路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

《日本被団協》:「ようやくここまで」 平和賞授賞式、亡くなった被爆者の遺影持ち

2024-12-10 20:19:30 | 【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...

《日本被団協》:「ようやくここまで」 平和賞授賞式、亡くなった被爆者の遺影持ち

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《日本被団協》:「ようやくここまで」 平和賞授賞式、亡くなった被爆者の遺影持ち

 日本被団協代表理事の田中聡司さん(80)は、日本被団協の初代代表委員、森滝市郎さんと初代事務局長、藤居平一さんの遺影をオスロに持って来た。授賞式を前に、「2人は被団協の生みの親。ようやくここまで来ましたねと声をかけたい」と話した。一方で、「日本政府が核兵器禁止条約に批准していない現状が日本人として恥ずかしい」とし、「喜ぶのは授賞式だけにして、明日からまた批准を呼びかけたい」と決意を新たにしていた。

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/12/10/20241210k0000m040259000p/9.webp?1" type="image/webp" />日本被団協の初代代表委員、森滝市郎さんと初代事務局長、藤居平一さんの遺影を手にする田中聡司さん=オスロで2024年12月10日午前8時57分、安徳祐撮影</picture>
日本被団協の初代代表委員、森滝市郎さんと初代事務局長、藤居平一さんの遺影を手にする田中聡司さん=オスロで2024年12月10日午前8時57分、安徳祐撮影

 日本被団協事務局次長の浜住治郎さん(78)は、今年2月に亡くなった武居勝敏さんの遺影を持ち込んだ。武居さんは中学・高校の同級生だったといい、浜住さんは「もう少し頑張ってほしかったけど、一緒に来られて良かった。活動は引き継ぐからね」と誓った。【オスロ安徳祐】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞授賞】  2024年12月10日  20:19:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【立憲民主党】:パワハラ告発、ダブル不倫、「殲滅」投稿 新人の不祥事報道など相次ぐ 連鎖恐れも

2024-12-10 19:19:30 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【立憲民主党】:パワハラ告発、ダブル不倫、「殲滅」投稿 新人の不祥事報道など相次ぐ 連鎖恐れも

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【立憲民主党】:パワハラ告発、ダブル不倫、「殲滅」投稿 新人の不祥事報道など相次ぐ 連鎖恐れも 

 立憲民主党の新人議員の不祥事報道などが相次いでいる。9日には新人の柳沢剛衆院議員(61)=宮城3区=が一部週刊誌で当選前の「壮絶パワハラ」を報じられた。選挙中から「身体検査」が不十分との指摘があり、「不祥事」が連鎖する恐れもある。

立憲民主党の小川淳也幹事長(春名中撮影)

 立民の小川淳也幹事長は10日の記者会見で、柳沢氏について「役員室を通して事実確認なり、今後の対応を検討している状況だ」と述べた。相次ぐ不祥事報道などに関しては「幹事長として責任を感じている。大変、申し訳ない」と謝罪した。

 立民の新人議員をめぐっては矢崎堅太郎衆院議員(57)=千葉5区=が当選前のダブル不倫を週刊誌で報じられた。また、藤原規真衆院議員(46)=愛知10区=はクルド人に対する「差別主義者を殲滅(せんめつ)せよ」などとSNSに投稿。「『殲滅』という言葉は非常に不穏当な表現と取られかねない」(小川氏)などと問題視された。

 立民は衆院選で148議席を確保し、うち39人が新人だった。小川氏は「政界で仕事をするということは人生の経過すべて洗いざらい問われる」とも語った。立民幹部は「新入りが多いから狙われている」と気を引き締めた。(深津響)

 ■立民新人議員にダブル不倫報道、「自民のウミ出し切る」と訴え初当選

 ■立民新人が「クルド差別主義者は殲滅」とSNSに投稿

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 政治 【政局・立憲民主党・新人議員の不祥事報道などが相次いでいる問題】  2024年12月10日  19:19:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《日本被団協・ノーベル平和賞受賞》:ノーベル賞どう生かすかは“みんなの宿題” 老いるヒバクシャの警告

2024-12-10 17:23:30 | 【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...

