路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【知床・観光船事故】:首相「捜索救助とサポートに全力」とツイート

2022-04-29 23:12:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:首相「捜索救助とサポートに全力」とツイート

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:首相「捜索救助とサポートに全力」とツイート

 岸田文雄首相は29日、北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故に関し、自身のツイッターに「行方不明者の捜索・救助とご家族の方々のサポートに全力を尽くします」と投稿した。

岸田文雄首相

 首相は投稿で、観光船が発見されたとの報告を受けたとした上で「まだ行方不明の方もいらっしゃいます。海上保安庁や地元関係者の皆さんには危険を伴う大変な任務となりますが、引き続き、捜索を続けて頂きたいと思います」と書き込んだ。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政策・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故の対応】  2022年04月29日  23:12:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船不明】:船の事故、過去にも 「現場任せ」で監査に甘さ? 国の本気度は

2022-04-29 22:53:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船不明】:船の事故、過去にも 「現場任せ」で監査に甘さ? 国の本気度は

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船不明】:船の事故、過去にも 「現場任せ」で監査に甘さ? 国の本気度は 

 北海道・知床半島沖で起きた観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の事故から30日で1週間。国は事故を受け、規定に実効性を持たせるための検討に入った。海の安全を守る仕組みは整えられるのか。

 

観光船の発着場があるウトロ漁港の視察を終え、記者の質問に答える斉藤鉄夫国交相(中央)=北海道斜里町で2022年4月24日午後2時5分、貝塚太一撮影

観光船の発着場があるウトロ漁港の視察を終え、記者の質問に答える斉藤鉄夫国交相(中央)=北海道斜里町で2022年4月24日午後2時5分、貝塚太一撮影

 ◆独自ルール「上乗せ」する自治体も

 再発防止を国はどう進めるのか。28日、設置を発表したばかりの対策検討委員会の論点を問われた斉藤鉄夫国土交通相が挙げた内容の一つが「安全管理規定の実効性の確保」だ。

 規定に対する認識の甘さが一因になった事故は過去にも起きていた。

 浜松市の天竜川で2011年、第三セクターが運航する川下り船が転覆して乗客ら5人が死亡した。規定に定められていた救命胴衣を備えていなかったこともクローズアップされた。

 当時の社長は、業務上過失致死罪に問われた元従業員の公判に証人として出廷し、「現場任せになっていた。事故が起きるまで…、残り1376文字(全文1739文字) 

 ※:この記事は有料記事です。ご登録から1カ月間は99円!!。いますぐ登録して続きをお読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故】  2022年04月29日  22:53:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【愛知・名古屋】:路上で女性に抱きつき体触る、強制わいせつの疑いで市立中教員逮捕

2022-04-29 22:44:30 | 【事件・未解決・犯罪・疑惑・詐欺・闇バイト・オウム事件・旧統一教会を巡る事件他】

【愛知・名古屋】:路上で女性に抱きつき体触る、強制わいせつの疑いで市立中教員逮捕

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【愛知・名古屋】:路上で女性に抱きつき体触る、強制わいせつの疑いで市立中教員逮捕

 愛知県警緑署は29日、名古屋市内の路上で女性(20)の体を触ったとして、強制わいせつの疑いで市立中教員赤沼大容疑者(31)を逮捕した。署によると、容疑を否認している。

 逮捕容疑は28日午後11時ごろ、名古屋市緑区の路上で女性の背後から抱きつき、服の上から胸などを触った疑い。署によると2人に面識はない。

 赤沼容疑者は事件後、車で現場から逃走。女性がスマートフォンで車のナンバーを撮影していたことから浮上した。(共同)

元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【事件・犯罪・名古屋市内の路上で女性(20)の体を触ったとして、強制わいせつの疑いで市立中教員赤沼大容疑者(31)を逮捕】  2022年04月29日  22:44:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:見つかった14人は全て水死 12人の行方不明

2022-04-29 22:40:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:見つかった14人は全て水死 12人の行方不明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:見つかった14人は全て水死 12人の行方不明

