臓器移植センターにおいては、救急科は絶対に必要でした。脳死状態の患者の受け入れが無くなるからです。

 

スンヒョは院内にスパイを持っています。

彼の携帯には、“食いしん坊”という名前で登録されています。それが誰なのか、今話で分かりました。

なんと、臓器移植センターのソヌ・チャンでした。

ソヌ・チャンの携帯にスンヒョは、“働きアリ”と、登録されています。

ソヌ・チャンから、会議が開かれると知らされたスンヒョは、携帯を通話状態にするよう指示。会議の内容をリアルタイムに聞こうとしたのです。

 

会議の時間になっても、提案したチュ胸部外科長が現れません。

急患の処置のため、科を離れる事が出来なかったのです。

 

会議は、公開された売上表データの件にショックを受けたというオ神経外科長の言葉で始まりました。

資本主義の論理で病院経営がなされたら、明日は我が身だということです。

しかし、医師はその価値をお金では測れないと、オ神経外科長。

ストライキをしましょう・・・と。

でも、その案に賛成の人ばかりではありませんでした。その後の事も考えないと・・・とね。

が、結局、ストに賛成の割合が多く、そう決定されそうになった時、ジヌが発言しました。

 

「社長には名分があります。地方医療院への支援です。」

つまり、その名分がある限り、それに反対する彼らは転院を拒む自分勝手な集団にしかならないのだと言う事です。患者を人質に取ったストになるからです。

「これが、社長の狙いでは?我々は墓穴を掘る事になるのでは?」

じゃぁ、対策は?・・・とオ神経外科長。

それを話しあう場ではないでしょうか?・・・とジヌ。

この発言で、感情的に流されそうだった場が落ち着きました。

 

キム副院長が立ち上がりました。

「投票で決めましょう。」

全ての医局において、80%以上ならば、スト。ただし、集中治療室と救急科は除くと言う事で決まりました。

 

スンヒョは、このジヌの発言を聞き、データ公表の犯人がジヌだと察しました。

現に、監視カメラの映像にジヌが写っていました。

それを確認直後、廊下でジヌと出くわしました。

自分が知ったことを、スンヒョはジヌに告げました。でも、ジヌはしらばっくれました。

目的は達したな、地方には行かなくて済む・・・とスンヒョは言いました。ジヌを解雇するつもりです。

その処理を秘書のカンチーム長に告げたら、

「え~っあの美しい先生を歩く彫刻なのに。」

と言う反応。

美しいだと・・・と言うスンヒョの表情が上手いま、そう聞いても、決定を覆すことはありませんでしたけどね。

 

直後に、キム副院長が、会議のことを報告に来ました。

キム副院長とすると、社長のスンヒョに頼まれたわけでもないのに手の内を知らせに来たってことで、喜ばれるとでも思ったのでしょうか。

特に感情の動きも見せないスンヒョに、物足りなさというか、肩すかしを食った感じの戸惑いを見せていました。

 

チュ胸部外科長は、気力体力ともに限界に達していました。疲れ切って、自室の隅に寝ころびました。

急患は、容体が急変し、助ける事が出来なかったのです。予想外のことでした。

そこに、ジヌが来ました。

何故分かったのですか、投稿したのが俺だと・・・とジヌ。スンヒョが知った理由も確かめたかったのでしょう。

 

チュ胸部外科長は、イ院長からジヌとの関係を少し聞いていたようです。

イ院長は、ジヌの生い立ちを知っていました。それもかなり詳しく。

本当は親しい間柄だったけど、院内では敢えて距離を置いていたと。どちらかと言うと、ジヌの方から距離を置いていたようで、その事をイ院長は残念に思っていたとチュ胸部外科長は言いました。

その事を社長に言ったのですか?・・・とジヌ。

でも、チュ胸部外科長の反応で、それは無いと気付いたジヌでした。

ジヌは、自分が解雇されるかもしれないと察していました。

だから、後輩に様々な事を引き継ごうとしています。

 