《日本被団協・ノーベル平和賞受賞》:ノーベル賞どう生かすかは“みんなの宿題” 老いるヒバクシャの警告

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《日本被団協・ノーベル平和賞受賞》:ノーベル賞どう生かすかは“みんなの宿題” 老いるヒバクシャの警告

 「これからは、私たちがやってきた運動を、次の世代のみなさんが、工夫して築いていくことを期待している」。日本被団協の田中熙巳(てるみ)代表委員(92)が受賞演説に込めたのは、将来を担う世代への希望だ。

 

ノーベル平和賞授賞式を前に記者会見する田中熙巳さん=東京都千代田区で2024年12月2日午後3時37分、長谷川直亮撮影

ノーベル平和賞授賞式を前に記者会見する田中熙巳さん=東京都千代田区で2024年12月2日午後3時37分、長谷川直亮撮影

 「自らを救うとともに、私たちの体験を通して人類の危機を救おう」。日本被団協は1956年8月10日の結成宣言で示した決意をもとに、核兵器の廃絶と原爆被害に対する国家補償を求めて運動を続けてきた。

 「核のタブーの形成に大きな役割を果たしたことは間違いない」。演説でそう自任したように、国連など世界の舞台に赴き、身をもって体験した核兵器の非人道性を証言した。82年の国連軍縮特別総会で「ノーモア・ヒバクシャ」と訴えた代表委員の山口仙二さん(故人)が有名で、5年おきの核拡散防止条約(NPT)再検討会議には役員らが毎回渡米している。

 国際社会への度重なる訴えは「ヒバクシャ(Hibakusha)」という言葉を世界に広め、2017年に国連で採択された核兵器禁止条約の前文には「ヒバクシャの苦しみに留意する」と盛り込まれた。

 一方で国家補償は今も実現せず、94年制定の被爆者援護法による対策は放射線被害に限定された。田中さんは演説で、日本政府が補償を拒み、「償いをしていない」と二度繰り返した。韓国やブラジルなど海外に暮らす被爆者への法の適用も遅れ、裁判などで勝ち取ってきた。

 今回の授賞は被爆者が積み重ねてきた運動を称賛するものだが、組織の活動は厳しくなっているのが現状だ。運動を長年先導してきた主要メンバーの多くは世を去り、田中さんは演説で「10年先には直接の体験者としての証言ができるのは数人になるかもしれない」と言及。被爆者健康手帳所持者の平均年齢は85歳を超え、かつて全ての都道府県にあった日本被団協の地方組織は11県で休止・解散し、役員を被爆の体験者でない被爆2世らが担う県もある。

 被爆者の運動が浴びた脚光をこれからにどうつなげるか。…

 ■この記事は有料記事です。残り599文字(全文1418文字)

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 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞授賞】  2024年12月10日  17:23:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【自民の坂本哲志国対委員長】:衆院政倫審への世耕弘成氏の出席認識めぐり迷走

2024-12-10 17:09:30 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【自民の坂本哲志国対委員長】:衆院政倫審への世耕弘成氏の出席認識めぐり迷走

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【自民の坂本哲志国対委員長】:衆院政倫審への世耕弘成氏の出席認識めぐり迷走

 自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、党として衆院政治倫理審査会(政倫審)への出席を促す対象議員について、自民幹部の発言が迷走する一幕があった。自民の坂本哲志国対委員長が10日、当初は衆院にくら替えした旧安倍派の世耕弘成前参院幹事長も含まれるとの認識を示したが、数時間後に撤回。世耕氏は参院議員時代の今年3月に参院政倫審に出席していた。

自民党の森山裕幹事長。右は坂本哲志国対委員長(春名中撮影)

 坂本氏は同日午前、国会内で記者団にこれまで衆院政倫審に出席していなかった議員らに出席を促す意向を重ねて表明した上で、「国会の状況を対象の15人あるいは16人の方に説明したい」と言及。野党側が出席を求めていたのは萩生田光一元政調会長ら15人で、世耕氏は含まれていなかったにもかかわらず、坂本氏は世耕氏も対象に含める可能性があると示唆した。

 だが、この発言について自民の森山裕幹事長が記者会見で「(世耕氏は)参院での政倫審に出席しており、再度、衆院から出るかどうかは本人の判断による」と説明。これを受けて坂本氏も同日午後に再び国会内で記者団に対し、世耕氏が今年3月に参院の政倫審に出席していたことを理由に「出席を促す予定はなく、出席は本人の判断によると認識している」と自身の発言を訂正した。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 政治 【政局・自民党・国会・衆院政治倫理審査会(政倫審)】  2024年12月10日  17:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【社説①・12.10】:シリア政権崩壊 内戦と抑圧が終わる契機に