 北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故で、第1管区海上保安本部は29日、船体が「カシュニの滝」付近の海底で見つかったと発表した。海上自衛隊の掃海艇が撮影したとして、船名が入った写真を公開した。また、新たに4人の身元判明を発表。ロシア側から「国後島西方海域で漂流者を発見したが、荒天のため見失った」との連絡を受けたとも明らかにした。30日で事故から1週間。乗客乗員計26人のうち、見つかった14人の死亡が確認された一方、12人の行方が分かっていない。

見つかったカズワンの船体=海上自衛隊掃海艇「いずしま」撮影(海上保安庁提供)

 1管によると、船体が見つかったのは「カシュニの滝」から西北西に約1キロの海域。水深約120メートルの海底で、29日午前11時7分ごろに発見したとしている。船内の状況は不明で、今後、船体の引き揚げ作業や船内の捜索活動をどう進めていくかが焦点になる。

観光船カズワンが見つかった海域

 一方、28日に新たに見つかった3人はいずれも水死だったと発表。これまで見つかった14人は全て水死だったことになる。

 また、28日夕にロシア側から1管に、救命胴衣を身につけた漂流者を27日に発見したものの見失ったというファクス連絡があった。銀行カードの入ったリュックを回収したとも記されていた。1管によると、カードは既に死亡確認された14人のうちの1人のものだったとしている。【渡辺薫、木下翔太郎、北村秀徳】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故】  2022年04月29日  22:40:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:欠落した「安全管理規定」の認識 モラルも…

2022-04-29 22:03:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:欠落した「安全管理規定」の認識 モラルも…

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:欠落した「安全管理規定」の認識 モラルも… 

 北海道・知床半島沖で起きた観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」の事故から30日で1週間。運航会社社長の記者会見や同業他社の証言から、事業者自身が定める運航ルール「安全管理規定」が形骸化していた実態が浮かび上がってきた。

 

特別監査のため「知床遊覧船」の事務所に入る国交省の職員ら=北海道斜里町で2022年4月24日午後4時17分、貝塚太一撮影

特別監査のため「知床遊覧船」の事務所に入る国交省の職員ら=北海道斜里町で2022年4月24日午後4時17分、貝塚太一撮影

 ◆同業者「規定、理解していたのか」

 事故から5日目の27日になって初めて開かれた、カズワンの運航会社「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)による記者会見。同社で定めたはずの安全管理規定について、社長の認識をただす質問が相次いだ。

 「規定に具体的な数字は書いてない。あいまいな表現になっている」「波の高さ1メートル以上、風速8メートル以上なら欠航することになっていたが、各社の暗黙の了解みたいなもの」。発言をテレビで確認した同業者は「本当に規定を理解していたのだろうか」と首をかしげた。

 安全管理規定は、海上運送法に基づいて事業者自らが、運航を中止する波の高さや風の強さなどを事前に定め、国に届け出る。出航前は、現時点の港の天候だけではなく、航行中に基準を超える気象条件が予想される場合も欠航しなければならない。…

 残り981文字(全文1443文字)

 ※:この記事は有料記事です。ご登録から1カ月間は99円!!。いますぐ登録して続きをお読み下さい。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故】  2022年04月29日  22:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【話題】:浅草の大道芸人らがウクライナ支援「投げ銭ライブ」紙芝居師の源さん「違う個性の腕利きが賛同」

2022-04-29 21:49:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【話題】:浅草の大道芸人らがウクライナ支援「投げ銭ライブ」紙芝居師の源さん「違う個性の腕利きが賛同」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【話題】:浅草の大道芸人らがウクライナ支援「投げ銭ライブ」紙芝居師の源さん「違う個性の腕利きが賛同」 

 東京の下町・浅草(台東区)の大道芸人らが30日、ロシアからの軍事侵攻を受けているウクライナへの支援として、浅草奥山おまいりまち通りで「投げ銭ライブ」を実施する。

浅草奥山おまいりまち通りでウクライナ支援の投げ銭ライブを呼びかけた紙芝居師の源吾朗さん(撮影・寺沢卓)浅草奥山おまいりまち通りでウクライナ支援の投げ銭ライブを呼びかけた紙芝居師の源吾朗さん(撮影・寺沢卓)

