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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

猪瀬知事辞任のカウントダウンと東国原氏の維新の会離党

2013年12月13日 17時14分53秒 | 国際・政治

 猪瀬知事が脂汗流しながら厳しく追及を受けている姿を見ると何だか気の毒になってきた。まるっきりのワルではない、元は良い人。最初から率直に謝罪せず、色々隠し続けてきた事が傷を深くしている。

 テレビで赤裸々に炙りだされ、修羅場の中で、助けに入る都議会議員がいない。こういう場面で、トップをかばう仲間や手下がいないのはきつい。アドバイザーもいないようだし、現状では誰も助けられない。

 前石原都知事なら、ぶっきらぼうにあらまし喋った上で、「俺は全部喋ったんだから、後からごちゃごちゃ言うな」と開き直るところだろう。しつこいのがいれば、「おい、お前、何を根拠にそんなこと言ってんだ」などと牽制したに違いない。すかさず手下を走らす。

 猪瀬知事は既に、5,000万円受け取った後、家に帰ったと発言しながら、実は公用車の記録から、事務所に寄ったことが明らかになっている。都議会では猪瀬知事から出された給与返上条例は棚上げ、追求を強め辞任に追い込む方向なのだろう。

 猪瀬知事の辞任発表までカウントダウン、次のイエローカードで一発退場。辞任しなくても、とても議会はまともに動かない。そんな状況をいち早く察知して東国原氏が維新の会を離党し、議員も辞めてしまった。

 都知事選に出る考えはないなどと発言しながら、実は心の中は100%都知事選でしょう。猪瀬知事の動向、世間やマスコミの動向を見ている。元々維新の会では石原共同代表と折り合いが悪く、自分のポジションもはっきりしないので不満は有った。

 殆ど橋下共同代表の人気におんぶにだっこだった維新の会の傷口はまたも拡大した。何故、橋下共同代表は部下の東国原の要望や不満を十分くみ取って対処できなかったのか。東国原の踊り舞台を用意してやれなかったのか。

 橋下氏も単独で戦う弁護士や、突撃隊の隊長としては有能かもしれないが、政党で議員をまとめ国政を担う党首としては力量や配慮に疑問が残る。私なら、例えば中田議員(元横浜市長)に共同代表を譲り、大阪市長に専念する。

 江田がみんなの党(ヒットラー渡辺)から飛び出して作る「新みんなの党?」、および民主党細野グループとの合併が維新の会の救い道ながら、ダメージを負った維新の会がどの程度イニシアティブをとれるかは不明。

 ヒットラー渡辺は江田に謝罪し(陰でやれば良い)、悔い改め、元の鞘に納めて江田の方向でみんなの党を発展させるのが最善の道。このままではみんなの党は鳴かず飛ばずで消滅する。

 東京オリンピック招致で華々しい栄光の道をひた走る予定だった猪瀬都知事の、欲が故のつまづきが、波紋を広げ、様々な政治劇場やドタバタを作り出そうとしている。

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