2024-12-10 16:00:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説①・12.10:シリア政権崩壊 内戦と抑圧が終わる契機に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①・12.10】:シリア政権崩壊 内戦と抑圧が終わる契機に

 13年を超えるシリア内戦に終止符を打ち、人道状況の改善と平和構築への転機となるよう、国際社会は支援を強めるべきだ。

 シリアの反体制派が大規模攻勢をかけて首都ダマスカスを掌握し、2000年の就任から独裁政治をふるったアサド大統領はロシアへ亡命した。親子2代にわたり半世紀以上続いた強権体制が瓦解(がかい)した。 

 ただ、さまざまな政治勢力と、支援する国々の利害が複雑に絡むシリアで、権力移譲が円滑に進むかは不透明だ。過激派が主導する反体制派の統治能力も未知数で、周辺国を含めて情勢が不安定化する恐れもある。

 シリアでは、中東民主化運動「アラブの春」が波及し、11年3月に反政府デモが本格化。政権側の弾圧に反体制派が武力で対抗し、内戦に陥った。一時は過激派組織「イスラム国」(IS)も台頭した。内戦により40万人以上が死亡し、国外への難民は数百万人に上るという。

 近年、戦闘は膠着(こうちゃく)状態となっていたが、11月下旬から攻勢を強めたイスラム過激派「シリア解放機構」が10日余りで北部、中部の要衝を次々に制圧した。

 背景には、これまでアサド政権が頼ってきたイランとロシアの影響力低下がある。親イランのレバノン民兵組織ヒズボラはイスラエルとの交戦で打撃を受け、ロシアはウクライナ侵攻で手いっぱいの状況だ。シリアへの対応が弱まった間隙(かんげき)を反体制派が突いたと言えよう。

 市民への弾圧を繰り返し、化学兵器まで使用した疑惑があるアサド政権の崩壊に、国連や欧米諸国は歓迎する声明を表し、情勢安定化に協力する考えを示す。一方で、欧州連合(EU)内からは「歴史的変化はリスクも伴う」との懸念も聞かれる。

 シリア解放機構は国際テロ組織アルカイダ系組織が前身で、米国や国連からテロ組織に指定される。指導者のジャウラニ氏は「穏健な統治」を目指すとしているが、バイデン米大統領は動向を注視すると強調。シリアで軍の駐留を続け、IS掃討へ拠点を空爆したと発表した。

 気がかりなのは、トランプ次期大統領の姿勢だ。自国第一主義の持論から「米国は関与すべきでない。私たちの戦いではない」とSNSに投稿した。

 これまで米国やロシア、イラン、トルコはそれぞれ影響力の拡大を狙ってシリアに介入し、混迷を深めた責任がある。

 治安を回復させる上で、大国が権益を優先させる振る舞いは許されない。政治信条や地域的な立場が分かれる各勢力の協議を後押しし、民主的政権の早期確立に努めなければならない。

 国連によると、今回の戦闘激化で37万人超が住まいを追われた。長期の内戦と圧政に苦しむシリアの人々が安全な暮らしを取り戻せるよう、国際社会はあらゆる手を尽くす必要がある。

 元稿:京都新聞社 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月10日  16:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【核なき世界】:見ずに逝った被爆者たち 多くの無念の果てにノーベル平和賞 取材記者が思うこと

2024-12-10 15:00:30 | 【ノーベル賞(物理学・化学・生理学・医学、文学、平和および経済学の「5分野...

