まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『アリス(原題)』視聴開始

2021-09-20 16:39:07 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

2050年、人類は時間旅行システム『アリス』を完成させました。

それによって、人類はタイムトラベルが出来るようになったのです。

死に別れた人と再会できたり、人生をやり直せる希望に人々は歓喜した・・・。

しかし、ある本の存在がその喜びに水を差す結果となったようです。

その本に書かれているのは、タイムトラベルの悲劇的結末と言われていました。その意味で『予言書』と言えましょう。

予言書の書かれたのは1992年。

預言書を手に入れるため、ユン・テイ=キム・ヒソンさんとユ・ミンヒョク=クァク・シニャンssiは1992年にやって来ました。

 

テイとミンヒョクが行ったのは、チョン・ドンシク教授の元。

しかし、彼女たちが到着した時、既にチョン教授は何者かに殺されてしまっていたのです。

娘の目の前で。

決して読むなと指示されていたにもかかわらず、殺した男が本を開くと、一部ページが破り取られているじゃありませんか。

そこは、チョン教授が寸前に破り取り、娘に託していたのです。

男が、気配を感じて娘が隠れている場所を覗き込もうとしたとき、後ろから銃が突きつけられました。

テイとミンヒョクが到着したのです。

 

格闘の末、予言書はミンヒョクたちの手に。男は死にました。

しかし、娘はあまりにも凄惨な場面を目撃してしまってパニックを起こしてしまいました。テイが落ち着かせようとしても、泣き叫ぶだけで自分の名前すら言えませんでした。

テイは警察に通報し、娘が保護されるのを見届けて、その場を去りました。

 

テイの妊娠が分かりました。ミンヒョクの子です。

タイムトラベルをする時、放射線を浴びるんだそうで。妊娠初期の段階で放射線を浴びたことになります。

戻る時にも、再度浴びることになります。

ミンヒョクは諦めろと言う口ぶりでした。

しかし、テイはここで、1992年に残って出産することを選んだのです。

ミンヒョクには何も言わず、予言書と共に姿を消しました。

そして、パク・ソニョンとして息子を生んだのです。

 

生まれた息子ジンギョムは人の感情を理解出来ませんでした。

虫を簡単に殺したり、ウサギの耳を切り落としたり、普通の子では考えられない行動をとりました。

専門医に診せると、共感力が極端に乏しいが、知能が高いから学習すれば改善できると言われました。

原因は不明だと。

しかし、パク・ソニョンは思っていました。妊娠初期に浴びた大量の放射線のせいだと。

自分の責任だと思いました。

だから、治療は自分がすると決心したのです。ジンギョムのためなら何でもして、改善させてみせると。

 

治療はそう簡単なものではありませんでした。

ソニョンが盲腸で手術した時だって、痛みの分からないジンギョムは入院しなくて良いじゃないかと言う始末。

完治していないのに帰宅したソニョンが自宅で倒れ、救急搬送された時も、ジンギョムは付き添うことを拒否しました。救急隊員は呆れたように彼を見ていました。

 

ジンギョムが高校生になった時、事件が起こりました。

女子生徒が屋上から転落し、死亡したのです。当時、屋上にジンギョムがいました。

感情の乏しいジンギョムゆえ、周囲の者に彼を理解する者はいませんでした。

だから、この時、ジンギョムが突き落としたのではないかと、疑われたのです。

 

事情を聞かれたジンギョムは、一切取り乱す事も無く、冷静に答えました。

コ刑事は、そのあまりの感情の無さに驚きました。

駆け付けたソニョンは、言いました。

「誰が何と言おうと、母さんはあなたの話だけを信じる。あなたが押したの?」

すると、ふてくされたようにジンギョムが言いました。

「母さんが信じても意味ない。」

「あなたは息子だから私には重要な事なの。罪を犯したなら一緒に償う。無実ならあんたの潔白を証明する。」

と、ソニョンはジンギョムを見つめながら言いました。

あなたが押したの?と再度ソニョンが聞くと、いいや・・・とジンギョムは答えました。

 

ソニョンはそれからと言うもの、ジンギョムの無実を証明するため、必死になって活動し始めました。

事件の目撃者を探したのです。

死んだ女子生徒の母親に犯人の親だとののしられながらも、ビラを配り続け、やっとのことで目撃者を見つけ出すことが出来たのです。

女子生徒が自殺しようとしていたのを、ジンギョムは止めようとしただけだったのです。

 

ジンギョムが釈放された日、帰宅すると家の壁に酷い言葉が落書きされていました。

ソニョンは一人で消そうとしましたが、消えません。

母が泣きながら壁をこするのを見たジンギョム。

戻って来て言いました。僕が後からペンキを塗るよ・・・と。

「僕は人にどう思われようと気にしない。でも母さんは違う。傷ついて苦しむ。困らせたくないのに上手く行かない。ごめん、母さん。」

ソニョンは余計に泣けました。

息子は成長したと思いました。

 

ジンギョムは、確かに成長していました。

女子生徒の自殺の原因は、同級生からの脅迫でした。性的な動画をネタに脅されていたのです。

遺書もあったのですが、その奴らが隠していたのです。

ジンギョムはコテンパンにその生徒をやっつけ、証拠の動画の入った携帯を取り上げました。そして、同級生のドヨンに渡し、警察に通報させたのです。

 

ソニョンの誕生日、ジンギョムはケーキを準備しました。

ソニョンは喜びでいっぱいでした。

しかし、よりによってその夜、ソニョンは殺されてしまったのです。

ジンギョムは自宅の上空に浮かぶ、不審なドローンを目撃しました。

このドローンがねぇ、昆虫のように見えるんですよ、あたしゃ。気持ち悪いったらありゃしない。

 

お酒を買いに出たままなかなか帰ってこない母を迎えに行ったジンギョム。

店の近くにお酒のビンが落ちてるのを見て、母に何かあったと感じました。

必死に探しましたが見つかりません。

自宅まで帰り着いた時、そのドローンを目撃したのです。

家に入ると、ソニョンが血まみれで倒れていました。

「あの人は帰ったわ。だから、安心して。全て私が悪いの。この先、母さんに会ったとしても絶対に声をかけちゃダメよ。必ず逃げなさい。ジンギョム、大きくなったわね。ありがとう。母さんの息子にうまれてくれて。生まれ変わっても、また私の息子に・・・。いいわね?」

嫌だ・・・とジンギョム。

「次は僕よりいい息子を産むべきだ。母さんを心配して慰めてくれる息子を産んで。その代わり、親子でなくても僕が守ってあげる。必ずだ。」

ジンギョムは生まれて初めて泣きました。母の体を抱きしめて泣きました。

ソニョンは、息を引き取りました。

 

ジンギョムは刑事になりました。

母を殺した犯人を捕まえるためでしょうね。

コ刑事と同じチームにいます。

 

高校の同級生だったドヨンは新聞記者になっています。

ジンギョムの恋人だと周囲にはみられていますが、本当は男同士のようなサバサバした友人関係です。

 

7歳の女の子が行方不明だと言う通報がありました。

身代金の要求も無いままですが、父親が通報しました。母親は海外出張中で、翌日帰国する予定になっていました。

ところが、出張中の母親が行方不明になった日に撮られた写真に写っていたのです。

そして、帰国した母親に事情聴取している時、なんと、女の子が戻って来たと言う知らせが入ったのです。

なんとも不可解な事件です。

 

女の子は、いなくなっていた間、母親と一緒にいたと話しました。

あり得ない話です。

でもね、詳しく話を聞いたジンギョムに女の子が言ったのです。

「秘密なんだけど、ママはタイムマシンで来たと言ってた。」

意味の分からない話です。

外に出たジンギョムは、そこで、あのドローンを目撃。母が殺された日に見たのと同じです。

すぐに携帯で写真に撮りました。

そして追いました。

その時、見つけたのです。母を。

母もジンギョムを見ていました。

母の元に駆けよろうとしたジンギョム。そこにトラックが

急ブレーキの音に驚いて立ち止まったジンギョム。

その時、周囲の全てが止まりました。飛び散ったガラスも宙に浮いています。

母の死ぬ間際の言葉が思い浮かんだジンギョム。

必ず逃げろと言った母。しかし、ジンギョムは母に近づいていこうとしました。

母も近づいて来ました。

 

面白い


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『あなたの運命を書いています』6話まで

2021-09-20 13:54:16 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

チェギョンの運命のノート、今は誰が担当なの

ホユンが担当のようだけど、ミョンも書いたりしてるし・・・。

元々は、ミョンが担当でしたよね

 

「死ぬな。世紀の愛は止めろ。波乱万丈で美しい人生は運命の神のいたずらに過ぎない。」

と、ホユンが言いましたが、当然チェギョンには理解不能。

私が死ぬの?突然?・・・とチェギョン。

一瞬その言葉を真に受けてしまいましたが、すぐにホユンが書いてる本の設定だと思い直したようです。

 

突然、ホユンの心臓が痛みました。

運命の神は特定の人間に入れ込んではならないと言う掟があります。それを自分は破ろうとしたのか?とホユンは思いました。

で、チェギョンに聞いたのです。

「俺は入れ込んでいるように見える?思いやりを感じた?」

また一瞬心配したチェギョンですが、またホユンの妄想や思い込みだと思い、今度は腹が立って来ました。

とにかく、ホユンと関わると、混乱する事ばかり起こります。その時も、月がマゼンタピンクに光輝いたし。

 

この時チェギョンとホユンが行ったコンビニのアルバイトは、「模範刑事」でジヒョクをセクハラで訴えたユナを演じてたチョン・ヨンミンさん。あまりにも似た雰囲気だったので、一瞬どっちの作品か混乱しそうになりました。

 

ホユンはミョンに相談しました。

「チェギョンが近づくと心臓が熱くなる。顔を見ると心臓がうずいて逃げ出したくなる。」

俺がよくノートに書く文章だ・・・と、ミョン。人間は喜ぶけどな・・・と。

 