 芸術文化アーチスト協会副会長で紙芝居師の“げんさん”こと源吾朗(げん・ごろう)さん(71)が発起人となり、効果音バイオリン奏者・早川きょーじゅさん、三味線奏者・絵美こさめさん、演歌歌手・岬ゆうじさん、寅さんモノマネ芸人・野口よういちさん、紙切り芸師・柳貴川起助さん、腹話術師・山田とこさん、シャンソン歌手・三苫なおみさんらが一堂に介する。

 浅草を拠点とするげんさんは「路上で活動する大道芸人でもウクライナで必死で生きているみなさんに寄り添える社会貢献はできる。浅草で活躍する違う個性の腕利きが賛同してくれた。ありがたい」と話した。

 決して思いつきではない。げんさんは1980年代後半、紙芝居に限らずジャグリングやパントマイムなど若手の大道芸人を養成する「遊学塾」を埼玉・川越市で設立。その塾生から1990年11月の長崎・雲仙普賢岳噴火で被災した人たちに向けた支援金を集める路上パフォーマンスをやりたいと懇願された。

 当時を振り返りげんさんは「塾生もお金はなかった。でも、困っている人に自分の芸がなんらか役に立つのではないかと立ち上がってくれた。今回のウクライナへの支援はそこからつながっているんです」と話す。

 以後、95年阪神淡路大震災、04年新潟中越地震、11年東日本大震災、16年熊本地震など困っている人への支援活動を継続し、実施してきた。げんさんは「だって、これしかできない」と気持ちこめてつぶやき「阪神淡路のときは神戸市にも行って、学校の体育館で紙芝居ボランティアもやった。そのつながりで地元の小学生が被災したことを手作りの紙芝居にまとめたり…芸ごとがきっかけで踏み出せる一歩もあると思っている」とにっこり笑った。

 30日は、浅草寺西側の奥山門付近で午後1時から開演の予定。後日、集まった投げ銭を支援金として寄付をする。【寺沢卓】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・欧州・ロシア・ウクライナ侵攻】  2022年04月29日  21:49:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:「幸せな家族旅行のはずが」 兵庫の夫妻ら身元判明

2022-04-29 21:45:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:「幸せな家族旅行のはずが」 兵庫の夫妻ら身元判明

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:「幸せな家族旅行のはずが」 兵庫の夫妻ら身元判明 

 北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故で第1管区海上保安本部は29日、兵庫県小野市在住の60代夫妻ら4人の死亡が新たに確認されたと発表した。夫妻を知る地域住民の間では突然の死を悼む声が広がった。

観光船「KAZU Ⅰ」の音信が途絶えた知床半島沖。左上が知床岬=北海道斜里町で2022年4月24日午後1時1分、本社ヘリから

 関係者によると、夫妻は関西で暮らす30代の長男と、東京で暮らす次男の4人家族だった。夫妻と次男との家族旅行で北海道を訪れていた。次男も一緒に観光船に乗ったとみられ安否が分からなくなっているという。

 近所の食料品店で夫妻の妻とあいさつをよく交わしたという女性(58)は「船に乗ってなかったらと願っていた。本当にかわいそう」と涙ぐんだ。別の近所の女性(77)は4年ほど前、家ではちみつの瓶を分けてもらったことがあった。「とてもおいしかった」と振り返った。地域で年2回ある掃除で率先して動く夫妻の妻の姿が印象的だったといい「明るくて、元気な方だった。残念でならない」と話した。

 近くに住む50代の男性は「仲の良い家族だった。幸せな家族旅行のはずだったろうに。残った長男の方の心を思うと胸が苦しくなる」とつぶやいた。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:「30度傾いている」連絡後消息絶つ、当日何が

2022-04-29 21:21:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:「30度傾いている」連絡後消息絶つ、当日何が

