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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

アメリカの最大の間違いは世界の工場を日本から中国に移したこと 日本の最大の間違いは言われるままに協力した事

2020年06月17日 18時22分34秒 | 生命
 バブル時期、アメリカ国内では「全ての分野でアメリカが世界一である必要はない。日本が経済で一位でも良いのではないか」との議論もあった。アメリカは日本の飛躍の原因を調べた。そこで、日本の商社をはじめとした賄賂ビジネスが浮かび上がってきた。

 当時、日本商社の旗は世界各地で勢いよく風になびいていた。アメリカはずるいビジネスでアメリカを打ち負かすことは容認できなかった。また、日本企業がアメリカを象徴するビルなどをどんどん買い占め、赤字で苦しんでいたアメリカを嘲笑した事などがアメリカ人のプライドを傷つけた。

 そこで、アメリカはビス規制など経済ルールを大きく変更し、日本の躍進の足かせになり、成長エンジンを失った。同時に、世界の工場を日本から中国にシフトし始めた。アメリカは日本政府の尻を叩き、日本企業の中国進出を加速させた。

 当時、日本では深く考えずに、アメリカの方針に従い、猫も杓子も中国へ進出した。中国に工場を建設し、従業員を雇用し、生産を開始した。その結果、大金が中国にプレゼントされ、ノウハウがタダで入手でき、従業員のレベルが上がり、何より世界の工場となった事でGDPを飛躍的に押し上げたのだ。

 アメリカは、ちゃっかり初期投資を行い、莫大な利益を得た。当時、キッシンジャー博士らは中国が躍進する事に超楽観的だった。中国が問題となったら、潰せばよいと考えるむきが多かった。ところが、中国は経済の異次元の飛躍でひそかに世界制覇を狙っていたのだ。

 アメリカ人はつい先ごろまで、中国人大好きと言ってはばからなかった。裏返せば日本人大嫌いだった。かくして、日本はアメリカと中国に利用され、金も、ノウハウも吸い取られ、干物の様に乾涸びてしまった。

 そして、中国は予想よりはるかに早く世界第2位の経済大国になり、アメリカを脅かすようになったのだ。また予想に反して中国は簡単には潰せないことが明らかになった。アメリカから見て、日本は容易にコントロールできた。一方、中国は共産党独裁国家(国民の選挙が無い)で何ら干渉を受けない。

 今や中国はアメリカを打ち負かし、従属させる可能性が強まった。

 こうなると日本の将来は悲惨だ。中国の属国になりかねず、力のなくなったアメリカが助けようもない。僕は、21世紀初頭から、アメリカ大使に警告の文章を送ってきたが、ずっと無視されたと思う。

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