【核なき世界】:見ずに逝った被爆者たち 多くの無念の果てにノーベル平和賞 取材記者が思うこと

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【核なき世界】:見ずに逝った被爆者たち 多くの無念の果てにノーベル平和賞 取材記者が思うこと

 日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞がテレビなどで速報された、10月11日午後6時過ぎ。真っ先に浮かんだのは、北海道被爆者協会の会長を30年間務めた札幌市の越智晴子さんの顔だ。

「被爆者は もう私たちだけにして」。北海道ノーモア・ヒバクシャ会館に置かれた石碑は被爆者の心からの叫びだ=2024年5月、札幌市

「被爆者は もう私たちだけにして」。北海道ノーモア・ヒバクシャ会館に置かれた石碑は被爆者の心からの叫びだ=2024年5月、札幌市

 2015年12月29日、会長在職のまま92歳で亡くなった。越智さんが生きていたら、なんて言うだろう。そう考えると、腹の底から何かがこみ上げて嗚咽が止まらなくなった。2割はうれしさ、8割は悔しさだったと思う。

 越智さんは22歳の時、広島市の爆心地から約1.7キロの兄の家で被爆した。皮膚が垂れ下がった人々の群れや虚脱状態の顔、積み重なった遺体、「なぜおまえだけ助かったのか」と何年も夢で被爆者に責められたこと…。半世紀もの間、語り部として国内外で講演を続け、私にも涙をこぼしながら何度も話してくれた。
被爆体験を語り続けた越智晴子さん。被爆時、ひじに刺さったガラス片は20年以上も体内に残っていた=2008年7月

被爆体験を語り続けた越智晴子さん。被爆時、ひじに刺さったガラス片は20年以上も体内に残っていた=2008年7月

 しんどい体を押して年に数十カ所、各地を回ったころもあった。「世界に核兵器がなくなっているのなら、原爆のことなんか思い出したくも話したくもない」とも漏らした。身を削るようにして語る姿を多くの関係者が覚えている。
 越智さんは「被爆者の言葉には力がある」と信じていた。「私はヒロシマの被爆者ですと言うと、多くの人が耳を傾けてくれる」と。まさにノーベル委員会は授賞理由の中で「ヒバクシャは筆舌に尽くしがたいものを描写し、考えられないようなことを考え、核兵器が引き起こす、理解が及ばない痛みや苦しみをわれわれが理解する一助になっている」と記した。「唯一無二」の力だとも強調した。彼女に、この言葉を聞いてほしかった。...、
 
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 元稿:北海道新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞】  2024年12月10日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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【滋賀県】:巳年に描く新成人の誓いの大凧 ヘビ(巳)+カミナリ(雷)=「みらい」へ 大きさなんと20畳

2024-12-10 15:00:20 | 【学術・哲学・文化・文芸・芸術・芸能・小説・文化の担い手である著作権】

【滋賀県:巳年に描く新成人の誓いの大凧 ヘビ(巳)+カミナリ(雷)=「みらい」へ 大きさなんと20畳

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【滋賀県】:巳年に描く新成人の誓いの大凧 ヘビ(巳)+カミナリ(雷)=「みらい」へ 大きさなんと20畳

 滋賀県東近江市の新成人11人が制作した20畳敷大凧(だこ)が、東近江大凧会館(同市八日市東本町)で披露された。来年のえと「巳(み)」をデザインした凧は、市の成人式開催日の来年1月12日に揚げる。

完成した大凧を囲む新成人(東近江市八日市東本町・東近江大凧会館)

完成した大凧を囲む新成人(東近江市八日市東本町・東近江大凧会館)

過去にうさぎ年を前に作成した大凧。ウサギや木の年輪などで「ウキウキ ワクワク」と表現していた(2022年)

過去にうさぎ年を前に作成した大凧。ウサギや木の年輪などで「ウキウキ ワクワク」と表現していた(2022年)

 成人式実行委員会メンバーが東近江大凧保存会の協力で11月から作り始め、約1カ月かけて完成させた。凧は縦5メートル、横4・8メートルで、デザインは巳年にちなんだヘビと稲妻文様(雷、らい)の絵に文字を組み合わせ、「翔(と)べ!未来へ」と読ませる。

 元稿:京都新聞社 主要ニュース 社会 【話題・滋賀県東近江市の新成人11人が制作した20畳敷大凧(だこ)】  2024年12月10日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《ヒバクシャ》:「憎むのは米国人でなく…」平和運動リード、土山秀夫さんの言葉

2024-12-10 15:00:00 | 【第二次世界大戦・敗戦・旧日本軍・広島、長崎原爆投下・国策犠牲・戦後補償

《ヒバクシャ》:「憎むのは米国人でなく…」平和運動リード、土山秀夫さんの言葉

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《ヒバクシャ》:「憎むのは米国人でなく…」平和運動リード、土山秀夫さんの言葉 