ホユンはもう一つ気になる事がありました。

チョン・バルムがノートにコーヒーをぶちまけた時、書かれていた運命が消えました。神でも消せないのに、本人なら消せるのか?・・・と言う事です。

ホユンは直接バルムに聞きに行きましたよ。

「コーヒーをかけてやりたくなる言葉はあるか?」

と、突然聞かれても、バルムも戸惑うばかりです。

「顔ならあるけど?」

と、バルム。ホユンのことですね。

ホユンは、バルム自身にノートの文字を消させようと考えたのでしょうね。チェギョンが死ぬというラストシーンを。

ノートを取り出そうとしたとき、傍を通りかかったバルムの先輩キム・ヨンレがバルムの腕に当たったもんだから、コーヒーはホユンの顔にかかっちゃった。

計画失敗です。

 

ホユンはキム・ヨンレ担当の運命の神に文句を言ってやろうと訪ねて行きました。

ところが、その神は消えてしまってて・・・。

その神が担当した女性に特別に感情移入したがため、消されてしまったのです。

ホユンはショックを受けました。

ミョンは、ホユンもそうならないためにも、チョン・バルムの物語をさっさと先に進めろと言いましたが、ホユンは少し休むと言っただけでした。

だったら、俺が・・・とミョンはチェギョンのノートに何やら書き始めました。

“チェギョンは直近に会ったイケメンを助手として雇い同居を始める”

え~っ

 

ところで、バルムは脚本家が本当はチェギョンだと言うのに気が付いているのですが、チェギョン本人にはそれを告げていません。

チェギョンが必死に辻褄を合わせようとするのを、笑いを堪えて見ています。

彼が気になるのは、やはりホユンとチェギョンの関係でした。

 

チェギョンはホユンがバルムに会いに放送局まで行ったと聞き、文句を言ってやろうと考えました。

で、マンションのホユンの部屋を訪ねようとしたのです。

が、本来、ホユンの部屋に人間は行けない筈でした。なのに、チェギョンはエレベーターのボタンを押す事が出来たのです。

ホユンとミョン、サムシンは焦りました。

ホユンは咄嗟にノートに書き込みました。エレベーターが止まって、閉じ込められる・・・と。

その通りになりました。

焦ったチェギョンは、緊急ボタンで通報しようとしましたが、通じません。防犯カメラに向かって必死に緊急を訴えましたが、何の応答もありません。

とうとう泣き出してしまいました。

それを見ていたホユンの目にも涙が。

心臓がまた痛み始めました。熱くなりました。

 

結局、ミョンが事態を収拾しました。

 

で、予想通り、その“助手”には、ホユンがなってしまうのです。

ミョンはバルムを考えて書いたんですけどね。

 

ところで、チェギョンは高校の時までは“コ・ウンソン”と言う名前でした。

その後改名したのです。

ミョンはその事実を知って、大きなショックを受けたようです。理由はまだ分かりません。


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仁淀ブルー

2021-09-19 22:08:52 | ご近所探訪

県境超えてしまいました

不要不急・・・まさに、それです

台風一過の今日、久しぶりに長距離ドライブしてきました

行先は、高知県にある『土佐和紙工芸村』

いつも日帰りですので、往復にかけられる時間は限られています。

ただ、アルフィーがリタイアして、時間的にはかなり余裕が出来ました。

まぁ、介護生活から解放されたと言うのが一番の理由ではありますけどね。

で、少し遠出してみたということです。

所謂≪仁淀ブルー≫の仁淀川。

昨日までの台風の影響も感じられない美しい水でした。

ラフティングや水遊びをしてる家族がたくさんいました。

広々とした自然の中。マスクを外したくなる気持ちもありましたが、暑さに負けずにマスクをしたまま川の水に足を浸してみました。

本当に良いお天気だったので、川の水の冷たさが心地よかったです。

そして、ぐるっと遠回りして、大歩危に立ち寄り、愛媛まで帰って来た次第です。

これはいつもの大歩危。

左下に小さく写ってる人たちは、ラフティングのグループ。次の瞬間、この岩の上から吉野川目掛けて一人ずつダイブ

大胆な飛び込み方、腰が引けてる人など様々。

ちょっと面白かったです。

 

4時前には、自宅に到着。

良い気分転換になりました。

明日から、また自粛生活再開です


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「TSUTAYAアジアMAGAZINE」2021 10月号

2021-09-19 17:45:48 | 番組放送予定、DVD等発売レンタル予定

台風一過の青空が広がった四国です。

久しぶりにお出かけした帰り、御用達TSUTAYAさんに立ち寄り、いつものフリーペーパーをいただいて来ました。

秋になり、私が気になっていた作品のレンタルが次々に開始されると知り、心浮き立っています。

 

観たらハマる!最新時代劇

「風と雲と雨」・・・10/6レンタル開始

 

今月のイチオシ!

俳優“今コレ”!シン・ソンロク特集

「カイロス」・・・10/6レンタル開始

その他レンタル情報

「夕食、一緒に食べませんか?」・・・10/6レンタル開始

 

「ボーンアゲイン~運命のトライアングル~」・・・10/6レンタル開始

 

「危険な約束」・・・10/6レンタル開始

「オー!マイベイビー~私のトキメキ授かりロマンス~」・・・10/6レンタル開始

「潜入」・・・10/6レンタル開始

「浪漫ドクターキム・サブ2」・・・11/3レンタル開始

「女神降臨」・・・11/5レンタル開始

 

「浪漫ドクターキム・サブ2」と「ボーンアゲイン」見たかったんですよ~っ

なかなか機会が無くて、リクエストも出したりしてたんですが叶わなくてね。

ようやく視聴が叶います


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「アリス(原題)」あらすじ

2021-09-18 21:07:12 |   ★「あ」行

チュウォンssi、キム・ヒソン出演のSFラブストーリー。

タイムトラベルが可能となった近未来を舞台とした作品。

チュウォンssiの除隊後復帰作です。

 

       1話まで  2話まで  3話まで  4話まで  5話まで  6話まで  7話まで  8話まで

       9話まで  10話まで  11話まで  12話まで  13話まで  14話まで  15話まで  16話(最終話)まで


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『模範刑事(原題)』12話まで

2021-09-18 20:43:28 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

まさしく殺し合いの展開

ジョンテが言ってたジヒョクの言葉と言うのは、“殺したければ自分で殺せ”というものでした。

そーでした

ジョンテに、父親の遺産で人に殺させるような真似は止めろとジヒョクが言ったんでしたね。

このシーン、めちゃくちゃリアル

2人の表情が本当にリアル。特にジヒョクが刺されて痛がる表情なんぞ、本当にリアル。呆然とする演技はよく見るけど、こんな痛がりかたは、あまり見たことが無かったです。

ジヒョクも、ジョンテを刺し、その後、救急に通報し、搬送されるのを確認して、自分だけその場を離れたのです。

でも、ジヒョクも力尽きて、救急搬送されました。きっと誰かが発見したんでしょう。

ジヒョクはジョンテに簡単に死んでほしくなかったのです。ちゃんと罪を償ってほしかったのです。

幸い、2人とも命に別状はありませんでした。

ただ、ジヒョクは出血多量で術後も意識がなかなか戻りませんでした。

 

カン刑事は、眠り続けるジヒョクを見ながら呟きました。

この件が終わったら結婚して家族をつくれ・・・と。

ジヒョクが天涯孤独だということを、この一件で2チームの仲間たちも知りました。連絡すべき家族がいないなんて、なんと寂しい生き方をしているんだと。

 

聴聞担当官のコ・ギョンホが公式発表しました。例の音声ファイルの件についてです。

ファイルの内容については、まだ捜査中なので公開は出来ないと言い、発表した新聞社には遺憾の意を伝えると。

そして、捜査中の極秘事項を流出した担当官に責任を取らせると。これ、ユン捜査官のことです。

ユン捜査官は全くあずかり知らない事の責任を取らされる格好となってしまいました。濡れ衣を着せられたのです。誰かが責任を取らなくてはいけないのなら・・・と言う事です。

勿論、ユン捜査官は猛抗議しました。

でも、警察は音声ファイルの内容より、情報流出に焦点を当てるつもりなんです。そうやって有耶無耶に済ませようと言う魂胆見え見えです。どうしようもありませんでした。

 

ジョンテがパク・ゴノの殺人を命じたとチョ・ソンデが供述したのに、ジョンテの拘束令状は検事によって棄却されました。

背後に誰かいる、お前の言う通り・・・とカン刑事が意識の戻ったジヒョクに言いました。

ユ・ジョンソクだ・・・とジヒョク。

それを聞いて、カン刑事は我慢できなくなったようです。すぐにユ・ジョンソクに会いに行きました。

 

ユ・ジョンソクがジョンテと会ってる写真を突きつけ、関係を聞きました。

共犯者が自白し、殺人未遂容疑までかかっているのに、検事が拘束令状を棄却しました・・・とカン刑事。

「何故殺人犯を擁護するんですか。あなたはヤツの殺人をあおっている。」

言い過ぎじゃ・・・とチン記者が止めようとすると、

「俺の相棒がそいつに刺された。自分の罪を隠そうと手当たり次第に殺そうとする。人を殺しても処罰されないと思ってる。」

と、カン刑事。

ジヒョクと、チン記者、声を飲みました。

「今からでも遅くない。法の審判を受けられるよう放っておいてください。」

と、カン刑事が言うと、ユ・ジョンソクは流石に激怒しました。

「どう考えるかは自由だが、言葉にした瞬間、その言葉に責任を負う事になる。」

と言い、次にチン刑事に向かって怒鳴りました。

「出入者管理をしっかりしろ何故バカげた話を聞いてなきゃいけない

 

