路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【新型コロナウイルス】:イスラエルが方針を撤回、日韓からの入国拒否せず

2020-02-23 09:54:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナウイルス】:イスラエルが方針を撤回、日韓からの入国拒否せず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナウイルス】:イスラエルが方針を撤回、日韓からの入国拒否せず

 イスラエル保健省は22日夕、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本と韓国からイスラエルを訪れる外国人の入国を認めないと発表したが、同日深夜に撤回、過去14日以内に中国に滞在した外国人のみを入国拒否にすると表明した。撤回の理由は説明していない。地元メディアが伝えた。

 イスラエルを今月訪れた韓国人旅行者グループのうち9人が帰国後に感染確認されたことが22日に判明し、このグループと接触した人を隔離する動きが出るなど混乱が広がっていた。

 イスラエルでは、ウイルス感染が広がったクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を下船し、21日未明に帰国したイスラエル人乗客1人の感染が確認されたばかり。

 イスラエルはタイ、香港、シンガポール、マカオから訪れる外国人の入国も禁止する措置を取っていた。(共同)

元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大】  2020年02月23日  09:54:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【新型肺炎】:クルーズ船下船客が発症 5日以降検査せず

2020-02-23 08:37:30 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型肺炎】:クルーズ船下船客が発症 5日以降検査せず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型肺炎】:クルーズ船下船客が発症 5日以降検査せず

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)集団感染で、栃木県は22日、検査で陰性となり19日に下船した60代の日本人女性1人が肺炎を発症し、感染が確認されたと発表した。船内待機後、19日から21日に下船した日本人ら969人で感染が確認されたのは初めて。

記者会見でクルーズ船を下船した乗客へのウイルス検査ミスについて説明する加藤厚労相(共同)記者会見でクルーズ船を下船した乗客へのウイルス検査ミスについて説明する加藤厚労相(共同)

 厚生労働省は22日、下船した乗客23人について、2月5日以降の健康観察期間中にウイルス検査をしなかったと発表。加藤勝信厚労相は「深く反省する。こうしたミスが起きないよう徹底したい」と謝罪した。60代女性は23人に含まれない。政府が乗客乗員3千人超に2週間の船内待機を求め、実施した大規模検疫と下船の判断は大きな課題を残し、批判が強まるのは必至だ。

 加藤厚労相は19日の国会答弁で、下船した乗客らの隔離は必要ないとの認識を示していた。

 栃木県によると、女性は夫婦で乗船。帰宅後の21日に発熱があり、22日のウイルス検査で陽性と確認された。下船前の15日には陰性と結果が出ていた。公共交通機関で栃木県内に戻り、最寄り駅から県内の自宅まで友人が車で送った。移動中はマスクをしていた。福田富一知事は記者会見し、他地域でも同様の例が起こる恐れがあるとして「国にはいま一歩踏み込んだ対応を求めたい」と懸念を示した。

 厚労省によると、検査漏れのあった23人の内訳は日本人19人と外国人4人。下船後の精査で判明した。23人に再検査を要請し、3人は陰性だった。残る20人とは検査時期を調整する。5日以前に一度検査して陰性だった。再検査の際に、対象者の照合を誤ったのが原因という。必要があれば23人が利用した新幹線や飛行機を明らかにする。

 政府は新型肺炎対応策の基本的対処方針を25日にも公表する見通し。

 22日は感染者と同室だった濃厚接触者89人が下船した。埼玉県和光市の税務大学校に滞在する。日本人乗客らの下船はほぼ終了した。

 下船者の感染確認は、外国政府のチャーター機で離日した人にも相次いでいる。厚労省によると計25人の感染が判明。米国籍の18人、イスラエル国籍の1人、オーストラリア国籍の6人だった。

 下船者への対応は日本と海外で異なる。米国やカナダ、英国、韓国、香港は14日間、施設で隔離。日本では日常生活に戻り、健康状態を2週間チェックし、不要不急の外出自粛を求めている。

 厚労省は、クルーズ船から19~21日に下船した乗客を計970人から計969人に訂正した。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大】  2020年02月23日  08:37:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:天皇陛下60歳「公務の重みと大切さ感じ」会見全文

2020-02-23 08:30:50 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:天皇陛下60歳「公務の重みと大切さ感じ」会見全文

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:天皇陛下60歳「公務の重みと大切さ感じ」会見全文

 天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、住まいの赤坂御所で即位後初めて記者会見し、「天皇の1つ1つの公務の重みと、大切さを感じている」と即位後の約10カ月を振り返った。以下、会見全文。

 -即位の感想とともに、天皇としての約10カ月を振り返り、お気持ちをお聞かせください。また、平成時を踏襲した儀式の在り方についてのお考えをお聞かせください。

 私は、昨年の5月1日に皇位を継承致しました。平成の時代には、皇太子として、上皇陛下のお近くでさまざまなことを学ばせていただき、準備をしてまいりましたが、剣璽(けんじ)等承継の儀、即位後朝見の儀に際しては、これから先、わが身が担う重責に思いを致し、身の引き締まる思いがし、厳粛な気持ちになりました。

 それから約10カ月、1つ1つの公務に真摯(しんし)に向き合い、心を込めて大切に務めを果たすべく努めてまいりました。天皇の1つ1つの公務の重みと、それらを行うことの大切さを感じております。この間、常に私の傍らに寄り添い、相談に乗り、公務に共に取り組みながら支えてくれている皇后雅子に、感謝しております。

 振り返りますと、上皇、上皇后両陛下が、30年以上の長きにわたり、国民に寄り添い、国民と苦楽を共にされながら、公務に取り組んでこられたお姿に尊敬の念を新たに致します。そして、天皇、皇后としての私たちの新たな門出を、温かい目でお見守りくださったことに厚く感謝を申し上げます。