 「核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきた」。

 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)へのノーベル平和賞授賞理由では、被爆者による証言の力がたたえられた。

 毎日新聞が2006年秋から続ける記録報道「ヒバクシャ」はこれまでの掲載が計307回を数え、「同じ体験をしてほしくない」との思いで証言し、行動する人たちの姿を伝えてきた。被爆者が後世に託した言葉を改めて届けたい。【構成・宇城昇】

被爆後の長崎市の写真を手に、語りかける土山秀夫さん=長崎市で2010年3月30日午後2時36分、柳瀬成一郎撮影

 ◆狂気と正気の根比べ

 「核実験は狂気。我々は正気。狂気と正気の根比べですよ」

<picture><source srcset="https://cdn.mainichi.jp/vol1/2024/12/09/20241209mpj00m030035000p/9.webp?1" type="image/webp" />388回目の座り込みに参加する山川剛さん=長崎市で2010年10月17日午前11時43分、釣田祐喜撮影</picture>
388回目の座り込みに参加する山川剛さん=長崎市で2010年10月17日午前11時43分、釣田祐喜撮影

 長崎の元教師、山川剛さん(88)は平和教育に力を入れてきた。「核実験に抗議する長崎市民の会」の代表でもあり、各国による核実験への抗議の座り込みは1974年8月に始まり、今年で50年になった。平和祈念像の前で座り込むのは被爆者だけでなく、高校生平和大使ら若い世代の姿も。10年秋の取材に語った言葉を何度も繰り返している。

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 社会 【話題・日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞授賞・2006年秋から続ける記録報道「ヒバクシャ」】  2024年12月10日  15:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《憂楽帳・12.10》:献血を楽しむ

2024-12-10 13:12:30 | 【医療・診療報酬・病気・地域・オンライン診療・マイナ保険証・薬価・医療過誤】

《憂楽帳・12.10》:献血を楽しむ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《憂楽帳・12.10》:献血を楽しむ

 自分の血液はまだ役に立つのか。還暦を迎えて気になるようになり、定期的に献血に通っている。職場がある静岡市葵区のビルに、たまたま「献血ルーム・あおば」が入居し利用した。

<picture>「献血ルーム・あおば」の入り口=静岡市葵区で2024年8月22日、小出禎樹撮影</picture>
「献血ルーム・あおば」の入り口=静岡市葵区で2024年8月22日、小出禎樹撮影

 血液型を告げると指先から採血され、ヘモグロビン濃度を測る。400ミリリットルの献血で、男性は1デシリットル当たり13グラム以上、女性は12・5グラム以上が必要で、私は14・8グラムでクリアした。毎回やや緊…

 ■この記事は有料記事です。残り281文字(全文468文字)

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 元稿:毎日新聞社 東京夕刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【憂楽帳】  2024年12月10日  13:12:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《最高裁》:無罪判決を見直す可能性ある佐久市の中3死亡事故 13日に弁論 道交法の解釈論点 遺族や専門家が注目

2024-12-10 11:15:30 | 【裁判(最高裁・高裁・地裁、裁判員制度・控訴・冤罪・再審請求、刑法39条】

《最高裁》:無罪判決を見直す可能性ある佐久市の中3死亡事故 13日に弁論 道交法の解釈論点 遺族や専門家が注目

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《最高裁》:無罪判決を見直す可能性ある佐久市の中3死亡事故 13日に弁論 道交法の解釈論点 遺族や専門家が注目

 佐久市で2015年3月、中学3年生だった和田樹生(みきお)さん=当時(15)=が車にはねられて死亡した事故で、直ちに救護・報告義務を果たさなかったとして道交法違反(ひき逃げ)の罪に問われた池田忠正被告(52)の上告審弁論が13日、最高裁で開かれる。

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和田樹生さんがはねられた市道交差点=9日、佐久市佐久平駅北

 最高裁の弁論は結論を変更するのに必要な手続きで、無罪を言い渡した二審東京高裁判決が見直される可能性がある。

 道交法の解釈についても論点になるとみられ、遺族や専門家が注目している。

 一、二審判決によると…、

 ■この記事は、会員限定です。(残り1161文字/全文1387文字)

 ■続きは、会員登録後、お読み下さい。

 元稿:信濃毎日新聞社 主要ニュース 社会 【事件・事故・裁判】  2024年12月10日  11:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【編集委員・常盤伸の解説】:ロシアが支えきれずアサド政権崩壊…プーチン氏に続く誤算 中東は、世界はどうなる?

