【社説②・11.06】:株不正取引 市場の信頼は傷ついた
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・11.06】:株不正取引 市場の信頼は傷ついた
【社説②・11.06】:株不正取引 市場の信頼は傷ついた
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②・11.06】:株不正取引 市場の信頼は傷ついた
【卓上四季・11.06】:明日に架ける橋
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季・11.06】:明日に架ける橋
窓に防弾フィルムを貼ったり、狙撃手を配置したりした投票所がある。ホワイトハウス周辺のビルや店舗ではガラス窓を板で覆い始めた。不測の事態が起きるのではないか。不安と緊張が高まる米国で大統領選の投票が始まった
▼時間をかけた選挙戦で政策と人物を吟味し、多くの候補から最良の指導者を選び出す。長く民主主義のお手本とみなされてきたのが米大統領選ではなかったか
▼それがすっかり様変わりしてしまった。ののしり合い、誹謗(ひぼう)中傷、うそ…。連邦議会議事堂の襲撃や、演説中の候補の狙撃といった暴力事件の記憶も生々しい
▼候補2人の支持率が最後まで拮抗(きっこう)する歴史的な大接戦である。それは真っ二つに割れた米国の現状を示していよう。深刻さを増す分断と対立は、もはや後戻りできないほどにまで深まったのだろうか
▼1970年前後の米国。ベトナム反戦などの異議申し立ての動きは峠を越しつつあったが、世相はささくれだっていた。そのころヒットしたのが、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」だ
▼いつも僕は君の味方だよ。君が疲れたとき、ひとりぼっちのとき、僕はこの身を投げ出そう、逆巻く波に架かる橋のように―。この歌は愛する人や友を励ますだけでなく、平和を思う歌としても浸透していった。いままさに求められる願いだろう。
【社説・11.06】:泡盛が文化遺産登録へ 海外発信の好機としたい
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説・11.06】:泡盛が文化遺産登録へ 海外発信の好機としたい
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関が泡盛を含む日本の「伝統的酒造り」を無形文化遺産に登録するよう勧告した。12月上旬に正式に登録される見通しだ。沖縄が誇る銘酒を海外に発信する大きな好機としたい。
沖縄の風土が育んだ泡盛が世界に認められる契機となる。落ち込む出荷量を上向かせ、いかにブランディングして世界に売り込むかが今後の課題となる。
日本政府は、こうじ菌を使った「伝統的酒造り」として、日本酒や焼酎造りと共に泡盛の文化遺産登録を申請していた。黄こうじや白こうじが使われる日本酒や焼酎と違い、泡盛は黒こうじのみを用いることが特徴だ。
15世紀ごろにシャム(現在のタイ)から伝わった蒸留技術を発展させてきた。沖縄戦によって各酒造所で守り育ててきた黒こうじが失われたが、研究者が戦前に保存していた菌をつなぐ形で、戦後に奇跡的に復興を果たした。
黒こうじは発酵の過程でクエン酸を出す。強い酸性にもろみが保たれるため、雑菌が繁殖しない。多湿な気候に合致した製法である。風土に培われ、苦難の歴史も乗り越えてきた酒と言えよう。
課題は出荷量の落ち込みだ。県酒造組合のまとめでは、2023年の泡盛の総出荷量は前年の22年比で3・4%減の1万2865キロリットルだった。出荷先別で見ると県内、県外、海外向けのいずれも前年より減少した。比較する22年は沖縄の施政権返還50年に当たった。節目で需要が高まり、前年から出荷量の増加は18年ぶりだった。しかし、この特需を維持して伸ばすことはできていないのだ。
23年は海外出荷分の落ち込みが激しく、47・2%減。中国や米国向けが特に減った。日本酒も国内消費が減少傾向にあるものの、海外向けは輸出額が増えている。日本の酒に対する注目度は高く、海外の購買層は拡大している。泡盛も海外需要を伸ばすことができるはずだ。
泡盛産業の振興に向け、沖縄国税事務所が取り組みを進めている。台湾を母港に宮古島を巡るクルーズツアーの乗船客を対象に、船内での試飲会や料理との組み合わせの提案などプロモーションを実施。宮古島市内で酒造所を回るバスツアーも企画した。帰国後にも楽しめるよう、台湾での取扱店の情報提供まで細かく対応している。
同じく蒸留酒のウオッカを好むポーランドに着目した事業はユニークだ。現地の卸業者やシェフ、バーテンダーらに泡盛を知ってもらい、普及を促す事業も進めている。
古酒に新酒をつぎ足していく「仕次ぎ」など、独特の楽しみ方を知ってもらうことができれば、欧米でも需要は高まるはずだ。知名度向上に向けた、またとない機会である。業界、行政が一丸となり、泡盛産業の新たなステージを切り開いてもらいたい。
元稿:琉球新報社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2024年11月06日 04:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【2024年11月04日 今日は?】:868本塁打など多くの記録残した巨人王貞治が引退発表 77年には初の国民栄誉賞も
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◆11月04日=今日はどんな日
国連教育科学文化機関(ユネスコ)がパリを本部に設立(1946年)
◆出来事
▼868本塁打など多くの記録残したプロ野球巨人の王貞治選手が引退を発表。77年には初の国民栄誉賞も(1980)▼奈良・法隆寺の「昭和の大改修」が終わり落慶法要。93年に世界文化遺産に登録(1985)
◆誕生日
▼リリー・フランキー(63年=作家)▼浅倉大介(67年=音楽プロデューサー)▼名倉潤(68年=ネプチューン)▼山本未来(74年=女優)▼尾野真
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】 2024年11月04日 00:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。