すぐにユ・ジョンソクはジョンテに連絡を入れ、状況を確認しました。

何も堪えていないかのような口調でジョンテは喧嘩両成敗だと言い、謝りました。

丁度その時、病室にはキム元地検長が見舞いに来ていました。

警察が自分とユ・ジョンソクの繋がりを知った事に少々不安を感じたジョンテ。しかし、キム元地検長はこれで良かったと言いました。

これでユ・ジョンソクは不安になってジョンテを守ろうとするだろう・・・と。

このところ相談役のように自分に協力してくれているキム元地検長の理由が気になったジョンテ。

望みは何なのかと聞きました。

「私を法廷に立たせた奴らが法廷に立つ絵を見たい。」

と、キム元地検長が言いました。

しかし、それはもしかしたらジョンテの望まない事かもしれません。

要するに、こうやって協力しているのも、敵対する立場に今現在はいないからということなんですね。

先の事は分からないと言う事です。

 

ユン捜査官は全てが嫌になったのでしょう。一人で海を見ていました。

そこに、カン刑事から電話がかかって来ました。

てっきりそれ見た事かと言われると思っていたユン捜査官。

一杯飲むか?と言うカン刑事の言葉に緊張感が緩んだようです。

自分が憎くなかったのかとユン捜査官が聞くと、

「憎かった。しかし仕方なく上の指示に従っただけだろ?」

どうしてこんなに人が良いんだろうと、ユン捜査官はカン刑事が憎く思えました。

ユン捜査官が以前祖母と必ず出世すると約束したことを、口にしたカン刑事。そのおかげでユン捜査官は顔を上げることが出来ました。

もしかしたら、辞めるつもりだったのかもしれませんが、救われました。負けん気が沸き上がったようです。

 

チン記者がジヒョクのお見舞いに来ました。

元気そうな顔を見て、ほっとしたようです。

先日、ユ・ジョンソクと一緒にジョンテに会ったことを打ち明けました。

そして、ジョンテが“人を殺したとすればチャン刑事だ”と冗談っぽく言ったことを話しました。

「自分を守れと、君を通してユ部長に言ったんだ。手札はあるから気をつけろってことだ。」

と、ジヒョク。なるほどね・・・

その後、ユ・ジョンソクと何らかの話をして、刑事である自分を刺す勇気が出たんだとジヒョクは言いました。

チン記者も、何かユ・ジョンソクとジョンテの間に不審なモノを感じていたのでしょう。ジヒョクの言葉で、それを確信したようです。

これまでずっと尊敬してきた人であるユ・ジョンソクに裏の顔があると気付き、ショックを受けました。

「この際、その枠から出た方がいい。君は君らしくいればいいんだ。」

このジヒョクの言葉、チン記者の心に沁みました。少し変われそうです。ユ・ジョンソクの指示に従うだけでなく、自分で判断することが出来そうです。

 

突然、2チームの面々に調査が入りました。不正をしていないかどうかって事です。

カン刑事をはじめとして、一人一人に事情聴取するのですが、それがまぁムカつく質問ばかり。

些細な個人情報を集め、それぞれが触れられたくない事に塩を塗り込むようないやらしさです。

もうねぇ、上の誰かが指示したとしか思えません。どうも、聴聞担当官のコ・ギョンホの指示のようですね。そしてそれはユ・ジョンソクからのプレッシャーのようです。

ムカつきながらも、2チームの面々は何とか耐えました。

ところが、ウネまで呼ばれちゃったのを知ると、もう黙ってはいられませんでした。

カン刑事が、ウネに事情聴取している所にバットを持って乗り込んでいきました。

どうなるかと焦りましたが、そこにムン署長が。

ムン署長、すっかり心を入れ替えてましてね。この調査が署長である自分の許可なくされていることに激怒し、職権乱用で抗議すると言いました。人権委員会に行って報告しても良いのかと。

ムン署長~っ

バッチリ収めました

 

しかし、この一件でウネとカン刑事の関係が一気に良くなりました。

自分を本気で守ろうとしてくれている事がウネに分かりましたからね。

 

ユ・ジョンソクは、チン記者の事も邪魔しようとしてます。

自分の手の中から外れようとしているのを察したようですね。だったら・・・って感じで、部下にチン記者には新しい記事を書かせないようにと指示していましたよ。

全く

 

ジョンテが拘束されなかったのは動機が足りなかったからだと2チームは考えました。

ユン・ジソンとチャン刑事殺害の証拠を見つければ、動機が明らかになるとジヒョクは言いました。

デチョルの再審でもジョンテが真犯人だと言う証拠は出て来ましたが、まだ不十分でした。

デチョルのためにも、必ず証拠を集めてジョンテを逮捕しなければと、改めて決意した面々。

ナムチーム長がキーとなるのは間違いありません。

時計だけじゃなく、別にもっと重要な証拠をナムチーム長が持っているのではないかと思われました。

 

ナムチーム長の周辺を探る事にしました。

実家に家宅捜索に入りました。そしてチャン刑事の妻にも再度事情を聞きました。

しかし、何も見つかりませんでした。

この状況を、1チームの刑事がナムチーム長に報告しています。今でも何かと連絡を取っているようです。

 

どうも、ナムチーム長は、チャン刑事の遺体を遺棄したようですね。殺した犯人ではなさそうです。

ただ、死体を遺棄し、その場で遺体にナイフを刺していました。捜査をかく乱するためでしょうかね。

そうする理由は分かりません。

そして、どういう事情なのかは不明ですが、同じ日、カン刑事たちの前に当時広域捜査隊にいたジヒョクが現れ、遺体の遺棄場所を推定し、それがまんまと当たりましてね。

遺体が発見されたのです。まるでコナンです。

 

チャン刑事の遺体が発見されて数日後、ジョンテが車を廃車処分にしていました。

廃車処分になる前、一人の刑事が来て証拠を採取し、廃車にするのを延ばしてくれと言ったんだとか。しかし、その後連絡がとれなくなって、結局3日後に廃車処分になったようです。

刑事と言うのは、ナムチーム長かと思われましたが、担当者が殺された刑事だったと証言。証拠を採取して行ったのは、チャン刑事だったのです。

 

賄賂を渡されても返しにいくほど真面目だったチャン刑事が、ナムチーム長と一緒にその証拠をネタにジョンテをゆするなんてこと、考えられないとカン刑事がいいました。

そして、気づいたのです。

真面目なチャン刑事は、採取した証拠は必ず保管した筈だと。

で、警察の証拠品保管所を調べてみると、あったのです。髪の毛とUSBメモリ、車内から採取した血痕です。メモリには、その採取の様子が記録されていました。

これで、チャン刑事が真犯人はジョンテだと知り、ナムチーム長が不正を隠すために相棒を殺したという可能性が浮上しました。

 

チン記者が、キム元地検長の第二審について調べている時、思わぬものを発見しました。

キム元地検長は、現役の時、報道局幹部の動向を詳細に調べさせていました。その資料の中に、書き込みがあったのです。

ユ・ジョンソクの名前の傍に、チャン刑事の名前が書きこまれていました。ユ・ジョンソクが取材を兼ねてどこかを訪問した事まで。

社内の記録を調べてみると、ユ・ジョンソクがその日訪問したのは、チョ・ソンギと言う人物所在確認のため、ある教会を訪ねた事になっていました。

チン記者、すぐにその場所に行ってみました。

そして気付いたのです。チャン刑事が殺害された現場だということに。

 

ユ・ジョンソクとユ法務長官が2人だけで食事をしているところに、突然ジョンテが入って来ました。

何の前触れもなく、そして了解を得るでもなく。

図々しくも勧められもしないのに、着席しましたよ。

ユ兄弟、不機嫌な表情になりました。気づいてる筈のジョンテですが、敢えて座った感じです。

そして、ジョンソクとは和解した・・・なんて、言っちゃったんですよ。ユ法務長官は全く知らない事でしたし、思ってもみなかったでしょう。

結局用事があるのでと、先に席を立って出て行ってしまいました。弟に対しても腹が立ってる様子が見えます。

勿論、ジョンソクもムカついていました、ジョンテのやり方に。

ジョンテに持たせた杯にお酒を注いだジョンソク。そのまま溢れさせました。

「僕の酒を受けるには、器が小さい。」

 

ジョンテがナムチーム長を呼び出しました。

一度だけ手伝ってほしいと言いました。チャン刑事を殺したヤツを見つけたいんだと。


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『模範刑事(原題)』11話まで

2021-09-17 15:38:03 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

クォン刑事がチョ・ソンデと格闘した挙句に逃げられる・・・と言うシーンは、しっかり防犯カメラの映像に残っていました。

これを証拠として、チョ・ソンデを捕まえる計画でした。

やられる映像なのに、恥ずかしくないのかとウチーム長は言いますが、クォン刑事はそんなこと感じていません。以前やられた相手であるチョ・ソンデを何としても逮捕しようと意気込んでいますし、それに自分の“演技力”が大きく貢献したと思ってますから

なんと、チョ・ソンデと出くわす前に盲腸が破裂していたにもかかわらず、逮捕しようと格闘になった・・・と言う筋書きですよ

わざわざ盲腸の手術痕まで作った健闘のおかげで、一気にクォン刑事の名声は

ま、という一芝居のおかげで、ウチーム長はパク・ゴノの事件が殺人事件であり、容疑者はチョ・ソンデだと公式発表することが出来たと言うわけです。勿論、指名手配が掛けられました。

 

チン記者は、例のムン署長とチョン検事の音声ファイルについて、記事にする前に警察の聴聞担当官に確認を取ろうと思いました。

が、担当者を通して正式に要請しろとユン捜査官は門前払いしようとしました。

食い下がったチン記者は、音声ファイルについて知っているかとユン捜査官に問いました。

「通報者の身元を明かせば、捜査します。」

と、ユン捜査官はバッサリ突き放しました。

あれ?ユン捜査官は、チン記者が言ってる音声ファイルに関しては知らないですよね?チン記者が、ムン署長を監査した事を聞いたので、あの賄賂に関する事だと勘違いしたの?