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:「30度傾いている」連絡後消息絶つ、当日何が

 観光船「カズワン」の事故発生から30日で1週間。発生日の23日に何があったのか。これまでの地元住民や関係者への取材などを基に、当日の出来事を再現してみた。

 23日朝、北海道・知床半島の西側にあるウトロ漁港(斜里町)の空には雲が広がっていた。

 カズワンはこの日が今季初の運航日。運航する「知床遊覧船」の桂田精一社長(58)によると、午前8時ごろ豊田徳幸船長(54)と出航を決めた。

 
観光船「KAZU I(カズワン)」=知床遊覧船のウェブサイトから

 出港予定時刻の午前10時を前に、カズワンが停泊する岸壁に人が集まり始める。船体を背に、動画撮影する楽しげな乗客の姿もあった。「人がかなり多いな」。漁港近くの食堂で働く女性(71)は目を細め、波を切って漁港をあとにするカズワンを見送った。

 国土交通省北海道開発局の海象情報などによると、出港時の付近の波の高さは0・3メートル前後だった。漁港を出たカズワンは北東に針路をとる。40キロ先の知床岬で折り返し、3時間で戻る航行ルートだ。観光名所「カムイワッカの滝」やヒグマが見られる確率が高い「ルシャ湾」も通る。 

 出港から10分。カズワンは漁港の北東3キロほどの湾を通過した。斜里町のネーチャーガイド、綾野雄次さん(61)が高台で双眼鏡をのぞくと、オレンジのライフジャケットをつけて後部デッキに座る3人が見えた。「時期的に少し早い営業だ」と感じていた。

 昼になると、漁船が次々とウトロ漁港に滑り込んできた。天気予報は周辺海域が午後から「荒れる」と伝えていた。漁師の佐藤隆さん(48)も帰港を急ぎ、午後0時40分に「カシュニの滝」を通り過ぎる。海上は白波が立っていた。午後1時。気象庁によると、風速16・4メートル、波の高さ3メートルに達していた。

 カズワンは帰港予定時刻の午後1時を過ぎてもいっこうに戻ってこなかった。「(カズワンは)大丈夫ですか」。近くに事務所がある同業者の男性従業員が知床遊覧船の事務所を訪れたが、動向を把握していなかった。急いで自社の事務所に戻り、無線をつけた。

 「『カシュニの滝』辺りにいるが、戻るのが遅れる」――。カズワンはすぐに応答した。落ち着いた様子だったが、海が荒れていることは明白だった。「救命胴衣を着させろ」。しばらくして、無線越しに怒気を含んだ乗員の声が聞こえた。男性従業員が状況を尋ねると「浸水している」「船が傾いている」とまくし立てる。男性は午後1時13分に救助を要請する118番通報をした。

 同じころ、知床遊覧船の桂田社長にも事務所のスタッフから連絡が入る。桂田社長は地元の漁業関係者らに救助を要請。だが、強い風と高い波に阻まれ、救助チームは出動を断念し、海保に通報して状況を伝えた。

 「エンジンが止まっている。自力航行できない。動けない」。午後1時18分。カズワンの乗員が118番通報で伝えたのは「最悪の事態」を予期させるものだった。そして、「船が30度ほど傾いている」という連絡を知床遊覧船に入れ、カズワンは消息を絶った。

 
見つかったカズワンの写真

 救助にあたる第1管区海上保安本部のヘリコプターが最初に現場に到着したのは、それから約3時間後の午後4時半だった。別の任務中で、いったん基地に戻ってから現場に向かったためだった。【最上和喜、山田豊、北村秀徳、谷口拓未】

 ◆事故が発生した23日の動き

 午前10時   カズワンがウトロ漁港を出発

 午前10時10分 カズワンが漁港の北東3キロを航行

 午後1時     現場海域で風速16・4メートル、波の高さ3メートル

 午後1時過ぎ  カズワンの無線から「救命胴衣を着させろ」の音声

 午後1時13分  カズワンと無線で交信した同業者が118番

 午後1時18分  カズワンが「エンジンが止まっている」と118番

 午後4時半   第1管区海上保安本部のヘリが最初に現場に到着

 ※海上保安庁や地元住民、関係者などへの取材を基に作成

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が行方不明になった事故】  2022年04月29日  21:21:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【新潟県】:三幸製菓説明会に遺族反発「まだ出火原因も分かっていないのに」火災建物6月に取り壊す計画