除外すると言われたけど、救急科も投票すると、イ科長が言いました。

ストはせずに、仕事は続けるつもりのようです。

その件をジヌに任せると言ったのですが、ジヌはそれを後輩に、後輩はまたそれをインターンに任せようとしてます。

 

その頃、チュ胸部外科長は、スンヒョの元を訪れていました。

自分がデータを公表したと言いました。

だったら、自分の仕業だったと公表してください・・・と、スンヒョはPCで病院の掲示板を開けました。使用した院長のIDとパスワードで・・・と。

打てませんよね、チュ胸部外科長。

スンヒョは嘘だと見破っていたのです。クサイ芝居だと。

二人の反乱者を首にしないと・・・とスンヒョ。ご自由に・・・とチュ胸部外科長。

 

スンヒョは、ジヌの解雇を撤回しました。

カンチーム長、ほっとしたような、珍しいことだと言うような表情です。

 

それにしても、スンヒョ、ほれぼれするほどの頭の切れ方です。

ファジョングループから来た社員から、世間話でもするようにチョ会長の情報を仕入れていました。

カンチーム長とのタッグ、見事です。

 

ノウルはジヌとは兄弟のような付き合いをしているようです。

でも、弟のソヌはノウルのことを女性として見ています。ジヌはそれに気づいていますが、ノウルは全く気づいていません。

彼女にとってはソヌはいつまでたっても可愛い弟で、労わり守る対象なのです。

 

スンヒョは、チョ会長から指示された土地の所有者キム・ビョンスを訪ねました。

あの人懐っこい笑顔で近づいたのですが、キム・ビョンスは警戒して、全く話しを聞こうとしません。

 

翌日、本社が経営構造対策を本日より開始すると発表されました。

全局対象で、細かい資料の提出が要求されました。皆、混乱しました。

キム副院長が、抗議にやって来たのですが、スンヒョは自室にいません。だって、キム・ビョンスのところにいたのですから。

キム・ビョンスに向けたあの笑顔

警戒心も解けるってもんよ  

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『ライフ(原題)』2話まで

2019-07-09 18:12:53 | チョ・スンウ関連

レビュー一覧は、こちらから。

すっかりストーリーを忘れてしまってます。1話のあらすじを読み返し、それを元にじっくりと視聴開始しました。

 

ク・スンヒョ=チョ・スンウssiは、元々ファジョンロジスという運送会社の社長でした。

ファジョングループの中の一つです。

そこでの実績を買われて、サングク大学病院の総括社長を命じられたのです。

流石腕利き。就任が決定したら、すぐに情報を収集しました。

病院内の情報は勿論、医療界の現状をも把握しました。

当然、イ院長やキム副院長とも話しました。

イ院長の考え方が、自分とは違うことも認識していました。でも、キム副院長は、イ院長ほど利益度外視の考え方は持っていないと推察したようです。

 

そんなとき、突然、院長が亡くなったのです。

 

スンヒョはキム副院長に事情を聞きました。

遺族は葬儀を内々で済ませたいようです・・・と、キム副院長は言いました。

支援金も回収して、表沙汰にならないようにすると言いました。

業務中の死に当たるんですか?・・・と、スンヒョ。

社長の処理の仕方によります・・・と、キム副院長。

スンヒョは、最後が納得いかないと言いました。その意味はまだ分かりません。

 

腹を探りあってる感じですね、スンヒョとキム副院長は。

 

ファジョングループの会議で、チョ会長はスンヒョに新たな任務を命じました。

なんだか、苛めの匂いがしたのは、私だけでしょうか。

チョ会長は、有能なスンヒョを高く買ってはいるけど、一方で嫉妬しているように見えます。実績を評価しながらも、スンヒョがグループの奨学生だったことをちくっと言葉の端に挟むんです。