 この10カ月の間に、最も印象に残っていることの1つに、都内や地方での諸行事や諸儀式の際などに、多くの方々から、温かい祝福の声を寄せていただいたことが挙げられます。

 また、即位礼正殿の儀に参列され、饗宴(きょうえん)の儀にもご出席いただいた各国を代表する方々から心のこもったお祝いを頂きました。海外の王室の方々とも旧交を温めることができたことをうれしく思っております。

 そうしたおひとりおひとりの声に支えられて今日を迎えることができていると感じております。この場を借りて改めて感謝致します。

 日本国および日本国民統合の象徴としての私の道は始まってまだ間もないですが、たくさんの方々から頂いた祝福の気持ちを糧に、上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し、また、歴代の天皇のなさりようを心にとどめ、研鑽(けんさん)を積み、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべくなお一層努めてまいりたいと思っております。

 儀式の在り方についての質問ですが、平成へのお代替わりにおける一連の即位儀式の際、現行憲法下における初めての即位ということもあり、儀式の在り方について、慎重に検討がなされたと承知しております。

 今回の一連の諸儀式においては、平成時を踏襲した上で、必要に応じて、変更や工夫を取り入れたものと認識しております。

 -AI技術の進展や外国人労働者の増加など、日本社会が大きく変わろうとしている令和の時代に、陛下は具体的にどのような活動によって天皇の役割を果たしていくお考えか、決意をお聞かせください。陛下の憲法に対する思いも併せて教えてください。

 ご指摘のように、近年は特に変化の激しい時代です。例として挙げられたAIが数年前には今のように話題になっていなかったことや、今では当たり前に使われ、われわれの生活を大きく変えているスマートフォンの普及、その一方で、各地で大きな被害をもたらす気候変動による自然災害の脅威がさらに深刻になっていることなど、平成の初期と比べても、人々の生活環境は異なってきていると思います。

 このような変化の激しい時代にあって、社会の変化や時代の移り変わりに応じた形でそれに対応した務めを考え、行動していくことは大切なことであり、その時代の皇室の役割でもあると考えております。そのためにも、多くの人々と触れ合い、直接話を聞く機会を大切にしていきたいと考えています。同時に、先に述べました通り、常に国民を思い、国民に寄り添い、象徴としてあるべき姿を模索しながら務めを果たし、今後の活動の方向性についても考えていきたいと思っております。

 憲法についての質問ですが、日本国憲法は、日本国および日本国民統合の象徴として天皇について定めています。憲法を順守し、象徴としての務めを誠実に果たしてまいりたいと考えております。

 -陛下は皇后さまのご活動やご体調をどのように受け止め、今後、どういった役割を期待されていますか。高校卒業を控えた愛子さまのご活動や将来、上皇ご夫妻のお過ごしをどのようにご覧になっていますか。

 雅子は、種々の工夫を凝らしつつ一生懸命に努力を積み重ね、幸いにして、令和元年は、即位に係る全ての儀式・行事に出席することができました。このことを私も雅子もとてもうれしく思っております。

 本人も強い責任感を持って1つ1つの行事に臨んでおりましたが、それに加えて、先ほども述べました通り、即位以来、多くの方々から温かいお祝いを頂いたことが活動の大きな支えになっていると思われます。雅子自身も多くの方々から寄せていただいた温かいお気持ちをうれしく、またありがたく思っていると申しておりました。

 他方、雅子はいまだ回復途上にあり、昨年12月の誕生日の際に医師団が見解として述べている通り、体調には波があり、大きい行事の後や行事が続いた場合には、疲れがしばらく残る傾向があります。近くで見ていると、とてもよく頑張っていると思いますが、決して無理をすることなく、これからもできることを1つ1つ着実に積み重ねていってほしいと思います。また、即位以来、忙しい日々を送る中でも、私や愛子にもいろいろと細かく心を配り、活動を支えてくれており、公私にわたり良き相談相手となってくれています。私も今後とも、できる限り雅子の力になり、支えていきたいと思っております。国民の皆さまには、これまで雅子に温かく心を寄せていただいていることに、改めて心より感謝の気持ちを述べるとともに、引き続き雅子の回復を温かく見守っていただければありがたく思います。

 愛子は、この3月に学習院女子高等科を卒業致します。

 学習院女子高等科においては充実した高校生活を送ることができたようで、それもひとえに先生方や多くのお友達のおかげであると感謝しております。今後の進学先については、今日、学校側から、愛子が希望していた、学習院大学文学部日本語日本文学科への合格通知を頂きました。進路については、本人から私たちにも相談がありましたが、本人の意向を尊重しながら、できる範囲での助言をしてきたつもりです。希望の進学先に進めることを、愛子はもとより、私も雅子もとても喜んでおります。高校を卒業し、大学へ進学すると、今まで以上に、さまざまな経験を積み重ねながら視野を広げていく時期になると思います。これからも感謝と思いやりの気持ちを大切にしながら、いろいろな方からたくさんのことを学び、自身での思索を深めていってほしいと思っています。それとともに、充実した学生生活を送ってほしいと思っています。その中で、自分のやりたいことを見つけ、成年皇族としての公務とのバランスを見いだしながら将来への希望を描いていってもらえれば、と思っております。

 上皇、上皇后両陛下には、長年にわたり、常に国民の幸せを願われ、国民に寄り添い、苦楽を共にされながら、全身全霊で務めを果たしてこられました。上皇、上皇后両陛下のこれまでの歩みに思いを致すたびに、深い感謝と敬意の念を覚えております。そして、ご退位に当たり、私たちに対し、種々お心遣いを頂いてきたことをありがたく思っております。同時に、これから高輪へのご移居のご準備や、ご移居に伴う新しい環境への順応などのご負担を案じております。ご退位後、上皇陛下には、生物学研究所へのお出まし、上皇后陛下には、音楽鑑賞や美術鑑賞などへのお出ましなど、これまで十分に時間がお取りになれなかったご活動にもお時間をお割きになれるようになればと思っています。末永くお健やかにお過ごしいただけますよう、心よりお祈り申し上げます。