2022-04-29 20:43:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【新潟県】:三幸製菓説明会に遺族反発「まだ出火原因も分かっていないのに」火災建物6月に取り壊す計画

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新潟県】:三幸製菓説明会に遺族反発「まだ出火原因も分かっていないのに」火災建物6月に取り壊す計画

 新潟県村上市で2月に6人が死亡した米菓大手「三幸製菓」(新潟市)の工場火災を巡り、同社は29日、村上市内で遺族説明会を行った。参加者によると、佐藤元保最高経営責任者(CEO)らが工場再開の説明とともに、火災が起きた建物を6月にも取り壊す計画を伝えたが、遺族からは「まだ出火原因も分かっていないのに」など反発の声が上がった。

 参加したのはアルバイト従業員の女性2人の遺族。冒頭で社長らが謝罪し、火災の経緯や改善策、工場再開と建物取り壊しの方針が示された。

 終了後、亡くなった伊藤美代子さん=当時(68)=の長男(44)は「何をもって安全とするのか。一度記者会見で謝罪し、社会に認めてもらってから再開すべきだ」と訴え、ある遺族は「出火原因も分かっていないのに。経営を優先している」と憤った。同社が遺族説明会より前に、工場再開をホームページで公表したことに、不信感を口にする人もいた。(共同)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・新潟県村上市で2月に6人が死亡した米菓大手「三幸製菓」(新潟市)の工場火災】  2022年04月29日  20:43:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:現場海域には速い海流 捜索範囲拡大で長期化の恐れも

2022-04-29 19:52:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:現場海域には速い海流 捜索範囲拡大で長期化の恐れも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:現場海域には速い海流 捜索範囲拡大で長期化の恐れも 

 観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が遭難した北海道・知床半島沖の現場は、速い海流が流れ込んでいることで知られている。半島反対側の海域で発見された犠牲者は海流に流されたとみられ、時間の経過とともに捜索が必要な範囲は広がっている。

 海上保安庁によると、現場海域に流れ込んでいるのは「宗谷暖流」と呼ばれる海流で、知床半島沖に沿って北東に進んでいる。速さは季節によって変わり、春は時速約2・7キロ。人が泳いでも流されてしまう時速4キロを超える時期もある。

 これまでに発見されたのは14人で、いずれもカズ・ワンが救助要請を出した「カシュニの滝」付近から離れた位置で見つかっている。このうち24日に見つかった10人はカシュニの滝北東約14キロ、同日夜に発見された女児は知床岬から東に約14キロの海域で発見された。27日にはロシア警備艦が国後島西方海域で救命胴衣を着けた漂流者を確認。28日にも男性3人が羅臼(らうす)町側の海域で見つかった。

 北海道大の三寺(みつでら)史夫教授(海洋物理学)は「海流の速さから流されていると推測される場所と、実際に発見された場所はほぼ一致しており、安否不明者は海流に巻き込まれている可能性が高い」と分析する。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会  【事故・火災・北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故】  2022年04月29日  19:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故1週間】:ずさんな安全管理、出港基準恣意的運用の疑いも

2022-04-29 19:26:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故1週間】:ずさんな安全管理、出港基準恣意的運用の疑いも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故1週間】:ずさんな安全管理、出港基準恣意的運用の疑いも 

 北海道・知床沖で起きた観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」の遭難事故から30日で1週間。これまでに運航会社「知床遊覧船」のずさんな安全管理体制が次々と発覚し、経営者の希薄な危機意識も露見した。天候や海上の状況変化に対する見通しの甘さに加え、気象条件をもとに定めた出航基準が恣意(しい)的に運用されていた疑いも浮上しており、国は再発防止に向け、業界全体での安全対策の強化に乗り出した。