ちょいとはっきりしませんな。私だけ?

 

結局、音声ファイルの詳細を記事にすることは出来ず、“検察と警察の怪しい会話”の存在を知らしめる内容の記事を書き上げたチン記者でした。

ユ・ジョンソクから独占スクープだと了解を得ることができ、少しほっとした感じです。

すっきりしたわけではありません。

 

ジョンテが動きました。チョ・ソンデも同時に動き始めました。

ジョンテはチョ・ソンデを海外に逃がそうと手筈を整えた・・・と見せかけて、ソンデを罠にかけました。

殺そうとしたのです。

でもね、ずっと彼らを見張っていた2チームの面々のお陰で、チョ・ソンデは殺されるのを免れました。

現場でジョンテの手下たちとチョ・ソンデが逮捕されました。

離れた場所からそれを目撃したジョンテ。

ジヒョクの姿に気づきました。直後にジヒョクから電話がかかって来ました。

ジヒョクは、絶対にジョンテはこの様子を見ていると踏んでいました。

「署で会おう。必ず会う事になる。」

ジヒョクが言いました。ジョンテは死ぬほど悔しがりました。

 

チョ・ソンデは一切自供しません。

カン刑事とジヒョクがジョンテと言う人間の本性を聞かせました。勿論、ソンデもジョンテと言う人間を分かっているつもりだったでしょう。だから警戒していたのです。

でも、ここまで非道な人間だとは予想していなかったのかも。

 

ジョンテはキム元地検長を手を組みそうです。

どうもキム元地検長はユ・ジョンソクとユ法務長官の二人に恨みがあるようで。2人を潰そうと、ジョンテと手を組もうとしているようですね。

「餌を投げてみますか?」

と、キム元地検長が言いました。ユ・ジョンソクの裏の顔が現れる筈だからと。

キム元地検長は、チャン刑事が殺された現場にユ・ジョンソクがいたと言いました。誰かに会う約束をしてその日、その場所に出かけたようだと。

これがキム元地検長の言う“餌”のようです。

 

キム元地検長の恨みが何なのか、まだはっきりとは描かれていません。

ムン署長とチョン検事の音声ファイルは、まだキム元地検長が現役の時に法務長官に持ち込まれました。

ユ・ジョンソクによって・・・です。

警察が検察を内部調査する過程において、盗聴されたデータだと検察側は受け取りました。

しかし、警察側はそれを否定。警察幹部を監察している過程で発見されたものだと言いました。

普段から対立している検察と警察。お互いに自分たちの意見を主張するだけで、解決策はなかなか浮かびませんでした。

法務長官は、ユ・ジョンソクに、記事にせずに持ち込んだ理由を聞きました。

ユ・ジョンソクは、警察と検察に恥をかかせたところで国民にとっては良いことは無いと答えました。

「収拾する方法は二つ。イ・デチョルの事件をやりなおす事。二つ目は死刑執行を急がせる事。音声の意味がなくなります。」

 

ユ・ジョンソクの目的は、音声ファイルで死刑執行を急がせ、逆にその音声ファイルを盾に死刑制度を廃止させることでした。

それを聞いた兄のユ・ジョンリョルは弟の性急なやり方に不安を覚えたようです。

政治は自分がするから、お前は記者でいろ・・・と言いました。

 

チン記者の記事は警察内部を動揺させました。

ムン署長は動揺し、チン記者の出入り禁止と共に弱みを握る事で仕返しを狙っているようです。

ユン捜査官は先日のチン記者の話を思い出していました。

聴聞担当官はユン捜査官にこの責任を押し付けようとしているように見えます。ユン捜査官もそれを感じ危機感を抱いたようです。やっぱり音声ファイルに関してユン捜査官は知らなかったようですね。

 

カン刑事はユン捜査官を訪ねて聞きました。

裁判で証拠に関して嘘をついたのは、違法盗聴がばれないように上から指示されたのか?と。

ユン捜査官は出世のために警察官になったが、そのためにイ・デチョルを見殺しにしたのか?・・・と。

先輩とは進む道が違うとユン捜査官は言いました。

「先輩だって、自分が犠牲になったにもかかわらず、結局デチョルは死刑になってしまったじゃないですか。結局何も変わらなかった。」

もう先輩と呼ぶな・・・とカン刑事は言いました。後輩とは呼ばないからと。

 

相変わらずチョ・ソンデは黙秘を貫いていました。

カン刑事は、オ・ジョンテと対質尋問をさせようと考えました。

で、ジョンテ宛てに召喚状を送付しました。3回出しても来なかったら、緊急逮捕するとカン刑事は考えています。

 

チョ・ソンデがそこまでジョンテを頼りにしているのは、ジョンテ個人の力もありますが、その後ろにユ法務大臣とユ・ジョンソクの兄弟がいるからだとジヒョクは睨んでいます。

選挙の時に資金援助があったとしても、殺人犯を庇いだてするか?とカン刑事は疑問を抱いていますが。

何か秘密を握っているんでしょう・・・とジヒョクは言いました。

で、ユ・ジョンソクを動揺させようと思ったのか、直接会いに行きました。口実はチン記者の記事を載せてくれたおかげで捜査がしやすくなったお礼・・・だとか。

 

「オ・ジョンテから話は聞いています。」

と、いきなり核心を突くような事を言ったジヒョク。

「最近肩身が狭くて。ジョンテが殺人容疑で捜査されてる。親しい仲だと聞きました。もしジョンテに会ったら、説得してください。罪は必ず償うべきだと。」

ユ・ジョンソクの表情が固まりました。ジヒョクは敢えて喧嘩を売ったようです。

チン記者は、ジヒョクの無謀な言動を、必死に止めましたが、ジヒョクはお構いなしです。

 

チン記者はユ・ジョンソクを疑い切れていません。やはりこれまでずっと尊敬する上司でしたから。

しかし、ジヒョクは心証では黒だと言い切りました。

「僕は証拠を探す。チン記者は真実を暴け。」

 

ウネはてんかんの治療は欠かさず続けています。カン刑事が同行しているようです。

カン刑事は父親のようにウネに接しています。これは責任感ゆえと言うより、心からのモノだと思われます。

ただ、ウネは戸惑っていますし、少々ウザく感じているのも確かです。

ウネはこれまで一人で生きて来ました。だから一人で食事をするのも、一人で部屋にいるのも普通の事でした。それにしつこく干渉されると、ウザくなるのが当たり前でしょう。

でも、ウネのその感情も少しずつ変わって来ています。

同情とか罪悪感からではない、心からの愛情をカン刑事が示していると気付いたのでしょうね。

 

ジョンテがユ・ジョンソクに面会を求めて来ました。

広告に関しての相談ということで、正式に会社の窓口を通しての事です。

チン記者も同行させてもらいました。

ジョンテはチン記者を意識して何やら遠回しにユ・ジョンソクを刺激しました。

 

チン記者は、ジョンテに質問をしてよいかと尋ねました。了解を得て、話し始めようとした瞬間、ユ・ジョンソクが話に入って来ました。

ジヒョクが来たと。殺人教唆の容疑で疑っていると言っていたと。

「チン記者が聞きたいのは、そのことだと思います。」

そう言われたら黙るしかないと思いましたが、そんなことには怯まないチン記者。もっとズバッと聞きましたよ。

「チョ・ソンデを知ってますか?」

疑惑を説明するチン記者。それでジョンテは例の記事を書いたのが彼女だと分かりました。

「もしパク・ゴノ殺人事件の殺人教唆罪が認められれば、ユン・ジソン、チャン刑事の殺害事件も真犯人の仕業です。どう思われますか?」

ジョンテはチン記者とユ・ジョンソクをじっと見つめた後、言いました。

「チン記者は3人を殺したのは私だと疑ってるようですね。もし私が一人でも殺したとするなら、チャン刑事でしょうね。罪のない私を犯人だとするので、カッとなって・・・。」

自白ですか?とチン記者。

ジョンテは、警察に調べさせてくださいと言いました。自信ありげです。

そこで、ユ・ジョンソクが止めに入りました。

 

帰ろうとしたユ・ジョンソクに、ジョンテが声をかけました。

「お姉さまがいましたよね。警察に失望して自殺したそうですが。本当ですか?警察を恨んでいるでしょう。」

これは意表を突いたようです。常に冷静なユ・ジョンソクが、大きな動揺を見せました。

「チン記者も警察の言うことを鵜呑みにしないように。警察にも悪い奴が大勢いる。」

と、ジョンテが言いました。

勿論、必死に自制しましたが、ジョンテには分かったようですね。チン記者は気づきませんでしたが。

自殺だったのね・・・。

 

チン記者は、記事のせいで電話攻勢やメール攻勢にさらされていました。

実は、ジヒョク、それに気づいていて、心配していたんですね。顔には出しませんが。

で、ストーカーのようなコメントを寄越す人物のアドレスを調べて、チン記者にわざわざ渡しに行きました。

ラーメン食べて行く?とチン記者。

おいおい、突然そうなると期待した・・・いえ、思った私。

純粋にラーメンを作ってあげただけでした。

一生懸命食べるジヒョクが可愛いです

チン記者がビールを飲んでいるのを見て、自分も・・・と言うジヒョク。

アルコールはダメな筈なんじゃ?と言うと、もう大丈夫だと言うんです。

そんなジヒョクを眺めながら、チン記者が言いました。

「オ刑事って片思いばっかりでしょ。好きな人の傍にいて一人で諦めるタイプでしょ?」

違う・・・とジヒョク。

「これが初めてだ。」

と言う表情のチン記者。

ジヒョク、初恋なの えあんなに生意気で何でも分かってるって顔してるのに、恋した事なかったの

流石のチン記者も呆然としちゃって。

その間に、帰ろうと立ち上がって玄関に向かったジヒョク、バッタリと倒れて爆睡しちゃった

やっぱりね。

可愛いったらありゃしない。

この二人、設定はチン記者の方が年上だったっけ?実年齢では9歳チャン・スンジョssiの方が上なんですけどね。若く見えるよね、チャン・スンジョssi。

ま、とにかく、あんな可愛い告白受けたんじゃ、チン記者も心動くよね。そのまま寝かせてあげました。

 