 -政府は立皇嗣の礼終了後、安定的な皇位継承に向けた課題の検討を始めます。陛下は皇室の現状を、どのように認識されていますか。また、退位による皇位継承の意義と、望ましい皇位継承の在り方をどのようにお考えですか。代替わり後、皇嗣の秋篠宮さまとは、皇室の課題や将来について、どのように話し合われていますか。

 現在、男性皇族の数が減り、高齢化が進んでいること、女性皇族は結婚により皇籍を離脱すること、といった事情により、公的活動を担うことができる皇族は以前に比べ、減少してきております。そしてそのことは皇室の将来とも関係する問題です。ただ、制度に関わる事項については、私から言及することは控えたいと思います。

 秋篠宮とは、折に触れ、いろいろな話を致しますが、内容について言及することは控えたいと思います。

 -これまでの60年の人生を振り返り、特に印象に残っている出来事と率直なお気持ちをお聞かせください。また、この1年で印象に残った出来事や、今年開催される東京オリンピック・パラリンピックに期待されることを併せてお聞かせください。

 即位の年齢については、歴代天皇の中では、より高齢で即位された天皇もおられますが、還暦を迎えるのに当たっては、もう還暦ではなく、まだ還暦という思いでおります。

 これまでの60年を振り返ってみますと、幼少時の記憶として、昭和39年の東京オリンピックや昭和45年の大阪万国博覧会があります。私にとって、東京オリンピックは初めての世界との出会いであり、大阪万博は世界との初めての触れ合いの場であったと感じております。

 東京オリンピックでは、私は、当時、皇太子、皇太子妃であった上皇、上皇后両陛下とご一緒に、マラソン競技と馬術競技、そして閉会式に出席しました。断片的な記憶ではありますが、マラソン競技で、一生懸命に走っていた円谷選手が競技場内で英国のヒートリー選手に追い抜かれ、銅メダルを獲得したこと、そして、閉会式において、各国選手団が国ごとではなく、交ざり合って仲良く行進する姿を目の当たりにすることができたことは、変わらず持ち続けている、世界の平和を切に願う気持ちの元となっているのかもしれないと思っております。

 大阪万博では日本のパビリオンはもとより、外国のパビリオンも多数回り、世界にはこんなにも多くの国があり、1つ1つの国がさまざまな特色を持っているのだということを目の当たりにしました。

 青年に達してからの大切な記憶として、まず思い起こすことは、オックスフォード大学への留学です。一人の留学生として、日本にいる時より自由に行動でき、その中で、さまざまな人との交流を重ね、イギリス社会を内側から見つめるとともに、外から、より客観的に日本を見る視点を養うことができたこと、そして、研究生活を通じ、「水」問題への関心の一つの端緒となった研究論文に取り組むことができたことなど、現在の公務に取り組む姿勢にも大きな影響を与えている数々の貴重な経験をさせていただきました。このような機会を与えてくださった上皇、上皇后両陛下に、改めて感謝申し上げたいと思います。

 平成になり、皇太子となって平成5年に結婚し、雅子と2人で支え合いながらいろいろなことを経験することができたこと、そして、愛子も生まれたことは本当にうれしいことでした。親として、愛子の成長を見守ってくることができたことも喜びでした。

 その一方で、平成7年の阪神・淡路大震災や平成23年の東日本大震災を始めとする数々の災害による被害の大きさが、忘れることのできない記憶として、脳裏に焼き付いております。同時に、大勢の被災者の方々が、大きな被害を受けながらも、助け合いながら、また、海外も含め、周囲の多くの人々による支援に支えられながら、多くの苦難を乗り越えてこられた姿が深く心に残っています。自然災害が起きることが避けられないとすれば、その被害が小さくなるよう、できる限り日頃から防災・減災の意識を持って取り組みを心掛けることが重要なことではないかと思います。

 昨年も残念ながら、台風19号をはじめとする台風・大雨などの自然災害により、多くの方が亡くなられ、また、家屋の損傷なども含め、大きな被害が生じたことは心の痛むことでした。昨年12月には、特に人的被害の大きかった宮城県・福島県を雅子と共に訪問しましたが、寒さが厳しい中、不自由な避難生活を送らなければならない方々のことを思うと、今なお胸が痛みますし、避難生活をされる方々を支えたり、災害復旧に当たったりしている関係者の皆さんも大変な苦労をされていると思います。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていますが、罹患(りかん)した方々とご家族にお見舞いを申し上げます。それとともに、罹患した方々の治療や感染の拡大の防止に尽力されている方々のご労苦に深く思いを致します。感染の拡大ができるだけ早期に収まることを願っております。

 近年の子どもたちをめぐる虐待の問題の増加や貧困の問題にも心が痛みます。次世代を担う子どもたちが健やかに育っていくことを願ってやみません。また、海外に目を向けますと、紛争が続いている国や地域が依然としてあり、多くの人々が苦しい生活を余儀なくされ、あるいは、難民として国外に逃れざるを得ない状況にも胸が痛みます。その意味でも、アフガニスタンの人々のために、長年にわたり、地域の発展に多大な貢献をされていた医師の中村哲さんが亡くなられたことは大変に残念なことでした。

 うれしい出来事としては、昨年、日本で初めて開催されたラグビーワールドカップにおいて、日本代表チームが次々と世界の強豪に勝って、初のベスト8に進出したことや、その時使われた「ワンチーム」という言葉の概念が多くの人々の共感を得て、社会に浸透したこと、また、学術の分野では、リチウムイオン電池の生みの親である吉野彰さんがノーベル化学賞を受賞されたことなどは印象に残るうれしいニュースでした。