北海道・知床岬の先端付近を捜索する漁船団=29日午前9時24分(共同通信社ヘリから)

 ◆あり得ぬ「条件付き」

 最大の焦点である出航判断をめぐっては、知床遊覧船の桂田精一社長(58)が27日の会見で経緯を説明。23日午前8時ごろ、豊田徳幸船長(54)から「海が荒れる可能性はあるが大丈夫」などと報告を受け、状況に応じて途中で引き返す「条件付き運航」を決断したと述べた。

 出航基準は、各事業者が海上運送法に基づき作成し、国に提出する「安全管理規程」に含まれる。風速や波高などの目安を記し、それを上回ることが想定される場合は出航を見合わせなければならない。違反が認められた場合は、指導や罰金などの罰則がある。

 出発時だけでなく、航行中に基準値超えが見込まれる場合も中止する必要がある。このため、同省は条件付き運航を「あり得ない」と強く批判する。

 桂田社長は会見で、風速8メートル以上、波高1メートル以上、視界300メートル未満を出航取りやめの基準として提示。安全管理規程に「明文化されていない」とした一方、地元同業他社との「暗黙の了解」と説明しており、実質的に出航基準として捉えていたとみられる。

 23日の天気予報では知床半島一帯に対し、未明に強風注意報、午前9時40分ごろには波高3メートル以上となる可能性がある波浪注意報が出ていた。同10時から3時間のツアーであることを踏まえ、安全管理規程に照らせば出航できなかったことになる。

 桂田社長は注意報発令を「知っていた」とした上で、「乗客の納得する方法」として荒天時の「条件付き運航」が常態化していたことを示唆。途中で引き返すかどうかは「船長の判断」と主張した。

 ◆「業界の問題」指摘も

 今回の事故を受け、国土交通省は28日、小型旅客船の安全対策を検討する有識者委員会を設置。安全管理規程の実効性確保のほか、無線などの設備要件の強化、船長の技量向上策などについて、法規制の強化も含めて議論し、今夏に中間とりまとめを行う。

 知床遊覧船の「条件付き運航」については、別の観光船会社関係者も「ケース・バイ・ケース」とし、自社での実施を完全には否定しなかった。「各社に(出航可否の)基準はあるが、それだけでは決めきれない。勘や経験則が大事になる」と話す関係者もおり、業界全体の問題として捉えるべきとの声もある。

 海難事故に詳しい東海大の山田吉彦教授は、安全管理規程の形骸化を念頭に、「所有船の事故歴、航行海域での船長の実務経験などに応じて会社をランク分けし、利用者に判断基準として示すような仕組みを取り入れるべきだ」と指摘。「海洋環境に加え、そこに根付く各事業者の営業実態は当然、全国各地で異なる。国はこれらを把握した上で、地域性をより反映させたルール作りを進める必要がある」と強調した。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 社会  【事故・火災・北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU (カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故】  2022年04月29日  19:26:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:船内捜索は難航か 水深120m、潜水士潜れず

2022-04-29 17:20:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:船内捜索は難航か 水深120m、潜水士潜れず

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:船内捜索は難航か 水深120m、潜水士潜れず

 カズワンの船体は、浸水事故が起きたとみられる「カシュニの滝」から西北西に約1キロの水深120メートルの海底で見つかった。沈没船などの引き揚げは、海洋汚染防止法が船舶所有者に必要な措置を命じることがあると定め、今回の場合は運航会社「知床遊覧船」が手配する。また、船内の捜索については海上保安庁の特殊救難隊の潜水士が潜ることができる水深限度が約60メートルであるため、難航も見込まれる。

見つかったカズワンの写真

 海保はこれまで、巡視船のソナー(水中音波探知機)などで事故現場周辺を捜索していたが、船体の発見に至っていなかった。29日からは、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」が捜索に参加。第1管区海上保安本部によると、いずしまの水中カメラが午前11時7分ごろ「KAZU I」と表示された船体を捉えたという。

船内捜索の難航が見込まれる「カズワン」の状況

 

