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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ダーウィン進化論で何故 生物進化のメカニズムが説明できないのか ラマルク説の否定に最大の勢力が注がれた結末

2017年11月27日 17時26分03秒 | 生命
 ラマルク(ジャン=バティスト・ラマルク)は、今では誰でも知るbiology(生物学)という言葉を始めて使い、要不要説(獲得形質の遺伝)を唱え優れた足跡を残した。しかし、後の研究者らから多くの嘲笑を受けるなど、これほど著しく低い評価を受けている学者はいないとされている。

 もし、ダーウィン説が合理的で、生物進化を十分説明できるかと問われれば、世界中の生物専門家はその通りと即答するに違いない。僕はダーウィンの長年にわたる優れた観察や分析などを否定するつもりは無い。偉大な尊敬されるべき研究者だ。しかし冷静に判断すれば論理的に穴だらけに思える。

 改めて、ダーウィン説は何かを述べておこう。現代の新ダーウィン説は、①元のダーウィン説の自然選択に、②メンデルの法則、③遺伝子の突然変異(ランダムな変化)を加えたものである。勿論この中で重要なのは突然変異であることは言うまでもない。

 何故なら、メンデルの法則は否定しようがないが、これが進化の原動力ではない。また自然選択で、より環境に適した(あるいは強い)生体が生き残るとするのは、特別なメカニズムが有るわけでもなく、まあ、自然現象と言えるからだ。

 確かに、遺伝子がランダムに変化するうちに突然、優れた生体システムが出来上がる可能性は否定できない。仮に今、凄い遺伝子が出来たとして、次の瞬間にはもうその凄い遺伝子はミスコピーされ、あるいは壊れ始めている。

 従って、ダ―ウィン派の分子生物学者も認めているように、重要な遺伝子の組合せは残さなくてはならない。それじゃ―、「誰が」遺伝子の中の「どの部分」を「凄いと認識」して、「どのように残す」かだが、誰が?から始まって、さっぱり分からない。

ランダムな遺伝子の突然変異について一言申し上げる。僕は機械装置を沢山開発し、ソフトウェアは現在も開発するが、微小な遺伝子変化でたまたま うまく行く事が有っても、大きなランダム変化が画期的な進化になるなんて事は起こり得ない。

 MRJ(日本初のジェット旅客機)の開発状況を見ても分かる通り、結果を出すまでの試験と分析、改造、調整は半端じゃない。想定外のことが次々起こり、一つを直すと全体に影響が出るなんて事は山ほどある。最も原始的な生命体でもRRJに比べ楽に100倍とか1000倍は複雑で高度である。

 そもそも、ダーウィン説では何故最初の生物が誕生したかに全く触れていない。最初の生物が誕生するハードルの高さは無限大とも言うべきものであって、それに比べれば、遺伝子の突然変異は日常的に起こり得る事であり、生物誕生のプロセスを説明できなければ、実質的に何も説明できない。

 簡単に言えばそう言う事で、我田引水になるが僕の進化仮説は大胆にも今指摘した事を解決すべく仮説を立て、論理的な穴を埋めてきたものである。来年も3月に九州大学(電気学会全国大会でそソフトウェアの観点から)で発表を考えている。

 ポイントは物質が進化して生命体に至り、人間までの進化も同じような仕組(統一メカニズム)みが有った。生物進化の段階からセンシングにより動きを含めた情報をキャッチして記憶させ、記憶させた状態から積み上げて進化させた。記憶情報の中で独立生物となり得る循環(サイクル)が完成して生命体が誕生した・・などである。

 今回の発表も、全く世の中の関心を呼ばないが、僕は自分が納得する仮説を完成させたいのであり、残念ながら現状ではそれに尽きる。

 
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