 今年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に期待することですが、まず第一に、この世界的なスポーツの祭典が、関係する方々の尽力により、つつがなく成功裏に終えられることを願っています。その上で、この大会が、日本人選手を含む、全ての参加者にとり、思い出に残るすばらしいものとなることを期待致します。そして、今回のオリンピック・パラリンピック大会を通して、特に若い人たちに、世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしいと願っています。

 大会の開催期間中やその前後に、海外からの選手や観光客が大勢来日するのを契機に、日本の人々、とりわけ若い人たちが彼らとの交流を通じ、世界の多様性に対する理解を深め、国際的な視野を広げる機会になることを願うとともに、逆に海外の方にとっても、日本のことを識(し)る良い機会となれば幸いです。

 また、パラリンピック競技大会を通じ、障害者スポーツへの理解がさらに進み、障害を持つ方々にとっても励みになるとともに、障害を持つ方々を巡る社会の今後の在り方の可能性についても、社会全体でさらに目を向け、理解と協力の輪を広げる良い機会になることを期待しております。

 -「水の問題」に長年取り組んでいらっしゃいますが、気候変動への関心の高まりと同時に水の問題への懸念も国内外で高まっています。水の問題、ひいては環境問題に関して、今後どのような活動をお考えか、お聞かせ願えますでしょうか。

 昨年は台風19号をはじめとする台風・大雨による災害が数多く発生しました。日本だけではなく世界中で頻発している水災害は、その遠因に気候変動があると分析されており、今後被害が激化していくことが懸念されます。

 日本は、台風や豪雨、津波といった自然災害の影響を受けやすい国土であることから、これからの務めの中で、国民生活の安定と発展を願い、また、防災・減災の重要性を考えていく上で、「水」問題への取り組みで得られる知見も大切に生かしていきたいと思います。

 国外に目を向けても、昨年来のオーストラリアにおける大規模な森林火災など、気候変動や「水」問題に関連した災害が頻発しています。「水」に関する取り組みは、安全な飲料水の供給・確保や衛生などの生活環境の問題のほか、干ばつ・砂漠化・水質汚染など、多岐にわたる地球規模の環境問題にも深く関わってきます。

 つい先日、南極の気温が18度を超えたというニュースを耳にしましたが、地球温暖化の関係では、南極やグリーンランドの氷床が解けたり、海水が膨張することなどによる海面上昇は、海抜が低い所に住む人々に深刻な影響を与えています。また、山岳地帯に住む人々にとって、氷河湖の決壊が洪水を誘発し、下流地域の村を押し流すなどの問題を引き起こすこともあります。このような気候や水に関わるさまざまな状況を心配しております。

 「水」問題については、「水」を切り口に、豊かさと貧困、防災など、国民生活の安定と発展とともに、世界のさまざまな課題についても考えを巡らせることができると思います。

 即位以来、慌ただしく日が過ぎましたが、事情の許す範囲で少しずつ「水」問題についての取り組みも今後とも続けていくことができればと思っております。

 -平成の初期と比較すると、外国人労働者をはじめ、在日外国人の方々の増加、また外国にルーツを持つ日本人の増加があると思います。さまざまな障害を持たれた方々やLGBTといった性的マイノリティーの人々が掲げる問題についても顕在化したと言えると思います。上皇、上皇后両陛下は、社会の片隅に暮らす人々に光を当ててこられましたが、新たな国および国民の象徴となられた陛下は、このような人々に対してどのように寄り添い、光を当てていきたいとお考えでしょうか。

 上皇、上皇后両陛下が、今お話のあったような方々に対しても、心を寄せてこられたことを私もよく存じておりますし、そのような上皇、上皇后両陛下のなさりようをお側(そば)で拝見しながら、私も、本当にこの世界にはいろいろな方がおられ、そういった多様性に対して、私たちは寛容の心を持って受け入れていかなければいけないと常に思ってきました。私も引き続きそのような方々に対する理解も深めていきたいと思っております。

 -東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から3月11日で丸9年を迎えます。被災地、被災者、さらに、復興への思いをお聞かせください。

 東日本大震災が各地に甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛みます。これまでも震災直後のお見舞いや復興状況の視察として、雅子と共に被災地を訪問致しましたが、被災地ではまださまざまな問題が残っているように伺っております。特に、家族など、親しい方が亡くなられた方、そして生活環境が一変した方や、家族や友達、それから地域の方々がばらばらになってしまった方々など、そういった方々のことを考えると、まだ震災からの傷が完全に癒えてはいないという思いが致しますし、また子どもたちの心のサポートといいますか、心のケアの問題も大切であり、それはまだ残っていると思います。私も雅子も今後とも引き続き被災地の方々おひとりおひとりの声に耳を傾け、被災者に寄り添い、被災地に長く心を寄せていきたいと思っております。その上で、引き続き、機会を見て被災地を訪問することができればと思っております。

 -広島、長崎に米国の原爆が投下されて75年を迎えます。被爆者による核兵器廃絶への取り組みを陛下はどのように受け止めておられますか。

 被爆者の方々も高齢化が進んでおりますし、本当に皆さん大変な思いをされたということ、今ご存命の方々も本当に大変な思いをされているということは私もよく承知しております。その上で、やはり世界の平和というものを心から望む立場として、今後とも、広島、そして長崎についても心を寄せていきたいと思っておりますし、また、広島、長崎を訪れる機会があればと思っております。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2020年02月23日  00:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【皇室】:天皇陛下60歳「もうではなくまだ還暦という思い」

2020-02-23 08:30:40 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【皇室】:天皇陛下60歳「もうではなくまだ還暦という思い」

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【皇室】:天皇陛下60歳「もうではなくまだ還暦という思い」

 天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、住まいの赤坂御所で即位後初めて記者会見し、「天皇の1つ1つの公務の重みと、大切さを感じている」と即位後の約10カ月を振り返った。「たくさんの方々から頂いた祝福の気持ちを糧に、常に国民を思い、国民に寄り添いながら、象徴としての責務を果たすべくなお一層努めてまいりたい」と決意を新たに示した。