 船体の引き揚げについては、知床遊覧船の桂田精一社長が船体発見前の27日の記者会見で「海保の担当者と保険の規約を確認し、サルベージ(引き揚げ作業)業者数社に問い合わせている。会社の責任で手配する」と説明している。

 一般社団法人「水難学会」会長の斎藤秀俊・長岡技術科学大学教授は「水深120メートルは、民間のサルベージ船(クレーン台船)を使って対応できる深さだ。一方、この深さでの船内の捜索作業は危険を伴うため、まずは慎重に船を引き揚げることを考えてもらいたい」と指摘する。海保の奥康彦・総務部参事官は「現時点で船体の引き揚げをどうするかは決まっていない」と話している。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判・北海道・知床半島沖で観光船「KAZU (カズワン)」が行方不明になった事故】  2022年04月29日  17:20:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【知床・観光船事故】:海底で船体発見 「KAZU I」船名確認

2022-04-29 14:24:30 | 【不慮の事故・自動車事故・予期せず、意図せず、発生する惨事、火災他】

【知床・観光船事故】:海底で船体発見 「KAZU I」船名確認

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【知床・観光船事故】:海底で船体発見 「KAZU I」船名確認

 【斜里】オホーツク管内斜里町の知床半島沖で乗客乗員26人の観光船「KAZU I(カズワン)」(19トン)が遭難し、14人が死亡、12人が行方不明となった事故で、第1管区海上保安本部(小樽)などが29日午前、現場周辺の海底で、カズワンの船体を発見した。海中に投入した水中カメラで、沈んだ船体に記された「KAZU I」の文字を確認した。

船体が見つかったカシュニの滝付近=29日午後0時37分(本社ヘリから、小川正成撮影)

  • 事故現場となっているカシュニの滝付近=4月25日午後3時26分、知床岬(斜里町側)の「カシュニの滝」(岩崎勝撮影)
  事故現場となっているカシュニの滝付近=4月25日午後3時26分、知床岬(斜里町側)の「カシュニの滝」(岩崎勝撮影)
  • 観光船「カズワン」=知床遊覧船のホームページより
        観光船「カズワン」=知床遊覧船のホームページより

 場所は、知床半島のカシュニの滝から約1キロの沿岸。水深約100メートルの海底で、カズワンが消息を絶ったとみられる地点の近く。

【関連記事】

 ■新たに犠牲者4人の氏名公表 知床・観光船事故

 ■解約多発、道内同業者に危機感 知床の観光船事故 安全意識の徹底図る

 ■「印象悪化」いらだつ地元 知床遊覧船の社長発言に不快感

 ■国交相「条件付き運航あり得ない」 知床遊覧船の社長説明を批判

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ登録して続きをお読み下さい。

 元稿:北海道新聞社 北海道のニュース 社会 【事故・災害・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故】  2022年04月29日  14:24:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ロシア警備艇】:漂流者1人発見も救助できす 知床・観光船事故の不明者か

2022-04-29 13:48:30 | 【ロシア・北方領土・シベリア開発・サハリン石油天然ガス・ウクライナ侵攻犯罪】

【ロシア警備艇】:漂流者1人発見も救助できす 知床・観光船事故の不明者か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ロシア警備艇】:漂流者1人発見も救助できす 知床・観光船事故の不明者か

 【斜里】第1管区海上保安本部(小樽)は29日、ロシア国境警備局から「漂流者1人を27日に発見したが、荒天のため救助できなかった」と連絡があったと発表した。オホーツク管内斜里町の知床半島沖で乗客乗員26人の観光船「KAZU 1(カズワン)」(19トン)が遭難し、行方不明となった乗船者の可能性があるとみて、確認を急ぐ。残り:204文字 全文:515文字

 ※:この記事は会員限定です。いますぐ登録して続きをお読み下さい。

 元稿:北海道新聞社 北海道のニュース 社会 【事故・災害・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故】  2022年04月29日  13:48:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【特別寄稿】:「悪い円安」という言葉では正確な現状認識はできない まともな経済力学の逆襲が始まった 