2024-12-10 10:00:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【編集委員・常盤伸の解説】:ロシアが支えきれずアサド政権崩壊…プーチン氏に続く誤算 中東は、世界はどうなる?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【編集委員・常盤伸の解説】:ロシアが支えきれずアサド政権崩壊…プーチン氏に続く誤算 中東は、世界はどうなる?

 シリアのアサド政権が8日、あっけなく崩壊した。最大の背景とみられるのは、ロシアのプーチン大統領がウクライナで続ける侵略戦争だ。プーチン政権はアサド政権の後ろ盾だったがウクライナ戦争の長期化でロシア軍は疲弊し、アサド政権を軍事的に支えきれくなった。中東地域でのロシアの影響力低下は必至の情勢。「ベルリンの壁」崩壊がトラウマ(心的外傷)となっているプーチン氏自身は体制転換を最も嫌悪し、国際的にも権威主義国家を支援する。シリアでの事態は、ソ連崩壊以来の地政学上の挫折であり、屈辱でもあると言える。(編集委員・常盤伸)

 ◆ロシアは中東での軍事戦略上の重要拠点を失う可能性

 アサド政権崩壊の衝撃の大きさを物語るかのように、プーチン氏はシリア情勢について、9日まで一切のコメントを出していない。ロシアで多数の読者を持つ軍事ブロガーは通信アプリ「テレグラム」のチャンネルに「10年間も(シリアに)駐留し、ロシア兵士が死んで、数十億ルーブルが費やされ、弾薬数千トンが浪費された。何らかの形で補償されなければいけない」と批判。ロシア内外でプーチン氏の威信は傷ついた。
2023年5月、サウジアラビア・ジッダで開かれたアラブ連盟首脳会議に出席したシリアのアサド大統領(AP=共同)

2023年5月、サウジアラビア・ジッダで開かれたアラブ連盟首脳会議に出席したシリアのアサド大統領(AP=共同)

 アサド政権崩壊で、ロシアは中東での軍事戦略上の重要拠点を失う可能性が高まっている。ロシアはアサド政権から北西部の地中海沿いにあるフメイミムの空軍基地の使用権のほか、地中海で唯一の補給・修理拠点であるタルトゥースの海軍施設を49年間使用する権利を得ていた。
 ウクライナ侵略を受け、トルコはロシア軍艦のボスポラス海峡封鎖を続けており、現在ロシア黒海艦隊は地中海に自由に展開できない。その点でも、シリアでの軍事基地の重要性は高まっていた。
 しかし、ロシア軍はシリア内戦で反体制派や民間人への無差別空爆を行い、アサド政権の戦争犯罪に加担してきた。ロシアはその責任を今後厳しく問われるだろう。

 ◆ウクライナ侵略が長期化し、アサド政権支える余力を失う

 プーチン政権は2015年、反体制派の猛攻で敗色濃厚だったアサド政権の崩壊を防ぐため、大規模な軍事介入を行った。ソ連崩壊後、ロシアが旧ソ連域外で初めて行った軍事介入で戦況は一変。当時の米オバマ政権はシリアへの軍事的関与に消極的で、米国...、

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 元稿:東京新聞社 主要ニュース 国際 【中東・ロシア・シリア情勢】  2024年12月10日  10:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説①・12.10》:アサド政権崩壊 圧政と戦乱に終止符を

2024-12-10 09:31:50 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

《社説①・12.10》:アサド政権崩壊 圧政と戦乱に終止符を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説①・12.10》:アサド政権崩壊 圧政と戦乱に終止符を 

 13年にわたる内戦を経て、シリアの独裁体制が瓦解(がかい)した。圧政と戦乱に終止符を打ち、新たな政権への移行に確かな道筋をつけなくてはならない。

 反体制派の武装勢力が首都ダマスカスを掌握し、アサド大統領は家族と共にロシアに亡命した。父の代から半世紀余に及んだアサド家による支配の終焉(しゅうえん)である。

 武装勢力は先月末に北部の都市アレッポを制圧した後、10日余りで政権を倒すに至った。政府軍は各地で、ほとんど応戦せずに撤退したと伝えられている。

 政権の後ろ盾となってきたロシアや親イラン武装組織の軍事支援が弱まった隙を突き、反体制派が一気に攻勢に出た形だ。ロシアはウクライナへの侵攻に戦力をそがれ、レバノンの民兵組織ヒズボラもイスラエルとの交戦で深手を負い、余力を失っていた。