ジョンテが召喚状に応じてやってきました。

カン刑事は、口実を設けてジョンテを待たせました。敢えてイラつかせる作戦ですな。

ジョンテはチョ・ソンデなんて知らないと言いました。ゴミみたいなヤツなんて・・・と。

それを別室でチョ・ソンデに聞かせていましてね、その後、対質尋問に移ったのです。

 

相変わらずしらばっくれるジョンテ。

誰に殺されそうになったんだとカン刑事とジヒョクが代わる代わるチョ・ソンデに質問。

ソンデは、口には出しませんが、目はジョンテを見つめたままでした。

ジョンテは目でチョ・ソンデを脅しているような感じです。

カン刑事たちの小芝居にうんざりした様にジョンテが言いました。私から聞くと。

「私があなたを殺そうとしましたか?パク・ゴノを殺せと命じたのも私ですか?」

何も答えないチョ・ソンデにイラつくように、或いは“言うな”と脅すように声を荒げるジョンテ。

「あんただろ。」

チョ・ソンデが静かに言いました。

まさか、自供するとは思ってなかったようですね、ジョンテは。

一瞬唖然としましたが、すぐに、今後は弁護士と話をしてくださいと席を立ちました。

ジヒョクに言うことがあるとジョンテ。

「記憶力が悪いとは知ってたが、以前俺に言った事は絶対に忘れない様に。」

え~っとぉ何の事だっけ

 

ジョンテはユ・ジョンソクを呼び出しました。

詳細は分かりませんが、お互い協力し合うと言う事で意見は一致したようです。

 

そして、ジヒョクがジョンテに襲われました

えーっ


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『君のせいで何もできない!』完観

2021-09-16 16:16:11 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

レワンは、きっちりウンソンに約束させました。

迂闊にスキンシップするな、心配するな、冗談も言うな、とにかく何もするなってね。

OKしたウンソンですが、レワンの大げさな言い方に呆れています。

 

考えてみれば、これまでレワンはウンソンに迷惑をかけられ続けでした。

勝手に家に来て人の服を着るし、酔っぱらって醜態をさらすし、トイレも詰まらせたことがあります。

その度に怒ったり呆れたり笑い飛ばしたりしながら、レワンは面倒を見て来たのです。

挙句の果てが・・・アレです

 

全く堪えていないかのようなウンソンですが、本当は気にしていました。

昨晩のkissも、物凄く反省しています。ただ、レワンと顔を合わすと、ついつい平気なフリをしてしまうのです。

 

何かにつけて口喧嘩になる2人ですが、ふとした時に、レワンはウンソンの横顔をデッサンしたりしてます。

スランプ続きのレワンが、作画意欲が湧く対象、描き止めておきたい対象なんでしょうね。無意識ですが。

 

ヒナムが家に遊びに来ました。

レワンが料理をし、もてなしました。

口喧嘩しながらも仲の良いレワンとウンソンを見て、ヒナムが恋人同士じゃないのかと問いました。

そう見えますよね。

でも、口を揃えて違うと言う2人。

ふいにヒナムがウンソンに聞きました。

最後に恋したのはいつ?

これは上手く誤魔化したウンソン。

じゃぁ、最後にキスしたのはいつ?

思わず吹き出しちゃったよ、2人揃って

 

話が合うウンソンとヒナムを見て、レワンはちょいと嫉妬かな?

 

ヒナムはぐいぐいウンソンにプッシュ

でも、ウンソンはまだそんな気はさらさら無いみたい。

 

一方、レワンもカフェのアルバイトソジョンにアプローチ中。

家に招待することは出来たものの、何かにつけて合わないところが分かってきて、少々引き気味になっています。

で、やっぱり気になるのは、ウンソンとヒナム。

 

ある時、ヒナムがウンソンからアイデアを貰ったという曲を披露しました。

丁度ソジョンもやって来ていたので、3人でヒナムの歌を聴くことに。

片思いが始まったばかりの想いを込めた歌でした。

レワンは知らず知らずのうちに、ウンソンを見つめていました。

ウンソンがこちらを向くと、視線を外し・・・。ウンソンも同じでした。

なかなか合わなかった視線が、やっと合った時、もう外すことが出来なくなっている2人でした。

レワンは自分でも意識しないうちに涙がこぼれていました。

この日、送って行ったソジョンに、逆告白されましたが、どうも断ったようですね。

 

レワンは自分の本当の気持ちに気づきました。そして戸惑いました。

全てさらけ出せる友達だったはずなのに・・・と。

「告白しちゃいなさい。」

と、ヒョンジが言いました。伝えなきゃ・・・と。

 

その言葉に背中を押されたレワンは、勇気を出してウンソンに告白しようとしました。・・・だよね

なのに、ウンソンはその言葉を遮り続けるのです。察してかどうかは分かりませんが。

その上、レワンの気持ちを逆なでするような事ばかり。

片付け上手なレワンなんですが、残った食材を何でも冷蔵庫に入れてしまう悪い癖がありました。

そのせいで冷蔵庫の中は、傷んだ食品があちこちに。

ウンソンがそれをビシバシと指摘したんです。

苛立ったレワンが、放っておいてくれ、手を出すなと怒りました。

すると、ウンソンが一番触れられたくない事を言っちゃった。

「炭酸の抜けたコーラを何故取っておくの?まさか・・・。」

そのコーラ、2か月前のあの夜の飲み残しだったのです。

 

「早く捨てて。そうすれば忘れられる。」

と、ウンソン。

「冷蔵庫はあんたの心よ。腐った食品を捨てれば吹っ切れる。スランプなんでしょ?掃除すればソジョンさんともうまく・・・。」

レワンが言葉を遮りました。

「スランプは、お前が原因だ。あの日から何一つ上手く行かない。絵も描けないし恋も出来ない。俺に説教する前に自分をコントロールしろ俺を惑わせるな

 

ウンソンは、荷物をまとめました。

自分の家の水道工事が終わったと連絡が入ったのです。

仕事の後、レワンの家を出て行こうと思いました。

 

その仕事、映画監督の記者会見の通訳でした。

会場に、レワンがいました。

一生懸命通訳をするウンソンを見つめながら、デッサンしました。

 

終わった時、声をかけようとしたのですが、丁度ウンソンはヒナムに電話している途中。

かけそびれてしまいました。

ウンソンは、ヒナムを呼び出してきちんと交際を断りました。

「レワンさんが好き?バレバレだよ。」

と、ヒナムが言いました。

 

レワンは、冷蔵庫の掃除をしました。

コーラも捨てました。

そして、ウンソンの帰りを待ちました。バス停で。

 

最後の日だと言うのに、2人はまた喧嘩になってしまいました。

怒って帰る途中、ウンソンは自分の靴の片方がコンクリートに埋まっているのを見つけました。

酔っぱらって帰る途中で、片方だけ失くしてしまった靴でした。

高価な買い物だったのに・・・と悔しがりましたが、それ以降見つかっていませんでした。

コンクリート打ちたてのところに足を踏み入れてしまったようですね。そのまま抜けずに固まってしまったようです。

どんなに引っ張っても抜けませんでした。

ウンソンは情けなくなりました。自分の惨めな人生を物語ってると思いました。

 

大丈夫だ・・・とレワン。

「俺はそんなお前が好きだ。」

冷蔵庫を掃除したら、気持ちの整理ができて、確信が持てた・・・と。

「帰らなきゃ。あんたは今、超えちゃいけない線を越えた。」

何故?とレワン。あれからも会い続けるのは、嫌いじゃないからだろ?と。

一度くらい正直になれとレワンが言うと、

「じゃぁ言うけど、あの日からあんたの存在にイライラしてた。どんどん好きになって触れたくなった。でも、私が望んだのは今のあんたじゃなかった。私を誰よりも良く知る人、そんな人に二度と出会えないわ。だから、前みたいに戻ろう。」

無理だ・・・とレワン。

ウンソンは、付き合ったとしても数か月で終わるかもしれない、そうなった時、誰よりも大切な存在を失ってしまうと思ったのです。

でも、レワンは確信していました。この気持ちは嘘じゃないと。

お前の匂いが体にしみついている・・・とレワンが言いました。

それでも、ウンソンはレワンの手を取る勇気が出ませんでした。

まとめておいた荷物を持って、レワンの家を出たのです。

ただ、ボッコを忘れて来ちゃった・・・。

 

ヒナムからそれぞれに新しいアルバムのCDが届きました。

タイトルは、『君のせいで何もできない!』。

 

そのまま1年が過ぎました。

 

ウンソンは、ヒョンジのカフェに久しぶりに行きました。

あのコンクリートに埋まった靴は、もうありませんでした。跡形だけがコンクリートに残っていました。

ウンソンは、その靴をカフェで見つけました。

絵に描かれていたのです。

ヒョンジが気を利かせて個展のパンフレットをウンソンに渡しました。ウンソンだと気付いたのかな?