60歳の誕生日を迎えられた天皇陛下と皇后さま(宮内庁提供)60歳の誕生日を迎えられた天皇陛下と皇后さま(宮内庁提供)

 60歳の還暦を迎え、「もう還暦ではなく、まだ還暦という思い」と笑顔を見せた。今後は「多くの人々と触れ合い、直接話を聞く機会を大切にしていきたい」とし、「象徴としてあるべき姿を模索しながら、活動の方向性についても考えていきたい」と述べた。

 政府は4月以降、安定的な皇位継承に向けた議論を本格化させる。陛下は制度に関する言及は控えたが、「公的活動を担うことができる皇族は以前に比べ、減少してきている。皇室の将来とも関係する問題だ」との現状認識を示した。

 憲法を巡っては、「憲法を順守し、象徴としての務めを誠実に果たしたい」と述べた。昨年5月の皇位継承儀式「即位後朝見(ちょうけん)の儀」や同10月の「即位礼正殿(せいでん)の儀」では「憲法にのっとり」と宣言したが、より強い「順守」という言葉を使った。

 誕生日会見のため、皇后さまは同席しなかった。適応障害で療養中の皇后さまについて、陛下は「いまだ回復途上」と気遣う一方、「即位以来、忙しい日々を送る中でも、公私にわたり良き相談相手となってくれている」と感謝を示した。

 最近の新型肺炎の感染拡大には「早期に収まることを願う」と言及。今夏の東京五輪・パラリンピックについては「大会を通して、若い人たちに世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしい」と力を込めた。

 会見では、東日本大震災などの被災地や広島や長崎の被爆地を、機会があれば訪問したいとの思いも示した。

 天皇誕生日は例年、皇居で一般参賀が行われるが、新型肺炎の感染拡大のため中止された。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・皇室】  2020年02月23日  00:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【社民党】:党首に福島氏選出 無投票で対立回避

2020-02-23 06:15:55 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【社民党】:党首に福島氏選出 無投票で対立回避

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社民党】:党首に福島氏選出 無投票で対立回避

 社民党は二十二日、東京都内で党大会を開いた。又市征治党首(75)の任期満了に伴う党首選が行われ、立憲民主党との合流に慎重な福島瑞穂副党首(64)が無投票で新党首に選出された。党内には合流推進論もあるが、路線対立の表面化を避けるため、福島氏に一本化した形だ。福島氏は二〇〇三~一三年に党首を務めており、再登板となる。

社民党の党大会で新党首に選出された福島瑞穂氏(中)=22日、東京都千代田区で

写真

 合流に反対論が強い地方組織には、知名度のある福島氏を推す動きがあった。合流協議を進めてきた又市氏らは、党首選対応を巡って福島氏と断続的に協議。複数の関係者によると、福島氏が立民との合流協議を継続するとの現執行部方針を覆さないと確約する代わりに、無投票で党首に選ぶことで折り合った。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・社民党】  2020年02月23日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【島根県】:竹島の日式典、政務官が出席

2020-02-23 06:15:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【島根県】:竹島の日式典、政務官が出席

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【島根県】:竹島の日式典、政務官が出席

 島根県は二十二日、韓国が実効支配する竹島(同県隠岐の島町)の領有権問題解決に向け、十五回目の「竹島の日」式典を松江市で開いた。丸山達也知事は「竹島占拠を既成事実化しようとする動きを強めている」と韓国側を批判。日本政府に「毅然(きぜん)とした対応」を強く求めた。政府が派遣した藤原崇内閣府政務官は「歴史的事実に照らしても、国際法上も竹島はわが国固有の領土」と述べた。政務官の出席は二〇一三年から八年連続。政府は閣僚の派遣を今回も見送った。

 県などによると、式典には国会議員や市民ら計約四百七十人が集まった。

 ◆韓国「強力に抗議」

 【ソウル=境田未緒】韓国外務省は二十二日、島根県が「竹島の日」式典を開いたことを受け、在韓国日本大使館の相馬弘尚総括公使を呼び、抗議した。外務省報道官は「独島(トクト)(竹島の韓国名)に関して挑発を繰り返していることに強力に抗議し、同行事をすぐに廃止するよう厳重に求める」との声明を発表した。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【地方自治・島根県】  2020年02月23日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:週のはじめに考える 恐れのなさに恐れ入る

2020-02-23 06:10:55 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【社説①】:週のはじめに考える 恐れのなさに恐れ入る

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:週のはじめに考える 恐れのなさに恐れ入る

 「いえいえ、怖いですよ、今でも」

 小さく笑いながら、森光子さんはそうおっしゃったのでした。無論、まだお元気だったころ、もう十年以上前になりましょうか。舞台『放浪記』の名古屋・中日劇場での公演の際、楽屋を訪ねて、お話をする機会があったのです。

 「恥ずかしいけれど、危ないところは、こうやってあるの」

 そう言って、自分の台詞(せりふ)にたくさんの赤い線を引っ張った台本を見せてくれました。

◆大女優の意外な言葉

 「恐れ」を口にされたのは意外でした。名にし負う大女優、しかも、その時、公演既に二千回になんなんとする十八番(おはこ)中の十八番。自家薬籠中のものどころか、余裕綽々(しゃくしゃく)で演じておられるのだろうと思い込んでいたからです。

 一般に、恐れるとか、不安がるというのは、前向きな感情とは言いにくいところがあります。何事であれ、大丈夫か、しかられないか、などとびくびくしているような態度は小心翼々、消極的だとそしられがちです。

 しかし、逆に、恐れこそが、失敗や事故のリスクを軽減するということもあるはずです。

 吉田兼好の『徒然草』には、木登り名人が、木に登っていた弟子に、かなり下まで下りてきた時に初めて「気をつけろ」と声をかけた、という話があります。高い所では恐れを感じているが、もうほとんど下りてきたという時、恐れが慢心に変わる。そこが一番危ういのだ、といったことを名人は説きます。