 シリアの内戦は、2010年代初めに中東各国に波及した民主化運動「アラブの春」のデモを、アサド政権が武力で弾圧したことを発端に全土に広がった。死者は40万人を超す。1200万人以上が避難を強いられ、そのおよそ半数が難民として国外に逃れた。

 周辺国や欧米、ロシアがそれぞれの利害や思惑で介入したことが事態をこじれさせ、過激派勢力の乱立にもつながった。今回、攻勢を主導したシリア解放機構は、国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線を前身とする。

 反体制派には多様な勢力が入り交じる。それだけに、新政権への移行をめぐって対立が激化し、武力衝突が再燃する懸念がある。内戦下で一時、隣国イラクにまたがる地域に支配を広げた過激派組織「イスラム国」(IS)の残党が存在することも気がかりだ。

 国外からの軍事介入の恐れもある。ロシアは海軍と空軍の基地をシリアに置く。その権益を何としても手放すまいとするだろう。

 トルコは、隣国でクルド人の武装勢力が伸長し、国内の分離独立の動きにつながることを警戒している。イスラエルは、占領下に置くゴラン高原の安全を確保するためだとして、既にシリア側の緩衝地帯に軍を配置したという。

 再び戦火が起こるのを防ぎ、難民や避難民の早期の帰還に結びつける必要がある。関係各国はこの上、自国の利益を図ろうとする行動を取ってはならない。

 シリアの人々が、対話や選挙の民主的な手続きを踏んで新政権を発足させられるよう、国際社会がどう関与していくか。日本もまた果たすべき役割がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月10日  09:31:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《社説②・12.10》:中部山岳90周年 保護につながる利用こそ

2024-12-10 09:31:40 | 【観光資源の活用と環境整備・オーバーツーリズム(観光公害)・インバウンド

《社説②・12.10》:中部山岳90周年 保護につながる利用こそ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《社説②・12.10》:中部山岳90周年 保護につながる利用こそ 

 北アルプス一帯に広がる中部山岳国立公園が今月、公園指定から年を迎えた。

 日本を代表する優れた自然や風景を守り、未来に残していこうと制度が始まった1934年に指定された国立公園の一つだ。

 地球温暖化の防止や生物多様性の保全が世界的なテーマになっている今、貴重な自然を身近に感じられる国立公園の役割は大きくなっている。課題を広く共有しながら、国民の財産ともいえる場を守り、生かしていきたい。

 近年、見過ごせないのが、環境への負荷が大きいオーバーユース(過剰利用)の問題だ。

 行楽客が集中する上高地では今年の入り込み数が過去15年で最多となり、夏休みや連休を中心に混雑した。帰りのバスを待つ長蛇の列ができたほか、マイカー規制でバスに乗り換える沢渡(さわんど)では駐車場があふれ、渋滞を招いた。

 排ガスや廃棄物の増加、景観の阻害といった問題のほか、人が多くなればそれだけ管理の目も行き届かなくなりかねない。

 登山客も新型コロナ下の減少から増加に転じている。一方では、主に山小屋が手入れしてきた登山道の維持が人手不足などで難しくなってきてもいる。

 それぞれ、混雑状況の情報発信や一部エリアでの協力金の募集などが試みられているものの、妙手は見いだせていない。入り込みの総量規制が要るのか、登山道整備の安定した財源をどうするかなど検討すべき課題は多い。

 そうした中、環境省が力を入れているのが「国立公園満喫プロジェクト」だ。滞在型観光を拡充して国内外の誘客を強化し、稼いだお金を環境保全に再投資する「好循環」を生み出すという。

 もともと2016年、政府がインバウンド推進を成長戦略の柱に位置づけ、動き出した。国立公園によっては富裕層向けの高級ホテル誘致も視野に入っている。

 モデルの一つとして北ア南部の乗鞍岳、乗鞍高原、白骨温泉、さわんど温泉地区が選ばれた。

 観光客を増やすことや経済効果に重きを置きすぎ、今以上に環境に負荷を加えるようでは本末転倒だ。じっくりと自然を味わい、自然と人とのかかわりについて知見を深められるようなプログラムこそ充実させたい。