パンフに紹介されてる絵は、全てウンソンとの思い出の1シーンでした。

 

ウンソンはレワンの家に行きました。

暗証番号も変わっていません。ウンソンのスリッパが揃えてありました。レワンも以前と同じようにヘッドフォンをして絵に向かっていました。腕にだいているのは、ボッコでした。

レワンは、全く驚いた様子を見せませんでした。

以前と同じようにウンソンを迎えてくれたのです。

 

ハッピーエンドです

 

ハッピーエンドしかないストーリーではありますが、素敵な可愛い二人が良かったです。

やっぱりキム・ソンホssiもイ・ユヨンさんも、好きだわ~っと、思った次第です。


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『君のせいで何もできない!』1話

2021-09-16 00:04:08 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ある夜、突然ウンソン=イ・ユヨンさんがやって来ました。レワン=キム・ソンホssiの家に。

レワンの家、めちゃくちゃ素敵な韓屋。

何の用だとレワンが聞くと、寝に来たに決まってると言うウンソン。

はぁっですよね、レワンとすると。

でもね、そういうな意味じゃなく、ウンソンの家で水漏れが起きちゃって、仕方なくやって来たってわけ。

で、レワンと交渉の結果、数日居候させてもらう事にしたのです。

 

長年の友人である2人。

しかし、この家にウンソンが来たのは2か月ぶりでした。

こんなに空いたのは多分初めてのこと。

実は、2か月前、やけ酒を飲んですっかり酔っぱらってしまったウンソンがレワンにkissしちゃって。それが切っ掛けで、そういう仲になっちゃったんです。

翌朝目覚めた二人は、気まずい事この上ない状況。

ウンソンは、きっぱり忘れようとレワンに言いました。

そうしないと友人には戻れそうになかったから。

 

ウンソンはフランス語の通訳。

フリーで仕事をしているようです。

一方、レワンは画家。でも今、スランプです。

 

2人とも、お互いの前では何事も無かったかのように再会しましたが、本当はそれぞれ悩んだ時期がありました。

ウンソンはその事があって半月ほどは、相当悩んでいたようです。

同僚で親友のジインに相談に乗って貰っていました。

レワンはまだ吹っ切れてはいないようです。多分スランプの原因は、その事なんでしょうね。

これまた常連のカフェの社長であるヒョンジに相談に乗ってもらっています。

レワンには、ウンソンがあっけらかんと現れたことが理解できません。

意識していないフリかもね・・・と、ヒョンジは言いました。

そう言われても、そうする理由が分からないレワンでした。

 

ウンソンはハリネズミのボッコも連れて来ていました。

いつから飼い始めた?とレワンが聞くと、少し前から・・・とウンソン。

きっと2か月前からなんでしょうね。そんな気がします。

最初は嫌っていたレワンですが、ボッコの方がレワンを気に入っちゃったようで。レワンもついついほだされた感じで、素敵な家まで作ってあげました。

 

2人は何でも言いあえて気兼ねする事が無い関係です。家族のような、兄妹のような。

仕事の悩み、恋愛、何でも話して来ました。

今回2か月会わなくても、それは変わりませんでした。

でも、心の奥底に、やっぱり引っ掛かるものは感じているのは確かなようです。

何も無かったかのような笑顔が一瞬途切れる時がありますから。

それにしても、この二人のシーン、とても自然で楽しくて微笑ましくて、こちらまで笑顔になってしまいます。

 

ある夜、2人でお酒を飲んでいると、突然ウンソンがアンズを取りに行こうと言い出しました。

近所の家にアンズの木があるのです。

こっそりと棒で取ろうとするのですが、なかなか・・・ね。

やっとのことで1個ゲット。

嬉しそうに匂いを嗅いだウンソン。レワンにも差し出しました。

顔が近くなっちゃった

で、つい、ウンソンの方から、kissしちゃった。レワンも・・・

 

でもね、次の瞬間、我に返った二人。

思わずパッと体を離しました。

これはダメだろ・・・って。

 

ここで面白いのは、2人が揃って謝るところ。

「止めてくれてありがとう、私がばかだった。ごめんね。」

「俺の方こそごめん。惨事になりかけた。」

ところが、謝り終えたら、今度は喧嘩。

結局、触れるつもりの無かった2か月前の出来事を持ち出してしまいました。

最悪です。

でもね、2人の意見は一致していました。友達なんだから、そう言う関係になるのはダメだと言う事です。

他に二人といない、かけがえのない友達なんだから。

 

その時、レワンの友達で歌手のヒナムと偶然会いました。

実はウンソンはずっとヒナムのファンでした。

ヒナムは一目でウンソンのことを気に入ったようです。

レワンはちょっと不安そう。


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「君のせいで何もできない!」あらすじ

2021-09-15 16:45:39 |   ★「か」行

キム・ソンホssi、イ・ユヨンさん出演のラブコメ。

キム・ソンホssiは、最近とみに注目されてきています。勿論、私も注目中

イ・ユヨンさんも好きな女優さん。

楽しみです。

 

                1話          2話(最終話)


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『哲仁王后(原題)』18話まで

2021-09-15 15:34:01 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

哲宗の隊列は隊列と呼ぶにはあまりにも簡素。兵の数も少ないので、王の出征する姿には見えません。

ソヨンは反乱を鎮めに行くと聞き、不安になりました。

大丈夫だ、急ぐ理由があるに違いないと、自分に言い聞かせました。

 

ビョンインは、大王大妃に哲宗の出征はソヨンの策だと嘘を言いました。

王より一族を選んだんだと。

大王大妃はそれを聞いて、ソヨンを許さなくてはいけないな・・・と言いました。

でも、どこまでその話を信じているかは不明です。完全にソヨンを許しているようには見えません。今の所、ビョンインを動かすために、納得したフリをしてるようにも見えます。

そして、ビョンインはすぐさま、哲宗を追ったのです。

 

山道で対決となった哲宗とビョンイン。

互角です。

兵には手を出すなとビョンインが命令してありました。

2人とも怪我を負いました。

このままでは危ないと思った哲宗は、駆け出しました。が、行き着いた先は、崖。

絶体絶命の危機です。

しかし、哲宗、隙をついて、崖から飛び降りたのです。下の川に。

 

ソヨンは空元気を見せて、胎教に励んでいました。

しかし、宮廷のどこに行っても、哲宗との思い出が溢れています。喧嘩することが多かったですが、哲宗は真面目で真っ直ぐで、純粋に自分に向きあってくれました。

いつも以上に宮廷が広く寂しく感じられました。

 

ビョンインがソヨンの前に現れました。

哲宗に何か異変でも?とソヨンが聞くと、何も無いとビョンインは答えました。

その時、ビョンインの左肩に血が滲んでいる事に気が付いたソヨン。聞くと、ビョンインは訓練中の怪我だと答えました。

「遅くなりましたが、ご懐妊おめでとうございます。お腹のお子様のためにも一族と和解されては?」

と、ビョンイン。

その話は終わってる・・・とソヨン。

「私と距離は置いても、孤立なさってはなりません。王宮は一人で闘える場所ではありません。」

私は一人じゃありません・・・とソヨン。分かっているのでは?・・・と。

「助けが必要な時は、いつでもお呼びください。王妃様とお子様は、何が会ってもお守りします。」

ビョンインはそう言って下がりました。もう、一人になってしまったんだと、自分しかいないんだとは言いませんでした。

 

哲宗の代わりに垂簾聴政を再開した大王大妃は、すぐさま人事に手を付けました。

以前のように、キム一族重視の人事にしたのです。チョ氏一族は悔しがりましたが、どうしようもありません。

 

ソヨンは胎教に精を出し、食事もきちんととり、体に良い薬も飲みました。

昼は明るく過ごしましたが、夜、一人になると、哲宗との思い出が蘇って不安が募り、目が冴えたりしました。そのうち、昼間も、精神的に不安になり始めました。

何かにつけて哲宗と結び付けて考えてしまうんです。胸が痛み、知らず知らずのうちに泣けて来ました。

これがねぇ・・・。上手いんですよ、シン・へソンさんが。

泣けて来ましたよ、私も

 

哲宗の遺体は見つかりませんでした。衣は見つかっていたんですけどね。

大王大妃は、万が一哲宗が生きていた時のために、一刻も早く崩御を世に知らしめようと考えました。そうして、次の王を即位させてしまえば、哲宗が戻って来ても、後の祭りとなりますしね。

ビョンインは即位式が終わるまで宮廷の門を閉じさせました。

これで、哲宗は生きていたとしても宮中に入る事は不可能です。

即位式までには、王の死から5日と言う時間を空けることが風習となっていました。

 

チェ尚宮が慌てふためいてやってきました。

哲宗の死の知らせを持ってきたのです。

 

もし私が引き留めていれば・・・、もし私がここに来なかったら・・・、出会わなかったら、哲宗は生きていた筈だ・・・とソヨンは思いました。

呆然と膝を抱えて座り込むソヨン。

目に留まった胎教日記を、思わず投げてしまいました。もう必要ないと。

すると、あるページが開きました。自分の文字ではありません。哲宗が書き込んでいたのです。

“我が子よ、食事の匂いに敏感に反応して母を苦しめるでない。昼間は動き回って良いが、母が眠るときは静かにするのだぞ。この世に生まれる時は、母が苦労しないよう素早く出て来てほしい。何よりも健やかに生まれてくるのだぞ。出会えるその日が私はとても待ち遠しい。そなたが生まれる時は私が必ず傍にいるから、慣れない世界だとしても怖がるでない”

ソヨンは泣きました。胸が苦しくて涙が止まりませんでした。私もです

 

葬儀の準備をしている時、永平君が突然現れました。

「計画どおりか?」

と、永平君。彼はいまだにソヨンが哲宗を丸め込んで犠牲にしたと思っているのです。

そこにビョンインが兵と共に乗り込んで来ました。永平君を追っていたのです。

永平君は、ソヨンを抱え込み、首に剣を当てました。

「何をしている八つ当たりか王を殺したのは東匪だ

と、ビョンイン。

永平君は口を歪めて泣き出しそうな表情で言いました。

「地方官すら殺さない民乱軍が王に危害を加えたとそんな話を誰が信じる王様の命を奪ったのはお前の兵士たちだお前と結託した王妃の命は私が直接奪う

話を聞いたソヨンは抗う事はしませんでした。永平君の話が正しいと直感で思ったのでしょう。

でも、自然に両手が腹部を庇いました。我が子を守ろうとしたのです、無意識のうちに。

それを見た永平君は、とても殺すことは出来ませんでした。

永平君は捕らえられ、牢に入れられました。

 