 森さんの話にも通じましょう。希代の女優の「怖い」とは、慢心とは対極の謙虚さ、言い換えれば芸能への敬意の裏返しではなかったでしょうか。観客を、作品を大事にしているからこそ、あのキャリアにして、なお「怖い」だったのだと思うのです。

◆J・デリンジャーと世論

 翻って、最近の安倍首相の振る舞いに思うのは、まるで正反対のこと。たとえば国会で、例の「桜を見る会」に関連する野党の追及に応じる様子には、「恐れ」など微塵(みじん)も感じられません。

 桜を見る会の前夜に行われた懇親会の件では、ホテルとの契約などをめぐり「問題ない」としてきた首相主張は、ホテル側の見解によって否定され、いよいよ弁明にも窮した感がありますが、「あれは一般論」と言い募って、なおも平然としたものです。

 あまつさえ、行政府の長が、野党議員に「意味のない質問だ」とやじまで飛ばす始末。

 さらに驚くのは、ある検察官の定年延長の件です。「検察庁法」には定年延長の例外規定がないのに、別の法律である「国家公務員法」の例外規定を当てはめる、とは、あまりにご都合主義。法治国家のリーダーにあるまじき無理無体だと野党批判するのも当然です。しかも、聞けば、政権近いとされる当の人物を、場合によっては政権犯罪暴く側にもなる検察トップ、検事総長に据えるがための強硬策らしいのです。

 どうでしょう。こんな強弁はぐらかしばかりの答弁を続けていたら…やじなんか飛ばしたら…こんな強引な検察人事をやったら…国民に嫌われるんじゃないか、と恐れるのが自然じゃないでしょうか。だから、普通は思いとどまるし、慎むし、改める。でも、首相は違うのです。その恐れのなさには、恐れ入るほかありません。

 『パブリック・エネミーズ』という十年ほど前の米映画は、一九三〇年代に銀行強盗を繰り返した実在の犯罪者ジョン・デリンジャーを描いた作品です。一般客の金には手をつけないなど“紳士的”振る舞いで大衆に人気があったそうで、映画にも仲間に誘拐を持ち掛けられた時、こう言って断るシーンがあります。「誘拐は好きじゃない。大衆が嫌う」

 当時、当局に「社会の敵ナンバーワン」と呼ばれた犯罪者でさえ世論の反応を恐れたのか、と思えば、首相のあまりに超然とした態度には違和感を禁じ得ません。

 「恐れ」が生じるのは、多分、森さんが舞台をそう思っていたように、大事にしているものへの気持ちが強いからこそで、それが強いほど、恐れも強くなるのでしょう。だとすれば、首相にとって国民国会さほど大事ではない。そんな理屈になりましょうか。

◆ほしいままな政では

 もっとも、圧倒的な与党の数の力、ライバルの不在、史上最長政権の実績、そこに、何があっても支持率は底堅いという確信が加われば、誰でも「恐れ」など忘れてしまうものなのかもしれません。

 だがしかし、それでもやはり、です。主権者国民世論を恐れず、(まつりごと)をほしいままできてしまうような状況はあまりに不健全。そう、まるで民主主義国家なくなっていくような…。私たちも恐れ抱いてしかるべきでしょう。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年02月23日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【筆洗】:ヨハン・セバスチャン・バッハがオルガンの演奏についてこんなことを言っているそうだ。

2020-02-23 06:10:50 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【筆洗】:ヨハン・セバスチャン・バッハがオルガンの演奏についてこんなことを言っているそうだ。

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ヨハン・セバスチャン・バッハがオルガンの演奏についてこんなことを言っているそうだ。

 「なんてことはありませんよ。正しいタイミングで正しい鍵盤を押せば、あとは楽器が勝手にやってくれる」▼「そこが難しいんですよ」とまぜっかえしたくなるが、「音楽の父」に言わせれば、それが当たり前のオルガンなのだろう▼正しいタイミングで正しい鍵盤を押したとしても楽器が勝手に演奏してくれるとは限らないのか。残念ながら、音楽の話題ではない。神戸市の小学六年の女の子のことである。どういう事情か、真夜中、母親に家から追い出されてしまった。寒い季節である。女の子は児童相談所に助けを求めたが、インターホン越しに応対した当直職員がこう追い返した。「警察に相談しなさい」▼児相に駆け込むという女の子の行動は「正しい鍵盤」である。それに応え、奏でられるべきは「大変だったね」と慰め、「大丈夫」と安心させる温かい音楽だろうに、オルガンは無情にも沈黙したのである▼女の子は結局、自分で交番に駆け込んで無事保護された。児相の職員は冗談だと思って、対応しなかったと聞くが、真冬の午前三時に女の子は冗談を口にしないだろう▼オルガンの語源は「器官」「器具」である。当たり前の音が出せなかった一台のオルガンに、心配性は社会という「器官」全体の不調を疑っている。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年02月23日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【首相の一日】:2月22日(土)

2020-02-23 06:10:45 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【首相の一日】:2月22日(土)

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:2月22日(土)

 【午前】来客なく、東京・富ケ谷の私邸で過ごす。

 【午後】3時53分、官邸。58分、加藤勝信厚生労働相、西村明宏、岡田直樹、杉田和博各官房副長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村滋国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井尚哉両首相補佐官、外務省の秋葉剛男事務次官、山田重夫総合外交政策局長、鈴木康裕厚労省医務技監、大坪新一郎国土交通省海事局長、高橋憲一防衛事務次官。4時35分、北村国家安全保障局長。5時1分、私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年02月23日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①】:新型肺炎対策 高齢者に目を配りたい

2020-02-23 06:10:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【社説①】:新型肺炎対策 高齢者に目を配りたい