スンヒョを抜擢したのは、前会長のようですね。その息子なんでしょう、現会長は。

二代目とすると、父親のやって来たことに反対したいところでしょうが、それで成果が上がっている場合は、なかなか・・・ね。

ま、そういう雰囲気の感じられる中、チョ会長は、ソンタンという地域で大規模な土地を所有している人物を説得して買い取れと命じたのです。

ソサン農場のキム・ビョンスという人物です。息子が環境大臣なんだとか。

キム・ビョンスは、全く売る気はありません。家族の中でも意見が割れているらしいです。

サングク病院が、新しい施設を建設するためという理由を掲げるようですが・・・。

厄介な相手のようです。

 

その足で、スンヒョは病院の講堂に向かったというわけです。

大勢の病院関係者が集まるその前に堂々と立ち、鮮やかな弁舌を見せたのです。

 

一瞬静まり返った講堂。

苦笑しながら、スンヒョが言いました。本当に皆さんの話を聞きに来たのです、どうぞ、おっしゃってください・・・と。

地方病院の活性化と称して、医師たちを無理矢理行かせるのは反対だ。急に地方行きを命じられても・・・と、医師たち。

あなたは行くのかと聞かれ、スンヒョは、自分なら進んで行くと答えました。

「地方だという理由だけで、助からない、治療を受けられない患者がいる。でも、あなたたちなら助けられる。医者であり、看護師です。もし、会社の部署を地方に移転したとしたら、どうして行かせるんだと文句を言いますか?」

私たちは、会社員ではないと言う声がすると、何が違うのですか?・・・と、切り返しました。

立ち上がっていた医師も、何も言えず座るしかありませんでした。

 

「ここは公共施設です。」

という声がしました。チュ胸部外科センター長です。

救急科、小児科、産婦人科には1日平均500人、月15000人になる患者を様々な病院に分散させ、行かせる権利は無いと言いました。

それは、保健福祉省に言うべきだと、スンヒョ。

同じことを保健福祉省でも言われたと。

病院は公共施設だ、すべての国民に平等に提供されるべきだと。

「間違っていますか?チュ胸部外科長。」

何も言えませんでした、チュ胸部外科長。

それにしても、主な医師の顔と名前を既に覚えているのね、スンヒョ。それだけでも、威圧感あるわ。

 

他に方法は無いのかと、イ救命救急長が問いました。例えば、費用で支援するとか・・・と。

誰が出すんですか?と、スンヒョ。救命救急は赤字ですからね。

 

「黒字の科は派遣ではなく、金を?」

と、突然講堂の後ろから声が。ジヌでした。

財源はあるのですか?・・・と、スンヒョ。

ありませんと、答えるしかありませんよね、ジヌ。彼のいる救命救急は、赤字なんですから。

 

その時、ジヌはチュ胸部外科長を見ました。

チュ胸部外科長も、ジヌを見ました。

その様子に、スンヒョは気がつきました。意味ありげな様子が気になりました。

 

ここにいる数名の勤務地が変わるだけです・・・と言うスンヒョの言葉で締め括られました。

誰も、何も、言い返せませんでした。

 

講堂を出た瞬間から、ジヌたちは救急患者の対応に追われることになりました。

お金で動く者などいないと、イ救命救急長は呟きました。

ジヌも、その他の医師、看護師たちはも、ただ人助けを目的として忙しく動いていました。

目の前で消えてなくなる命から目を背ける勇気が無いから・・・と、ジヌは思いました。

 

スンヒョの頭には、ジヌの名前と顔が刷り込まれました。

チュ胸部外科長の顔も。

二人とも、気にくわないと思いました。

 

ジヌは、科別売り上げのデータを入手しました。

そして、独断で病院のサイトにアップしたのです。

要するに、今回、地方に派遣される科は、すべて赤字の科だということをばらしたのです。

人道支援などではなく、資本主義の論理に基づいたモノだと主張したわけです。

 

アップは、亡き院長のIDとパスワードが使われていました。

いったい誰が?・・・と、スンヒョ。

病院内の反応は様々でした。

 

チュ胸部外科長は、これがジヌの仕業だとすぐに気づきました。

ジヌにそれを突きつけました。

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