兵士が王様を害したとはどういうことだ?とソヨンはビョンインに聞きました。

永平君の妄想だとビョンインは答えました。

そして、永平君は東匪と通じている疑いがあると言いました。東匪に王の行軍経路等の情報を流した疑いがあるとも。

まるで、永平君が哲宗を殺したみたいな言い方です。

ソヨンには信じられませんでした。

こうなった今、ソヨンとお腹の子を守れるのは一族しかいないとビョンイン。一刻も早く大王大妃と和解してくれと。

その瞬間、ソヨンはビョンインの肩の傷を思い出しました。ビョンインこそが哲宗を殺したではないかと言う考えが浮かんだようです。

 

ソヨンは何か不審な感じを受けました。

遺体を安置している場所を警護させていると知ったのもその理由の一つです。

哲宗付きの内官に扮して、ひそかに遺体を調べました。

顔は判別出来ませんでしたが、体つきが明らかに哲宗とは違っていたようです。

ソヨンは確信しました。哲宗は生きていると。

 

内官の姿のまま、ソヨンは牢の永平君とホン別監に会いに行きました。

哲宗が出征するに至った事情を確認しに行ったのでしょう。

それによって、ビョンインが自分の命を餌に、哲宗を出征に追い込んだ事が分かりました。

何らかの予想外の事態に陥り、偽の遺体を準備したということだと。

チェ尚宮から次期王の即位式までには5日間という猶予があると聞きました。

その間に、何としても哲宗を見つけ出し、宮廷に戻れるようにしなくてはと思いました。

チェ尚宮とホンヨンには、哲宗の生存を打ち明け、協力してもらうことに。

 

まずは、大王大妃や大妃等を騙さなくてはなりません。

やつれたように化粧をし、最大限悲嘆にくれる王妃を演じて見せました。

その一方で、ファジンを呼び出し、哲宗の生存を告げたのです。

悲しみに打ちひしがれていたファジンは、ソヨンに感謝しました。

「これからが始まりです。」

ソヨンはそう言ってファジンに微笑みました。

 

ビョンインはキム氏一族とチョ氏一族の主だった者を集めました。

王に対抗するために一時期手を結んだわけだが、今後はまた争いが始まる可能性があると言いました。

「新たな事を始める前に両一族の同盟を強固にしましょう。」

そう言って差し出したのは、謀叛を企てる連判状。

署名するようビョンインは言いましたが、若いビョンインに主導権を握られるのをヨシとしないお歴々は怒って席を立ち出て行こうとしました。

しかし、部屋の外には兵が。

そして、真っ先にビョンインが署名して見せたのです。

 

ソヨンはすぐに王宮を出る準備を始めました。チェ尚宮とホンヨンには内緒でした。

密かに館を出た所で、声をかけられました。ビョンインです。

ビョンインはソヨンがこのまま大人しくしているとは思えなかったのでしょう。

危険です・・・とビョンイン。

私が知らないとでも?とソヨン。お前が私を餌に王様を連れ出し、刃を向けたのも知ってる・・・と。

王妃様が無事なら自分は憎まれてもいい、だから諦めてくださいと、ビョンイン。王は死にました・・・と。

「いや、死んでない。誰かが王になるなら、哲宗が良いと思う。邪魔するなら、こうするしかない。」

と、ソヨンは矢を番え、ビョンインに向けました。ファジンから貰った矢です。

ビョンイン、流石にショックを受けました。自分の想いを知っていながら?・・・ですよね。

 

ソヨンは、ビョンインに言いました。

今の自分は昔のソヨンではないと。変化したことに気づくべきだと。

ビョンインは、その言葉の意味が分かりません。どういうことだと近づこうとしたとき、足元に矢が。

「本物のソヨンなら、従兄に矢を放つ筈が無い。だが、私は違う。いくらでも放てる。」

そう言って、ソヨンはまた矢を番えました。

意を決したようにビョンインが一歩踏み出しました。そうはいっても・・・と思ったのかもしれません。

でも、ソヨン、放ちました。矢は、ビョンインの足に当たりました。

この瞬間、ビョンインの想いは憎しみに変わったソヨンの言葉の意味が正確に分かった筈は無いけど、自分が好きだった昔のソヨンではなくなっていることは確かだと感じたでしょう。

ソヨンも、本当に当たるとは思っていませんでしたので、焦りました。

でも、そのまま背を向けて駆けて行ったのです。

 

チェ尚宮とホンヨンも、ちゃんと気づいていました。ソヨンが塀を乗り越えた所に、2人が待っていました。

必要無いと二人を拒んだソヨンですが、やはり一人で広い山の中を探すのは無理だと同行を認めました。

宮廷の門は勿論、都を囲む高い塀を乗り越えるのは至難の業。

チェ尚宮&ホンヨンは上手い手を。王妃と尚宮、女官の姿で堂々と門を出て行ったのです。

 

傷心のビョンインが帰宅すると、父ジャグンが待っていました。

何も聞きません。父親だから、分かると言う事でしょうか。

行き詰っているビョンインを見て、そろそろ自分の出番だと思ったのかもしれません。

大王大妃に会いに行きました。

ビョンインが一族に署名を求めた連判状についても知っていました。まだ手に入れてはいませんが。

そして、大王大妃が秘密にしていたソヨンの家出についても承知していましてね。

そうなると、もうソヨンは王妃ではないのだから、密かに殺しても問題はないと言う結論に達したようです。

 

ところで、哲宗は薬草取りの男に救われていました。

街中に張り出されていた王の崩御と東匪討伐の文書を読んでた男ですよね?

と言う事は、自分が助けた男が王だと気付いているのかもしれません。ただの薬草取りには見えないのでね。

別の男と何やら手紙の様な物をやり取りしてましたし。

夜、こっそりとその手紙を探し出した哲宗。でも、薬草取りの男が襲い掛かってきたーっ

 

ソヨンたち3人は、ビョンインたちにあっさり追いつかれました。

チェ尚宮が兵を引き留めて、ソヨンとホンヨンを逃がそうとしました。

だけど、チェ尚宮、斬られちゃったーっ

そして、次はホンヨンが、ソヨンのフリをして兵を引きつけて逃げて行ったのです。

でもね、ビョンインに見つかってしまいました。

 

必死に逃げるソヨンでしたが。

ビョンインに追いつかれ、首を絞められてしまいました。奇しくもその場所は、哲宗が飛び降りた崖・・・だよね。

「お前は誰だ。ソヨンに一体何をした

ビョンインが叫びました。


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『哲仁王后(原題)』17話まで

2021-09-14 23:30:01 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ソヨンはパニックになりました。

これはもう女性だという事を認めなくてはいけない事実ですから。魂が男であれ・・・。

大喜びで浮かれる周囲を見ると、腹が立って来ました。自分の気も知らずということですね。

で、哲宗共々部屋から追い出し、一人になりました。

「私は元々独身主義だ。仮に結婚しても子供は絶対に作らない。一人で生きるのも大変なのに子供だと?銃弾飛び交う戦場で防弾服を脱ぐのと同じだ。しかも妊娠と出産は寿命を縮める。私の命を子供にやるのと同じだ。何故大切な命を他人にやるんだ?自然の摂理なんてクソくらえだ

と、大騒ぎ。

 

ファジンは大妃に決別を宣言しました。

もう大妃がどんな言葉で操ろうとしても、揺らぐことはありませんでした。

 

ソヨンの懐妊は、宮廷を揺るがしました。

大王大妃、大妃、ファジン、皆が驚きました。

そして、ビョンインは衝撃を受けました。

ソヨン父は、資産を民に分け与え、生きる気力を失くしていました。一族からも見放されていますからね。

そんなところに、ソヨン懐妊の知らせです。

一気に天にも昇る心地となりました。

すぐさま、たくさんの贈り物を届けて来ました。

 

哲宗は、相変わらずソヨンの気持ちが理解出来ません。

誰に聞いても相談しても、正解と思える答えはもらえません。

その時気づいたのです。ソヨンを理解出来るのは自分だけだと。

 

ファジンは自分を取り戻していました。自分の道を行こうと決めたのです。

哲宗への想いは変わりませんが、哲宗のソヨンへの想いはちゃんと認めていました。

だから、懐妊の知らせに動揺はしましたが、それは一瞬のことで、永平君が心配してやってきた時も、凛とした姿を見せました。

そして、チョ氏一族の長である右議政を訪ね、キム氏一族との提携に反対の意思を告げました。正しい選択をしなさいと。

 

ソヨンは相変わらず不機嫌なままですが、チェ尚宮による胎教が始まりました。

例によって厳しいチェ尚宮。

全てはお腹の子のためと、朝から晩まで教育されるソヨン。ラーメンも食べることを許されなくなってしまいました。気晴らしも出来ません。

 

政治の表舞台を退いたキム・ジャグン。

息子のビョンインの事が気にかかるようです。ソヨンへの想いも知っているので、今回の懐妊では大きなショックを受けているだろうと予想しています。

食事はしているのか、家に帰ってきて寝なさいと言いましたが、ビョンインはスルー。

分かりづらいんだけど、ジャグンのビョンインへの想いは、血の繋がった大切な息子と同じように見えます。

 

イライラして機嫌が悪いソヨンのために、哲宗は馬で遠乗りを提案。

チェ尚宮が懐妊中の身には危険だと止めましたが、敢えて哲宗について行ったソヨンでした。

いやホント、大丈夫なのと、思いましたよ、あたしゃ

 