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:新型肺炎対策 高齢者に目を配りたい

 新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の感染者の多くは軽症だが、高齢者や持病のある人は重症化しやすいといわれる。超高齢社会を迎え増える高齢者を守るために警戒を強めたい。

 二十日時点で国内での新型肺炎による死者は三人、いずれも八十代で持病のある人もいた。

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客で治療を受けている重症者二十八人のうち二十六人が六十代以上だ。

 六十五歳以上の人口は二〇一九年で約三千六百万人いる。重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行した後の〇五年から約一千万人増えた。感染症対策を考える上でも、社会が高齢化している実態を認識したい。

 新型肺炎対策は、ワクチンや治療薬がない現状では予防が最も大切になる。

 特に、高齢者が多く利用する介護施設は発生すれば集団感染になりかねない。

 日ごろからインフルエンザやノロウイルスを警戒し、来訪者に面会時のマスク着用や施設に入る際の手の消毒などを求めている施設は多いだろう。

 厚生労働省が「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」を公表している。必要な準備や感染症発生時の対応などが説明されている。医療機関との連携も含め介護事業者はぜひ確認してほしい。

 こうした対策に加え、新型肺炎に関する知識や予防法も不可欠になる。自治体や関係学会などが専門家の講習会を開催するなど、その機会を増やすべきだ。

 通所サービスのデイサービスなどは感染の拡大状況によっては休業せざるを得ないだろう。その場合、自宅で過ごす高齢者の生活をどう支えるのか、事業者の対策が急務だ。自治体の支援が要る。

 働く高齢者も増えた。六十五歳以上は一八年で八百七十五万人いる。新型肺炎感染者にも七十代のタクシー運転手や屋形船の従業員がいた。通勤途中や職場で人と接触する機会も少なくない。職場全体で予防策に取り組みたい。

 家庭でも高齢者や持病のある家族がいたら、健康状態に目を配りたい。

 厚労省が示した相談や受診の目安では、高齢者や持病のある人は風邪の症状や三七・五度以上の発熱が二日程度続いたら専用窓口への相談を求めている。

 目安を参考に本人も周囲も不要不急の外出は避け、手洗いやマスクの使用を続け感染を防ぎたい。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年02月22日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説②】:放射能汚染水 不信を除くのが先だ

2020-02-23 06:10:35 | 【原発事故・東電福島第一・放射能汚染・デプリ・処理水の海洋放出と環境汚染

【社説②】:放射能汚染水 不信を除くのが先だ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:放射能汚染水 不信を除くのが先だ

 福島原発事故から間もなく九年。構内にたまり続ける放射能汚染水は、海へ流されることになりそうだ。だが漁業者や沿岸住民の理解を得られぬままに放出を強行すれば、きっと未来に禍根を残す。

 東京電力福島第一原発の構内は、今や巨大なタンクの森である。

 その数は千基に達し、計約百二十万トンの放射能汚染水が保管されている。最新の装置を使っても、放射性物質のトリチウムは取り残される。だから汚染水なのだ。

 原子炉建屋の中に地下水などが入り込んで発生する汚染水は、事故当初の三分の一に減ったとはいえ、いまだ一日百七十トンに上る。このままでは再来年の夏には、タンクの増設もできなくなり、廃炉作業に支障を来す。

 処分法を検討する政府の小委員会は先月末、タンクの中の汚染水を薄めた上で海に流す「海洋放出」と、蒸発させて空気中に拡散させる「大気放出」の二案にしぼる提言をまとめた。中でも、国内外で実績のある「海洋放出」を推しているのは明らかだ。

 人体への影響が弱いとされるトリチウムを含んだ排水を法的に決めた基準に従って海に流すのは、国際的にも認められている。だが、実施には、風評被害という大きな壁がある。

 原発事故で出荷制限された福島県沖の魚介類は四十四種に上っていたが昨年末には一種になり、本格操業へ向けての機運が高まった直後のこの提言だ。憤慨する漁業者の心中は察するにあまりある。

 漁業者らが怒るのは、東電だけでなく、安全安心は二の次にひたすら再稼働をめざす、原子力業界、および政府に対する根強い不信感があるからだ。

 おととしの夏、「浄化済み」とされた処理水から、トリチウム以外の放射性物質が見つかったのは記憶に新しい。福島の事故を経てもなお、不都合なデータの隠蔽(いんぺい)や、トラブル隠し、報告の遅れは後を絶たない。

 経済産業省の作業部会が海洋放出を含む五つの処分案を提示したのは、三年以上前のこと。この間、当局は何を議論してきたのだろうか。

 信頼関係を築けぬままに突然「時間切れ」だといわれても、漁業者側には承服できるものではない。まずは情報公開の仕組みを整えて、安全性にかかわるデータをつぶさに示し、漁業者や消費者との対話を深めるべきだ。海に流すも風に放つも、それからのことではないか。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2020年02月22日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【筆洗】:政治とは何か。社会学者マックス・ウェーバーは名著『職業としての政治』で

2020-02-23 06:10:20 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【筆洗】:政治とは何か。社会学者マックス・ウェーバーは名著『職業としての政治』で述べている。

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:政治とは何か。社会学者マックス・ウェーバーは名著『職業としての政治』で述べている。

 <情熱と判断力の二つを駆使しながら、堅い板に…穴をくり貫(ぬ)いていく作業>▼クルーズ船の検疫に関する一連の対応など、新型肺炎のニュースを見て思い起こしてきた一節である。危急の際、判断する力こそ、政治家に求められる資質であろうと再認識させられる▼では、閣僚三人の判断はどうだったのだろう。十六日に首相官邸で開かれた「新型コロナウイルス感染症対策本部」の会合を公務以外の理由で欠席したという。小泉進次郎環境相と森雅子法相、萩生田光一文部科学相である▼「不要不急の集まりを避けて」。対策本部の会合と同じ日に開かれていた「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の記者会見で、国立感染症研究所長の脇田隆字(たかじ)座長がそう述べている。「不要不急」とは具体的に何かと問われると、「新年会、送別会」を例示していた▼新年会すら自粛したほうがいいのだろうかと驚かれた方も多いかもしれない。小泉氏が向かったのは、新年会であったという。地元の後援会の関係だったそうだ。森氏は書道展、萩生田氏は消防団関係者の叙勲祝賀会である▼どちらを不要不急と判断されていたのだろうか。判断する力はどうなのか。危機ともいえる事態は、政治家の資質を明らかにしているようにも思える。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】  2020年02月22日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【首相の一日】:2月21日(金)

