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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

宇宙物理学は結果としてビッグバンが無かった証明に向かう 今後のノーベル物理学賞の方向性

2015年10月11日 08時12分17秒 | 宇宙
 今回ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章(かじた たかあき)教授はニュートリノを研究し、質量の存在を証明したカミオカンデの実験功労者だ。ニュートリノの実験が大変な偉業で世界に誇る成果を生んだ事は間違いない。

 ただ、ニュートリノはまだ実験で確認し得るレベルだったのだろうと思う。究極は光を伝搬させる媒質の質量を確認する事だろう。以前も書いたように、ブラックホールを知ったのは1967年頃、リーダーズダイジェストの記事だった。その時、光を伝搬させる物質が有ると考えた。

 僕は即座に、強力な重力で光を拘束するとしたら光を伝搬させる未発見で質量を持つ粒子状の物質が宇宙空間に分布しているに違いないと考えた。もし、光自身が移動するのであれば、空間に分布する物質との衝突による減衰が大きすぎる。

 当時、物理学では電子より小さい物質は無いと教えていたが、電子より小さい未発見物質が有ると考えた。その後、光の伝搬物質ではないかもしれないが、電子(当時の古典的半径と呼ぶ長さ)より小さな物質が次々発見されたのはご存知の通り。

 梶田隆章教授も世界の宇宙物理学者がそうであるように、ビッグバン宇宙支持者だ。これら宇宙論については僕の中では終わった話で、何年前か、電気学会全国大会に発表したが、全面否定している。

 物理学者で定義する時間は存在しない。量子の拡大は観察されていない。2個分にも膨張できない微粒子が何故無限大に拡大できるのか?ホーキング博士の言う凝縮に向かうべき宇宙は逆に拡散速度が加速されている。この議論はビッグバン理論の中で封印されている。

 宇宙の拡散速度を加速させるには莫大な斥力を生む莫大なエネルギーが創造され続けなければならない。どこから、どのようにわざわざ、宇宙の外に向かって拡散する物質の後に斥力を持ったエネルギーが発生するのか?

 身近で現実的な謎は重力だ。ヒッグス粒子がまとわりついて重力を生むというが、まとわりついて引力を生むメカニズムでは説明がつかない。また静止している物質に何でヒッグス粒子がまとわりつかなければならないのか?

 ヒッグス粒子はむしろ、僕が1967年考えた光を伝搬させる媒体となる物質の可能性がある。そうであれば、僅かに質量が有り、宇宙に隈なく分布し、あなたの体の中に身も大量に存在しているはずだ。

 ビッグバン宇宙論の最も中心的なロシックは無から有を生み、生まれた微粒子が無限大に拡大し、またいつか凝縮し始めるとの概念だが、全く理にかなったものになっていない。今後の宇宙物理学の発展はむしろ、ビッグバンを一つづつ否定して行くことになる。

追記:ビッグバン理論は矛盾が多すぎるので通常は生き残るのが難しい筈だが、やはり天地創造のキリスト教が色濃く影響して、今後も明確な根拠を示さず、存在し続けるのかな。
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