哲宗は王室の別荘のようなところに連れて行きました。

どうしてソヨンが怒ったのか考えてみた・・・と哲宗。

「分かりませんでした。なので、ただ受け入れることにしました。皆には目出度い事でも王妃には違う。王妃はそう言う人なのだと。」

哲宗が今のソヨンの気持ちを理解出来る筈はありません。でも、ありのままに自分を受け入れてくれる哲宗に、心が休まったソヨンです。

それにしてもこの大事な時に妊娠だなんて・・・とソヨンが呟くと、哲宗が言いました。

「心配しないように。必ずや朝鮮をむしばむ病巣を取り除きます。この国を受け継ぐ我が子のためにも。」

その言葉で、一気に俗物ボンファンが蘇りました。

この子が王になって国を受け継いだら、私は絶対的な権力者だって

ならば、この子に王宮で生き残るための真の胎教をせねばです。

 

ソヨンは胎教日記を書き始めました。

『宮廷で生き残るためには、味方を作りなさい。

敵であるほど身近に置きなさい。

必ず裏金を作りなさい。お金で権力も買える。

一番重要な事は、味方でない者は、全員片付けなさい。人生は実戦。この世はジャングル。血みどろの闘い。殺戮のパーティ。

平和のための努力をしても望みが無い場合は手段を選ばず勝ちなさい』

流石ソヨンの教えですな

これを読んだ哲宗は、思わず笑ってしまいました。ソヨンらしいと思ったのでしょう。

 

一方、身分を偽って禁衛営の兵となっていた兵たちは、命を助けられ、地方に散っていました。

そこで、民に紛れて生活していました。

民の中から兵を募り、鍛えていたようです。

で、地方の役所を襲い、長だけを殺し、理由となった罪を書き連ねた文書を置いて行くと言う行動をしていたのです。

兵書も作り上げ、それを元に訓練を重ねているようです。

 

大妃がまたソヨンを陥れようとしました。

以前、ファジンが腹立ちまぎれに哲宗との共寝は嘘だと大妃にぶちまけちゃったことを利用したのです。

その時は、ファジンを好きなソヨンが、ファジンに誤解されないために打ち明けたわけですけどね。

共寝は偽装だ、ソヨンのお腹の子は哲宗の子じゃないという噂はあっという間に宮廷中に広まりました。

哲宗とソヨンの耳にも入りました。

宮廷では噂というのも馬鹿には出来ません。根拠のない噂で廃位されることもあり得るんだとか。

こうなったら、廃位は何としても止めなくてはと、ソヨン。

女官や内官の見てるのを承知で・・・いえいえ、敢えて見せつけるように、哲宗となシーンを演じたのです。それも濃厚な・・・

噂は打ち消せそうですね

 

ファジンがソヨンに会いに来ました。

「王様と共に大臣たちと闘って勝つ自信がありますか?」

と、ファジンが問いました。

「私の闘いでもあるし勝つべき理由もある。」

と、ソヨン。

ファジンは、ならば・・・と自分の弓矢を差し出しました。

「では、弓を練習なさいませ。今の腕前では荷物になるだけです。」

ファジンに教えてほしいとソヨンが言うと、そんな時間は無いとファジンが答えました。

 

ファジンは哲宗に廃位を願い出ました。

「ここでは己を取り戻せません。私らしく生きられるよう廃位してほしいのです。」

哲宗は突然の事に驚き、混乱しました。

しかし、哲宗が何と言おうとファジンの決心は変わりませんでした。

お互い大切に思ってはいますが、これは恋情ではありません・・・とファジンが言いました。

許すしか哲宗には出来ませんでした。

 

永平君は激怒しました。

哲宗がファジンを裏切ったとしか思えません。ソヨンのせいだと思いました。

ファジンが王宮を出ようとしたとき、止めに来ました。

皆のためです・・・とファジンが言いました。

そして、永平君の気持ちに気づいていたと言いました。

「その気持ちを利用しました。王様に愛されぬ寂しさを永平君で埋めました。感謝しています。そして申し訳ありませんでした。永平君も間違った恋情はもうおやめください。」

 

哲宗も、自分への怒りを感じていたようです。

体を痛め付けるしか解消法はありませんでした。

永平君は、ファジンの想いと自分の怒りを哲宗にぶつけました。

 

ソヨンも哲宗のショックを理解していました。

どれほど落ち込んでいるか、心配でした。

 

大妃は、大王大妃に噂をチクりに行きました。自ら流した噂を、自ら伝えることで、発端が自分だと思われないためです。

「王妃のお腹の子は王孫じゃありません。キム・ビョンインの子です。」

おいっ

衝撃を受ける大王大妃の顔が見たかった大妃ですが、当てが外れました。

大王大妃は、ラッキーとでも言いそうな表情を浮かべたのです。

「面白い。」

 

大王大妃がビョンインを呼び出しました。

「私は命より家門が大切だ。家門のために生きている。そなたはどうだ?」

同じです・・・とビョンイン。

「ならば、家門のために何でもするか?」

はい・・・とビョンイン。

「ならば、王妃の首を持ってこい。命令だ。王妃は我々の家門の名誉を粉々に砕いた。」

ビョンインは、姿勢を改め、大王大妃に頭を下げました。

「どうか、善処を

大王大妃は、大妃から聞いたばかりの噂を突きつけました。

事実ではありませんと、ビョンインは必死に言いました。

「皆が信じれば事実になる。」

と、大王大妃。

それでも、ビョンインは出来ないと、代わりに自分が罰を受けると言いましたが、大王大妃には通じません。

「そなたは家門ためではなく、王妃のために生きているのだなならば、別の者にやらせる。」

その瞬間、ビョンインが叫びました。

「ただちに垂簾聴政を再開させます

大王大妃が望んでいたのは、これだったの

 

ソヨン母の形見の書物の中に書かれていた文。てっきりファジンの落書きかと思っていたのですが、違いましたね。哲宗が書き込んだ東匪の暗号だったのです。

ビョンインはそれに気づいていました。

その事実を哲宗に明かしました。

「王と王妃が危険な思想に染まり、国を危うくしている、こういう危機感を持てば、両班は民の半分を殺してでも今の朝鮮を守ろうとするはず。東匪の虐殺が始まります。」

哲宗はビョンインの首を掴み、剣を突きつけました。

ならば、何故私の所に来た?と哲宗。

「王妃様が傷つくからです。キム一族は王妃様を狙っています。噂を口実に王妃様を殺す気です。」

私が阻止すると、哲宗が言いましたが、ビョンインは、阻止できませんと言いました。

「今命を救ったとしても、一族が王妃様を責めたてれば王妃様は苦渋を味わいます。王妃様のみならず、王孫様もです。」

哲宗、ビョンインの言葉が間違いじゃないと分かっています。剣を下ろしました。

 

今なら王妃様を救えます・・・とビョンイン。

「民乱の制圧です。王様自ら東匪を始末するのです。国を守るために王様が出征したら誰も王妃様を糾弾しません。また、東匪を斬って無関係だと証明すれば書物の暗号は脅威になりません。」

これが、王妃様とお腹のお子様を救う唯一の道です・・・。

 

哲宗は、その道が唯一の道だとは確信が持てなかったかもしれません。時間があれば、もっと別の道があると分かったかもしれません。

でも、時間がありませんでした。

哲宗は、自分を慰めるために待っていたのに、寝てしまったソヨンを見ました。

それだけで心が癒されました。

 

大王大妃に出征を告げに行きました。

留守の間、国政を担ってください・・・と。そして、王妃とお腹の子も守ってやってください・・・と。

垂簾聴政を再開するための策でもあったのね。

 

永平君とホン別監が慌てて駆け付けました。

哲宗は暗号がビョンインにばれたと言いました。自分が行かなければ多くの者が傷つく・・・と。

一人で行くのが条件だと哲宗は言いました。

見え見えの罠です。

永平君は、これもソヨンがビョンインにばらしたせいだと誤解しました。

斬るべきは、民ではなく、王妃ですと言いました。

哲宗は怒りを込めて言いました。

「王妃は私のために一族を捨てました。敵ではありません。今私が行かねば王妃は死にます。私が助かろうとすれば、皆が死にます。」

 

ソヨンが目ざめた時、哲宗は既に馬上にありました。

知らせを受けて必死に哲宗を追ったソヨン。

ソヨンの呼ぶ声が聞こえた哲宗ですが、振り向きませんでした。

 

山道に差し掛かった時、哲宗の前に、ビョンインが現れました。


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「風吹く良き日」あらすじ

2021-09-14 11:00:09 |   ★「か」行

キム・ソウンさん、チン・イハンssi主演の2010年のファミリードラマ。

全173話という長丁場です。

レビューは途中リタイアしたみたいです・・・

でも、視聴は完了した気がするのですが。もしかしたら、記事にするのを怠けたのかもしれません。

記事自体も、物凄くランダムです

 

     2話まで  5話まで  10話まで  15話まで  20話まで  25話まで  30話まで

     35話まで  40話まで  42話まで  45話まで  50話まで  53話まで  55話まで

     61話まで  65話まで  70話まで  75話まで  80話まで  85話まで  98話まで

     105話まで


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「星を取って」あらすじ

2021-09-14 10:22:27 |   ★「は」行

本日発掘第3弾です。・・・どこまで続くやら

2010年の作品。

チェ・ジョンウォンさん、キム・ジフンssiが主演で、シン・ドンウクssiも共演。

確か、シン・ドンウクssi目当てに視聴開始したんじゃないかと・・・。

全20話です。

 

         2話まで  4話まで  6話まで  8話まで  10話まで

         12話まで  14話まで  16話まで  18話まで  20話(最終話)まで


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「雪の花」あらすじ

2021-09-14 10:15:51 |   ★「や」行

本日発掘第2弾です

2006年の作品。

キム・ヒエさんとAraさんが親子と言う設定。美しい母娘ですよね。

珍しく完観したようですが、今となってはストーリーは忘却の彼方です

 

        2話まで  4話まで  6話まで  8話まで  12話まで  最終話まで


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