 保護と利用とのバランスはどうあるべきか。オーバーツーリズムなど当面する課題の解決と結び付けながら、関心を寄せる市民らも幅広く交えて計画づくりを進めていく必要がある。

 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2024年12月10日  09:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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《斜面・12.10》:暴力も恐怖もないシリアへ

2024-12-10 09:31:30 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

《斜面・12.10》:暴力も恐怖もないシリアへ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:《斜面・12.10》:暴力も恐怖もないシリアへ

 シリアの治安当局によって刑務所に送られた者がどんな目に遭うのか…。

 手記や証言から一端を知る。

 1980年に20歳で拘束された医学生ヤシーン・ハージュ・サーレハさんの獄中生活は16年余にも及んだ。屈辱と痛みに満ちている、

 ◆著書…、(残り483文字/全文594文字)

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 元稿:信濃毎日新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【斜面】  2024年12月10日  06:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【大谷昭宏のフラッシュアップ・11.25】:風化に抗い続ける未解決事件被害者家族 名古屋市西区主婦殺害事件

2024-12-10 08:01:40 | 【警視庁・警察庁・都道府県警察本部・警察署・刑事・警察官・警部・監察官室・...

【大谷昭宏のフラッシュアップ・11.25】:風化に抗い続ける未解決事件被害者家族 名古屋市西区主婦殺害事件

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【大谷昭宏のフラッシュアップ・11.25】:風化に抗い続ける未解決事件被害者家族 名古屋市西区主婦殺害事件

 名古屋市西区のマンションの一室。玄関のたたきには、変色しているが、靴底についた血の痕。食卓のコップも、壁のカレンダーも事件の日のままだ。

 1999年11月13日白昼、この部屋で高羽奈美子さん(当時32)が刃物で殺害された事件から25年がたった。

 遺体発見時、食卓の子ども用のイスで泣きもせず、ちょこんと座っていた当時2歳1カ月だった航平さんは、27歳になった。

 事件から15年の節目。2014年に、やはりこの主(あるじ)なき部屋で取材した夫の悟さん(68)は当時、このまま部屋を借り続けるか悩んでいたが、「血の痕をはじめ、手がかりは少しでも残しておきたい」と結局、そのまま借り続け、払った家賃は25年間で2188万円にのぼるという。

 部屋をそのままにする一方で、高羽さんは航平さんを育てながら前へ前へと歩む年月だった。「この子が大人になっていく中で懸命に犯人捜しをしている父の姿を見せたかった」。そしてもう1つ。「奈美子に限らず、犯罪被害者の死を決して無駄にしてはならないと思い続ける毎日でした」。 

 「悲しみと同時に生活もどん底に突き落とされた被害者への国の対応は、あまりに冷たい」「きちんと管理できればDNAはもっと捜査に有効に使えるはずだ」

 そうしたことを訴える日々に、うれしい出来事が飛び込んできた。航平さんがこの秋、結婚。お相手は奈美子さんのママ友の娘さん。0歳、1歳児同士で遊んでいた2人が、なんと高校の同じクラスで再会したのだ。

 「奈美子が結んでくれた縁なのに…」。高羽さんの声は未解決事件への重く悔しい思いをにじませていた。 

 ◆大谷昭宏(おおたに・あきひろ)ジャーナリスト。TBS系「ひるおび」東海テレビ「ニュース ONE」などに出演中。

大谷昭宏のフラッシュアップ

 ■大谷昭宏のフラッシュアップ

 元読売新聞記者で、87年に退社後、ジャーナリストとして活動する大谷昭宏氏は、鋭くも柔らかみ、温かみのある切り口、目線で取材を重ねている。日刊スポーツ紙面には、00年10月6日から「NIKKAN熱血サイト」メンバーとして初登場。02年11月6日~03年9月24日まで「大谷昭宏ニッポン社会学」としてコラムを執筆。現在、連載中の本コラムは03年10月7日にスタート。悲惨な事件から、体制への憤りも率直につづり、読者の心をとらえ続けている。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・連載・「大谷昭宏のフラッシュアップ」】  2024年11月25日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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