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横浜マンション:杭打ち直後に何故検査しなかったのか三井住友建設のお粗末な検査体制

2015年10月17日 20時32分11秒 | トラブル
 三井住友建設(旭化成)は、今後、全国の3千件のマンションの杭を検査すると宣言している。驚くのはマンション住民だろう。そんなに簡単に検査できるのなら、何故杭打ち直後に検査しないんだと怒りはこみ上げる。

  建設してしまったマンションの杭の検査は簡単ではないように思えるが、やるとしたら超音波か高周波を使うのかな。超音波は釣りで使う魚探と同じ原理だ。杭から音波を流し、岩盤に食い込んでいれば反射波は少ないが、柔らかい土だと、超音波が反射して帰ってくる。



 杭(パイルとも言う)を打つ前に、振動や音波などで固い岩盤が有る位置(深さ)を計測しておくのも、今回のようなトラブルを防ぐのに役立つ。

 三井住友建設はマンション全部を立て直すし、買取りや引っ越しの費用拠出など随分太っ腹だね。流石と思ったが、旭化成が出すらしい。旭化成さんには以前リチウムイオン電池でお世話になったが、業種が当時から滅茶苦茶幅広かった。杭打ちまでやっているとは知らなかった。

 恐らく、今後の検査の過程で様々なトラブルや問題点が次々出て来る。全国のマンションは大変なことになりかねない。僕は2000年以降に建てたマンションは疑ったほうが良いと思う。爬虫類とか言われた団塊の世代が第一線を退いた後、製造現場でも品質が一挙に低下した。




 日本電池の製造責任者が「購入している部品の品質が落ちた、日本はどうなるんだろうか」と嘆いていたのを思い出した。全体的に製造業のレベルが落ちたようだ。

 建物にとって基礎は最も重要でここが手抜きだとどれだけ立派な構造物を載せても狂う。杭の打ち込みを十分監視しなかったのが悔いの残る事になっている。三井とか住友とかの名前がついているからつい信用して買ってしまったか。

 旭化成も一流企業だ。何で旭化成かと思ったら旭化成建材が杭を製造していた。ゼネコンはぼろい商売で、例えば、ゼネコンが全体利益の20%をとり、下請けが15社の場合は、残りを15等分して分ける。旭化成建材は孫請けだから薄利。完全縦割りで文句は言えない。

 


 杭打ちのデータは多分、ドリルで穴を開ける時の回転トルクをチャートで描かせている。モーターなら電流計測で良いが、岩盤を削るからモーターはきついので多分エンジンでドリルを回転させている。アナログチャートなんていい加減だから、現場で立ち会っていないといくらでも誤魔化せる。

 継ぎ接ぎしてコピーしても目で見たぐらいでは分からない。詳細に画像解析すれば編集の跡は発見できそうだが。

 
コメント
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