2022-04-29 13:40:30 | 【金融・金融庁・日銀・株式・為替・投資・投機・FRB・「ドル円」・マーケット】

【特別寄稿】:「悪い円安」という言葉では正確な現状認識はできない まともな経済力学の逆襲が始まった ■浜矩子 同志社大学教授

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【特別寄稿】:「悪い円安」という言葉では正確な現状認識はできない まともな経済力学の逆襲が始まった ■浜矩子 同志社大学教授

 「悪い円安」という言い方に違和感を覚えます。そこには、基本的には円安は良いものだという発想が底辺にある。しかし、わざわざ「悪い」と接頭語を付けるのは、時代錯誤であり、精緻さに欠ける認識。日本は債権大国になって久しい。通貨の価値は上がるのが自然体であって、とうの昔に購買力の上昇と一致した経済運営になっていてしかるべきでした。当然の方向転換をせず、円高阻止を続けてきた結果、とうとう通用しなくなった、というのが現状です。

<picture>「悪い」円安なのか?(C)日刊ゲンダイ</picture>

    「悪い」円安なのか?(C)日刊ゲンダイ

 日銀の黒田節もようやく「急激な円安はマイナス」と言い始めました。これまで「円」というボタンを押すと、機械的に「安は日本経済にとってプラス」と出てくるような回路でしたから、今さら何を言っているのか。その「悪い円安」を日本の金融政策の突出した異様さがつくり出してきた。世界的に利上げモードになっている中で、日本では断じて金利上昇許すまじと大量に国債を購入するピント外れな政策を続けている。

そうなってしまうのは、異次元緩和が当初から「財政ファイナンス」以外の何ものでもなかったからです。まともな金融政策としての判断とは無関係なところで、狂った政策を展開し「悪い円安」なることを招いた落とし前をどうつけるつもりなのか。

 さらには「国際収支の発展段階説」という問題が横たわる。これについては、私は以前から警鐘を鳴らしてきました。いまの調子で貿易赤字が定着すれば、いずれ経常収支レベルでも赤字になるでしょう。国内で貯蓄不足・需要超過になっているので、それを補うために海外からの資本流入を獲得しなければ経済が回らない。こうした状況を「債権取り崩し国」と言いますが、果たして、いまのような体たらくの日本に経常赤字に見合う資本が流入するのでしょうか。

<picture>22日、米ニューヨークのコロンビア大学の講演で金融緩和「粘り強く継続」と話す日銀の黒田東彦総裁(C)共同通信社</picture>

 22日、米ニューヨークのコロンビア大学の講演で金融緩和「粘り強く継続」と話す日銀の黒田東彦総裁(C)共同通信社

 ◆異様な金融政策が日本経済を心肺停止に陥らせている

 何をやってもうまくいかず、韓国がうらやましい、みたいな状態で、海外との金利差が広がるばかりでは、お金を引き寄せることはできません。そうなると日本は金欠病で窒息死。以前もお話ししたミイラ化が、ついに眼前に迫ってきた。日本の異様な金融政策が日本経済を心肺停止状態に陥らせているという現実を、真正面から受け止めないといけない。「悪い円安」などという言い方をしているようでは正確な現状認識ができていないと言わざるを得ません。

 ここを切り抜けるには、もはや金利を上げざるを得ない。物価も上昇したわけですし、緩和をやめ、財政ファイナンスに終止符を打ち、本気で財政再建に舵を切る。そうして、まともな方向に歯車が回り始めることになればいい。逆に、それでも財政負担を増やすことをしないのなら、日本経済を死に至らしめることになる。メディアは、アホダノミクス男がどう答えるのか、問いただすべきです。

 異様な金融政策に対し、いつ、どのような形で修正が迫られるのだろうかとずっと考えていました。ついに来た。いま、これがそうです。まともな経済力学の逆襲が始まったのです。

浜矩子
著者のコラム一覧
 ■浜矩子 同志社大学教授

 1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」(東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。

 元稿:日刊ゲンダイ 主要ニュース マネー 【金融・財政・トピックスニューウ】  2022年04月29日  13:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする