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ヨンジはそのまま引き返し、自室に何とか戻ると、崩れるように座り込んでしまいました。
悔しさや憎しみがいっそう募りました。
ウンボは初めて自分の名前をギョンに告げることが出来ました。
お前をもう離さない、私の前ではありのままのウンボでいてくれ・・・とギョンは言いました。
ウンボ、幸せでした。
ウンボ母はハン・モによって無事保護されました。
ペク・チャヨンは身の回りの整理をしていました。
自害しろと言うギョンの命令を、有難く思ったかもしれません。
そうしておいて、首をくくろうとしたとき、ジェファがやって来ました。
一旦は他の仲間たちと共に逃走しようとしたのですが、やはりペク・チャヨン一人残して行くことが出来なかったのです。
「あなたは父の暴力と飢えに苦しむ私を救ってくれた。ですが、私はあなたを裏切りました。」
なんと左議政と親迎式の事件以前に密約を結んでいたと言うのです
新王として迎えに行ったのが、初対面じゃなかったってことです
その時、事件の事を匂わせ、それによって王が死ねば、新しい王となる気はないかと左議政が声をかけたのです。
ジェファは王の座が欲しくて大義に反する者と結託したと言う事です。
「これが私の本性です。大義より王室に復讐したかった。」
そんなジェファの懺悔をペク・チャヨンは理解しました。
そして言ったのです。
「初めて会った時から私の主君は大君様だけです。市井で育ったお方ですから民の痛みが分かる良き王になると信じています。」
初めて自分を見つけてくれ、信じてくれた人・・・ペク・チャヨン。捨てて行くなど考えられませんでした。
その時、見張りの兵が気づき、やってくる声が聞こえました。
ペク・チャヨンはジェファを逃がしました。
その後、自害しました。
ジェファは仲間を一旦解散させました。
来るべき日のために備えよと言いました。
報告を受けたギョンは、やはり惜しい人材だったと思いました。
そして、ペク・チャヨンとジェファの謀反を臣下に公表しました。
既にペク・チャヨンは自害、ジェファの手配をしていると。
ウンボは母と会う事が出来ました。
事情が分からない母は、戸惑いましたが、ウンボが元気そうなのを見て、ひとまず安心しました。
ウンボは父と姉の無念を晴らすまで待っていてほしいと母に言いました。王様も全て知っているからと。
ウンボ母は、ホン・ギホに預けられることになりました。元々娘の世話をしていたので、丁度よかったのです。
ホン・ギホは、罰するのではなく、行かされた命を民のために使えと言うギョンに感動しました。
そうすることで、ペク・チャヨンたちの大義が間違いだと言う事を証明しろとギョンは言いました。
ずっと捕まったままだったワルが放免されました。
自由はきかなかったけど、この有り余る時間の中、ワルは必死に頭を働かせていました。
そして一つの結論に達したのです。
義禁府の中の間者は、自分と親しいキム羅将に違いないと。
ウンボはワルの元気そうな姿を見て、ほっとしました。
ワルもほっとしました。
その頃、ギョンは急激に体調が悪くなっていました。
ホン・ギホと会っている時、眩暈が彼を襲いました。
必死に耐えたギョンです。
その後、医師の診察を受けました。
医師は、不眠の場合の症状に似ていると言いました。何より安眠することが必要だと。
ウンボは初めて左議政と会いました。
丁寧な口調ですが、左議政は権力を匂わせてウンボに頼みがあると言いました。
3日後の王と王妃の夜伽の日に、王が王妃の元に向かうよう説得してくれと。
「それは王様がお決めになる事です。」
と、ウンボ。
すると、左議政は、王にとってウンボが大きな弱点になっていると言いました。それを王は忘れていると。
脅しだ・・・とウンボは思ったでしょう。ショックを受けたかもしれません。自分がギョンにとって弱点だということに。
でも、元々負けん気の強いウンボ、左議政に言われ放題にはしておきませんでした。
「誰にも弱点はあります。窮地に追い込まれるのは誰でしょうか。」
真っ直ぐに左議政の目を見て言ったウンボ。
左議政、この時初めてウンボをなめてはいけないと思ったようですね。
ソンイは父が用意した薬を女官に渡し、命じました。
ヨンジとウンボに飲ませろと。どうも妊娠しにくくなる薬のようです。
ワルは義禁府でキム羅将の間者の証拠を掴もうとしていました。
で、見つけたのです。大量の銀を。お給料だけではとうてい準備出来ない程の額です。
ヨンジがまたウンボを呼び出しました。
先だってギョンに飲ませようとした薬の件で呼ばれた時、ウンボはいずれギョンが真実を公にし、自分は罰を受けると言っていました。
それがどうなったのかとヨンジが問いました。
すると、ウンボも問いました。
「王妃様もお父上の所業をご存じでしょうか?私に残酷なことを・・・。そして王様にも。」
ヨンジは、父が親迎式の日の騒動の主犯だと言う事を指していると勘違いしました。
でも、ウンボが言いたかったのは、さっき夜伽の日の事を頼まれた一件だったようです。
自分の勘違いだったとヨンジは分かったのでしょうが、それでも、もしかしたら秘密を知っているかもしれないと思ったのかも。
ウンボへの憎しみも耐え難いほどになっていましたしね。
女官に命じて、枝の準備をさせました。
韓国ドラマでたまに見ますよね。折檻する方法で、小枝で足のふくらはぎを叩くヤツ。
あれです。
それをウンボにしようと思ったのです。
でも、これ、未遂に終わりました。
女官が枝をたくさん準備しているのを、ソンイが見かけましてね。
すぐさま、ギョンに報告したのです。ま、ソンイとすると、点数稼ぎの意味ですね。
ギョンは激怒してヨンジの元に乗り込みました。
どういうつもりだと、ギョンが声を荒げました。
「内命婦の綱紀を乱れを正しておりました。ホン淑儀が幽閉された理由を知る必要があります。」
ご、ヨンジ。
ギョンは皆を下がらせました。