2020-02-23 06:10:15 | 【政策・閣議決定・予算・地方創生・能動的サイバー防御・優生訴訟・公権力の暴力】

【首相の一日】:2月21日(金)

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【首相の一日】:2月21日(金)

 【午前】8時21分、官邸。33分、閣議。42分、茂木敏充外相。

 【午後】2時17分、北村滋国家安全保障局長、林肇官房副長官補、今井尚哉首相補佐官、外務省の秋葉剛男事務次官、滝崎成樹アジア大洋州局長。38分、北村国家安全保障局長、今井首相補佐官、秋葉外務事務次官。3時3分、菅義偉、西村明宏、岡田直樹、杉田和博正副官房長官、沖田芳樹内閣危機管理監、北村国家安全保障局長、古谷一之、前田哲両官房副長官補、長谷川栄一、今井両首相補佐官、外務省の秋葉事務次官、山田重夫総合外交政策局長、鈴木康裕厚生労働省医務技監、高橋憲一防衛事務次官。4分、加藤勝信厚労相、鈴木俊彦厚労事務次官加わる。4時17分、滝沢裕昭内閣情報官。5時4分、東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。宴会場「桐」で自民党と各種団体の懇談会に出席し、あいさつ。13分、官邸。6時57分、東京・芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」。「中国料理 陽明殿」で自民党の山口泰明組織運動本部長、稲田朋美幹事長代行、三ツ林裕巳、神山佐市両衆院議員と会食。西村官房副長官同席。9時18分、東京・富ケ谷の私邸。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・首相の一日】  2020年02月22日  06:10:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【日本災害医学会】:検疫従事者を「ばい菌扱い」職場で不当扱い抗議声明

2020-02-23 00:20:50 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【日本災害医学会】:検疫従事者を「ばい菌扱い」職場で不当扱い抗議声明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【日本災害医学会】:検疫従事者を「ばい菌扱い」職場で不当扱い抗議声明

 日本災害医学会は22日、新型コロナウイルス対応で、中国・武漢からチャーター機で帰国した日本人など約800人や、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号内の乗客乗員約3700人への検疫に従事した医療関係者が、職場で不当な扱いを受けているとして、抗議する声明を発表した。

 職場で「ばい菌」扱いされるなどのいじめを受けたり、子どもの保育園や幼稚園から登園の自粛を求められたほか、職場の管理者に現場で活動したことに謝罪を求められるなどのケースが、報告されているという。

 同会は、現場で人命を救うために、自分の身を危険にさらして活動した医療従事者の存在がなければ「より多くの乗客・乗員が重症化し、人命が失われた可能性が高いことは想像に難くありません」と指摘。「当事者から悲鳴に近い悲しい報告が寄せられ、同じ医療者として看過できない」とした上で「人権問題ととらえるべき事態」として、抗議とともに、改善を求めたいとしている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大】  2020年02月22日  22:28:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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【新型コロナウイルス】:クルーズ下船23人を5日以降検査せず 厚労相謝罪

2020-02-23 00:20:40 | 【感染症(1類~5類)・新型コロナ・エボラ・食中毒・鳥インフル・豚コレラ】

【新型コロナウイルス】:クルーズ下船23人を5日以降検査せず 厚労相謝罪

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型コロナウイルス】:クルーズ下船23人を5日以降検査せず 厚労相謝罪

 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)集団感染で、厚生労働省は22日、下船した23人について、2月5日以降の健康観察期間中にウイルス検査をしていなかったと発表した。日本人19人と外国人4人。下船後に精査して判明した。加藤勝信厚労相は「深く反省する。こうしたミスが起きないよう徹底したい」と謝罪した。23人中3人は既に検査し陰性だった。残る20人とは検査時期などを調整している。

 また船内で作業をした同省職員は医療関係者や検疫官を除き、検査をすることも公表した。対象は41人で、下船後2週間は自宅勤務にする。政府は新型コロナウイルスへの対応策をまとめた基本的対処方針を25日にも公表するとみられる。

 22日は感染者と同室だった濃厚接触者の大半が下船。全員陰性で健康観察のため、埼玉県和光市の税務大学校に滞在する。日本人乗客らの下船はほぼ終了した。一方、チャーター機で海外退避した外国人は感染確認が続き、健康観察期間の在り方に課題も指摘される。

 クルーズ船で当初約3700人いた乗客乗員のうち、感染者600人超は病院などに搬送。陰性で症状のない970人は既に下船した。一方、外国人ら750人超は外国政府のチャーター機で退避した。

 厚労省によると、帰国した外国人では計25人の感染が確認された。米国籍の18人、イスラエル国籍の1人、オーストラリア国籍の6人だった。

 下船した乗客らの対応は日本と海外で異なっている。米国やカナダ、英国、韓国、香港などでは14日間、施設で隔離。日本では日常生活に戻り、健康状態を2週間チェックし、不要不急の外出を控えるよう求めている。

 クルーズ船では21日時点で、濃厚接触者やチャーター機を待つ外国人らを含め乗客約300人、乗員千人前後が船内待機していた。濃厚接触者は本来なら5日を起算日として19日までが健康観察期間だったが、途中で同室者の感染が判明。それぞれ終了日が延期された。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新型コロナウイルスの感染拡大】  2020年02月22日  21:21:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

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