もし、宇宙がホーキング博士の想定する数学モデルなら、膨張速度が次第に落ち、どこかで平衡状態になり、やがて収縮を始める。最後は宇宙卵に戻る。これに対して、サウル・パールミュッター博士(2011年ノーベル物理学賞受賞)らが膨張速度が加速されていることを明らかにした。ここで実はビッグバン理論は破綻している。
しかし、宇宙物理学者はしぶとい。地位・生活・予算がかかっている。破綻の事には触れずに、宇宙の4分の3を占めるダークエネルギーが宇宙を膨張させるのだという。これがまた、何だか分からない。物質間に働く引力の存在は我々も重力として実感している。ところが、物質どうしを遠ざける反発力は同極の磁石を除いて発見されていない。
ダークマターとダークエネルギー、一般人には何の事だか分からないが、要は銀河系の天体が中心を回転する速度が遅いので、見えない物質が存在しないと計算が合わないため考え出されたのがダークマター、一方では、宇宙の膨張が加速されていることの説明がつかないので、物質の反発エネルギーとしてダークエネルギーを考え出しただけの事。
宇宙のダークエネルギーが4分の3、ダークマターが4分の1、そして人類が把握できているのは僅か4%程度だという。先頃の発表ではヒッグス粒子がこのダークマターらしい。NHKによればヒッグス粒子は宇宙にぎっしり詰まっているので、光の速度で膨張する宇宙のヒッグス粒子(すなわち質量と引力)はとてつもない加速度で増加していることになる。
ところで、ダークマターはどこに存在するのか。宇宙の4分の3を占めるのだから、どこかに塊で隠れているなんてことは無い。ヒッグス粒子のように宇宙全体にぎっしり詰まっているのか、何らかの形で広く分布している。
ダークマターとダークエネルギーを一緒にシミュレーションしようとすると、とても現在の宇宙の構造は保てない。全ての銀河がバラバラに分解して、拡散し始める。我々の体も爆発しかねない。ダークエネルギーはダークマターの3倍ある。
これら加速する引力(ダークマター=ヒッグス粒子)と加速する膨張速度・反発力(ダークエネルギー)との関係はどうなるのか?盾と矛の関係だね。宇宙物理学者は何か不都合なことが発見されるとその度に、都合の良いアイデアを用意する。竹に鉄を繋ぐなんてことは朝飯前。
量子大の卵が大宇宙になるなんてよく言うよ。空間と時間が同一なんて(空間の3次元と時間を合わせて4次元だとさ)、江戸時代の小坊主のとんちか?時間の存在は証明できない。逆に私は時間という物理量が存在しないことを100でも1000でも証明できる。時間が無かったらそもそも、ビッグバン理論は根底から無くなる。
宇宙は無限であり、この宇宙は外側にある巨大な宇宙に引っ張られているに過ぎない。宇宙の営みの主役はおそらくブラックホールだろう。巨大ブラックホールどうしが衝突した時、恐らく新たなドラマが始まる。
この宇宙の膨張速度は既に光速を超えている。我々は光速に達していない天体を観測してそれが宇宙の端と見誤っているに過ぎない。
あらゆる場所に未発見の粒子が分布し光などを伝搬させる。
重力は正直なところ、分からないが、波ではなく、物質の属性*ではないか。*重力を形成する属性はあらゆる場所に分布し、物質の移動と共に分布が変わる。