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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

貧乏人が金満自民党に投票するクレイジーな国民性

2009年05月17日 15時37分09秒 | 思考空間

 あなたが自民党国会議員に立候補するには、あなたが超有名人ではない場合、あるいはあなたに親や親類などの地盤・看板、ゼネコンなどの組織的支援がない場合、当選を目指すなら、選挙費用(鞄)は最低1億円必要である。1億円なら初回は落選で次回(次点に入り、自民党推薦以上を得る)を目指し、初回から当選したい場合は、準備期間が3年以上で3億円は必要ではないか。(当選後自民党に鞍替え)

 例外は有った。かつての新生党(小沢一郎が代表)などのブームに乗って猫も杓子も当選し、後に自民党へ鞍替えした例である。ま、これは例外中の例外。自民党国会議員に当選するのは相当恵まれた人々であることには違いない。

 何故、自民党国会議員を目指すかと言えば、それだけうまみが有るからだ。土地開発などのとびっきりの情報がいち早くキャッチできるというか、先に土地を買い占めて、そこに道路などの開発物件を誘致できる。大学や企業への巨額補助金決定が適正に行われているかと言えば、実はかなりどろどろしている。私がさる徳島の自民党国会議員のところへ行ったとき、大学の大型補助金に関して、今回は香川の自民党議員が結束したので取られたとぼやいていた。

 商売で許認可を得るためには自民党国会議員に頼むのが手っ取り早いが、最低が1,000万円である。巨大企業はお金の面でも自民党へ協力するが、組織で応援してくれるから、ズバリ票になる。私はさる大手企業から、自民党議員へ投票しろと言われ、断ると完全に締め出されてしまった。自民党はお礼として、巨大企業に補助金を出すことになる。トヨタとか、キャノンとか資金的に困っていない企業に巨額の補助金が出ることになる。

 自民党国会議員は、金まみれであり、当然官僚や巨大企業と結託しており、日本のトップクラス既得権グループを結成している。利権を独占し、税金を湯水のように使う。国民のことを全く考えていないわけではないが、それは選挙の時に、耳触りのよいフレーズを連発し、滅茶苦茶媚び、夫婦そろって土下座までして票を入れてもらうための対象であるからだ。公約は守られないというのが日本の常識。当然、一般国民のことは考えていない。あなたが大金持ちでもない限り、自民党国会議員は会ってもくれない。

 恵まれた親は子供のために自民党議員に献金し、子供は公務員などの職を得る。自民党議員は公務員、公共企業、大企業に就職枠を持っている。就職も出世も金次第だ。また、あなたが年収1,000万円以上なら上位既得権グループであり、人生を満喫している。だから、自民党に投票するのは分かる。しかし、現実は平均年収にも満たない人々が自民党に投票し、腐敗構造を許している。

 外国人記者によれば、日本では国民が虐げられ何度か革命が有ってもおかしくなかった。何故、革命が起こらなかったかと言えば、かつての冷戦構造で、自民党のバックにアメリカ、学生運動家のバックにソビエト(学生運動に資金を出していたことを亡命したベレンコ中尉だったが証言した)がいて代理戦争をしていたが、アメリカの力が勝り、完全に学生運動や反体制勢力を完全に抑え込んでしまったからだ。おとなしく、お上や体制に従属するのが良き市民のような管理システムと意識が浸透してしまった。

 私は、一般の貧乏な人々よ頭を冷やし、本来の姿に戻れと言いたい。自民党という腐敗金まみれの政治グループや、政治家以上に巨大権力を維持し、税金を食いつくす官僚が日本を支配する状況を放置し続けることは、日本のためにもならないし、貧乏人は末代にわたって貧乏であり続ける可能性が高い。かつて、宮沢喜一は首相時代にテレビで、まじめな人が馬鹿を見ているとつぶやいた。

 政権交代は論理的に当たり前のことであり、政権交代がないままの既得権組織が栄華を謳歌し続けることは異常である。日本には論理(当たり前のこと)が定着していない。自由と民主主義は支持するが、腐った自民党は支持できない。

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